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2019年2月17日 (日)

Today/The Dudley Moore Trio (1972年)

英国出身の俳優ダドリー・ムーアが1972年にリリースしたピアノ・トリオのアルバムです。バカラック作品を1曲収録!

(画像は全てクリックすると別ウィンドウで大きくなります)
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Original LP front cover/back cover

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所有リイシューCDのジャケット表/ケース裏

全8トラック中、バカラック作品は1トラック

4. THE LOOK OF LOVE (6:29)


英国出身の俳優ダドリー・ムーアが1972年にリリースしたピアノ・トリオのアルバムです。

どこかで聞いた事がある名前です。そう、バカラックが音楽を担当した1981年公開の米映画『 ARTHUR(ミスター・アーサー) 』で主演を務めたあのダドリー・ムーアです。大富豪の御曹司アーサー・バックに扮し、ゴールデングローブ賞主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞。アカデミー賞主演男優賞にもノミネートされました。

─ 結婚披露パーティーではアーサーが白いピアノに向い「 サンタが街にやってくる 」(この歌は入浴中にも口ずさむ)や「 ブルー・ムーン 」を歌う場面がありピアニストとしても名高いダドリー・ムーアの本領を垣間見せてくれました。 ─

引用したのは『 ミスター・アーサー 』サントラ日本盤の解説の一節。ですからピアノが弾ける俳優さんなんだ〜という認識はありました。でも、ここまで本格的なプロのジャズ・ピアニストだったとは! 

ダドリーは1935年生まれ(2002年没)。俳優、コメディアン、ジャズ・ピアニスト、作曲家という4つの顔を持っていました(詳しくはウィキペディアを参照ください)。ジャズ・ピアニストとしては、自身のトリオを組んで『 Plays The Theme From Beyond The Fringe & All That Jazz 』(1962年)、『 The Other Side Of Dudley Moore 』(1965年)、『 Genuine Dud 』(1966年)、『 The Dudley Moore Trio 』(1969年)といったアルバムをリリース。本作はそれに続くアルバムでございます。

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─ 『 Today 』は、シドニー、メルボルン、ブリスベン、アデレード、キャンベラでのコンサートを含むオーストラリアの3週間のツアーで大成功を収めた1971年に録音された。ダドリーは、頑強なドラマーのクリス・カランと、新しくメンバーとなったベースのピーター・モーガンを伴っていた。このトリオが完全な表現を見つけたことをダドリーが書いた5曲を通して説明しよう。 魅惑的な「 THE STAIRCASE 」、美しく揺れる「 WATERLOO 」、優雅で内省的な「 BEFORE LOVE WENT OUT OF STYLE 」、卑猥に聴こえる「 ROBIN’S BLUES 」、(バート・バカラックの「 恋のおもかげ 」における迷宮のような熟考は言うまでもない)、そしてダドリーが最初の妻である女優Suzy Kendall(スージー・ケンドール)へのオマージュとして書いたトップ10シングル、キャッチーなスキャットスタイルの「 SONG FOR SUZY 」。 ─ (リイシューCDのライナーノーツより、私の超意訳で)

ダドリーが書いた5曲は全くライナーノーツの通り。それぞれ魅力的な曲で作曲家としての才能もなかなかのもの。

バカラック作品のT-4.「 恋のおもかげ 」は♩≒104の幾分ファンキーな8ビート仕立て。他では聴けない特徴的で怪しげなイントロ&エンディング、ピアノのファンキーなアドリヴ、メリハリの効いたノリの良いベース…。いやホントにびっくりです。下手なピアノ・トリオの演奏より全然イイッ! 惜しいのはドラムスの音色が硬くてメリハリもなく平板なところかなぁ(他の曲でも言えることですが)。

ちなみに、本作の前年(1971年)に「 SONG FOR SUZY 」がオーストラリアでシングル・リリースされてまして、そのカップリング曲が「 恋のおもかげ 」でした。

本作はMP3で聴けますので興味がありましたら是非! なお、LPのアルバム・ジャケットはオーストラリア盤のものを拾いました。リイシューCDはUK盤のジャケットを再現しているようです。


【データ】
『 Today 』
Dudley Moore

LP:1972年リリース (所有CDは、2017年リイシューのUK盤)
レーベル:Atlantic (所有CDは、el in association with Cherry Red Records)
番号:SD-1000 (所有CDは、ACMEM332CD)

Dudley Moore:piano
Peter Morgan:bass
Chris Karan:drums
Written by Dudley Moore (T-2,3,5,7,8.)
Recorded at United Sound Studios, Sydney

 

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