Bacharach At The Movies/V.A. (2002年)
映画に使われたものばかりをコンパイルした日本編集のバカラック物コンピ集です。
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1. OPEN YOUR HEART 〜 Vanessa Williams 〜 F
2. I’LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN 〜 Burt Bacharach 〜
3. I SAY A LITTLE PRAYER 〜 Burt Bacharach 〜
4. THE WINDOWS OF THE WORLD 〜 Burt Bacharach 〜
5. LOVE IS MY DECISION 〜 Chris DeBurgh 〜 M
6. LIVING TOGETHER, GROWING TOGETHER 〜 Burt Bacharach 〜 FM
7. LOST HORIZON 〜 Shawn Phillips 〜 M
8. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU 〜 Burt Bacharach 〜
9. SOMETHING BIG 〜 Burt Bacharach 〜 M
10. ON A BICYCLE BUILT FOR JOY 〜 B. J. Thomas 〜 M
11. THE APRIL FOOLS 〜 Burt Bacharach 〜
12. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE 〜 Burt Bacharach 〜
13. PROMISES, PROMISES 〜 Burt Bacharach 〜
14. THE LOOK OF LOVE 〜 Dusty Springfield 〜 F
15. ALFIE 〜 Burt Bacharach 〜
16. PROMISE HER ANYTHING 〜 Tom Jones 〜 M
17. WHAT'S NEW PUSSYCAT? 〜 Tom Jones 〜 M
18. ROME WILL NEVER LEAVE YOU 〜 Richard Chamberlain 〜 M
19. WHO'S BEEN SLEEPING IN MY BED 〜 Linda Scott 〜 F
20. WIVES AND LOVERS 〜 Jack Jones 〜 M
21. FOREVER MY LOVE 〜 Jane Morgan 〜 F
22. I CRY MORE 〜 Alan Dale 〜 M
23. THESE DESPERATE HOURS 〜 Mel Tormé 〜 M
※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記
収録時間約69分
映画に使われたものばかりをコンパイルした日本編集のバカラック物コンピ集です。
日本でのバカラック研究第一人者、坂口修さんがユニバーサルの音源から選曲した本作。当の坂口さんはライナーノーツでこのように紹介しておられます。
─ バカラックが手掛けた、1955年のデビュー作から最新の2000年まで、半世紀近くにも及ぶスクリーン・ミュージックのオリジナル・サウンドトラック音源と、彼が指揮するオーケストラによる映画主題歌のセルフ・カヴァーをユニバーサル・ミュージックの豊富なカタログから集めてみた。しかし、映画音楽だけの作品集だからと言って何ら特別な事は無く、殆どがスタンダードになったヒット・チューンばかり。つまり、この1枚でバカラックのバラード・ソングの集大成アルバムとして楽しめる内容と相成っている。 ─
集大成ときましたか! 米国であればジャケットにどどーんとバカラックの写真が使われてもおかしくないところ、控えめというか意味不明というかこういうシュールなジャケットはいかにも日本らしいっす(笑)。
収録されている23曲について、邦題・アーティスト名・シングル・映像作品&どう使われたか…を整理しました。
備考欄が薄いグレーの網かけ9曲(殆どがバカラックのセルフ・カヴァー)は、本CD収録バージョンが当該映像作品に使われていない(或いは関連性がない)ことを示しています。複数の映像作品に使われている曲もありますが、映像作品欄はライナーで紹介された代表作品を記載するに留めました、あしからず。
曲順は映像作品の時代を2000年〜1955年まで遡った形になっています。マニアックな曲が入ってるのは坂口さんの編集ならでは。T-21. 「 フォーエヴァー・マイ・ラヴ 」、T-23. 「 ジーズ・デスパレイト・アワーズ 」 の2曲は本作で初めてCD化された音源ですし、T-5. 「 ラヴ・イズ・マイ・ディシジョン 」、T-7. 「 失われた地平線 」、T-18. 「 想い出のローマ 」、T-19. 「 ベッドで泣いて 」、T-22. 「 アイ・クライ・モア 」 あたりも2002年当時はまだレアだったと思います。殆どがスタンダードになったヒット・チューンばかり…というのは些か誇張した表現だと思いますが、1999年に同様コンセプトでリリースされたバカラック物コンピ集 『 The Reel Burt Bacharach 』との重複も5曲と少なく、マニアも手を出しやすいコンピ集でしょう。
坂口さんのペンによる各曲の解説は、関連する映画の紹介/チャートアクション/曲にまつわるエピソードなどが盛り沢山。丁寧且つマニアックな内容でとっても勉強になります。しかも、ライナーには Burt Bacharach Original Soundtrack Archives と称するリストが掲載されていて、映画・TVシリーズ・ミュージカルなど54もの作品名がズラリ。知らない作品も多く、これまた貴重な情報!
バカラックのセルフ・カヴァーが多い点がちょいと引っかかりますが、それを補って余りある充実したライナーノーツが魅力の本コンピ集、オススメです。
【データ】
『 Bacharach At The Movies 』(バカラック・アット・ザ・ムーヴィーズ)
V.A.
CD:2002年9月25日リリース
レーベル:Universal Internatonal (JP)
番号:UICY-4084
Tracks selected and liner notes written by Osamu Sakaguchi(坂口 修)
This Compilation (P) & ©️ 2002 Universal International, A UNIVERSAL MUSIC COPANY.
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