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2019年10月

2019年10月27日 (日)

WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS... BURT!/V.A. (2006年)

Warner Music (UK) から2006年にリリースされた英国編集のバカラック物コンピ集です!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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1. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  〜 The Sweet Inspirations 〜  F
2. WALK ON BY  〜 Morgana King 〜  F
3. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  〜 Ella Fitzgerald 〜  F
4. PROMISE HER ANYTHING  〜 Marty Paich 〜
5. LONG AFTER TONIGHT IS ALL OVER  〜 The Paris Sisters 〜  F
6. DON'T GO BREAKING MY HEART  〜 Sergio Mendes 〜
7. DON'T MAKE ME OVER  〜 Dionne Warwick 〜  F
8. LET THE MUSIC PLAY  〜 The Drifters 〜  M
9. THE LOOK OF LOVE  〜 The Meters 〜
10. DON'T SAY I DIDN'T TELL YOU SO  〜 Herbie Mann 〜
11. MADE IN PARIS  〜 Trini Lopez 〜  M
12. I SAY A LITTLE PRAYER  〜 Sergio Mendes 〜
13. MAKE IT EASY ON YOURSELF  〜 The Four Seasons 〜  M
14. TRAINS AND BOATS AND PLANES  〜 Dionne Warwick 〜  F
15. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  〜 Young-Holt Unlimited 〜
16. LET ME BE LONELY  〜 The Sweet Inspirations 〜  F
17. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU  〜 Roy Ayers 〜
18. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  〜 Carmen McRae 〜  F

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約57分


Warner Music (UK) から2006年にリリースされた英国編集のバカラック物コンピ集です!

ワーナー・ミュージックが所有するアトランティック系レーベルとワーナー・ブラザーズ系レーベルのカタログからコンパイルされた1963〜1972年の18曲。そのうち半数の9曲はそれまでに出ていた他のバカラック物コンピ集では見かけないものでした。英国編集なのに米国アーティストばかりってのも面白い。
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曲として最もレアなのはT-10.「 それは言わないで 」かな? 取り上げられているハービー・マン版は既に『 アトランティック・バカラック・コレクション 』で触れてますのでここでは省略。同じくらいレアな曲がT-16.「 レット・ミー・ビー・ロンリー 」。スウィート・インスピレーションズ版はオリジナルのディオンヌ版より断然ソウルフルでグッときます。それに次ぐレア曲がT-5.「 ロング・アフター・トゥナイト 」。オリジナル(ジミー・ラドクリフ)ほぼコピーのアレンジは新鮮味ゼロですが、パリス・シンガーズのガール・ポップらしい歌唱はなかなか良い感じです。

ファンク・バンド、メーターズのT-9.「 恋のおもかげ 」はブルース調でシブいっす。ソウル/ジャズ・グループ、ヤング・ホルト・アンリミテッドのT-15.「 雨にぬれても 」は雷雨のSEから始まるのがとてもユニーク。ヴィブラフォン奏者ロイ・エアーズのT-17.「 ディス・ガイ 」は怪しげなアレンジが独創的。T-6.「 ドント・ゴー・ブレイキング・マイ・ハート 」とT-12.「 小さな願い 」はセルジオ・メンデス名義(ブラジル'66ではなく)ということでジャズのインスト物です。

一番のレコメンドは、カーメン・マクレエのT-18.「 遥かなる影 」。ライヴ音源で、伴奏はピアノ・トリオ+ギター。カーペンターズ 版でのシャッフルをブルース調6/8拍子にアレンジして、ゆったり歌っています。特に、バックがウッドベースだけの時の情感こもった歌唱は絶品! 素晴らしいです。

なお、セルジオ・メンデスのT-12.「 小さな願い 」、フォー・シーズンズのT-13.「 涙でさようなら 」は、それぞれ拙ブログで収録元アルバムを紹介しています(アーティスト名からリンク)。お暇でしたらご覧ください。


【データ】
『 WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS... BURT! Songs of Burt Bacharach & Hal David from the Warner & Atlantic Vaults
V.A.

