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2018年8月 5日 (日)

MO'PLEN BACHARACH/V.A. (2003年)

イタリア編集のイタリアらしいバカラック物コンピ集です。

(画像はクリックすると別ウィンドウで大きくなります)
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1. Overture da Promesse Promesse (Promises, Promises)  〜 Brunno Canfora 〜

2. I Primi Minuti (I SAY A LITTLE PRAYER)  〜 Marita 〜
  F
3. Gocce Di Pioggia Su di me (RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD)  〜 Renato e i Profeti 〜  M
4. THE PARTY  〜 The Smart Set 〜

5. Non Mi Pentiro (WALK ON BY)  〜 Jenny Luna 〜  F

6. Sola New Sole (I WAKE UP CRYING)  〜 Jenny Luna 〜  F

7. THE LOOK OF LOVE  〜 Santi Latora 〜

8. Quando Tu Vorrai (WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE)  〜 Rita Monico 〜
  F
9. Non Mi Innamoro Piu (I’LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN)  〜 Johnny Dorelli & Catherine Spaak 〜  FM

10. Un Ragazzo Che Ti Ama (THIS GUY’S IN LOVE WITH YOU)  〜 Tony Renis 〜  M

11. Quelli Che Hanno Un Cuore (ANYONE WHO HAD A HEART)  〜 Petula Clark 〜  F

12. Non Dirmi Ninety (DON'T MAKE ME OVER)  〜 Ornella Vanoni 〜  F

13. II Mondo New Tuoi Occhi ((THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME)  〜 Gianni Morandi 〜  M

14. L’ora Dell’addio (KNOWING WHEN TO LEAVE)  〜 Catherine Spaak 〜
  F
15. Non L’ascoltar (DON'T TALK TO HIM)  〜 Gianni Jalenti 〜  M

16. MAGIC MOMENTS  〜 Carla Boni & Gino Latilla 〜  FM

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約45分


イタリアの La DOUCE レーベルが2003年にリリースしたイタリア編集のバカラック物コンピ集です。ジャケットのアートワークもなんとなくその時代のラテンの香りがします(嗅いだことないけどcoldsweats01)。

Fullsizeoutput_315 CDケースに小さな文字で書かれたライナーノーツはイタリア語ではなく英語。翻訳ソフトと怪しげな?英語力を駆使して翻訳&要約してみました。バカラックの一般的な説明等は省いてます。

─ バカラックはその紛れもないスタイルで世界中のミュージシャンを魅了し、私たちイタリア人のロマンチックで叙情的な感受性をも魅了しました。バカラック・ベストと言ってもいい16個の宝石を集めたこのコンピ集がその証拠です。素晴らしい Bruno Canfora オーケストラによる『 プロミセス・プロミセス 』の「 序曲 」から Carla Boni と Gino Lattila によるコメディタッチの「 マジック・モーメンツ 」まで、本物のイタリアン・テイストで捉え直したものと言えるでしょう。トラック・リストには、Ennio Morricone と Cantori Moderni di Alessandroni のサポートで「 愛の思い出 」を歌ったGianni Morandi のような有名な名前がある一方、Augusto Martelli アレンジの「 小さな願い 」を歌った Marita のような無名のアーティストもあります。 ─

─ Jenny Luna は中古レコード屋ではよく見る名前で、60年代は非常に人気がありました。「 ウォーク・オン・バイ 」と「 アイ・ウェイク・アップ・クライング 」でクリアで甘美な歌声を聴かせてくれます。インスト曲のトラックのうち、このコンピ集で唯一最近のレコーディングである The Smart Set の「 The Party 」 は、ヴィンテージなサウンドで、バカラックとしては珍しくファンキーな元曲に近い出来です。 ─

─ 編者である Robert Passera と Sir Taylor の2人は、イタリア語で歌われた50年代末から70年代初めにかけてのバカラック作品から数々の素晴らしいカバーを発見しました。Mo’plen の味わいを尊重して魅力的なイタリア語の最も稀で魅力的なレコーディングがコンパイルされているこのコンピ集、世界中のオーディエンスにもお勧めします。 ─
 Lady Vanilla レディ・ヴァニラ(ライター、ジャーナリスト)

なるほど、イタリアでもバカラックの音楽は人気だったのか。でもね、話の骨を折ってレディ・ヴァニラさんには申し訳ないのですが、T-4.「 THE PARTY 」とT-15.「 Non L’ascoltar (DON'T TALK TO HIM) 」はバカラック作品じゃありません。冒頭 “ イタリアらしい ” と書いたワケはこれでして、イタリア人はテキトーだな…と(笑)

間違ってコンパイルされてしまった理由を私なりに推理してみました。以下曲目リストの注釈※2※3をご覧ください。
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英国シンガーのぺトゥラ・クラーク(イタリア語で歌っていますが)を除けばイタリア人アーティストばかり。カトリーヌ・スパークはフランス人ですが幼少期からイタリアでずっと活躍した方なんでイタリア人アーティストみたいなものでしょう。

T-1.「 序曲 」、T-9.「 恋よさようなら 」、T-14.「 去りし時を知って 」の3曲はミュージカル『 プロミセス・プロミセス 』のイタリア・キャストによる1970年のアルバム『 PROMESSE... PROMESSE... 』収録のもの。出来も良く、本コンピ集で一番のレコメンドです。他のどのバカラック物コンピ集にも入ってませんからネ。

あと、イントロのメロディがディオンヌ版とは少し違うT-2. 「 小さな願い 」とキラキラしたピアノのオブリガートが独特なT-3. 「 雨にぬれても 」を除けば、どいつもこいつもアレンジは有名バージョンのほぼコピー。そういう面での面白みは殆どありません。そこがちょっと物足りないところでしょうか。” 世界中のオーディエンスにオススメ ” とは言えないんじゃないかなぁ……。

とはいえ、” バカラックの曲はイタリア語で歌っても全く違和感がない ” ことが分かるコンピ集ではあります。


【データ】
『 MO'PLEN BACHARACH 』
V.A.

CD:2003年6月23日リリース
レーベル:La DOUCE (IT)
番号:DOUCE 511044-2

Selected by Robert Passera and Sir Taylor (the ODOCOUPLE)
Liner notes by Lady Vanilla
La DOUCE is a member label of IRMA Records group.
©️&(P) 2003 IRMA Records.

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