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2019年7月28日 (日)

Core Bacharach/Fred Fried and Core (2013年)

米国の男性ジャズ・ギタリスト、フレッド・フライドが自身のトリオで演奏したバカラック・カヴァー集です!

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1. I SAY A LITTLE PRAYER
2. THE LOOK OF LOVE
3. WALK ON BY
4. WIVES AND LOVERS
5. MAKE IT EASY ON YOURSELF
6. WHAT'S NEW PUSSYCAT?
7. A HOUSE IS NOT A HOME
8. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU
9. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
10. ANYONE WHO HAD A HEART
11. ALFIE

収録時間約65分


米国の男性ジャズ・ギタリスト、フレッド・フライドが自身のトリオで演奏したバカラック・カヴァー集です!

フレッド・フライドは1948年12月 NY生まれ。作家志望だった彼は英語専攻で大学に入ったものの、ギターに夢中になります。大学卒業後はLAで5年間過ごすのですが、その間に7弦ギターの大家である George Van Eps に半年間師事。彼は7弦ギターを弾くようになりその後NYに戻って様々なミュージシャンと共演。現在は8弦ギターに移行してマサチューセッツ州ケープコッドを拠点に活動しています。

自身のトリオ Fred Fried and Core の残り2人もマサチューセッツ州在住で、ベースの Michael Lavoie とドラムスの Miki Matsuki。ん?、ドラムスは日本人なのか? 経歴を調べたところバークリー音楽院とロンジー音楽院(いずれもマサチューセッツ州ボストンの学校)卒、ボストンで活躍している日本人ミュージシャンとのことです。
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11作目のリーダー作(Fred Fried and Coreとしては3作目)で取り上げた11曲は、バカラック&デイヴィッドコンビのカヴァー定番曲ばかり。フレッドは自らライナーでこう書いています。

─ 私はバート・バカラックを最も尊敬しています。彼の曲が大好きです。彼の曲は、いかなる定義にせよスタンダードであり、さまざまな解釈に耐えることができます。したがって、ジャズギタリスト、作曲家、そしてアレンジャーとして、私はボーカリストをマイナスして演奏しただけの単なるインストゥルメンタル・バージョンにはしたくありませんでした。実際、私がこのプロジェクトに参加したのは、自身の音楽プリズムを通してバカラックの作品を輝かせ、その結果どうなるかを知りたかったからです。 ─

志が高いですねー。そして、聴いてみるとそれが口だけじゃないことがわかります。

アレンジは創造性に富み、軽快で、透明な空気感を備えつつ熱いところはしっかり熱い、そんな演奏です。イントロだけ聴いても何の曲かわからなかったりします。どの曲もオススメですが、個人的なレコメンドをいくつか挙げてみます。1曲めのT-1.「 小さな願い 」、50秒間あるイントロのうち35秒くらいまでは全く何の曲だかわからないのに、違和感なくディオンヌ版のイントロに繋がるアレンジに唸っちゃいました。T-5.「 涙でさようなら 」の冒頭(後半にもあり)、ギターの伴奏でベースがメロディを爪弾くのですが、その何とも言えない静謐な暖かさが素敵なんですよね〜。T-6.「 何かいいことないか子猫チャン 」では拍子やリズムがコロコロ変わるのですが、それがもうカッコよくてカッコよくて。中間部から後半にかけてのギターやベースのアドリヴも最高です。

この曲だけギター・ソロのT-11.「 アルフィー 」はフレッドのバカラックへの想いが最も伝わってきます。  ─ 私は何年もの間「 アルフィー 」を演奏してきましたが、このレコーディングのために、そしてソロのギター・ピースとして、私はフル8弦での演奏にチャレンジしました。 ─   実際、フレッドは2作目のアルバム『 Out of My Dreams 』でも「 アルフィー 」を取り上げています(7弦ギター、トリオで)。それは公式サイトで聴けるのですが、本作の「 アルフィー 」の方がよりパーソナルに感じます。

非常に中身の濃い、素晴らしいバカラック・カヴァーだと思います。BGMにもいいですね。


【データ】
『 Core Bacharach 』
Fred Fried and Core

CD:2013年7月6日リリース
レーベル:Ballet Tree Jazz Production (US)
番号:なし

Produced by Fred Fried
All songs written by Burt Bacharach and Hal David
Fred Fried - 8-string guitar, Arranger
Michael Lavoie - Bass
Miki Matsuki - Drums
Recorded March and April 2013 at PBS Studios, Westwood, MA
Recorded, mixed and mastered by Peter Kontrimas

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