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2019年9月29日 (日)

TO BRASIL AND BACHARACH/Mary D'Orazi with Marcos Silva (2016年)

米国の女性ジャズ・シンガー、マリー・ドラジが2016年にリリースしたブラジル音楽とバカラックへのトリビュート・アルバムです。

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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全12トラック中、バカラック作品は5トラック

1. Chico Hipocondria
2. I SAY A LITTLE PRAYER
3. Fotografia
4. Coração Vira Lata
5. A HOUSE IS NOT A HOME
6. Da Licença
7. WALK ON BY
8. ALFIE
9. Meu Canário Vizinho Azul
10. Vieste
11. Barra-Joá
12. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU

収録時間約54分


米国の女性ジャズ・シンガー、マリー・ドラジが2016年にリリースしたブラジル音楽とバカラックへのトリビュート・アルバムです。

マリー・ドラジはカリフォルニア州オークランド生まれ(生年不詳)。両親はイタリアからの移民。子供の頃ピアノのレッスンを8年間受け、思春期には様々な合唱団に参加したものの音楽で身を立てるつもりは無かったそう。30代半ばになって個人的な音声レッスンを受け始め、ジャズに興味を持っていた彼女はオークランド・ジャズ合唱団などを経てソロ歌手に。サンフランシスコのベイエリア周辺で活動してるんだとか。

本作リリースの10年ほど前、リオ生まれのピアニスト/作曲家マルコス・シルヴァと出会ったマリーは、彼の指導のもとブラジル音楽に傾倒していきました。本作でも、ジョビンのT-3、ブラジルのポップ・シンガー Aecio Flavio  作のT-1,4、マルコス・シルヴァの手によるT-11など計7曲のブラジル音楽を取り上げています。リズム感が良くまっすぐでケレン味の無いマリーの歌声はボサノヴァとの相性バツグン! 美しく流れるようなマルコス・シルヴァのアレンジも相まって、極上の歌を聴かせてくれます。

一方、バカラックはカヴァー定番曲ばかり5曲。これらも全てマルコス・シルヴァがアレンジしています。先の7曲と比べるとボサノヴァ風味は薄めのようですが、洗練され且つとても心地よいアレンジです。T-2.「 小さな願い 」は中間部でのピアノ・アドリブも含めてクールな仕上がり。T-5.「 ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」とT-8.「 アルフィー 」はどちらもストリングス入りのバラード・アレンジですが、ほぼノン・ビブラートで強弱をあまりつけないマリーの歌い方だとちょっと物足りない感じ。T-12.「 遥かなる影 」は、イントロでのクールなメロディや中間部でアドリブを吹くフリューゲルホルンが印象的。

バカラック・カヴァー5曲のうち、私のレコメンドはT-7.「 ウォーク・オン・バイ 」。ノリが良く、マリーのクールでストレートな歌唱とソフトなフリューゲルホルンの対比も素晴らしい。コードをところどころ変えたアレンジも見事。

デジタル配信もしていますので、気になる方は是非試聴を!

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【データ】
『 TO BRASIL AND BACHARACH: A Tribute 』
Mary D'Orazi with Marcos Silva

CD:2016年2月2日リリース
レーベル:Mary D'Orazi
番号:なし

Musical Director/Producer - Marcos Silva
Executive Producer - Mary D'Orazi
  Mary D'Orazi - vocals
  Marcos Silva - piano, synthesizer, guitar, percussion, vocals
  Scott Thompson - electric bass
  Greg German - drums (T-3,5,7,8,10,12)
  Phil Thompson - drums (T-1,2,4,6,9,11)
Special guests:
  Erik Jekabson - flugelhorn (T-7,12)
  Harvey Wainapel - alto sax (T-4,11)
  Colin Hogan - accordion (T-3,10)
  Edgardo Cambón - congas (T-11)
  Ian Faquini - acoustic guitar (T-3)
  Hande Erdem - violin (T-5,8)

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