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2019年11月

2019年11月24日 (日)

The Lounge-O-Leers Christmas Party Album/The Lounge-O-Leers (1998年)

米国のラウンジ系?男性デュオ、ラウンジ・オ・リアーズが1998年にリリースしたクリスマス・アルバムです。バカラック・カヴァーを1曲収録!

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全10トラック中、バカラック作品は1トラック

3. THE BELL THAT COULDN'T JINGLE (2:29)


米国のラウンジ系?男性デュオ、ラウンジ・オ・リアーズが1998年にリリースしたクリスマス・アルバムです。

ラウンジ・オ・リアーズ(公式サイトはこちら)は、歌手/キーボードのRicky Ritzelと歌手/パーカッションのAaron "Hot Rod" Morishita(日系人か?)による2人組。裏ジャケ写真の右側金髪が前者、左側黒髪が後者なのかな? All Musicでは、“ニューヨークのレトロな風刺家達” と紹介されています。本作がデビュー・アルバムで、これまでにアルバム9作をリリース。それらアルバムの収録曲をみると殆どが昔の曲みたいですね。

知らない曲もありますが、10トラックは全てクリスマス・ソング。演奏は2人で賄ってるようで、ドラムマシーンにキーボードとベースとパーカッションくらい。歌も2人で歌ってるのですが、ハモリはなくてユニゾンです。クォリティ、はっきり言って低いです。ヘタウマなんてもんじゃなく、ド下手。キーボードのミスタッチはざらだし、歌もシロートっぽい感じ。よくこれでCD売ってんなぁ…ってレベル。

バカラック・カヴァーのT-3.「 ザ・ベル・ザット・クドゥント・ジングル 」も残念ながら低クォリティ。バカラックの数少ないクリスマス・ソングだしMP3はなさそうなのでCD購入を決断したのですが、もしMP3試聴できたならこの曲だけダウンロードしてCD買いませんでしたよ。という訳でお勧めは致しかねます。

ただ、アルバムの中には意外な曲も。T-7.「 バレエ組曲 くるみ割り人形 」はあのチャイコフスキーの組曲。くるみ割り人形ってクリスマス時期のお話なんですね。オリジナル(22分くらい)より短い15分ちょっとですが、ちゃんと全曲(8曲)演っていてその意欲は買います。演奏は相変わらずド下手ですけどね。

さて、ここからはオマケです。MP3で所有しているラウンジ・オ・リアーズのバカラック・カヴァー2曲をちょろっとご紹介。
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2005年のアルバム『 House Party 』で「 サン・ホセへの道 」をノラ・ジョーンズ「 DON'T KNOW WHY 」とマッシュアップしてカヴァー(3:23)。演奏のクォリティは相変わらず。しかも、「 DON'T KNOW WHY 」は歌詞を歌ってるくせに「 サン・ホセへの道 」では歌詞を歌わず に延々” ズーズーズーズー ズーズズーズズ ” って歌ってんすよ、ヤツらは。っざけんじゃねぇっつーの。バカラック爺に謝れっ!
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性懲りもなく2008年にはアルバム『 The Lounge-O-Leers '68 』で「 恋のおもかげ 」(4:16)をカヴァー。シロートな歌唱やチープな演奏は変わらないものの、原曲の世界観がなんとなく伝わってくるのは少しは成長したからなのか?

そしてオマケ情報その2。MP3で所有している、今年(2019年)リリースされた「 ザ・ベル・ザット・クドゥント・ジングル 」のカヴァーをご紹介!
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米国人1,英国人1,ドイツ人2からなる2ホーンのジャズ・カルテットの Echoes of Swing が、米女性ジャズ・シンガーのレベッカ・キルゴアを迎えたアルバム『 Winter Days at Schloss Elmau with Rebecca Kilgore 』で「 ザ・ベル・ザット・クドゥント・ジングル 」(3:26)をカヴァー。レーベルはACTですよん。この曲ではウッドベースとアコギも加わり、賑やかなボサノヴァ・アレンジとなっています。ラウンジ・オ・リアーズとは月とスッポン、いやそれ以上かも(笑)。
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ドイツはハノーヴァー出身の男性ジャズ・シンガー、Juliano Rossi がアルバム『 The Last White Christmas 』で「 ザ・ベル・ザット・クドゥント・ジングル 」(1:48)をカヴァー。アップテンポ(♩≒220)で、ピアノトリオ+オルガンによる伴奏が楽しいです。Juliano Rossi はバリトンくらいの音域でしょうか、余り楽しそうに歌ってないのがちとマイナスポイントです。


