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2019年6月

2019年6月30日 (日)

sings Bacharach/Laura Avanzolini (2019年)

イタリアの女性ジャズ・ヴォーカリスト、ローラ・アヴァンゾリーニが2019年6月にリリースしたバカラック・カヴァー集です!

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1. ANYONE WHO HAD A HEART
2. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
3. THE LOOK OF LOVE
4. WIVES AND LOVERS
5. THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR
6. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
7. THE APRIL FOOLS
8. I SAY A LITTLE PRAYER
9. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD
10. BABY IT'S YOU

収録時間約49分


イタリアの女性ジャズ・ヴォーカリスト、ローラ・アヴァンゾリーニが今月(2019年6月)リリースしたばかりのバカラック・カヴァー集です!

ローラの公式サイトによれば、彼女は1985年生まれ。えぇと今年で34歳ですね。最初はギターやピアノに取り組んだけど、歌とジャズに転向したそうです。2013年から数枚アルバムをリリース。2015年からは、ジャス・シンガーのクラスを持って教えてるんだとか。

バックはセクステットで、ピアノレスのトリオ(ギター、ウッドベース、ドラムス)+ホーン3人という編成。ホーンが3本もあるとやはり賑やかですねー。CDの裏ジャケにメンバーが勢揃いしてますが、1人を除いて髭生やしてていかにも伊太利亜って感じ(笑)。

取り上げたバカラック・ナンバーは有名曲ばかり10曲。アレンジは実にバラエティ豊か。よく言えば意欲的ですが、やりすぎと感じる曲もチラホラ。でもそれが狙いなのかもしれません。ありきたりのバカラック・カヴァー集にはしないぞ、と。

T-3.「 恋のおもかげ 」は冒頭ウッドベースのアドリブが1分間続き、それからイントロがスタート。階段状のベース、タイトなリズム、ホーンによる和音がカッコイイ。最初はクールに、だんだん熱を帯びてまたクールに戻るローラの歌いっぷりとバックがうまくマッチングしてます。T-7.「 エイプリル・フールズ 」でも冒頭アコギがソロでメロディを約50秒間変奏。本編に入ると、8分音符で和音をきざむアコギ、間奏でのトランペットやギター等のアドリヴ、ローラの歌唱とハモるホーンがなかなかに独創的。ゆったりしたグルーヴ感が大人な感じです。

T-8.「 小さな願い 」では今度はドラムスが約1分間アドリヴ。本編に入ると、最初はハンドクラップ(2拍目と4拍目)、続いて16ビートのリズムに乗ってホーン群によるメロディ+アドリヴ。フェイクを交えたローラのヴォーカルも見事。これもなかなかに独創的です。T-9.「 雨にぬれても 」は一転、ゆったりしたバラード調にアレンジ。中間部でのトロンボーンのメロディ・ソロは自分も吹いてみたいと思いました。後半はドラムスのリズムが強くなり、トランペットのアドリヴがまたイイ感じでございます。

以上4曲が私のレコメンドです。

T-5.「 愛のハーモニー 」はリズムなしの前半部でボウイング奏法のダブルベースがなんともイイ雰囲気なのですが、リズムが入ってからの後半が凡庸ですかね。ところどころで4拍子+3拍子の変拍子を繰り返すT-6.「 恋よさようなら 」もユニーク。一方、1コーラス目難しいリズムに乗せて歌うT-2.「 遥かなる影 」、デキシーランド・ジャズ風のT-10.「 ベイビー・イッツ・ユー 」あたりはやりずぎ感強めです。あくまでも私の主観ですが。

クセが強いけれど意欲的な本アルバム、ジャズというジャンルにとらわれないで聴いてほしいです。


【データ】
『 sings Bacharach 』
Laura Avanzolini

CD:2019年6月13日リリース
レーベル:Koiné / Dodicilune (IT)
番号:KNE035

Produced by Laura Avanzolini, Walter Pignotti, Michele Sperandio
All original arrangements by Michele Francesconi
  Laura Avanzolini - vocals
  Giacomo Uncini - trumpet, flugelhorn
  Antonangelo Giudice - tenor saxophone, clarinet
  Paolo Del Papa - trombone
  Walter Pignotti - guitars, banjo
  Tiziano Negrello - double bass
  Michele Sperandio - drums
Recorded 30th, 31st October 2018 at Marzi Recording Studio,Riccione, Italy

2019年6月23日 (日)

Still in Love: Songs of Bacharach/Julian Yeo (2016年)

