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2018年7月

2018年7月29日 (日)

A Tribute to Dionne Warwick & the Music of Burt Bacharach/Paula Johns (2018年)

米女性ジャズ・シンガー、ポーラ・ジョンズによるディオンヌ&バカラックのカヴァー集です。

(画像は全てクリックすると別ウィンドウで大きくなります)
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1. PROMISES, PROMISES
2. Hits Medley :
    (1) Deja Vu
    (2) WALK ON BY
    (3) DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE
    (4) I SAY A LITTLE PRAYER
    (5) ALFIE
3. DON'T MAKE ME OVER
4. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU / ANYONE WHO HAD A HEART
5. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN / A MESSAGE TO MICHAEL
6. ONE LESS BELL TO ANSWER
7. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME
8. YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN (IF YOU BREAK MY HEART)
9. A HOUSE IS NOT A HOME
10. Movie Medley :
    (1) WHAT'S NEW PUSSYCAT?
    (2) THE LOOK OF LOVE
    (3) Valley of the Dolls
    (4) ARTHUR'S THEME
11. GOD GIVE ME STRENGTH
12. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
13. THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR / I'll Never Love This Way Again

収録時間約62分


米女性ジャズ・シンガー、ポーラ・ジョンズによるディオンヌ&バカラックのカヴァー集です。

彼女はフィラデルフィア出身。今もフィラデルフィアを拠点としてナイトクラブやジャズバーなどで歌っているそう。公式サイトによればCDも数枚リリースしているのですが、Amazonでは日本はもとより米国でも扱っておらずcdbabyというインディーズ専門?ネットショップでの販売のみらしい…。面倒臭いので、今回CD購入は諦めてダウンロード購入しました。

バックはEギター、Eベース、ピアノ、ドラムス、シンセという編成。サウンドとしてはジャズというよりはポップ寄り。曲によってシンセがブラスやストリングスも担当するのですが、この音色がなんともチープで全体のクオリティを下げてしまってる印象。ライヴならこれでもまぁいいけど、スタジオ録音だったらもっとやれることあるでしょって感じ。

ポーラの声は深く暖かい。相当なキャリアを積んだ方なんでしょう、パワフルさはほどほどですが表現力豊かで安心して聴くことができます。アップテンポの曲よりはゆっくりめの曲の方がより彼女の魅力が出ているような気がします。

13トラックのうち5トラックがメドレーで、全23曲と盛り沢山。うちバカラック作品は20曲。バカラック作品以外も含めてディオンヌの代表曲ばかりですが、中にはT-10-(1). 「 何かいいことないか子猫チャン 」、T-10-(4).「 ニューヨーク・シティ・セレナーデ 」 やT-11. 「 ゴッド・ギヴ・ミー・ストレングス 」 といったディオンヌが歌ってない曲もあります。やっぱりディオンヌとバカラックへのトリビュートなんだ〜。

全体的にディオンヌのバージョンをベースとしたアレンジ。T-4-(1). 「 遥かなる影 」 もカーペンターズ版のシャッフルではなくディオンヌ版の4ビートのリズムで、ニヤッとします。一方で、R&B色濃いT-3. 「 ドント・メイク・ミー・オーヴァー 」、ロック調のT-7. 「 愛の思い出(恋のウェイト・リフティング) 」、ボサノヴァ調ビッグバンド風のT-8. 「 ユール・ネヴァー・ゲット・トゥ・ヘヴン 」、タイトなフュージョンタッチのリズムがかっこいいT-10-(2). 「 恋のおもかげ 」 など、オッとかハッとかするアレンジもあります。あと、T-9. 「 ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」 はルーサー・ヴァンドロス版ベースのアレンジで、後半の盛り上がりはなかなかです。

フェードアウトで終わるトラックは皆無。メドレーが多いことも含めて、ライヴでの演奏を前提としたアレンジなのかもしれませんね。実際彼女は本アルバムのリリース記念ライヴを7月から何度か行っていて、8月24日にもフィラデルフィアでリリース記念ライヴを行うそう。金曜の夜だし近くだったら聴きに行きたいところです。

