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2019年8月

2019年8月25日 (日)

DYNASTY/the Jackie McLean Quintet (1990年)

米国の男性サックス奏者、ジャッキー・マクリーンがクインテット編成で1990年にリリースしたアルバムです。バカラック作品を1曲収録!

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全10トラック中、バカラック作品は1トラック

3. A HOUSE IS NOT A HOME (5:32)


米国の男性サックス奏者、ジャッキー・マクリーンがクインテット編成で1990年にリリースしたアルバムです。

ジャッキー・マクリーンは1931年NY生まれ(没年2006年)。チャーリー・パーカー派のアルトサックス奏者としてデビュー以来、常に創造的なジャズを追求したジャズ・ジャイアンツのひとり。1950年代後半〜60年代にはブルーノートやプレスティッジに多くの録音を残し、60年代前半にはフリー・ジャズにも影響を受けたそう。70年代以降はオーソドックスなプレイに回帰、ハード・バップをモダンなスタイルで表現するのが特徴なんですって。

1988年11月にハリウッドのパラマウントスタジオで録音。でも、各曲終了時には拍手や歓声が入ってたりします。スタジオライヴ的な感じだったのかしらん。ジャッキーの息子であるレネ・マクリーンがテナー/ソプラノサックス&フルートで参加(ジャケ写の右がジャッキー、左がレネです)。ジャッキー作のT-1,2、レネ作のT-5,6,8,10、Hotep Idris Galeta作のT-7,9など、メンバーのオリジナル曲が殆ど。ジャッキーのプレイは熱く激しく、特にアルバム前半は怒涛の展開。聴いてるこっちが疲れるくらい(笑)。後半はちょっと曲調が変わりアルバムとしてはバランスがなんとか取れてる感じです。

んで、バカラック作品はT-3.「 ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」。テンポはこの曲にしては速い♩≒124。ですが、メロディは原曲の1小節が2小節にストレッチされてます(こういうのをハーフテンポって言うんだそう)。イントロを除いて、エンディングまでとにかくジャッキーがリードを取ってメロディからアドリヴまでねちっこくブイブイ吹きまくる。あーもう、真夏に聴くもんじゃないです。暑苦しくって💦。レネの音は聴こえず、どうやらカルテットでの演奏っぽいです。

ここからは、オマケとしてMP3で所有しているジャッキー・マクリーンのバカラック作品をご紹介。
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Jackie Mclean Quartet 名義で2018年6月にリリースされた『 MONTREAL '88 』。このアルバムにも「 A HOUSE IS NOT A HOME 」(8:04) が収録されています。アルバム・タイトル通り、1988年7月ケベック大学モントリオール校でのライヴ録音。むむっ、『 DYNASTY 』より4ヶ月前ではないですかっ。聴くと、5:15位までは『 DYNASTY 』版とほぼ同じ。ジャッキーはブイブイ吹いていてやっぱり暑苦しい(笑)。でも、その後はピアノが6:30までアドリヴを展開。このピアノがなかなかグルーブ感あって素敵です。ピアノの後にまたジャッキーがリードを奪ってあ〜あってなるのですが(笑)。ジャッキーの持ち時間を2〜3分削ってバランス的にちょうどいいくらいかもです。


【データ】
『 DYNASTY 』
the Jackie McLean Quintet - Featuring Rene McLean

CD:1990年リリース
レーベル:Triloka (US)
番号:181-2

Executive Producers: K.D. Kagel, Mitchell Markus
Produced by Paul A. Sloman
Associate producer: Freddie Redd
  Jackie McLean: Alto Sax
  René McLean: Tenor Sax, Soprano Sax, Flute
  Hotep Idris Galeta: Piano
  Nat Reeves: Bass
  Carl Allen: Drums
Recorded Nov. 5, 1988 at Paramount Studios M, Hollywood, Ca.

2019年8月18日 (日)

Promises:The Bacharach Quartets/TENSiViTY (2013年)

バーチャル弦楽四重奏によるバカラック・カヴァー集です。 (CD無し/デジタル配信のみ)

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1. PROMISES, PROMISES
2. MAKE IT EASY ON YOURSELF
3. KNOWING WHEN TO LEAVE
4. THE LOOK OF LOVE
5. ALFIE
6. I SAY A LITTLE PRAYER
7. THE APRIL FOOLS
8. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
9. REACH OUT FOR ME
10. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE
11. PAPER MACHE
12. ANYONE WHO HAD A HEART
13. A HOUSE IS NOT A HOME
14. WISHIN' AND HOPIN’
15. WHOEVER YOU ARE, I LOVE YOU

収録時間約55分


あー、猛暑がこうも続くとキーボード打つ気力も失せちゃいます(久しぶりの記事になってしまった言い訳💦)。ということで、バーチャル弦楽四重奏によるバカラック・カヴァー集です。