米国の男性ジャズシンガー、ジュリアン・ヨーがアコギだけをバックに歌ったバカラック・カヴァー集です。(CD無し/デジタル配信のみ)

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1. PAPER MACHE
2. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE
3. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU
4. ANYONE WHO HAD A HEART
5. THIS HOUSE IS EMPTY NOW
6. I’LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
7. THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR
8. WHAT'S NEW PUSSYCAT?
9. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
10. THE LOOK OF LOVE
11. ONE LESS BELL TO ANSWER
12. A HOUSE IS NOT A HOME
13. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE

収録時間約42分


米国の男性ジャズシンガー、ジュリアン・ヨーがアコギだけをバックに歌ったバカラック・カヴァー集です。2016年リリースで、デジタル配信のみです。

彼の公式サイトを見ても生年はわからず。2006年に最初のアルバムをリリースし、本作が8作目のアルバムとのこと。アートワークから判断するに、本作リリース時で30歳半ば〜40歳くらいでしょうか? ニューヨークでジャズ/キャバレー歌手をしているそうです。ビング・クロスビー、フレッド・アステア、初期のシナトラあたりが彼のお気に入りで、彼らをリスペクトしつつ現代風にアレンジして歌っているんだとか。

それじゃなんでバカラック集なん? という疑問がムクムクと湧いてくるわけですが、まぁそれは吹き消しちゃいます💨。

全13曲のほとんどはカヴァー定番曲ですが、T-1.「 ペイパー・マシェ 」やコステロとの共作曲T-5.「 ディス・ハウス・イズ・エンプティ・ナウ 」といったシブい曲をチョイスするあたりはセンスいいですね。

豊かなバリトンで若干ザラついたジュリアンの歌声は、まったりしたアコギの伴奏にもマッチしてます。ジャズの感じは薄いかな。それはいいんですが、1曲めから13曲めまで同じトーン・同じ曲調・同じ歌い方なので聴いてると正直怠くなってきます。アコギの奏法にもっとバリエーションがあるとまた違ってくるのかもしれませんが…。1曲だけ独立して聴く分にはいいんですけどね。ジュリアンやギター奏者がどうこうというより、プロデュースの問題でしょう。

レコメンドを挙げるとすれば、感情こもった歌唱のT-5.「 ディス・ハウス・イズ・エンプティ・ナウ 」と、同じく気持ちの入った歌唱とギタープレイが光るT-12.「 ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」の2曲でしょうか。おっ、どちらも家を題材にした曲! ジュリアンは家🏠に何か思い入れでもあるのかしらん。

どうせならピアノ・トリオ(ギター・トリオでもいいから)で聴いてみたかったです。


【データ】
『 Still in Love: Songs of Bacharach 』
Julian Yeo

MP3:2016年12月16日リリース
レーベル:Yeomo Productions (US)
番号:?

Vocals - Julian Yeo
Guitar - Tony Romano

※ 日本のAmazonでは取り扱い無し。iTunesや米国Amazonで購入可能

2019年6月16日 (日)

she's back/Dionne Warwick (2019年)

ディオンヌ・ワーウィックが先月リリースしたばかりのアルバムです。バカラック作品2曲を新たにリメイク!

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Disc1
全15トラック中、バカラック作品は2トラック

12. IF I WANT TO (4:34)
15. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE (4:50)  〜 ft. Jubilation Choir 〜 

Disc2  …  <ボーナス・ディスク>
1998年リリース『 DIONNE SINGS DIONNE 』のリマスター盤
(但し、曲順は Original CD と若干異なっています)


ディオンヌ・ワーウィックが先月(2019年5月)リリースしたばかりのアルバムです。

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─ She's Back!  ディオンヌ・ワーウィックが戻ってきた。だが、今年で79歳を迎えるディオンヌは“戻ってくる”必要がないくらい今も現役で活動を続けている。2015年の来日公演で元気な姿を見せてくれたことも記憶に新しい。作品もコンスタントに出してきた。近年は、2012年にデビュー50周年を記念した『 Now 』、2014年にデュエット・アルバム『 Feels So Good 』を発表。ただ、この四半世紀くらいは最近の2作を含めセルフ・カヴァー集が中心で、他にもブラジル音楽やゴスペルなどをテーマにした企画色の強いアルバムが多かった。(中略)今作『 She's Back 』は前作から5年ぶりであることに加え、セルフ・カヴァーを含めてソウル/R&Bの曲を歌った作品ということで、“R&Bに意識的になったディオンヌが戻ってきた”と解釈すれば<She's Back>というタイトルにも納得がいく。 ─  (林 剛氏、ライナーノーツより)