ディオンヌとバカラックへのリスペクトがちゃんと伝わってくるカヴァー集ですが、返す返すもシンセ・ブラスやシンセ・ストリングスの音色が残念です…。

ここからはオマケ。MP3でしか所有していないバカラック・カヴァーをご紹介。
Fullsizeoutput_2f0ポーラ・ジョンズは2008年にリリースしたアルバム 『 Watch What Happens 』 で 「 恋のおもかげ 」(2:44) をカヴァーしていまして。アコギ1本をバックにしっとりとジャジーな雰囲気で歌っています。
家でゆったり聴くならジャジーなこちらがいいかもですが、ライヴだったらグルーヴ感が心地よいカヴァー集の方がいいかなぁ。
まぁ、好みの問題でしょうけど…。


【データ】
『 A Tribute to Dionne Warwick & the Music of Burt Bacharach 』
Paula Johns

CD:2018年6月10日リリース
レーベル:Paula Johns
番号:?

クレジット詳細不明

※ 日本の Amazon での取り扱いなし。iTunes で視聴/ダウンロード可。

 

2018年7月22日 (日)

Bacharach At The Movies/V.A. (2002年)

映画に使われたものばかりをコンパイルした日本編集のバカラック物コンピ集です。

(画像は全てクリックすると別ウィンドウで大きくなります)
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1. OPEN YOUR HEART  〜 Vanessa Williams 〜  F

2. I’LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  〜 Burt Bacharach 〜

3. I SAY A LITTLE PRAYER  〜 Burt Bacharach 〜

4. THE WINDOWS OF THE WORLD  〜 Burt Bacharach 〜

5. LOVE IS MY DECISION  〜 Chris DeBurgh 〜  M

6. LIVING TOGETHER, GROWING TOGETHER  〜 Burt Bacharach 〜  FM

7. LOST HORIZON  〜 Shawn Phillips 〜  M

8. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  〜 Burt Bacharach 〜

9. SOMETHING BIG  〜 Burt Bacharach 〜  M

10. ON A BICYCLE BUILT FOR JOY  〜 B. J. Thomas 〜  M

11. THE APRIL FOOLS  〜 Burt Bacharach 〜

12. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  〜 Burt Bacharach 〜

13. PROMISES, PROMISES  〜 Burt Bacharach 〜

14. THE LOOK OF LOVE  〜 Dusty Springfield 〜  F

15. ALFIE  〜 Burt Bacharach 〜

16. PROMISE HER ANYTHING  〜 Tom Jones 〜  M

17. WHAT'S NEW PUSSYCAT?  〜 Tom Jones 〜  M

18. ROME WILL NEVER LEAVE YOU  〜 Richard Chamberlain 〜  M

19. WHO'S BEEN SLEEPING IN MY BED  〜 Linda Scott 〜  F

20. WIVES AND LOVERS  〜 Jack Jones 〜  M

21. FOREVER MY LOVE  〜 Jane Morgan 〜  F

22. I CRY MORE  〜 Alan Dale 〜  M

23. THESE DESPERATE HOURS  〜 Mel Tormé 〜  M

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約69分


映画に使われたものばかりをコンパイルした日本編集のバカラック物コンピ集です。

Fullsizeoutput_284日本でのバカラック研究第一人者、坂口修さんがユニバーサルの音源から選曲した本作。当の坂口さんはライナーノーツでこのように紹介しておられます。

─ バカラックが手掛けた、1955年のデビュー作から最新の2000年まで、半世紀近くにも及ぶスクリーン・ミュージックのオリジナル・サウンドトラック音源と、彼が指揮するオーケストラによる映画主題歌のセルフ・カヴァーをユニバーサル・ミュージックの豊富なカタログから集めてみた。しかし、映画音楽だけの作品集だからと言って何ら特別な事は無く、殆どがスタンダードになったヒット・チューンばかり。つまり、この1枚でバカラックのバラード・ソングの集大成アルバムとして楽しめる内容と相成っている。 ─

集大成ときましたか! 米国であればジャケットにどどーんとバカラックの写真が使われてもおかしくないところ、控えめというか意味不明というかこういうシュールなジャケットはいかにも日本らしいっす(笑)。

収録されている23曲について、邦題・アーティスト名・シングル・映像作品&どう使われたか…を整理しました。

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備考欄が薄いグレーの網かけ9曲(殆どがバカラックのセルフ・カヴァー)は、本CD収録バージョンが当該映像作品に使われていない(或いは関連性がない)ことを示しています。複数の映像作品に使われている曲もありますが、映像作品欄はライナーで紹介された代表作品を記載するに留めました、あしからず。

