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2018年5月20日 (日)

The Look of Love the Burt Bacharach collection/V.A. (2001年)

ワーナー系再発レーベルからリリースされたCD2枚組のバカラック物コンピ集です。全50曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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front of case/back of case

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所有CD(日本盤)のケース表/裏

disc1
1. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  〜 Carpenters 〜  F
2. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  〜  Dionne Warwick 〜  F
3. MAGIC MOMENTS  〜 Perry Como 〜 M
4. THE STORY OF MY LIFE  〜 Marty Robbins 〜  M
5. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  〜 B. J. Thomas 〜  M
6. I SAY A LITTLE PRAYER  〜 Aretha Franklin 〜  F
7. BABY IT'S YOU  〜 The Shirelles 〜  F
8. PLEASE STAY  〜 The Drifters 〜  M
9. WHAT'S NEW PUSSYCAT?  〜 Tom Jones 〜  M
10. TOWER OF STRENGTH  〜 Gene McDaniels 〜  M
11. (THE MAN WHO SHOT) LIBERTY VALANCE  〜 Gene Pitney 〜  M
12. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF  〜 Tommy Hunt 〜  M
13. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  〜 Dionne Warwick 〜  F
14. NIKKI  〜 Burt Bacharach 〜
15. MEXICAN DIVORCE  〜 The Drifters 〜  M
16. (THERE GOES) THE FORGOTTEN MAN  〜 Jimmy Radcliffe 〜  M
17. BLUE ON BLUE  〜 Bobby Vinton 〜  M
18. THIS EMPTY PLACE  〜 The Searchers 〜  M
19. LET THE MUSIC PLAY  〜 The Drifters 〜  M
20. ANYONE WHO HAD A HEART  〜 Dionne Warwick 〜  F
21. A HOUSE IS NOT A HOME  〜 Brook Benton 〜  M
22. YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN (IF YOU BREAK MY HEART)  〜 The Stylistics 〜  M
23. ONLY LOVE CAN BREAK A HEART  〜 Gene Pitney 〜  M
24. ANY DAY NOW  〜 Chuck Jackson 〜  M
25. CASINO ROYALE  〜 Herb Alpert & The Tijuana Brass 〜

disc2
1. THE LOOK OF LOVE ~ Dusty Springfield ~  F
2. WALK ON BY ~ Dionne Warwick ~  F
3. DON'T GO BREAKING MY HEART  ~ Burt Bacharach ~  F
4. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME  ~ Sandie Shaw ~  F
5. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE ~ Jackie DeShannon ~  F
6. REACH OUT FOR ME ~ Nancy Wilson ~  F
7. WIVES AND LOVERS ~ Jack Jones ~  M
8. 24 HOURS FROM TULSA ~ Gene Pitney ~  M
9. MAKE IT EASY ON YOURSELF ~ Jackie Trent ~  F
10. DON'T MAKE ME OVER ~ Dionne Warwick ~  F
11. TRAINS AND BOATS AND PLANES ~ Anita Harris ~  F
12. BE TRUE TO YOURSELF  ~ Bobby Vee ~  M
13. MADE IN PARIS ~ Trini Lopez ~  M
14. ALFIE ~ Cilla Black ~  F
15. WISHIN' AND HOPIN' ~ Dusty Springfield ~  F
16. THIS G'S IN LOVE WITH YOU ~ Petula Clark ~  F
17. LIVING TOGETHER, GROWING TOGETHER ~ The 5th Dimension ~  FM
18. ODDS AND ENDS ~ Dionne Warwick ~  F
19. I WAKE UP CRYING ~ Chuck Jackson ~  M
20. TO WAIT FOR LOVE ~ Tony Orlando ~  M
21. IT'S LOVE THAT REALLY COUNTS (IN THE LONG RUN) ~ The Shirelles ~  F
22. ARTHUR'S THEME (BEST THAT YOU CAN DO) ~ Christopher Cross ~  M
23. THE WINDOWS OF THE WORLD ~ The Pretenders ~  F
24. THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR ~ Dionne & Friends ~  FM
25. GOD GIVE ME STRENGTH  ~ Burt Bacharach & Elvis Costello ~  M