─ TENSiViTY presents music carefully crafted using advanced virtual digital orchestration techniques.  TENSiViTY は、アドヴァンスド・バーチャル・デジタル・オーケストレーション技術を使って入念に編み出された音楽を提供します。 ─ (TENSiViTYの公式サイトより)

TENSiViTY は Michael Myers(サンフランシスコ在住、肩書きはDirector)という人のソロ・プロジェクト。公式サイトによれば、リリース済みアルバム3作はいずれもデジタル配信のみで、本作のほかはクラシックのバーチャル弦楽四重奏ものとクラシックのバーチャル・オーケストラものがラインナップされています。

─ また、オリジナルの楽曲のカスタム・デジタル・モックアップ・レコーディングも作成します。 詳細についてはお問い合わせください。 ─   (同)

どうもこちらが本業なんじゃないですかね。アルバムは売るためというよりは広告宣伝目的でしょう。

さて本作ですが、バカラック&デイヴィッド作品定番曲から15曲をピックアップして、弦楽四重奏にアレンジしてバーチャル演奏したもの。となればまずアレンジに注目するところですが、う〜ん…微妙。イントロのアレンジは各曲で工夫が見られて高評価なのですが、本編は想像の範囲内のアレンジが多いかなぁ。その中で印象に残る曲は、バロック調のアレンジで楽しいT-1.「 プロミセス・プロミセス 」、所々の不協和音が怪しい雰囲気を作っているT-4.「 恋のおもかげ 」、ゆったりとしたリズムで弦を朗々と鳴らすT-5.「 アルフィー 」あたり。

アレンジがイマイチでも演奏が素晴らしければ聴いていてテンション上がるんですが、演奏がバーチャルですからねー。シンセを人が弾いて多重録音したのか、シンセに演奏させちゃったのか、それは私には全くわからないのですが、音色がちょっとショボくてテンション上がらないです。

オススメ致しかねます。


【データ】
『 Promises:The Bacharach Quartets 』
TENSiViTY

MP3:2013年9月28日リリース
レーベル:Tensivity
番号:?

Arranged by Michael Myers
その他クレジット詳細不明

2019年8月 4日 (日)

The Windows of the World/Len Rhodes (2019年)

米国の男性ピアニスト、レン・ロードスがピアノ・ソロで奏でるバカラック・カヴァー集です! (CD無し/デジタル配信のみ)

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1. WALK ON BY
2. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME
3. A HOUSE IS NOT A HOME
4. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
5. ALFIE
6. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE
7. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
8. MAKE IT EASY ON YOURSELF
9. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
10. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD
11. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU
12. I SAY A LITTLE PRAYER
13. THE LOOK OF LOVE
14. TRAINS AND BOATS AND PLANES
15. THE WINDOWS OF THE WORLD

収録時間約52分


米国の男性ピアニスト、レン・ロードスがピアノ・ソロで奏でるバカラック・カヴァー集です。

レン・ロードスの生年は不詳。彼の公式サイトによれば、13歳の時すでに英国ケント州でプロのオルガン奏者をやってたそう。ラスヴェガス、エジンバラ、パリ、ロンドンなど世界中で演奏してきたんだとか。現在は作曲家/編曲家/ピアニスト/オルガニスト/音楽監督/教育者/作家として米国と英国を拠点に活動してるみたいですよ。彼のサイトから画像を勝手に拝借しました ↓ 、悪しからず。
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どう見ても60歳は超えてるな…。彼はこれまでデジタル配信オンリーで映画音楽集、ビートルズ・カヴァー集、クリスマス・キャロル集などのピアノ・ソロ・アルバムをリリース。2019年6月リリースの本作は最新のアルバムとなります。

全15曲はバカラック・カヴァー定番曲ばかり。一聴すると軽めのイージーリスニングなのですが、所々で原曲と違うコードを使っていてオヨヨってなります。メロディもコードに合わせてちょっと高く(低く)したりして。それと、イントロだけ聴いてもわからない曲が多いですねー。T-2.「 愛の想い出 」のイントロなんて、もろバッハの平均律クラヴィーア曲集第1番第1巻だし。私がイージーリスニングに求めることの一つに“いかにイントロで騙されるか?”というのがありますが、その意味ではレン・ロードスさん、合格です(笑)。

惜しむらくは、ピアノの音色。音のアタックが甘いし、音の濁り具合が不自然。勿体無い。生ピアノじゃなくて電子ピアノなんだと思います。確たることは言えませんが…。

Amazon music にはあるのに、iTunes にはありません。何で? 私は Amazon Music Unlimited 会員なので無料で聴いてますが、これを1,500円でダウンロードするかどうかはちょいと迷います。ピアノの音色が良ければ文句言わないんですけどね。試聴してご判断くださいませ。


【データ】
『 The Windows of the World - The Songs of Burt Bacharach 』
Len Rhodes

MP3:2019年6月20日リリース
レーベル:Burning Girl (US)
番号:なし

クレジット詳細不明

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