【データ】
『 The Lounge-O-Leers Christmas Party Album 』
The Lounge-O-Leers

CD:1998年リリース
レーベル:Lounge Records
番号:LOL-02-CD

The Lounge-O-Leers are Ricky Ritzel and Aaron "Hot Rod" Morishita
Ricky Ritzel:Vocals and Yamaha PSR620 portable keyboard
Aaron Morishita:Vocals, Theramin, Percussion Trap and Boss DR 550 MKⅡ drum machine
Recorded at:PPI Recording Studio New York City

2019年11月17日 (日)

Season's Groovin'/V.A. (1994年)

高浪敬太郎をスーパーバイザーに、4人の女性ヴォーカリストをフィーチャーしてつくられたクリスマスがテーマのオムニバス。バカラック・カヴァーを1曲収録!

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全8トラック中、バカラック作品は1トラック

2. ベルガモットに月は泳いで(THE BELL THAT COULDN'T JINGLE)〜 中嶋美智代 〜   (3:22)


─ 高浪敬太郎をスーパーバイザーに、松野有里巳、中嶋美智代、宮前真樹、吉田真里子をヴォーカリストに迎えてつくられたクリスマスがテーマの趣味の良いオムニバス。クレジットは小さくて、目立たないようになってるので、それぞれのファンのヒトは、お見逃しないように。 ─ (「CDジャーナル」データベースより)
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1994年のクリスマス・シーズンに向けてリリース。フィーチャーされた4人の女性ヴォーカリストは吉田真里子を除いて当時ポニーキャニオンに所属していました。CoCoの宮前真樹は記憶にあります。

松野有里巳(まつの ありみ)T-1,4,7 : 1989年、フジテレビ『 パラダイスGoGo!! 』の乙女塾1期生となり、同塾出身の永作博美、佐藤愛子と共にribbonを結成。1995年、ribbon活動休止後ソロ活動を開始。1998年に芸能活動休止。
中嶋美智代(なかじま みちよ)T-2 : 乙女塾3期生で、1991年にソロデビュー。13枚のシングルをリリース。1998年に名前をカナ表記にした「―ミチヨ」に改名。
宮前真樹(みやまえ まき)T-3,5,8 : 1989年、松野有里巳と同様に乙女塾1期生となり、アイドルグループCoCoのメンバーとしてデビュー。1994年9月CoCo解散後ソロ活動開始。2004年に芸能活動を休業。
吉田真里子(よしだ まりこ)T-6 : 1988年、アイドル歌手としてCBSソニーよりデビューし、シングル8枚をリリース。1993年にインディーズのレーベルを設立。2002年芸能活動引退。

注目は、全8曲のうち半数を占める'60年代洋楽カヴァー(トラック番号)。原曲とま〜ったく関係のない邦題&日本語詞になっていて、ここまでやるかっ?って感じ(笑)。
T-2.「 ベルガモットに月は泳いで 」: バカラック作品の「 THE BELL THAT COULDN'T JINGLE 」
T-3.「 雪が降るTOKYOタワー 」: アメリカのロックバンドClassics IVの「 TRACES 」
T-4.「 狼がやってきた 」: ジョニ・ミッチェルの「 CIRCLE GAME(サークル・ゲーム) 」
T-6.「 トリコロール 」: アンディ・ウィリアムスの「 MUSIC TO WATCH GIRLS BY(恋はリズムに乗せて) 」

んで、バカラック・カヴァーのT-2.「 ベルガモットに月は泳いで 」。原曲は、簡単に言うと “壊れたベルがサンタのおかげでジングルを鳴らせるようになった” …というなんとも心温まるお話(歌詞)。 それが… “写真のあなたは去年の恋人。独りのイヴはイヤだから出逢いを夢見るの” という内容の歌詞に。ってか、
00d0335f32c4461c9015fb4f38fbc003_4_5005_ ベルガモットに 25ae29c0c6834fb092bdbdc1dd1cf47e 月は泳いで
って、どーゆー意味やねん! わからんわ!