CD:2006年2月27日リリース
レーベル:Warner Music (UK)
番号:5101126842

Compiled by Florence Halfon
Liner notes by Minnie Mehari
This compilation:(P) & (C) 2006 Warner Music UK Ltd.

2019年10月20日 (日)

コーナー・トップ/清水信之(1980年)

編曲家の清水信之がキーボード奏者として1980年にリリースしたフュージョン系のアルバムです。バカラック・カヴァーを1曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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所有リイシューCDのジャケット表/ケース裏

全11トラック中、バカラック作品は1トラック

5. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE (5:07)


編曲家の清水信之がキーボード奏者として1980年にリリースしたフュージョン系のアルバムです。
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清水信之は1959年12月生まれ。4歳よりピアノを習い、高校に入ると後輩のEPOらとバンドを始めます。17歳以降いろんなバンドを転々する傍らスタジオミュージシャンとしても活動し、竹内まりやのバックも務めたとか。1980年EPOのデビューアルバム『 DOWN TOWN 』にアレンジャーとして参加。デビュー曲「 DOWN TOWN 」は林哲司との共同アレンジでしたが、アルバム楽曲の約半分のアレンジを手掛けたんだそう。以降、J-Popのアレンジャーとして活躍しておられます。

─ さて、ここに登場するのは《フュージョン・ミュージック界切っての天才キーボード・プレイヤー、弱冠19歳の新感覚派キーボード奏者》という折り紙付きの - 清水信之 - ─ (リリース時のライナーより/ライナー執筆日は1979年11月)

彼にとって初のリーダー作は、プロデュース、アレンジも全て自身によるもの。それもスゴイけど、錚々たるミュージシャンの参加もスゴイ。主な名前を挙げると…ギター:是方博邦、大村憲司、青山 徹/ベース:小原 礼、桜井哲夫/ドラムス:渡嘉敷裕一、村上(ポンタ)秀ー、上原 裕/トランペット:数原 晋/パーカッション:斎藤伸夫(斉藤ノヴ)/コーラス:EPO、竹内まりや…。ホントに豪華な面々!

T-1,2,10.あたりはフュージョン・サウンドですが、T-6.はホーン入りのソウル/ファンク調だし、T-7,8.はシティポップ風(しかもT-7.ではお世辞にも上手とは言えないヴォーカルを披露)、T-3.はバラードといった具合に間口が広い(というか節操がない?)アルバムです。インタールードの2曲(T-4,9.)を除いた9曲のうち7曲は自作曲で、作曲の腕もなかなかのもの。んで、2曲あるカヴァーのうち1曲がバカラック作品のT-5.「 世界は愛を求めている 」でございます。

1979年のバカラックといえば自身が悪夢と振り返るアルバム『 WOMAN 』をリリースした年。当時誰からも見向きされなくなっていたバカラックをカヴァーするとはっ!? フュージョン系のアルバムでバカラックっていうのも珍しいし、その上あの「 世界は愛を求めている 」を♩≒126のポップ・サンバ調にアレンジ!? この曲でサンバっぽいカヴァーは他にセルジオ・メンデス&ブラジル'66版(1969年)くらいしか思い浮かびません。ノリが良く、特にギターのアドリヴが素晴らしい。途中8ビート調になって変化をつけてまた最後はサンバに戻るという具合に、聴く人を飽きさせない工夫も光ります。

本作は今年(2019年)春にアナログ盤LPが復刻されてます。実は名盤なのかなぁ。


【データ】
『 コーナー・トップ 』
清水信之

LP:1980年リリース (所有CDは、1994年2月5日リイシュー盤)
レーベル:Bill Box (所有CDは、キングレコード)
番号:SKS 103 (所有CDは、KICS 8014)

