the Lost BBC sessions 1967/Jeff Beck Group (2018年)
ジェフ・ベック・グループ、結成直後の1967年の3回のBBC出演ライヴを収めたアルバムです。バカラック・カヴァーを1曲収録! …なのですが
(画像は全てクリックすると大きくなります)
全18トラック中、バカラック作品は1トラック
12. YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN (IF YOU BREAK MY HEART) (2:48)
─ 孤高のギタリスト/ジェフ・ベックがロッド・スチュワートをヴォーカル、ロン・ウッドをベースに迎え結成した “ ジェフ・ベック・グループ ” の貴重な初期ライヴ解禁! ジェフが歌う 「 Hi Ho Silver Lining 」 などでは鋭角的なギター・ソロで公式発表テイクと較べ圧倒的にロックなパフォーマンスを聞かせます。BBCマスター消失により音質にバラつきもありますが 「 ロック・マイ・プリムソウル 」 、「 迷信嫌い 」 など全テイクが元祖ハードロックと呼ばれる迫力ある演奏です。B・バカラック曲の独創的カヴァーは必聴。ボーナスとしてマーキー・クラブでの 「 ジェフス・ブギー 」 などライヴ4曲を追加収録。 ─ (CD帯より)
キッカケは何かのニュース記事。ちょうど本アルバム発売日にその記事を目にしてバカラック・カヴァーが入ってることを知ったのです。そこでAmazonを見たら次の様な記述が目に留まりました…。
─ そして最大のサプライズはバート・バカラック・ソングのカバー 「 You'll Never Get to Heaven 」 。ジェフの爆音コードが鳴らされると、主旋律は何とロン・ウッドのベース・ソロが受け継ぎロッドを中心にメンバーによるアカペラ・コーラスへと進行し、ほとんどソフト・ロックな雰囲気で仰天必至です。 ─ (Amazon 商品の紹介 “ 内容説明 ” より)
サプライズに仰天必至だと? ロックはワタクシど素人で、ジェフ・ベックは名前を知ってるだけ。でも、これは聴かねば! 試聴/ダウンロードはできないのか…。 ほんじゃ買うしかねーじゃん!!
─ ご存知の様にBBC放送には既にマスターが残されていないため、ここでも音質的にやや問題のある音源(track.5,11,12,13,14)も含まれていますがそれでも近年発見されたマスターからの収録に努めました。 ─ (同上)
そりゃー読みましたょ、一応。 音質的にやや問題のある音源? よござんしょ、“ やや ” ぐらいならOKだぜ! ポチッ!!
CDは翌日届きました。他のトラックには目もくれずT-12. 「 ユール・ネヴァー・ゲット・トゥ・ヘヴン 」 を再生! ………なんだ? このヒドイ音質は…。まるで短波放送で遠い海外放送局を聴いてるかのような感覚。ノイズレベルが高くて音が遠くなったり近くなったり。そういえば小学生~中学生のころBCL流行ったよなぁ、懐かしい いや、そんなこたぁどーだっていい! ライナーによれば、BBCはマスターテープを破棄。一部はローカル局の放送用にLPレコードにプレスして残したそうですが(T-3,7,9.など)、その他は一般視聴者によるラジオ放送の録音だそう。ナルホドそれで疑問が解けました。それにしてもヒド過ぎます。こんなもの売り物にすんじゃねーっつーのっ
CD帯をひっくり返すとこんなことが書いてありました。
─ (略) 20世紀の音楽遺産を未来へ伝承すべく企画されたシリーズです。マスターに起因するノイズ、音トビ、録音ムラ等のお聴き苦しい点が含まれている場合が御座いますが、50年以上前の当時の録音機材、録音環境、録音状況、また録音テープの経年劣化によるものであり、制作・製造上の瑕疵やディスク不良では御座いません。何卒ご理解の上、アーティスト達の今尚色褪せぬ素晴らしい演奏をお楽しみくださいますようお願い申し上げます。 ─ (CD帯のウラ側より)
つまり我々(制作サイド)に責任はありませんと。アーティストのマニア/ファン向けの企画なのですね。あんたら好きで買ったんでしょ?と。
仕方がない。気を取り直して 「 ユール・ネヴァー・ゲット・トゥ・ヘヴン 」 ですが、曲の後半にある20秒弱ほどのアカペラ・コーラスを除く全編でベースがメロディを弾いています。珍しいですし独創的と言えると思います。が、このベースによるメロディライン、お世辞にも素晴らしい演奏とは言えません。音質が悪すぎてそれすら判断できないとゆーか。クリアな音質で聴きたかったなー。トホホ
尚、番組DJによる曲紹介MCがトラックの冒頭と最後に入ってます。曲とかぶってないのでカットできると思うんですけどね。ま、どーでもいいです
他の曲については特に感想もないしノーコメントです。悪しからず。
【データ】
『 the Lost BBC sessions 1967 』 (邦題:ザ・ロスト・BBCセッションズ 1967)
Jeff Beck Group
CD:2018年1月31日リリース
レーベル:Eternal Grooves (JP)
番号:EGRO-0004
Jeff Beck (Guitar) Vocal on T-1,9.