とはいえ、サンバ風の軽快でポップなアレンジに、ファニーでノンヴィブラートな中嶋美智代のヴォーカルはアイドルっぽさも見え隠れして、なかなかに魅力的。野宮真貴のカヴァーより20年以上も前にこんな素敵なカヴァーが日本にあったなんて! さすがはピチカート・ファイヴのオリジナルメンバー、高浪敬太郎の面目躍如!

アルバム全体の雰囲気は渋谷系。定番のクリスマス・ソングは入ってませんが、今聴いても全く古臭さのないお洒落なクリスマス・シーズン向けのアルバムです。

…最後にちょっと苦言を。クレジットにある日本人の人名が全てローマ字なんです。漢字/仮名文字が全くない。誰が誰だかわからんです。横文字かぶれっていうんですかね、こういうの私は好かんです。そして更に全く理解できないのが、T-2.の作者のクレジットが BACHARACH BURT, KUSIK LARRY になってること。アホかっ! BURT BACHARACH, LARRY KUSIK だろぅが! スーパーバイザーは何しとるんじゃ! 反省して欲しいです。プンプン💢


【データ】
『 Season's Groovin' 』
V.A.

CD:1994年11月18日リリース
レーベル:PONNY CANYON
番号:POCA-00690

SUPERVISER:KEITARO TAKANAMI
  T-2.「 ベルガモットに月は泳いで 」
  japanese words:KUNIO NAKAMURA
  arrange:TOMOFUMI SUZUKI

2019年11月10日 (日)

Chicago Christmas (2019)/Chicago (2019年)

シカゴが今年(2019年)リリースしたクリスマス・アルバムです。バカラック・カヴァーを1曲収録!

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全11トラック中、バカラック作品は1トラック

5. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE (3:31)


シカゴが今年(2019年)10月にリリースしたクリスマス・アルバムです。前作アルバム『 Chicago XXXVI: Now 』から5年、本作は通算37作目になるそうです。

シカゴは過去3枚のクリスマス・アルバムをリリース。それらが主にトラディショナルなクリスマス曲を取り上げていたのに対して、本作では全11曲中8曲がオリジナル曲ってのが特徴です(CDパッケージに貼られたシールには New Songs 5曲しか書かれてないんですけどね…)。
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トラディショナルなクリスマス曲は2曲のみで、T-7.「 そりすべり 」とT-10.「 喜び歌おう 」。そして残る1曲がバカラック・カヴァーのT-5.「 世界は愛を求めている 」です。

「 世界は愛を… 」はクリスマス曲ではないけれど昨今のクリスマス・アルバムによく取り上げられるんですよねー。このシカゴ版は、なんと言ってもグルーヴ感あふれるジャズ・ファンク系のリズムがカッチョイイ! テンポはゆったり目の♩≒80。もちろん原曲の3拍子ではなく、4拍子のブラス・ロックにアレンジ。イントロだけ聴いただけじゃとても「 世界は愛を… 」には聴こえません。メロディを歌ってるのは誰かわかりませんが、低音のダミ声はシブいと言やぁシブいけどできればハイトーンの美声で聴きたかったなぁ。でもまぁシカゴらしい唯一無二の「 世界は愛を… 」だと思います。

アルバム全体の印象は、R&B寄り、ロック寄り、あるいはラテン(サルサ)風だったりと、とにかく賑やか。楽しく気軽に聴けるクリスマス・アルバムです。


【データ】
『 Chicago Christmas (2019) 』
Chicago

CD/MP3:2019年10月4日リリース
レーベル:Rhino
番号:R2 604498

Produced by Lee Loughnane
T-5.「 WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE 」
  Arrangement by Robert Lamm
  Brass arr.:Nick Lane with Robert Lamm

2019年11月 4日 (月)

I grandi successi Burt Bacharach in Italia/V.A. (2006年)

Warner Music (Italia) から2006年にリリースされたイタリア編集のバカラック物コンピ集です!