以上、アルバムの概要でした(手抜き💦)。

ここで1998年以降のリメイク集やデュエット集をリリース順にリストアップ。( )は略称、"  " は新たに録音したバカラック作品の曲数です。
① 1998年『 DIONNE SINGS DIONNE 』(DSD)"8曲"
② 2000年『 DIONNE SINGS DIONNE Ⅱ 』(DSDⅡ)"9曲"
③ 2006年『 MY FRIENDS & ME 』(F&ME)"9曲"
④ 2012年『 NOW 』"10曲"
⑤ 2014年『 FEELS SO GOOD 』(FSG)"6曲"

ヒップポップ系のアレンジが目立つ①『 DSD 』、コンテンポラリーな味付けの②『 DSDⅡ 』、全て女性とのデュエットでヒップポップ風味の③『 F&ME 』、②に近いコンセプトだけど意欲的な選曲が光る④『 NOW 』、スタイルにこだわらず老若男女とデュエットした⑤『 FSG 』。…手を替え品を替えといった感じでしょうか。前述の林氏は<She's Back>というタイトルに納得されたようですが、私の感覚としては<She's Back Again>…えーっ、またかって感じですね(苦笑)。

本アルバムはボーナス・ディスクとして『 DSD 』のリマスター盤を付属しているのですが、本アルバムでリメイクしているバカラック作品2曲はこの『 DSD 』以来のリメイク。早速聴き比べてみましょう。

T-12.「 イフ・アイ・ウォント・トゥ 」は超レア曲。オリジナルはサンディ・パティ(1994年『 FIND IT ON THE WINGS 』)で、ディオンヌが『 DSD 』でカヴァーしたもの。『 DSD 』版と同じテイストの生ストリングス入りスロー・バラードに仕立てられていて、テンポは『 DSD 』版の♩≒65に対して♩≒64とほぼ同じ。ですがキーは二度半低く、全体的に声が細くて最高音のG♯なんて声が掠れてちょっと辛そう。編集段階で色々修正はしてるのでしょうが、それでもコレですからね。20年の歳月を突きつけられました、残念。

T-15.「 世界は愛を求めている 」はジャッキー・デシャノンがオリジナルのバカラック・カヴァー定番曲。ディオンヌにとっては曰くつきの曲ですね(こちら)。『 DSD 』版はヒップポップ系のアレンジで共演者のラップが全面的にフィーチャーされたものでしたが、本作ではクワイヤをフィーチャーしたゴスペル仕立て。コレは良いです! ディオンヌが最初に歌った1966年の『 HERE WHERE THERE IS LOVE 』版と比べてキーは二度低いだけなんですが、最高音のGもしっかり出ていて声に力強さを感じます。「 イフ・アイ・ウォント・トゥ 」とは大違い。これはリメイクした価値が十分あります(エラそうにスミマセン)。

他の曲についても少しばかり触れます。全15曲のうち、10曲がカヴァーで、バカラック作品の2曲を含む5曲(T-5,10,12,13,15)がリメイク。それぞれ異なる男性シンガーと6曲(T-1,3〜6,10)でデュエット。まぁ、確かにR&B調の曲が多いです。ただ、ディオンヌのノリはイマイチ。年齢考えたら無理もないかな…。ディオンヌが本当に歌いたかったのか…私は疑問に思います。

💡拙ブログでは、過去自身が歌った曲のカヴァーをリメイクと呼び、他人に提供した曲を自身でカヴァーすることをセルフ・カヴァーと呼んで区別しています(但し、ライナーノーツは本文ママ)。ややこしいですが、悪しからず。


【データ】
『 she's back 』 (邦題:シーズ・バック)
Dionne Warwick

CD:2019年5月17日リリース (所有CDは、同年5月22日リリースの日本盤)
レーベル:Kind music / Entertainment One (US) (所有CDは、ビクター・エンタテインメント)
番号:ECM-CD-46085 (所有CDは、VICP-65526〜7)

Executive Producer:Dionne Warwick, Damon Elliott, Alan Grunblatt, Maurice White
Produced by Damon Elliott and Teddy Harmon (T-2〜5,7〜9,13)
Produced by Damon Elliott, Teddy Harmon and Musiq Soulchild (T-1)
Produced by Damon Elliott (T-15)
Produced by Brian McKnight and Damon Elliott (T-6)
Produced by Rob Shrock (T-10,12,14)
Produced by Brenda Russell (T-11)