Rod Stewart (Vocal)
Ron Wood (Bass)
Rod Coombes (Drums) on T-1~5.
Aynsley Dunbar (Drums) on T-7~9.
Mickey Waller (Drums) on T-10~14.
T-1~6.: Saturday Club, rec. date: March 7, 1967
T-7~9.: Saturday Club, rec. date: July 4, 1967
T-10~14.: Top Gear, rec. date: Nov. 1, 1967
T-15~18.: <BONUS TRACK> Marquee Club, London Sept. 26, 1967
リンク先消滅したためリンク貼り直し(2024/1/21)
Amazonリンク
(画像は全てクリックすると大きくなります)
全18トラック中、バカラック作品は1トラック
12. YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN (IF YOU BREAK MY HEART) (2:48)
ジェフ・ベック・グループ、結成直後の1967年の3回のBBC出演ライヴを収めたアルバムです。どんなアルバムなのか、CD帯の紹介文がコンパクトに纏まってましたので引用させていただきます。
─ 孤高のギタリスト/ジェフ・ベックがロッド・スチュワートをヴォーカル、ロン・ウッドをベースに迎え結成した “ ジェフ・ベック・グループ ” の貴重な初期ライヴ解禁! ジェフが歌う 「 Hi Ho Silver Lining 」 などでは鋭角的なギター・ソロで公式発表テイクと較べ圧倒的にロックなパフォーマンスを聞かせます。BBCマスター消失により音質にバラつきもありますが 「 ロック・マイ・プリムソウル 」 、「 迷信嫌い 」 など全テイクが元祖ハードロックと呼ばれる迫力ある演奏です。B・バカラック曲の独創的カヴァーは必聴。ボーナスとしてマーキー・クラブでの 「 ジェフス・ブギー 」 などライヴ4曲を追加収録。 ─ (CD帯より)
キッカケは何かのニュース記事。ちょうど本アルバム発売日にその記事を目にしてバカラック・カヴァーが入ってることを知ったのです。そこでAmazonを見たら次の様な記述が目に留まりました…。
─ そして最大のサプライズはバート・バカラック・ソングのカバー 「 You'll Never Get to Heaven 」 。ジェフの爆音コードが鳴らされると、主旋律は何とロン・ウッドのベース・ソロが受け継ぎロッドを中心にメンバーによるアカペラ・コーラスへと進行し、ほとんどソフト・ロックな雰囲気で仰天必至です。 ─ (Amazon 商品の紹介 “ 内容説明 ” より)
サプライズに仰天必至だと? ロックはワタクシど素人で、ジェフ・ベックは名前を知ってるだけ。でも、これは聴かねば! 試聴/ダウンロードはできないのか…。 ほんじゃ買うしかねーじゃん!!
─ ご存知の様にBBC放送には既にマスターが残されていないため、ここでも音質的にやや問題のある音源(track.5,11,12,13,14)も含まれていますがそれでも近年発見されたマスターからの収録に努めました。 ─ (同上)
そりゃー読みましたょ、一応。 音質的にやや問題のある音源? よござんしょ、“ やや ” ぐらいならOKだぜ! ポチッ!!
