she's back/Dionne Warwick (2019年)
ディオンヌ・ワーウィックが先月リリースしたばかりのアルバムです。バカラック作品2曲を新たにリメイク!
(画像は全てクリックすると大きくなります)
Disc1
全15トラック中、バカラック作品は2トラック
12. IF I WANT TO (4:34)
15. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE (4:50) 〜 ft. Jubilation Choir 〜
Disc2 … <ボーナス・ディスク>
1998年リリース『 DIONNE SINGS DIONNE 』のリマスター盤
(但し、曲順は Original CD と若干異なっています)
ディオンヌ・ワーウィックが先月(2019年5月)リリースしたばかりのアルバムです。
─ She's Back! ディオンヌ・ワーウィックが戻ってきた。だが、今年で79歳を迎えるディオンヌは“戻ってくる”必要がないくらい今も現役で活動を続けている。2015年の来日公演で元気な姿を見せてくれたことも記憶に新しい。作品もコンスタントに出してきた。近年は、2012年にデビュー50周年を記念した『 Now 』、2014年にデュエット・アルバム『 Feels So Good 』を発表。ただ、この四半世紀くらいは最近の2作を含めセルフ・カヴァー集が中心で、他にもブラジル音楽やゴスペルなどをテーマにした企画色の強いアルバムが多かった。(中略)今作『 She's Back 』は前作から5年ぶりであることに加え、セルフ・カヴァーを含めてソウル/R&Bの曲を歌った作品ということで、“R&Bに意識的になったディオンヌが戻ってきた”と解釈すれば<She's Back>というタイトルにも納得がいく。 ─ (林 剛氏、ライナーノーツより)
以上、アルバムの概要でした(手抜き💦)。
ここで1998年以降のリメイク集やデュエット集をリリース順にリストアップ。( )は略称、" " は新たに録音したバカラック作品の曲数です。
① 1998年『 DIONNE SINGS DIONNE 』(DSD)"8曲"
② 2000年『 DIONNE SINGS DIONNE Ⅱ 』(DSDⅡ)"9曲"
③ 2006年『 MY FRIENDS & ME 』(F&ME)"9曲"
④ 2012年『 NOW 』"10曲"
⑤ 2014年『 FEELS SO GOOD 』(FSG)"6曲"
ヒップポップ系のアレンジが目立つ①『 DSD 』、コンテンポラリーな味付けの②『 DSDⅡ 』、全て女性とのデュエットでヒップポップ風味の③『 F&ME 』、②に近いコンセプトだけど意欲的な選曲が光る④『 NOW 』、スタイルにこだわらず老若男女とデュエットした⑤『 FSG 』。…手を替え品を替えといった感じでしょうか。前述の林氏は<She's Back>というタイトルに納得されたようですが、私の感覚としては<She's Back Again>…えーっ、またかって感じですね(苦笑)。
本アルバムはボーナス・ディスクとして『 DSD 』のリマスター盤を付属しているのですが、本アルバムでリメイクしているバカラック作品2曲はこの『 DSD 』以来のリメイク。早速聴き比べてみましょう。
T-12.「 イフ・アイ・ウォント・トゥ 」は超レア曲。オリジナルはサンディ・パティ(1994年『 FIND IT ON THE WINGS 』)で、ディオンヌが『 DSD 』でカヴァーしたもの。『 DSD 』版と同じテイストの生ストリングス入りスロー・バラードに仕立てられていて、テンポは『 DSD 』版の♩≒65に対して♩≒64とほぼ同じ。ですがキーは二度半低く、全体的に声が細くて最高音のG♯なんて声が掠れてちょっと辛そう。編集段階で色々修正はしてるのでしょうが、それでもコレですからね。20年の歳月を突きつけられました、残念。
T-15.「 世界は愛を求めている 」はジャッキー・デシャノンがオリジナルのバカラック・カヴァー定番曲。ディオンヌにとっては曰くつきの曲ですね(こちら)。『 DSD 』版はヒップポップ系のアレンジで共演者のラップが全面的にフィーチャーされたものでしたが、本作ではクワイヤをフィーチャーしたゴスペル仕立て。コレは良いです! ディオンヌが最初に歌った1966年の『 HERE WHERE THERE IS LOVE 』版と比べてキーは二度低いだけなんですが、最高音のGもしっかり出ていて声に力強さを感じます。「 イフ・アイ・ウォント・トゥ 」とは大違い。これはリメイクした価値が十分あります(エラそうにスミマセン)。
他の曲についても少しばかり触れます。全15曲のうち、10曲がカヴァーで、バカラック作品の2曲を含む5曲(T-5,10,12,13,15)がリメイク。それぞれ異なる男性シンガーと6曲(T-1,3〜6,10)でデュエット。まぁ、確かにR&B調の曲が多いです。ただ、ディオンヌのノリはイマイチ。年齢考えたら無理もないかな…。ディオンヌが本当に歌いたかったのか…私は疑問に思います。
💡拙ブログでは、過去自身が歌った曲のカヴァーをリメイクと呼び、他人に提供した曲を自身でカヴァーすることをセルフ・カヴァーと呼んで区別しています(但し、ライナーノーツは本文ママ)。ややこしいですが、悪しからず。
【データ】
『 she's back 』 (邦題:シーズ・バック)
Dionne Warwick
CD:2019年5月17日リリース (所有CDは、同年5月22日リリースの日本盤)
レーベル:Kind music / Entertainment One (US) (所有CDは、ビクター・エンタテインメント)
番号:ECM-CD-46085 (所有CDは、VICP-65526〜7)
Executive Producer:Dionne Warwick, Damon Elliott, Alan Grunblatt, Maurice White
Produced by Damon Elliott and Teddy Harmon (T-2〜5,7〜9,13)
Produced by Damon Elliott, Teddy Harmon and Musiq Soulchild (T-1)
Produced by Damon Elliott (T-15)
Produced by Brian McKnight and Damon Elliott (T-6)
Produced by Rob Shrock (T-10,12,14)
Produced by Brenda Russell (T-11)
T-12. Written by Burt Bacharach and Will Jennings
T-15. Written by Burt Bacharach and Hal David
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