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間 disc1 約71分/disc2 約78分


ワーナー系再発レーベル Warner Strategic Marketing から2001年5月にリリースされたCD2枚組50曲入りのバカラック物コンピ集です。

私が所有しているのは日本盤。タイトルを 『 バート・バカラック・プレゼンツ スウィート・メロディーズ 』 に変え、おしゃれなカフェミュージック風パッケージに身を包んで同年8月にワーナーミュージック・ジャパンから発売されたものです。

元のEU盤のジャケットは1998年リリースのライノ3枚組バカラック物コンピ集と瓜二つ(CDケースのサイズがあちらは縦長という違いはあれど)で、タイトルも全く同じ 『 The Look of Love the Burt Bacharach collection 』 。ライノ・レコードはこの頃ワーナーの完全子会社になってましたからねー。でも、日本でこのまま売ったとしてもライノ3枚組を持ってるバカラックマニアは買わないだろうし一般の音楽ファンは手に取ってくれないだろう……と判断したのでしょう。

この作戦は見事当たったようで、日本盤は1年で8万枚ものセールスを記録したそうです。パッケージの工夫以外にも、発売当時ワーナーミュージック・ジャパンはかなり力を入れてプロモーションしていましたからね〜。
 ☆ アルバムのマッチング・ピアノ楽譜を出版
 ☆ 著名人4名のコメントをアルバムの公式サイトに掲載
 ☆ アルバムと連動したバカラックのインタービュー記事を雑誌に掲載
これらのうち、カジ ヒデキさんと渡辺 満里奈さんのコメントを転載します。印刷して残しておいたのですが、どちらもステキなので。

─  僕がバカラックを意識的に愛聴するようになったのは二十歳の頃。あの頃好きだったペイル・ファウンテンズやモノクローム・セットといったバンドがバカラックの影響を口にしていたから。でも、本当はもっと小さい頃から耳にしたり、口にしたりしたんだよね。カーペンターズの曲などによって。自然に擦り込まれている彼の珠玉のメロディー。きっと今の10代の人にも同じ事が言えるはず。そして90年代半ばからのより明確なバカラック・リスペクト! オアシスのジャケット。映画『オースティン・パワーズ』の神様的出演。大衆とマニア、双方を同時に虜にしてしまうスウィートなメロディーのマジック! バカラックは本当に偉大な作曲家です。 ─  (カジ ヒデキ)

─  ぐぐぐっと音楽に心惹かれた20歳頃、それはロジャー・ニコルズ&スモールサークル・オブ・フレンズなる人たちのアルバムがきっかけでした。軽快な演奏に、スイートなハーモニー。そして琴線触れまくりメロディー。音楽はこんなにも私をドキドキ、ワクワクさせてくれるものなんだ、と脳みそをくすぐられるような、目の前がぱぁっと明るくなるようなそんな気がしました。それから、彼らのアルバムを出しているレーベルのCDを探しては聴きまくりました。ドライブに、晴れた午後に、恋人と過ごす時間に…。そして、琴線に触れる曲は一人の偉大な作曲家による作品だったことを知りました。それがバカラックだったのです。今でも私の鼻歌定番は 「 CLOSE YO YOU 」 や 「 I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN 」 だったりします。 ─  (渡辺 満里奈)

収録曲を眺めてみると、ライノ3枚組バカラック物コンピ集と同じようにレーベルの縛りなく “ オリジナル・バージョン ” “ ヒットしたバージョン ” を多く集めたものと言えます。ですが、ライノ3枚組の75曲から単純に25曲をカットして50曲にした訳ではありません。50曲を大まかに分類すると以下のようになります。
41曲:ライノ3枚組の収録曲(無印)
  7曲:ライノ3枚組に収録されていたが、アーティストが異なる曲( c
  2曲:ライノ3枚組には収録されてなかった曲( N
詳しくはリストを参照ください。( )はリスト左側に示したマークです。

