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2018年6月24日 (日)

PROMESSE... PROMESSE.../SPAAK - DORELLI (1970年)

ミュージカル 『 プロミセス・プロミセス 』 のイタリア・キャストによるアルバムです。

(画像は全てクリックすると別ウィンドウで大きくなります)
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A1. Ouverture  〜 solo orchestra 〜
A2. Sono Una Mezza Tacca  〜 Johnny Dorelli

A3. Lassù  〜 Johnny Dorelli

A4. Qualcuno Per  〜 Catherine Spaak - Johnny Dorelli

A5. Viva Il Basket Ball  〜 Johnny Dorelli

A6. L’Ora Dell'Addio  〜 Catherine Spaak

B1. Tempo Di Tacchino  〜 orchestra e coro 〜
B2. Fare A Meno Di Ciò Che Non Ho  〜 Johnny Dorelli

B3. Natale Dura Un Giorno Solamente  〜 Bice Valori - Johnny Dorelli

B4. Chiunque Tu Sia Ti Ama  〜 Catherine Spaak

B5. Non Mi Innamoro Più  〜 Johnny Dorelli - Catherine Spaak

B6. Promesse... Promesse  〜 Johnny Dorelli

所要時間約36分


バカラック初のミュージカル 『 プロミセス・プロミセス 』 は、1968年12月よりブロードウェイで上演されました。以後数年のうちに、ロンドンのウエスト・エンドをはじめイタリア、ドイツ、オーストラリア、日本などで上演されました。イタリアではカテリーヌ・スパークとジョニー・ドレルリ主演により1970年にローマその他で上演。本作はそのイタリア・キャストによるアルバムです。

裏ジャケットにミュージカルのスタッフとキャストが載っていたのですが、キャストは女優/俳優さんの名前だけ。主演の2人を含めて役名の記載が全くありません。文字の大きさと生年から主要キャストのみ想像力を働かせて以下表を埋めました。

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アルバムの表ジャケットで向かい合ってる主演の2人、てっきり左がスパーク/右がドレルリと思ったのですが逆でしたネ^^:。チャック役のジョニー・ドレルリ(左)はイタリアの歌手、俳優。1950年代後半から数多くのアルバムやシングルをリリースする傍ら映画にも多く出演。私は知らなかったのですが、1967年のサンレモ音楽祭で9位入賞した 「 L'immensità 」 は 「 涙に咲く花 」 というタイトルで日本でもシングル・リリースされています。フラン役のカテリーヌ・スパーク(右)はフランスに生まれイタリアで活躍した女優、歌手。全盛期の1960年代には数多くの映画で主演を務めたそうです。そしてこの2人、なんと1972年に結婚しています(1978年に離婚)。

曲名は全てイタリア語(歌詞もイタリア語)。A1. 「 Ouverture 」 を除いて何が何だかさっぱりわからないので、オリジナル・タイトル及び日本語タイトルを並べて表にしました。

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Fullsizeoutput_25eFullsizeoutput_262 収録曲は、ブロードウェイ版(以下、BW版)オリジナル・キャスト・アルバムの17曲よりも5曲少ない12曲。主演の2人が歌う曲中心に絞ったようです。本アルバムのタイトルも、本来なら Italian cast album あたりになるところ Spaak - Dorelli ですからねー。人気の2人を前面に出して売る作戦なのかも。オケのアレンジは基本的にBW版と同じ。違いについては後述します。

主演の2人は声質の相性や歌唱力のバランスも取れていてBW版と比べて遜色ありません。イタリア語による違和感もないですし。むしろ表現力という点では上回る部分もあると感じました。ストーリーの最初、まだそれほど親密になっていない段階でデュエットするA4. 「 誰かいるさ 」 など、BW版だと普通に歌っているだけなのですが、本作では陽気に掛け合いながら歌っていて2人の距離感がとても近い感じがします。親切で情熱的で話好きというイタリア人気質もあるんでしょうかねー。

ちょっと残念なのがマージ役のヴィーチェ・ヴァローリ。ドレルリとのデュエット曲 B3. 「 真実は美しいはずなのに 」 で、高音部分を1オクターブ下げて歌ったためオクターブでデュエットするはずがユニゾン(同じ音程)に…。なぜに高音が出ないヴァローリを人選したのか…、裏事情を勘ぐりたくなります。

オケのアレンジは基本的にBW版と同じですが、いくつか違いがあります。
A1. 「 序曲 」:エンディングの前に 「 IT'S OUR LITTLE SECRET(二人の小さな秘密) 」 が入ってる。A3. 「 二階の僕の部屋 」:1コーラスしかない(BW版は2コーラス)。A6. 「 去りし時を知って 」:一部でベースが4小節ほどノリの良い動きを見せる。B1. 「 ターキー・ラーキー・タイム 」:イントロが12小節長くなり過去のバカラック作品 「 雨にぬれても 」 や 「 ザ・ベル・ザット・クドゥント・ジングル 」 に似たメロディが流れる。B3. 「 事実は美しいはずなのに 」:BW版は3分半でフェードアウトするところ、フェードアウトせずに1分半くらい陽気な演奏だけの部分が続く。キーも一部曲で変えていて、A5, A6, B5.では半音〜1音下げ、B3. では1音高くしている。 …… 目立つ違いはこんなところですかね。

BW版ほど録音技術がよくないせいか音質面のクォリティはイマイチ(いやイマニかな)ですが、演奏自体はノリがよくさすがラテン民族!

Fullsizeoutput_256本作LPは、今月 Dicogs でイタリアのお店から€40(+送料€9)で購入したばかり。Very Good(5段階評価の2)の商品だったのですが、届いて聴いて見ると針飛びが数カ所あって合計€49 ≒ 6,600円は正直高いなぁと思いました。とはいえ Very Good Plus(5段階評価の3)の盤は€80~€100の値札がついていましたし、希少性を考えると決して高くはなかった……と今では思っています。

実測184gもある重量盤だったので、音質はともかく手にしたずっしり感はなかなかのもの。こういう感覚はレコードならではですね。

こちら の情報によれば、イタリア語版 『 プロミセス・プロミセス 』 は2002年に再演されてCDもリリースされたとのこと。しかし Discogs を探してもそのCDは見当たらず。もちろん Amazon でも。実在するならなんとか手に入れたいものです。


【データ】

『 PROMESSE... PROMESSE... 』

SPAAK - DORELLI



LP:1970年リリース

レーベル:CGD (Italy)

番号:FGS-5063

クレジットは前述の表を参照ください。

※ 日本の Amazon での取り扱いは無し

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