T-12. Written by Burt Bacharach and Will Jennings
T-15. Written by Burt Bacharach and Hal David

2019年6月 9日 (日)

Plays Bacharach/Bengt Hallberg (1971年)

スウェーデンのジャズ・ピアニスト、ベンクト・ハルベルクが1971年にリリースしたバカラック・カヴァー集です。

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A1. MY LITTLE RED BOOK
A2. AS LONG AS THRER'S AN APPLE TREE
A3. MAGIC POTION
A4. ANYONE WHO HAD A HEART
A5. THIS GUY’S IN LOVE WITH YOU
A6. SATURDAY SUNSHINE
B1. 24 HOURS FROM TULSA
B2. LOVE WAS HERE BEFORE THE STARS
B3. TURKEY LURKEY TIME
B4. WALK LITTLE DOLLY
B5. UPSTAIRS

収録時間約33分


スウェーデンのジャズ・ピアニスト、ベンクト・ハルベルクが1971年にリリースしたバカラック・カヴァー集です。

ベンクト・ハルベルクは1932年スウェーデンのヨーテボリ生まれ(2013年没)。初レコーディングは1949年、もちろんSPレコードの時代です。その後、彼はスウェーデンを代表するジャズ・ピアニストとなりました。

編成は、ピアノ・トリオ+アコギのカルテット(5曲)、ピアノ・トリオ(4曲)、ピアノ・ソロ(2曲)の3種類。澄んだ空気感と明るい色調のサウンドがリラックスした雰囲気を醸し出します。スウェーデンで録音したら皆そうなるのでしょうか?

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それにしても、カヴァー定番曲の少ないこと! おそらくこれまでで最もマニアックな選曲のバカラック・カヴァー集だと思います。全11曲のうちカヴァー定番曲はA4.「 恋するハート 」とA5.「 ディス・ガイ 」だけ。A1.「 マイ・リトル・レッド・ブック 」とB1.「 タルサから24時間 」もそこそこカヴァーされてますが、それ以外は超レア曲ばかり。特にA2.「 アズ・ロング・アズ・ゼアズ・アン・アップル・ツリー(リンゴの木がある限り)」とB4.「 ウォーク・リトル・ドゥリー 」は初めて聴くカヴァー。でも、いい曲をチョイスしてます。

ということで、1曲ずつ簡単にコメントします。

A1.「マイ・リトル・レッド・ブック 」はカルテットでの演奏。アコギによるクールなメロディとノリの良いリズムが印象的です。A2.「 アズ・ロング・アズ・ゼアズ・アン・アップル・ツリー(リンゴの木がある限り)」はピアノ・トリオによる演奏。オリジナルはディオンヌ(こちら)。原曲の小粋さを無くさずにゆったりしたシャッフルのリズムでカヴァーしています。これ、レコメンドです。A3.「 マジック・ポーション 」もピアノ・トリオ。軽快なテンポで賑やかな演奏です。A4.「 恋するハート 」はカルテットでの演奏。若干インタープレイ的な印象を受けます。A5.「 ディス・ガイ 」はピアノ・トリオ。1コーラス目は退屈ですが、2コーラス目でのアドリヴはいい感じ。A6.「 サタデイ・サンシャイン 」はピアノ・ソロ。コロコロしたピアノの音色と弾むようなリズム。聴いててウキウキしてきます。レコメンドです。

B1.「 タルサから24時間 」はカルテットでの演奏。原曲の4拍子をラテン調のジャズワルツにアレンジ。大胆ですねー。B2.「 LOVE WAS HERE BEFORE THE STARS 」はピアノ・ソロ。オリジナルはブライアン・フォーリー(こちら)。とても美しい演奏で、後半いつの間にかワルツになってるところも素晴らしい。レコメンドです。B3.「 ターキー・ラーキー・タイム 」はピアノ・トリオ。だんだん盛り上がって、途中ベースのアドリヴで一旦クールダウンし、また盛り上がる構成に唸りました。この曲のジャズなんて想像もしませんでした。レコメンドです。B4.「 ウォーク・リトル・ドゥリー 」はカルテット。オリジナルはディオンヌ(こちら)。ゆったりまったり、アコギとピアノの掛け合いが心地良いです。B5.「 二階の僕の部屋 」もカルテット。後半の疾走感が堪りません。