Sound Produced by 清水信之
All Arrangement by 清水信之
Strings Arrangement by 清水信之
Horn Arangement by 清水信之
All Keyboards:清水信之
T-5.「 WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE 」
  Drums:村上(ポンタ)秀ー
  Bass:小原 礼
  Guitar:大村憲司、是方博邦
  Pec:ペッカー&清水信之

2019年10月13日 (日)

ウィ・ラヴ・バカラック/V.A. (2006年)

BMG JAPANから2006年にリリースされた日本編集のバカラック物コンピ集です。

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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1. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  〜 Dionne Warwick 〜  F
2. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  〜 Henry Mancini And His Orchestra 〜
3. ANY DAY NOW  〜 Elvis Presley 〜  M
4. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME  〜 Jose Feliciano 〜  M
5. LIVING TOGETHER, GROWING TOGETHER  〜 The 5th Dimension 〜  FM
6. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  〜 Tony Hatch & His Orchestra 〜
7. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF  〜 Floyd Cramer 〜
8. I SAY A LITTLE PRAYER  〜 Aretha Franklin 〜  F
9. LITTLE BETTY FALLING STAR  〜 The Cascades 〜  M
10. BLUE ON BLUE  〜 Paul Anka 〜  M
11. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU  〜 Fred Bongusto 〜  M
12. THE LOOK OF LOVE  〜 Nina Simone 〜  F
13. ANYONE WHO HAD A HEART  〜 Maureen McGovern 〜  F
14. SUNNY WEATHER LOVER  〜 Dionne Warwick 〜  F
15. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  〜 Orquesta De La Luz 〜  F
16. PROMISES, PROMISES  〜 Al Hirt 〜
17. TRUE LOVE NEVER RUNS SMOOTH  〜 Petula Clark 〜  F
18. WHAT'S NEW PUSSYCAT?  〜 Floyd Cramer 〜
19. MAGIC MOMENTS  〜 Perry Como 〜  M
20. WIVES AND LOVERS  〜 The Tony Hatch Singers and Swingers 〜  M
21. ONE LESS BELL TO ANSWER  〜 The 5th Dimension 〜  F
22. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  〜 Ed Ames 〜  M
23. ALFIE  〜 Vanessa Williams 〜  F

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約72分


BMG JAPANから2006年にリリースされた日本編集のバカラック物コンピ集です。
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BMG系レーベル(RCA Victor、Arista、Bell、Pyeあたり)のカタログからコンパイル。全23曲のうち10曲は、1996年にBMG(UK)がリリースしたバカラック物コンピ集『 MAGIC MOMENTS the classic songs of Burt Bacharach 』にも収録されてました。そのコンピ盤の記事でも触れたように、モーリン・マクガバンのT-13.「 恋するハート 」やエド・エームスのT-22.「 世界は愛を求めてる 」はレコメンドでございます(リンク先は各アーティストのアルバム記事です。以降も同様)。

一方で、5曲は他のバカラック物コンピ集では聴けないレアなカヴァー。その中ではトニー・ハッチ楽団のT-6.「 サン・ホセへの道 」がセンス良くてレコメンド。オルケスタ・デ・ラ・ルスのT-15.「 遥かなる影 」はコテコテのサルサ・アレンジが流石です。ぺトゥラ・クラークのT-17.「 恋は異なもの 」もアレンジは平凡だけど貫禄あって好カヴァーかと。

ディオンヌ・ワーウィックのT-1.「 恋よさようなら 」やアレサ・フランクリンのT-8.「 小さな願い 」といった超有名曲も入ってますが、ディオンヌのScepterとアレサのAtlanticはワーナー系。ヴァネッサ・ウィリアムスのT-23.「 アルフィー 」も、レーベルのMercuryはユニヴァーサル系。BMG系だけだと物足りなかったのかな? ま、どーでもいいけど。

監修&解説は濱田高志さん。”曲紹介”が初級〜中級者向けの内容なのに対し、”バート・バカラックに関する覚え書き”は上級者向けで読み応えがあります。バカラックの影響を受けた日本の作曲家を挙げたくだりがあって、筒美京平さんがそうだということは私も知ってたのですが、他にも大野雄二さん、渋谷毅さん、村井邦彦さん、林哲司さん、桜井順さん、越部信義さんもそうだったとは! 勉強になりました。大貫妙子さん等による特別寄稿も嬉しいですね。


【データ】
『 ウィ・ラヴ・バカラック We Love ❤︎ Bacharach | Sweet Works of Burt Bacharach
V.A.

