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2020年2月 9日 (日)

MORE SWITCHED ON BACHARACH/Sir Christopher Scott (1970年)

モーグ・シンセサイザーにより奏でられる、脱力系バカラック・カヴァー集の第2弾!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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A1. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD
A2. WISHIN' AND HOPIN’
A3. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME
A4. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
A5. EVERYBODY'S OUT OF TOWN
B1. PAPER MACHE
B2. MESSAGE TO MICHAEL
B3. I’LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
B4. REACH OUT FOR ME
B5. PROMISES, PROMISES
B6. TRAINS AND BOATS AND PLANES

収録時間約33分

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公開中の映画『 9人の翻訳家 囚われたベストセラー 』。バカラックの「 世界は愛を求めている 」が使われてると聞き、観てきました。みんなで歌う場面が2回と劇伴のピアノソロが1回だったかな。クリスマス時期、曲の持つメッセージ性…ナルホドでした。映画の舞台はフランス、仏語の小説を訳すために選ばれた🇷🇺🇬🇧🇪🇸🇩🇰🇮🇹🇩🇪🇨🇳🇵🇹🇬🇷の翻訳家たち…。そんなシチュエーションでこの曲を英語詞のまま(歌詞カードも見ずに)翻訳家たちみんなが歌って…欧米ではこの曲スタンダードなんですねー。あっ、映画そのものも良作でした。

ネタをもう一つ。昨年7月、ロンドンでのバカラック爺コンサートのライヴ録音を🇬🇧BBCのサイトで聞くことができます(ただし、2月末までの期間限定)。約1時間55分。映像はないですが、アンコールの「 雨にぬれても 」までフルで聴けます。ゲストシンガーはジョス・ストーン。興味ある方はお早めに…。
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さて、今回ご紹介するのは…前年(1969年)リリースの『 SWITCHED-ON BACHARACH 』に続く、モーグ・シンセサイザーによる脱力系バカラック・カヴァー集の第2弾です。

アーティスト名義は第1弾の Christopher Scott から Sir Christopher Scott に進化。クリストファー・スコットになったのか? 胡散臭いと思って調べたところ、どうやらクリストファー・スコットは編曲&指揮でクレジットされているDave Mullaney(デイヴ・ミュレイニー)の別名らしい。それがわかった時の脱力感といったら…(苦笑)

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全11曲中、約半分が第1弾以降のヒット曲。B.J.トーマスのA1.「 雨にぬれても 」とA5.「 アウト・オブ・タウン 」、カーペンターズのA4.「 遥かなる影 」、ミュージカル『 プロミセス・プロミセス 』のB3.「 恋よさようなら 」とB5.「 プロミセス・プロミセス 」の5曲がそれ。世のバカラック人気に乗っかって売ってやろうという魂胆でしょう。

第1弾と同様、モーグはメロディ(及びオブリガート)のみで、他はリアル楽器(ギター、ベース、ドラムス等)による演奏。加えて、今回は男女コーラスまで参加しています。歌詞は歌わず“ウゥ〜”とか“ワァ〜”と唸ってるだけですが、曲中の一部でメロディや和音を担当(A2,3,4.)するのみならず、A1.「 雨にぬれても 」とB3.「 恋よさようなら 」では全編に渡りメロディを担当。その分、第1弾よりもイージーリスニングに寄ってる感じ。第1弾のリスナーから苦情でもあったんでしょうか、“ピコピコが耳障りだっ、もっと聴きやすくしろっ”とか(笑)。

メロディのとぼけた音色と強めのポルタメントが曲のイメージに合ってるA5.「 アウト・オブ・タウン 」はモーグで演奏する意味を感じるけど、他の曲はねぇ…。CDリイシューされた第1弾以上に脱力感を感じる本作、リイシューされない理由がなんとなくわかりました^^;


【データ】
『 MORE SWITCHED ON BACHARACH 』
Sir Christopher Scott

LP:1970年リリース
レーベル:Decca
番号:DL 75243

Arranged and Conducted by Dave Mullaney
Production Co-ordinator: Harry Meyerson
Performed on the Moog Synthesizer by Sir Christopher Scott

※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し


 

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