曲順は映像作品の時代を2000年〜1955年まで遡った形になっています。マニアックな曲が入ってるのは坂口さんの編集ならでは。T-21. 「 フォーエヴァー・マイ・ラヴ 」、T-23. 「 ジーズ・デスパレイト・アワーズ 」 の2曲は本作で初めてCD化された音源ですし、T-5. 「 ラヴ・イズ・マイ・ディシジョン 」、T-7. 「 失われた地平線 」、T-18. 「 想い出のローマ 」、T-19. 「 ベッドで泣いて 」、T-22. 「 アイ・クライ・モア 」 あたりも2002年当時はまだレアだったと思います。殆どがスタンダードになったヒット・チューンばかり…というのは些か誇張した表現だと思いますが、1999年に同様コンセプトでリリースされたバカラック物コンピ集 『 The Reel Burt Bacharach 』との重複も5曲と少なく、マニアも手を出しやすいコンピ集でしょう。

坂口さんのペンによる各曲の解説は、関連する映画の紹介/チャートアクション/曲にまつわるエピソードなどが盛り沢山。丁寧且つマニアックな内容でとっても勉強になります。しかも、ライナーには Burt Bacharach Original Soundtrack Archives と称するリストが掲載されていて、映画・TVシリーズ・ミュージカルなど54もの作品名がズラリ。知らない作品も多く、これまた貴重な情報!

バカラックのセルフ・カヴァーが多い点がちょいと引っかかりますが、それを補って余りある充実したライナーノーツが魅力の本コンピ集、オススメです。


【データ】
『 Bacharach At The Movies 』(バカラック・アット・ザ・ムーヴィーズ)
V.A.

CD:2002年9月25日リリース
レーベル:Universal Internatonal (JP)
番号:UICY-4084

Tracks selected and liner notes written by Osamu Sakaguchi(坂口 修)
This Compilation (P) & ©️ 2002 Universal International, A UNIVERSAL MUSIC COPANY.

 

2018年7月15日 (日)

彩/aya Sueki (2018年)

日本の女性R&B系シンガーソングライター、aya Sueki の5曲入りミニアルバムです。バカラック・カヴァーを1曲収録!

(画像は全てクリックすると別ウィンドウで大きくなります)
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全5トラック中、バカラック作品は1トラック

3. WHO'LL SPEAK FOR LOVE (4:14)


日本の女性R&B系シンガーソングライター、aya Sueki の5曲入りミニアルバムで今月リリースされたばかりです。

劇団所属の役者から歌手に転身。2000年にセルフタイトルのファースト・アルバム(全曲作詞作曲、セルフ・プロデュース)をリリースします。以降、2008年と2016年にフルアルバム、2015年にミニアルバムをリリース。並行してライブ活動と共にアーティストへの楽曲提供・コーラス、歌唱指導を行う…。公式サイト他の情報からかいつまんでまとめるとこんな感じでしょうか。お名前は漢字で書くと ” 末木文 ” 。縦書きしたら左右対称でユニークだと思うのですが、音楽やってるというよりは文学やってますって感じ。だからローマ字表記なのかなぁ。

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Amazonのマーケットプレイスで購入したCDにはこんなフライヤーが同封されてました(画像参照)。aya Sueki 主催のミュージカル! ─ 7月に発売のジャズアルバムの選曲をしていた時に出会った “ Shiny Stockings ”、“ Sweet Geogia Brown ” という曲から発想を得てひとつの物語にしました。 ─  いやいや、多才な人ですねー。彼女の詳しいプロフィールも書いてありますので興味がありましたらご覧くださいませ。

んで、フライヤー裏面右下でも紹介されているそのジャズアルバムというのが本作 『 彩 』 。“ あや ” と読みます。バックはギターと一部曲でベース。スキャットするT-1. 「 モーニン 」 やウォーキングベースに乗ってパワフルに唄う T-4. 「 スウィート・ジョージア・ブラウン 」 など確かにジャズフィーリングが感じられるアルバムです。

