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2018年4月22日 (日)

Sings the Songs of Bacharach and David/Ed Ames (1971年)

米国の男性シンガー、エド・エームスが1971年にリリースしたバカラック集です!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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A1. MAKE IT EASY ON YOURSELF
A2. NIKKI

A3. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU

A4. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE

A5. THE LOOK OF LOVE

A6. WIVES AND LOVERS

B1. ALFIE

B2. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE

B3. HOW DOES A MAN BECOME A PUPPET

B4. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD

B5. I SAY A LITTLE PRAYER

収録時間約32分


米国の男性ポピュラー・シンガー、エド・エームスが1971年にリリースしたバカラック集です!

1927年マサチューセッツ州の生まれ。1928年生まれのバカラックより1年先輩です。50年代は4人組男性ボーカル・グループ、エームス・ブラザースの末弟として活動。エームス・ブラザーズが1963年に活動停止してからはソロ・シンガー&俳優として活躍したお方だそうです。

本作はエドの20作目のアルバムにあたるそうなのですが、Discogsで各アルバムをチェックしたところエドはこれ以前にも時折バカラック&デイヴィッド作品をカヴァーしていました。時間やアレンジャーを照らし合わせると、本作全11曲のうち3曲は過去のカヴァー曲と思われ、残り8曲は新たにレコーディングしたもののようです。
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カタログを持っているソニーさん(RCA→BMG→SONY)がいつかCD化してくれるだろうと待っていたのですが、もう無理かな…と断念してつい最近中古LPをDiscogsで購入しちゃいました。演奏はバンド+フルオケ。収録元アルバムが違っていても、プロデューサーが同じだからか1つのアルバムとして聴いても統一感があります。

Img_0282Img_0283 全11曲のうち4曲は所有するコンピCD 『 MAGIC MOMENTS the classic songs of Burt Bacharach 』 に入っていたもの。俗っぽいアレンジには少し工夫が見られるものの心持ち鼻にかかった甘い歌声は大根歌手の趣きでそれほど印象に残らない…。コンピCDの紹介記事に書いたその4曲の評価は今回聴いてもそのままですが(大根歌手はちょっと言い過ぎかなcoldsweats01) 、他の7曲の中にはレコメンドな曲がありました。

まずは、アルバムの中で(エドにとっても)唯一のバカラック書き下ろしのB3. 「 HOW DOES A MAN BECOME A PUPPET 」 。コレが聴きたくてこのLPを購入したようなものです。でも、聴いてみてあれっ? となりました。カヴァー・バージョンも含めて初めて聴く曲のはずなのに、この3拍子の曲はどこか聴き覚えがあるぞ…と。バカラックA&M2枚目のアルバム 『 MAKE IT EASY ON YOURSELF 』 に収録されていたインスト・ナンバー 「 SHE'S GONE AWAY(シーズ・ゴーン・アウェイ) 」 のAメロと一緒なんですょ。調べたところ、この曲は 「 シーズ・ゴーン・アウェイ 」 をベースとしてBメロ(サビ?)のメロディとコード進行を変えたものにハル・デイヴィッドが詞を付けた曲だと判明。納得しました。曲のタイトルは、直訳すると 「 どうしたら男は人形になるのか… 」 てな意味でしょうか。意味深ですねー。ダイナミックなエドの歌唱は却って男の悲哀(たぶん…)を感じさせます。

そしてレア曲のA2. 「 ニッキ 」 。バカラックが1966年にシングル・リリースしたのがオリジナル。1971年のバカラックA&M3枚目のアルバム 『 BURT BACHARACH 』 にはリメイク版が収録されています。エドは1967年のアルバムで取り上げていますから、すぐにカヴァーしたワケですね。アレンジはバカラック版とほぼ同じですが、エド版の最大の特徴は、バカラック版や他のカヴァーがインスト曲なのに対してハル・デイヴィッドの歌詞が付いたヴォーカル・バージョンであること。貴重なバージョンです。
曲名の " Nikki " とはバカラックの娘さんの名前。エドのウォームな歌声はこの曲と相性が良く、バカラックの我が娘に対する思いを代弁しているかのようです。

A5. 「 恋のおもかげ 」 も好カヴァーです。気怠いムードを醸し出すブラスの音色とベースの派手な動きがこのアルバムの中ではちょっと異色で、ジャズ寄りのテイスト。エドのヴォーカルは相変わらず大根チックなのですが。

低音楽器がクラシカルなメロディをユニゾンで奏でるB5. 「 小さな願い 」 のイントロ部や、目立たないものの各曲のあちこちで見られる独自のオブリガートなど、アレンジャーがしっかり仕事しているのがわかります。さすがはRCA。「 HOW DOES A MAN BECOME A PUPPET 」 に「 ニッキ 」 と2曲も目玉があるこのアルバム、裏ジャケではエドの両側にバカラックとデイヴィッドが仲良く並んで写ってますし、CDリイシューしたらバカラック・ファンは喜ぶと思うんですけどねー。


【データ】
『 Sings the Songs of Bacharach and David 』
Ed Ames

LP:1971年2月リリース
レーベル:RCA Victor (US)
番号:LSP-4453

Produced by Jim Foglesong
Arranged and Conducted by Jimmie Haskeil (A1,A4,A6,B1,B3,B5.)
Arranged and Conducted by Perry Botkin, Jr. (A2,A5,B4.)
Arranged and Conducted by Larry Muhoberac (A3,B2.)
Recorded in RCA's Music Center of the World, Hollywood, California

※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し

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