CDは翌日届きました。他のトラックには目もくれずT-12. 「 ユール・ネヴァー・ゲット・トゥ・ヘヴン 」 を再生! ………なんだ? このヒドイ音質は…。まるで短波放送で遠い海外放送局を聴いてるかのような感覚。ノイズレベルが高くて音が遠くなったり近くなったり。そういえば小学生~中学生のころBCL流行ったよなぁ、懐かしい いや、そんなこたぁどーだっていい! ライナーによれば、BBCはマスターテープを破棄。一部はローカル局の放送用にLPレコードにプレスして残したそうですが(T-3,7,9.など)、その他は一般視聴者によるラジオ放送の録音だそう。ナルホドそれで疑問が解けました。それにしてもヒド過ぎます。こんなもの売り物にすんじゃねーっつーのっ
CD帯をひっくり返すとこんなことが書いてありました。
─ (略) 20世紀の音楽遺産を未来へ伝承すべく企画されたシリーズです。マスターに起因するノイズ、音トビ、録音ムラ等のお聴き苦しい点が含まれている場合が御座いますが、50年以上前の当時の録音機材、録音環境、録音状況、また録音テープの経年劣化によるものであり、制作・製造上の瑕疵やディスク不良では御座いません。何卒ご理解の上、アーティスト達の今尚色褪せぬ素晴らしい演奏をお楽しみくださいますようお願い申し上げます。 ─ (CD帯のウラ側より)
つまり我々(制作サイド)に責任はありませんと。アーティストのマニア/ファン向けの企画なのですね。あんたら好きで買ったんでしょ?と。
仕方がない。気を取り直して 「 ユール・ネヴァー・ゲット・トゥ・ヘヴン 」 ですが、曲の後半にある20秒弱ほどのアカペラ・コーラスを除く全編でベースがメロディを弾いています。珍しいですし独創的と言えると思います。が、このベースによるメロディライン、お世辞にも素晴らしい演奏とは言えません。音質が悪すぎてそれすら判断できないとゆーか。クリアな音質で聴きたかったなー。トホホ
尚、番組DJによる曲紹介MCがトラックの冒頭と最後に入ってます。曲とかぶってないのでカットできると思うんですけどね。ま、どーでもいいです
他の曲については特に感想もないしノーコメントです。悪しからず。
【データ】
『 the Lost BBC sessions 1967 』 (邦題:ザ・ロスト・BBCセッションズ 1967)
Jeff Beck Group
CD:2018年1月31日リリース
レーベル:Eternal Grooves (JP)
番号:EGRO-0004
Jeff Beck (Guitar) Vocal on T-1,9.
Rod Stewart (Vocal)
Ron Wood (Bass)
Rod Coombes (Drums) on T-1~5.
Aynsley Dunbar (Drums) on T-7~9.
Mickey Waller (Drums) on T-10~14.
T-1~6.: Saturday Club, rec. date: March 7, 1967
T-7~9.: Saturday Club, rec. date: July 4, 1967
T-10~14.: Top Gear, rec. date: Nov. 1, 1967
T-15~18.: <BONUS TRACK> Marquee Club, London Sept. 26, 1967
リンク先消滅したためリンク貼り直し(2024/1/21)
Amazonリンク
« THE BEAT MY HEART SKIPPED/The Blue Devils (2011年) | トップページ | PROMISES, PROMISES/Original London Cast Recording (1969年) »
「バカラックの曲がちょっと入ったアルバム」カテゴリの記事
- LOUNGE-A-PALOOZA/V.A. (1997年)(2024.10.27)
- SOUL/Lena Horne (1966年)(2024.09.29)
- I Who Have Nothing/Tom Jones (1970年)(2024.09.15)
- Marrakesh Express/Stan Getz (1970年)(2024.07.28)
« THE BEAT MY HEART SKIPPED/The Blue Devils (2011年) | トップページ | PROMISES, PROMISES/Original London Cast Recording (1969年) »
コメント