そんなジャズ・スタンダードばかりの中でそうではない曲がバカラック・カヴァーのT-3. 「 フール・スピーク・フォー・ラヴ 」 。トレインチャのバカラック作品集第二弾(2007年リリース)の為にバカラックが書き下ろしたバラード曲です。タイトルの直訳は “ 一体誰が愛の代弁者になってくれるの? ” 。愛の大切さと ‘ あなた ’ への想いを切々と綴った曲でございます。私の知る限り aya さんはこの曲をカヴァーした二人目のお方(バカラックのセルフ・カヴァーを除いて)。ギターだけをバックに重心低めのザラッとした肌触りの声でしみじみと心を込めて歌っておいでです。すぐそばで歌ってくれてるような感覚になるのは録音のせいでしょうか、それもあってか心に沁みるぅ…。出しゃばらずしっかり支えるギターもグッジョブ。好カヴァーだと思います。

ここからはオマケでMP3でしか所有していないバカラック・カヴァーをご紹介。
Fab5eb_6e63ebcac64a4cf19d3f006182c6「 フール・スピーク・フォー・ラヴ 」 を最初にカヴァーしたのはオーストラリアの女性シンガー、Louise Anton でした。2008年にリリースした初めてのソロアルバム 『 True Believer 』(画像)でカヴァー。バックはピアノだけで、落ちつているけれど若干ハスキー且つチャーミングな歌唱でこちらも心を込めて歌っておられます。この方は2009年にリリースした 『 True Believer (Live In Sydney) 』(画像なし)でもカヴァーしていて、よりハスキーで表現力も高いライヴ版の方が私的には好みかな。


【データ】
『 彩 』
aya Sueki

CD:2018年7月7日リリース
レーベル:BQ Records
番号:BQR-2073

Produced by 南 たけし
  Vocal - aya Sueki
  Guitar - 油科 孝
  Bass - 伊藤 勇司 (T-2,4,5.)
Recording Studio:Orpheus Recording Studios (2018.5.20)

 

2018年7月 8日 (日)

ニュー・サウンズ・イン・ブラス '97/東京佼成ウィンドオーケストラ (1997年)

吹奏楽のポップス曲集シリーズ、『 ニュー・サウンズ・イン・ブラス 』 の第25集です。バカラック作品を1曲収録!

(画像は全てクリックすると別ウィンドウで大きくなります)
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全10トラック中、バカラック作品は1トラック

9. ALFIE (3:48)


今年(2018年)第46集がリリースされた吹奏楽ポップス曲集シリーズ、『 ニュー・サウンズ・イン・ブラス 』 の第25集です(1997年リリース)。

バカラック作品は、1972年にリリースされた第1集に4曲が収録されただけでその後は取り上げられてこなかったと思ってました。ところが、本作に 「 アルフィー 」 が収録されていることをごく最近知りまして…。速攻、中古CDを購入した次第です。

岩井直溥さん指揮、日本を代表するプロ吹奏楽団である東京佼成ウィンドオーケストラ(TKWO)による演奏。このシリーズはヤマハから楽譜が出版されていて、レコード/CDはその模範演奏的な役割も担っています。私も第1集〜第7集の曲はレコードを何度も聴き、そして色々演奏しました。その頃と同じ岩井さんとTKWOの組み合わせを見ただけで中学〜高校時代にタイムスリップするんですよねぇ。あぁ懐かしや 。

本作の曲目リストを眺めてみましょう。T-3. 「シャル・ウィ・ダンス? 」 やT-4. 「 恋のマカレナ 」 あたりは前年(1996年)のヒットを受けての選曲だし、T-2. 「 古畑任三郎のテーマ 」だったりT-5. 「 SMAPメドレー 」 の各楽曲も当時の人気曲。一転、T-1,6〜10. の洋楽曲はスタンダードといっていい曲たちなのですが、T-9. 「 アルフィー 」 だけは前年のTBS系TVドラマ 『 協奏曲 』 でバカラック作品が全面的にフューチャーされヴァネッサ・ウィリアムスが歌った 「 アルフィー 」 がヒットしたことによるものでしょう。

「 アルフィー 」 の吹奏楽アレンジは真島俊夫さん。フリューゲルホルンがメロディのほとんどをソロで吹き、バックの演奏はしっとりマッタリ系でサビでは音を厚くして盛り上げます。一部でバラード系8ビートを刻むほかはリズムも無し。この曲の王道アレンジとも言え、イージーリスニングのオケがやりそうな演奏です。実際トニー・ハッチ&ヒズ・オーケストラは同じような感じ。これまで吹奏楽版 「 アルフィー 」 は2種類ご紹介していますが、英国王立海兵隊音楽学校軍楽隊もトロンボーン・ソロで同傾向のアレンジでした。