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1. Fantasia Bacharach 〜 Iva Zanicchi 〜  F
 (1) Gocce di pioggia su di me (RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD)
 (2) DON'T MAKE ME OVER
 (3) Quando tu vorrai (WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE)
 (4) Quelli che hanno un cuore (ANYONE WHO HAD A HEART)
2. Chiunque tu sia, ti amo (WHOEVER YOU ARE, I LOVE YOU) 〜 Catherine Spaak 〜  F
3. L'ora dell’addio (KNOWING WHEN TO LEAVE) 〜 Catherine Spaak 〜  F
4. Non m’innamoro più (I’LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN) 〜 Johnny Dorelli & Catherine Spaak 〜  FM
5. Overture da "Promesse promesse" (OVERTURE) 〜 Brunno Canfora 〜
6. MAGIC MOMENTS 〜 Carla Boni & Gino Latilla 〜  FM
7. MAGIC MOMENTS 〜 Fred Buscaglione 〜  M
8. THE LOOK OF LOVE 〜 Fausto Papetti 〜
9. Ti tendo le braccia (REACH OUT FOR ME) 〜 Nicola Di Bari e i suoi Records 〜  M
10. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD 〜 Fred Bongusto 〜  M
11. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD 〜 Pino Calvi 〜
12. Gocce di pioggia (RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD) 〜 Renato e i Profeti 〜  M
Bounus track:
13. Camminando sotto la pioggia 〜 Topo Gigio 〜  M

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約42分


Warner Music (Italia) から2006年にリリースされたイタリア編集のバカラック物コンピ集です。

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ボーナス・トラックを除いて全12トラック15曲入り。そのうち5曲は2003年イタリア編集の『 MO'PLEN BACHARACH The Burt Bacharach Italian songbook 』と重複しているものの、半数以上は他のコンピ集で見かけないバージョンです。

T-2〜5.の4曲はミュージカル『 プロミセス・プロミセス 』のイタリア・キャストによる1970年リリースのアルバム『 PROMESSE... PROMESSE... 』収録のもの(うち3曲は前述のイタリア編集コンピ集にも入ってましたね)。レコメンドなのですが詳細は割愛します(リンク先をご覧くださいませ)。

イタリアの女性ポップシンガー、イーヴァ・ザニッキが歌うT-1.「 ファンタジア・バカラック 」は約7分半の4曲メドレー。カンツォーネっぽさを幾分感じる彼女の歌唱よりもメドレー曲間のつなぎアレンジが新鮮で印象に残ります。4曲のうち「 ドント・メイク・ミー・オーヴァー 」だけ英語詞なのはなぜなんでしょう。イタリアの男性シンガー・ソングライター、フレッド・ボングストのT-10.「 雨にぬれても 」は、ライヴ音源。口笛が印象的なイントロ、テンポが間延びしたようなボサノヴァ調になるBメロ、ゆったりしたエンディングなどユニークなアレンジが光ります。聴衆も楽しそう。

'60年代〜'70年代の録音に混ざって唯一の'90年録音であるT-8.「 恋のおもかげ 」はちょっと異質。イタリアの男性サックス奏者、ファウスト・パペッティによるインスト曲なのですが、シンセ・ストリングスやシンセ・ブラスが効いたアレンジはなんか安っぽくて…。

イタリアらしいな〜と思ったのはT-9.「 リーチ・アウト・フォー・ミー 」。ライナーのイタリア語タイトルの横に原題が併記されてるんですが、This empty place って…思いっきり間違えてやんの、テキトーだよなぁ(笑)。

あと、面白いのがボーナス・トラックのT-13.「 雨に歩けば 」。イタリアの女性コーラス・グループ Trio Lescano の代表曲の一つで1940年代の曲らしいのですが、トッポ・ジージョがその曲の中で「雨にぬれても」を歌っているんですよねー。本コンピ盤のクレジットによれば(P)1974。アニメ番組の中でトッポ・ジージョが歌ったんじゃないかなぁ。


【データ】
『 I grandi successi Burt Bacharach in Italia 』
V.A.

CD:2006年6月16日リリース
レーベル:Warner Music Italia (IT)
番号:5051011-4651-2-3

This compilation: (P) & (C) 2006 Warner Music Italia Srl

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