Discogsでスウェーデンのレコード屋さんから購入。昨日届いてすぐ聴いて、早速紹介した次第。是非リイシューCD化(いやMP3でもいいから)して欲しいアルバムです。


【データ】
『 Plays Bacharach 』
Bengt Hallberg

LP:1971年リリース
レーベル:Polydor (SW)
番号:2379 022

Executive Producedr:Ivan Nordstrøm
Piano:Bengt Hallberg
Guitar:Rune Gustafsson
Bass:Red Mitchell
Drums:Egil Johansen
Recorded at Europafilm Studios, Sundbyberg, Sweden, April 13th and 16th 1971 by Polydor AB, Stockholm, Sweden

※ 日本の Amazonでの取り扱いは無し

2019年6月 2日 (日)

And I Love You So/The Mike Sammes Singers (1974年)

英国のバックコーラス・グループ、マイク・サムズ・シンガーズが1974年にリリースしたアルバムです。バカラック・カヴァーを1曲収録!

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全12トラック中、バカラック作品は1トラック

B4. KNOWING WHEN TO LEAVE (3:14)


英国のバックコーラス・グループ、マイク・サムズ・シンガーズが1974年にリリースしたアルバムです。

マイク・サムズは1928年イングランドの生まれ(2001年没、享年73歳)。バカラック爺と同年生まれですね。セッション・シンガー/ヴォーカル・アレンジャーとして活躍した彼が結成したのがマイク・サムズ・シンガーズでした。
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─ マイク・サムズ・シンガーズがテレビの曲を好み人気のテレビ番組の多くでフィーチャーされているのは、もう当たり前のことですね。実際に「Sunday Night at the London Palladium(英国のTVバラエティ番組)」ショーに出演したことのある人は、世界のそうそうたるアーティスト達の「バック・グループ」として左上のステージボックスにいる彼らを見たことがあると思います。 デ・オコナー、トム・ジョーンズ、エンゲルベルト・フンパーディンク、ハリー・セクーム、ぺトゥラ・クラークなどが彼らのハーモニーの恩恵を受けています。これらのシリーズのすべてで、このメロディアスなセクステット(男性3人、女性3人)はなくてはならない存在なのです。
今ここに彼らのレコードがあります。素晴らしい曲ばかり、それをあなたは好きなときにいつでも聴くことができるのです。マイク・サムズ・シンガーズのサウンドはいつも素晴らしく、このアルバムも期待に違わぬ出来です。 ─(本アルバムジャケ裏のライナーノーツより)

テキトーに訳してます。あしからず。

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マイク・サムズが全曲でアレンジと指揮を担当。ソフトタッチで美しいハモりを聴かせるコーラス・ワーク、派手さはないけれどコーラスを引き立たせるオブリガートが心地よいオーケストラ・アレンジ…。よくあるイージーリスニングものとは一線を画すアルバムだと思います。

1971〜1973年頃のヒット曲や英国TV番組の曲を中心に選曲してるようです。んで、バカラック・カヴァーはB4.「 去りし時を知って 」。ミュージカル『 Promises, Promises 』の中の曲ですが、ここでは1971年のカーペンターズのアルバム『 Carpenters 』に収められた「 BACHARACH/DAIVID MEDLEY 」の初っ端約1分半に流れる「 去りし時を知って 」を元にしたカヴァーとなっています。カーペンターズ版を元にしたこの曲のカヴァーって、他には無いような気がします。

キーはカーペンターズ版と同じで、テンポは元々速いカーペンターズ版(♩≒185)よりも速い♩≒200。カーペンターズ版ではサビの部分だけだったハモりも、至る所で聴けます。テンポに乗ったキレのあるコーラス・ワークがとにかく素晴らしい! それに、間奏部分で流れる金管やストリングスのオブリガートがまた素敵なんですよねー。超レコメンドです!

他の曲では、スティービー・ワンダーのB1.「 サンシャイン 」、ドン・マクリーンのB5.「 ヴィンセント 」あたりがレコメンド。特に「 ヴィンセント 」は美しいお花畑にいるようなアレンジ&ハーモニーが素敵です。

YouTubeに上がっていますので、興味ある方は是非聴いてみて下さい。


【データ】
『 And I Love You So 』
The Mike Sammes Singers

LP:1974年リリース
レーベル:Sounds Superb / EMI Records (UK)
番号:SPR 90015

Produced by Walter J. Ridley
Arranged and Conducted by Mike Sammes

※ 日本の Amazon での取り扱いはなし

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