CD:2006年2月22日リリース(監修・解説:濱田高志氏)
レーベル:BMG JAPAN
番号:BVCM-34047

This Compilation (P) 2006 BMG JAPAN, INC.

2019年10月 6日 (日)

Warm/Herb Alpert & The Tijuana Brass(1969年)

ハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラスが1969年にリリースしたアルバムです。バカラック・カヴァーを1曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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Original LP front cover/back cover

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所有リイシューCDジャケットの表/裏

全11トラック中、バカラック作品は1トラック

10. TO WAIT FOR LOVE (2:59)


ハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラスが1969年にリリースしたアルバムです。

「 蜜の味 」収録の『 Whipped Cream & Other Delights 』(1965年)、「 ティファナ・タクシー 」収録の『 Going Places 』(1965年)、「 カジノ・ロワイヤル 」収録の『 Sounds Like… 』(1967年)、「 ディス・ガイ 」収録の『 The Beat Of The Brass 』(1968年) がいずれも全米アルバムチャート1位になったのに対し、本作『 Warm 』は最高28位。ヒット曲も入ってないし、はっきり言って地味なアルバムかと…。

でも、バカラック・カヴァーのT-10.「 トゥ・ウェイト・フォー・ラヴ(愛のおとずれ) 」を収録したとても重要なアルバムです。山下達郎さんがハーブ・アルパート版を下敷きにこの曲ををカヴァーしたのは有名な話ですからねー(詳しくは達郎さんのアルバム『 RARITIES 』の記事を参照下さい)。

ハーブ・アルパートが歌ったバカラックの書き下ろし曲「 ディス・ガイ 」は、彼にとって初の全米1位(1968年5月)となりました。次のシングルも自身で歌おうと考えたアルパート、「 遥かなる影 」をレコーディングしたものの結局お蔵入りに…(この辺の事情はアルバム『 LOST TREASURES 』の記事を参照下さい)。結局バカラック・カヴァーの「 トゥ・ウェイト・フォー・ラヴ 」を歌ってシングル・リリース。二匹目のドジョウとはならず全米51位(同年8月)止まりでした、残念!

この曲のカヴァーの中では最もテンポが遅い(♩≒77)んじゃないですかねぇ。まったりしたシャッフルのリズム、まったりしたピアノの刻み、まったりしたトランペットのオブリガード、まったりした控えめなストリングス、まったりした男女コーラス、極め付けはまったりしたハーブ・アルパートの歌声。とにかくまったり尽くしです(笑)。

本アルバムの他の曲を眺めると、洗練されたソフト・ロック的テイストの曲、円熟のマリアッチ・サウンドの曲、まったりアレンジの曲、それらが程よくバランスされてると思います。個人的なレコメンドはまったりアレンジの曲で、T-4.「 GIRL TALK 」、T-8.「 PRETTY WORLD 」あたりがそう。地味ですけど心地良くって…。

参考までに、わかる範囲でハーブ・アルパートのバカラック作品をリリース順に並べてみました。シングルとアルバム両方ある場合はどちらか早い方で揃えています。結構たくさん演奏してるんだなと改めて認識したところです。
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【データ】
『 Warm 』
Herb Alpert & The Tijuana Brass

LP:1969年6月リリース (所有CDは、2016年リイシューのUS盤)
レーベル:A&M (所有CDは、Herb Alpert Presents)
番号:SP-4190 (所有CDは、HRB 051)

Producer:Herb Alpert and Jerry Moss
Arranger:Herb Alpert
A Special thanks to the Orchestrations of Shorty Rogers and to Rio Janiero


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