同じ吹奏楽でも航空自衛隊航空音楽隊の 「 アルフィー 」 はユニークで、なんとマーチ風アレンジ。意外にもこれが結構楽しくてさすがは岩井直溥さんのアレンジだなと。『 ニュー・サウンズ・イン・ブラス 』 シリーズの1曲であれば、何かチャレンジングなアレンジを期待したかったです。まぁ、無い物ねだりかもしれません。バカラック作品を取り上げてくれただけで嬉しいです、ハイ。

ここからはオマケです。MP3でしか所有していないバカラック作品をご紹介。
20180707_1443『 ニュー・サウンズ・イン・ブラス 』 シリーズでは実はもう1曲バカラック作品が取り上げられています。
1990年リリースの第18集 『 ニュー・サウンズ・イン・ブラス '90 』 に 「 カーペンターズ・フォーエバー 」(6:26) というカーペンターズ6曲のメドレー・ナンバーがあるのですが、その4曲目が 「 遥かなる影 」。正味1分。トランペットがソロを吹いています。メドレーの中では箸休め的な存在かと…。
本当にオマケでした


【データ】
『 ニュー・サウンズ・イン・ブラス '97 』
東京佼成ウィンドオーケストラ

CD:1997年4月28日リリース
レーベル:東芝EMI
番号:TOCZ-9284

プロデュース:佐藤浩士(東芝EMI)、長尾美樹(ヤマハミュージックメディア)
指揮:岩井直溥(いわい なおひろ)
演奏:東京佼成ウィンドオーケストラ
編曲:岩井直溥(T-1,8,10.)、真島俊夫(T-2,9.)、宮川彬良(T-3.)、明光院正人(T-4.)、佐橋俊彦(T-5.)、星出尚志(T-6.)、上柴はじめ(T-7.)
録音:1997年1月30,31日
  T-9. 「 アルフィー 」 フリューゲルホルン・ソロ:数原 晋

 

2018年7月 1日 (日)

MOTOWN salutes BACHARACH/V.A. (2002年)

2002年にリリースされたモータウンのバカラック物コンピ集です。

(画像は全てクリックすると別ウィンドウで大きくなります。)
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1. THE LOOK OF LOVE  〜 Gladys Knight & The Pips 〜  F
2. I SAY A LITTLE PRAYER  〜 Martha Reeves & The Vandellas 〜  F
3. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU  〜 Jimmy Ruffin 〜  M
4. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF  〜 Smokey Robinson & The Miracles 〜  M
5. MESSAGE TO MICHAEL  〜 The Marvelettes 〜  F
6. ANY DAY NOW  〜 Eddie Kendricks 〜  M
7. ALFIE  〜 Stevie Wonder 〜
8. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  〜 The Four Tops 〜  M
9. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  〜 Tom Clay 〜
10. LET THE MUSIC PLAY  〜 Diana Ross & The Supremes 〜  F
11. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME  〜 Martha Reeves & The Vandellas 〜  F
12. ONE LESS BELL TO ANSWER  〜 Gladys Knight & The Pips 〜  F
13. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  〜 The Supremes & The Temptations 〜  F
14. ANYONE WHO HAD A HEART  〜 Martha Reeves & The Vandellas 〜  F
15. A HOUSE IS NOT A HOME  〜 Stevie Wonder 〜
16. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  〜 Diana Ross 〜  F
17. WALK ON BY  〜 Smokey Robinson & The Miracles 〜  M
18. THIS EMPTY PLACE  〜 Stephanie Mills 〜  F

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約63分


2002年にリリースされたモータウンのバカラック物コンピ集です(英国編集)。

モータウンの各レーベル( Motown, Talma, Gordy, Soul, Mo-west )の音源から60年代後半〜70年代半ばまでのバカラック作品をコンパイルしたものです。

─  モータウンのボス…ベリー・ゴーディの夢は、自身の黒人レーベルがメインストリームの白人マーケットにクロスオーバーすることであった。彼は在任中、レーベルのアーティストたちに様々なプロジェクトをレコーディングさせていた。実際、多くのスターが決して日の目を見ることがないようなアルバムを録音している。『 The Supremes Sing Disney 』をはじめ、『 The Four Tops On Broadway 』、『 The Supremes Rogers and Hart 』、ダイアナ・ロス&スプリームの『 Funny Girl 』といったアルバムがリリースされたが、残念ながら大きなヒットには至っていない。他のアーティストは、通常のアルバム用にスタンダードや流行のポップソング・カバーを入れるよう奨励されていた。60年代、70年代、80年代のアルバムを眺めてみると多くのビッグネームが自分たちのスタイルでバート・バカラック&ハル・デイヴィッドの曲を取り上げているが、それは決して驚くことではないのだ。 ─  (Paul Nixon、ライナーノーツより私の超意訳で)