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ほぼリリース順に並んでいたマニアックなライノ3枚組と違い、年代はシャッフルされています。一般リスナーにとってはこちらの方が聴きやすいでしょうね。また、ライノ3枚組の83%ほどではありませんが、オリジナル比率はかなり高いと言える70%(50曲中35曲)。日本盤ライナーの注釈(坂口修氏作成)によればこのコンピ集は英国編集とのこと。以降、ライノ3枚組に入ってなかった9曲についてチェックしてみます。

まずは c マークの曲を確認してみましょう。Disc1-6.「 小さな願い 」 はオリジナルのディオンヌではなくアレサ。UKチャート圏外のディオンヌに対してアレサは全英4位でしたからね。また、Disc2-4. 「 愛の思い出(恋のウェイト・リフティング) 」 も全英1位のサンディ・ショウということで妥当なところ。その他、ジャッキー・トレント、アニタ・ハリス、ぺトゥラ・クラーク、プリテンダーズといった英国のアーティスト達をチョイスしていていかにも英国編集らしいです。特に、プリテンダーズのDisc2-23. 「 世界の窓と窓(世界の窓に光を) 」 は他のバカラック物コンピ集では見かけないレアなカヴァーです。ちなみに、プリテンダーズの女性ヴォーカル、クリッシー・ハインドは1998年のバカラック・トリビュート・コンサート『 ONE AMAZING NIGHT 』で 「 ベイビー・イッツ・ユー 」 と 「 マイケルへのメッセージ 」 を披露しています。あともう1曲、ナンシー・ウィルソンのDisc2-6. 「 リーチ・アウト 」 だけは何故チョイスされたのかよくわかりません。米国のジャズ・シンガーでシングル・リリースもないのに……。チャーミングな好カヴァーですけれど。

N マークの2曲はどうでしょう。Disc1-18. 「 ジス・エンプティ・プレイス 」 はそれほど有名な曲ではありませんが、ブリティッシュ・インヴェイジョンの代表例としてオリジナルのディオンヌ版ではなく英国のサーチャーズ版を取り上げたかったものと推察。一方、全く理解できないのは米男性歌手ボビー・ヴィーのDisc2-12. 「 ビー・トゥルー・トゥ・ユアセルフ 」。しつこい転調に加えてちょっと癖のあるメロディのこの曲は小池龍平しかカヴァーしてない超レア曲。しかも英国ではシングル・リリースされてないんですょ。訳がわかりません。「 プロミセス・プロミセス 」、「 悲しみは鐘の音とともに 」、「 オン・マイ・オウン 」 あたりを削ってまでこの曲を入れる価値あったんか? と突っ込み入れたくなります。

ライノ3枚組みたいにマニアックなヤツはいらないけれど、定番曲以外にそこそこマイナーな曲も入ったオリジナル主体のバカラック物コンピ集が欲しいのであれば、本コンピ集(勿論、英文ライナーノーツの翻訳が付いた日本盤)はオススメです。そーゆー方は少ないでしょうけどねーcoldsweats01


【データ】
『 The Look of Love the Burt Bacharach collection 』
(邦題:バート・バカラック・プレゼンツ スウィート・メロディーズ)
V.A.

CD:2001年5月7日リリース (所有CDは、2001年8月22日リリースの日本盤、ライナー:山本淑子)
レーベル:Warner Strategic Marketing (EU) (所有CDは、ワーナーミュージック・ジャパン)
番号:5948-39624〜5 (所有CDは、WPCR-10978〜9)

Project co-ordination:Matthias Baus, James Harris, Ben Holloway, Dan Chalmers and Gary Hartnell
Liner notes:Alec Cumming
This Compilation (P)&(C)2001 Warner Strategic Marketing, Warner Music International for World outside US.

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