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2019年7月14日 (日)

TO HAL AND BACHARACH/V.A. (1998年)

オーストラリアの若手アーティスト達によるバカラック・カヴァー集です。

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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1. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME  〜 Rebecca’s Empire 〜  F
2. WALK ON BY  〜 The Mavis’s 〜  FM
3. THIS GIRL'S IN LOVE WITH YOU  〜 Leonardo’s Bride 〜  F
4. TRAINS AND BOATS AND PLANES  〜 The Dumb Earth 〜  M
5. THE LOOK OF LOVE  〜 Lisa Miller And Tex Perkins 〜  FM
6. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  〜 Cordrazine 〜  M
7. WHAT'S NEW PUSSYCAT?  〜 Frank Bennett 〜  M
8. I’LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  〜 The Whitlams 〜  M
9. (THE MAN WHO SHOT) LIBERTY VALANCE  〜 Regurgitator 〜  M
10. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  〜 The Avalanches 〜  M
11. ANYONE WHO HAD A HEART  〜 Kim Salmon & The Surrealists 〜  M
12. 24 HOURS FROM TULSA  〜 Chris Wilson 〜  M
13. WIVES AND LOVERS  〜 Kiley Gaffney 〜  F
14. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF  〜 The Earthmen 〜  M
15. MAKE IT EASY ON YOURSELF  〜 The Blackeyed Susans 〜  M
16. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  〜 Billy Baxter 〜  M
17. YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN (IF YOU BREAK MY HEART)  〜 Kiiva 〜  F
18. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  〜 Dave Graney and Clare Moore vs The Dirty Three 〜  M

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約70分


アルバムタイトルを見てデジャヴを感じました。前回紹介したメラニー・パリーのバカラック・カヴァー集が『 To Hal & Bach 』でしたからねぇ。ということで、オーストラリアの若手アーティスト達によるバカラック・カヴァー集です。

リリースは1998年。18組のアーティストがバカラック/デイヴィッド作品をそれぞれ1曲ずつカヴァー。誰それ? 何そのバンド名? のオンパレードですが。

─ 日曜の夜にクリスタとカフェで仕事していたら『明日に向って撃て!』のサントラが流れた。それをきっかけに、バカラックの音楽にどう親しんできたかを語り始めた。痛切に訴えかけてくるハル・デイヴィッドの歌詞にも話が及んだ。先人と同様、2人は彼等の音楽に大きな影響を受けていたんだ。そこから、オーストラリアのアーティストによるバカラック/デイヴィッドのカヴァー・アルバムを作ることを思いついた。(中略)レコーディングするなら今だと思った。オーストラリアの才能を信じている。でも、どうしたら良いんだ? 期待している母がいた。そして、熱心なバンドマネージャーがいた。みんなの熱意でハードルを飛び越えた。 ─ (ライナーの一部を要約、私の超意訳で)

記載ないのでわかりませんが、ライナー執筆者は3人いるエグゼクティヴ・プロデューサーのうちの1人と思われます。その後、紆余曲折があったものの1年半後に本作が実現!

CDケースの透明なトレイの下にキャッチコピーが書かれていました。オーストラリア人としての矜持を感じます。
─ Austrlian Adventures Into The World Of Hal David nd Burt Bcharach ─

各アーティストをDiscogsでチェックしてみましたが、パワーポップ、オルタナ・ロック、ポップ・ロック、ガレージ・ロック、ヒップポップ、ハウス、アート・ロック、ブリット・ポップ、フォーク・ロック、ブルース、ジャズ…といった様々なジャンル/スタイルの面々。聴いてみるとユニーク且つ意欲的なアレンジ&パフォーマンスが目白押し。逆に言うと、オーソドックスなカヴァーが1曲もない。1曲もですよ! …いやぁ、確かにAdventures(複数形だから冒険談とかそんな意味か?)ですねー。

私のレコメンドは、メロディ崩しまくり且つ「 タブー 」のようなサックスがヤバいT-4.「 汽車と船と飛行機と 」、ブルース調でクールなのに崩した男性ヴォーカルがカッコイイT-6.「 雨にぬれても 」、原曲の楽しさをチャールストン風のアレンジで更に楽しくしたT-7.「 何かいいことないか子猫ちゃん? 」、4拍子の原曲を6/8拍子のブリット・ポップ調にアレンジして男性がドリーミーに歌うT-14.「 恋のとまどい 」、鳥の声が聴こえたりアンビエントで素朴な肌触りのバックに男性シンガー(Dave Graney)の味わい深いしゃがれた歌声が妙にマッチするT-18.「 世界は愛を求めている 」、などなど。

他にもユニークなアレンジの曲が多いです。中には、全く原曲がわからないT-10.「 サン・ホセへの道 」やメロディはわかるけど音程が一定のT-3.「 ディス・ガール 」など不思議ちゃんもありますが。

あっ、そうそう。T-18.のアーティストの1人である Dave Graney が今年(2019年)1月こんなツィートをしていました。
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─ 1997年、バート・バカラックと一緒に。Clare Moore と私は The Dirty Three と一緒に「 世界は愛を求めている 」を演奏した。トリビュート・コンピ集のためだ。この写真はバートのショーの直後で、私は彼を前に恥ずかしく決まり悪そうにしている。私は今夜、Hobart の Homestead で恥知らずにもソロをやっている。 ─

写真をよく見ると、トリビュート・コンピ集(本アルバム)のCDケースが写ってます。思わずオーっとなりました。ただ、この写真は1997年じゃなくて1998年だと思います。1997年はまだリリースされてませんからね…。

日本のAmazonじゃ取り扱ってないしMP3にもなってないのでレアなアルバムではありますが、見つけたらゲットされることをオススメします。


【データ】
『 TO HAL AND BACHARACH 』
V.A.

CD:1998年リリース
レーベル:wea / Warner Music Australia
番号:3984228212

Executive Producers: Kurt Luthy, Christa Mitchell and Melissa Whebell @ Talking Stick.
クレジットは ↓ をどうぞ!(転記面倒なので横着しました)
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※ 日本の Amazon での取り扱い無し(因みにオーストラリアのAmazonでも見つからず)

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