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2019年3月 3日 (日)

Vol. II/Liz Damon's Orient Express (1971年)

ハワイのグループ、リズ・ダモンズ・オリエント・エクスプレスが1971年にリリースしたアルバムです。超レアなバカラック・カヴァーを2曲収録!

(画像は全てクリックすると別ウィンドウで大きくなります)
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全10トラック中、バカラック作品は2トラック

A2. WALKING BACKWARDS DOWN THE ROAD (2:59)
A5. LONELINESS REMEMBERS (WHAT HAPPINESS FORGETS) (2:02)


コーラスワークが素晴らしいハワイのグループ、リズ・ダモンズ・オリエント・エクスプレスが1971年にリリースしたアルバムです。

ホノルルはヒルトン・ハワイアン・ヴィレッジにあるバーのハウスバンドだったグループで、メンバーはリード・シンガーのリズ・ダモンと2人の女性シンガー、あと男性コーラスも含むバンドもそうなのかしらん? 1970年代に5枚アルバムをリリースしていて、本作は2枚目に当たります。

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収録曲は全てカヴァー。有名曲はローラ・ニーロのA3.「 TIME AND LOVE 」、キャロル・キングのB3.「 WHERE YOU LEAD 」フランシス・レイのB4.「 ある愛の詩 」あたり。 半分は私にとって聴いたことない曲でしたが、そのコーラス・ワークの素晴らしさの前では曲を知ってるかどうかなんて関係ないですねー。

リズ・ダモンを軸に、男女コーラスがユニゾンしたりハモったり、ホントに心地よいコーラスを聴かせてくれます。効果的に使われるヴィブラフォンや柔らかなトランペットなど、アレンジと演奏もソフトタッチでドリーミーです。

んで、2曲入ってるバカラック・カヴァー(というよりディオンヌ・カヴァーでしょうけど)は超レアなもの。

A2.「 ウォーキング・バックワーズ・ダウン・ザ・ロード(私が歩む世界)」のオリジナルはディオンヌ1968年のアルバム『 DIONNE WARWICK in Valley of the Dolls 』に収録。カヴァーは本作だけだと思います。キーやアレンジの基本形はディオンヌ版と同じ。メロディのほとんどは女性コーラスがユニゾンで歌い、所々で男女コーラスがハモります。ディオンヌ版(♩≒98)より幾分速いテンポ(♩≒104)とソフトで明るい声質もあり、聴いててウキウキ楽しい雰囲気になります。

A5.「 ロンリネス・ハッピネス 」のオリジナルはディオンヌ1970年のアルバム『 I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN 』に収録。カヴァーの数は本作を入れても片手くらいですかね。キーとテンポはディオンヌ版と同じですが、イントロやオブリガートなど独自のアレンジを施されていてもっと軽やかな印象。そしてコーラスの素晴らしさ! メロディは最初から最後まで男女コーラスが歌っていて、しかもほとんどがハモリ。何回聴いても飽きないです。この曲はシングル・カットされて1972年にUS ACチャートで29位を記録しています。

私が所有しているLPは Anthem盤ですが、同年同じ内容で Delilah Records からジャケット違いの『 Try A Little Tenderness 』がリリースされています。
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Discogsで購入する際迷ったのですが、ジャケットに惹かれて『 Vol. II 』を購入。だってセンスが全然違うんだもん

ここからはオマケとして、MP3で所有しているバカラック・カヴァーをご紹介。
リズ・ダモンズ・オリエント・エクスプレスは1970年リリースのファースト・アルバム『 Liz Damon's Orient Express 』で「 遥かなる影 」(3:24)をカヴァー。可愛らしいカヴァーです。メロディをほとんどユニゾンで歌っているのがちょっと残念。
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また、1973年リリースのサード・アルバム『 Me Japanese Boy (I Love You) 』ではアルバム・タイトルにもなった「 ミー・ジャパニーズ・ボーイ 」(2:27)をカヴァー。歌ってるのはリズ・ダモンとキッズ・コーラスのみで、大人のハーモニーは聴けず。アレンジもなにやらチープでちょっと期待外れかなぁ。
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【データ】
『 Vol. II 』
Liz Damon's Orient Express

LP:1971年リリース
レーベル:Anthem (US)
番号:ANS-5900

Produced by George P. Chun
Arranged and Conducted by Joe Eich

※ 日本の Amazon での取り扱いは無し

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