本作に収録されている18曲は以下表の通り。
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有名曲・ヒット曲のカヴァーばかりで、マイナー曲はT-10. 「 レット・ザ・ミュージック・プレイ 」 と T-18. 「 ジス・エンプティ・プレイス 」 くらいでしょうか。アーティストもスティーヴィー・ワンダー、ダイアナ・ロス&スプリームス、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ、フォー・トップスなどのビッグ・ネームに、グラディス・ナイト&ザ・ピップス、マーサ・リーヴス&ザ・ヴァンデラスといった実力派がずらり…、なんとも壮観です。ライナーを書いたPaul Nixonさんの仰る通りです。

聴いてみると、元曲コピーに近いアレンジ+ソウル感をそれほど前面に押し出さないヴォーカル…というレシピで仕上げた曲が多い印象。ソウル・フィーリング満載なアトランティックのバカラック物コンピ集(例えば 『 アトランティック・バカラック・コレクション 』)と比べると、同じソウル系レーベルでも性格の違いが見えて面白いです。

とはいえ、レコメンドは結構あります。とにかく渋いグラディス・ナイト&ザ・ピップスのT-1. 「 恋のおもかげ 」 と T-12. 「 悲しみは鐘の音とともに 」。イントロ冒頭とエンディングでストリングスが奏でる演歌調のメロディがなんだか可笑しいエディー・ケンドリックスの T-6. 「 エニィ・デイ・ナウ 」。ヴォーカルは封印してハーモニカでメロディを吹くスティーヴィー・ワンダー(正確にはエイヴェッツ・レッドナウ名義)のT-7. 「 アルフィー 」 とT-15. 「 ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」。演奏だけでなく語りや効果音を重ねてこの曲のメッセージ性を昇華させたたトム・クレイのT-9. 「 世界は愛を求めている 」。アレンジが凝ってて転調後は演奏&ヴォーカル共にソウル色が一段と濃くなるマーサ・リーヴス&ザ・ヴァンデラスのT-14. 「 恋するハート 」。途中で金管・ピアノと女性コーラスが盛り上がりを見せ、ダイアナ・ロも結構シャウトやフェイクを繰り出すT-16. 「 遥かなる影 」、バカラック&デイヴィッドによるプロデュースでヴォーカルがパワフルなステファニー・ミルズのT-18. 「 ジス・エンプティ・プレイス 」

 

リンクは拙ブログの収録元アルバム紹介ページに飛びます。興味あればそちらもご覧ください。

尚、T-3,6,7,9,11,13,16,18. は(私が所有している)他のバカラック物コンピ集には取り上げられていないレアな音源。そういった意味では貴重なコンピ集だと思います。

ここからはオマケとして、MP3しか所有していないバカラック・カヴァーをご紹介。
R10116491293942954jpeg本コンピ集に収められているダイアナ・ロスのT-16. 「 遥かなる影 」 は、1971年4月18日のTVショウのサントラ盤 『 Diana! 』 に収録されているライヴ版です。が、ダイアナはそれより前、1970年にリリースしたソロ名義2枚目のスタジオ録音アルバム 『 Everything Is Everything 』(画像)でこの曲をカヴァーしていました。このスタジオ録音版とライヴ版と聴き比べたところ、ライヴ版のバックは女性コーラスも含めてスタジオ録音版のカラオケだったことが判明。TVショウにはよくあることですが、それでも口パクじゃないだけエライ! …ということにしておきましょう


【データ】
『 MOTOWN salutes BACHARACH 』
V.A.

CD:2002年6月17日リリース
レーベル:Universal Music Operations (UK)
番号:016 862-2

This Compilation:(P)©️ 2002 Universal Music Operations Ltd.
Sleeve designed @Bold, London
The copyright in these sound recordings is owned by Motown Records a Division of UMG Recordings and is licensed to Universal Music Operations Ltd.
Marketed and distributed in the UK by Universal Music Operations Ltd.

 

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