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2020年3月

2020年3月29日 (日)

とうとう…⤵️ バカラック爺、4月来日公演中止!

3日前の3月26日、とうとうバカラック爺の4月来日公演中止が発表されました。(こちら

覚悟してたしどうしようもないことですが、残念です。幻となったチケットは4月14日(火)ビルボードライブ横浜公演のもの。記念にアップしておきます。
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中止発表4日前の3月22日、バカラック爺&メロディ・フェデラーさん名義で1月にリリースした新曲「 BRIDGES 」の最新ライヴ動画が公開されました。(新曲リリース時の拙ブログ記事



フェデラーさんのツィートによれば数週間前のものだそう。動画の説明欄にも “ 米国での新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の前に収録 ” との但し書きがあります。フェデラーさんはヘッドフォン姿なのでライヴというより本当にレコーディング風。爺のピアノだけをバックにフェデラーさんが歌うというアンプラグド仕様で、とても素敵なパフォーマンスです。フェデラーさんの歌、バカラック爺のピアノ、どちらも心に染みます。

そして、同日の収録と思われる爺の動画を他にも2本見つけました。爺へのインタビューと、「 A HOUSE IS NOT A HOME(ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム)」のピアノ弾き語りです。前者は3月20日、後者は3月4日にアップされています。





爺の歌声、91歳とは思えません。元気そうで本当に良かった…。COVID-19が感染拡大してる今の状況下でも無事でいることを祈りましょう。

ついでにもういっちょ!
3月22日、米国ボストンで自宅待機中のバークリー音楽大学生たちによるバーチャルオーケストラ&シンガーがバカラックの「 WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE(世界は愛を求めている)」をカヴァーしてYouTubeに公開!



これまでも米国では銃乱射事件など大きな事件が起きるたびに繰り返しカヴァーされてきた曲です(最近では2016年のBroadway for Orlandoによるカヴァーが有名ですね)。それにしても、こういったバーチャル演奏は現代ならでは。実際、この一週間の間に米国では同様のバーチャル演奏が多数アップされています。そういった中、公開後5日時点で90万回超の再生回数はナカナカなんではないかと。演奏の出来はともかく、大学生たちの気持ちが伝わってきます。

日本でもCOVID-19感染者数が加速度的に増えており、予断を許さない状況にあります。自宅で爺の最新映像&バカラックの曲に触れて、元気を貰うと共に爺にエールを送りましょう!

2020年3月22日 (日)

Pleasant Time/上長根明子Trio (2019年)

女性ジャズピアニスト、上長根明子(かみながね・あきこ)のデビュー・アルバム。バカラック・カヴァーを1曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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全13トラック中、バカラック作品は1トラック

13. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU (4:41)


女性ジャズピアニスト、上長根明子のデビュー・アルバムです。

─ 東京ミュージック&メディアアーツ尚美 電子オルガン学科を卒業後、ジャズピアノへ転向。国立音楽院に入学しジャズピアノを今田勝氏、トム・ピアソン氏に師事。 常に音を楽しみ笑顔の溢れる演奏をモットーに愛を込めて活動中。現在は自身のピアノトリオ「上長根明子Trio」の他、ジャンルを問わず様々な編成でのライブを各地で行なっている。 ─ (Amazonの紹介コメント冒頭部分を引用)

ちょっと堅苦しいので他にないかとネットを検索。彼女のブログから自己紹介の一部を引用します。

─ 楽しくやわらかく、笑顔がこぼれる演奏がモットー。とにかく優しくて、あったかくて、ご機嫌。そんな音楽を愛してます。 現在は自身のピアノトリオ「上長根明子Trio」の他、様々な編成でのライブを日々行なっております。 ─

お気に入りの音楽はミシェル・ペトルチアーニ、ラーシュ・ヤンソン、キース・ジャレット、ビル・エヴァンス、セザル・カマルゴ・マリアーノ…とジャズ・ピアニスト5人を挙げておられます。2人めと5人めのピアニストは初めて知りました。東京を拠点に活動されてるようです。
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本アルバムは彼女自身のトリオでの録音。全13曲中バカラック・カヴァーを除く12曲が自作曲なんですが、いやいや彼女は相当なメロディ・メーカーだと感じました。バップからバラードまでジャンル広く、決してメロディアスとかそういう訳ではないのですがメロディに魅力を感じる曲が多くって。それに、演奏面でも音色が明るく生き生きしてるというか。彼女の自己紹介通りでした。

─ この曲を嫌いな人はあまりいないんじゃないかと思います。カーペンターズの歌で有名ですが、私は中学生の頃に初めてこの曲を聴いて、一瞬でこの曲に恋しました。美しい曲です。今回は都会的ブラジル風にアレンジしています。 ─ (CDのライナーより)

T-13.「 遥かなる影 」に対する彼女のコメントです。♩≒120の軽快なテンポにクール&ポップなライトサンバのリズム。ふむふむ、都会的ブラジル風ってこーゆーことなのね。ベース、ピアノと続くアドリヴもカッコイイし、何より肩に力が入ってないのが良いです。しっかり聴けるしBGMにもなる好カヴァーです。数日間、通勤のクルマ運転中に1曲リピートで50回位聴きましたが飽きませんでした(笑)。

自作曲の中では、その名の通りポップなバップのT-2.「 POP BOP 」、どこかにモンクを感じるT-4.「 PLEASANT TIME 」が個人的なレコメンド。あと、音圧が高くて程良い残響…録音も素晴らしいです。


【データ】
『 Pleasant Time 』
上長根明子Trio

CD:2019年2月27日リリース
レーベル:Cadenza(カデンツァ) by T-TOC Records(ティートックレコーズ)
番号:CADE-0032

Executive Produced, Recorded, Mixed, Mastered by 今野貴明(T-TOC Records)
Recordrd at T-TOC STUDIO
all songs composed by 上長根明子 (except T-13.)
上長根明子 (Piano)
吉川大介 (bass)
原島燎平 (drums)

↓ あっそうそう、Amazon では『 プレント・タイム 』になってますね。正しくは『 プレント・タイム 』なのに。

2020年3月15日 (日)

2020年3月12日 NHK FM『 リトグリのミューズノート 』映画音楽とBurt Bacharach

本題に入る前に…

LAタイムズ 3/11付け バカラック爺インタビュー記事
Burt Bacharach, 91, would love to collaborate with Billie Eilish. Who says no?
記事後半、4月の日本ツアー検討中との記述があります。「 どうなるか想像できません。全員がマスクなんて望ましくありません。」

Billboard Live 3/14付け 謹告
2月28日(金)~ 3月24日(火)までの公演中止に関するお知らせ
3月25日(水)以降の公演について「 店内での感染症予防対策を十分に行ったうえで、公演の実施に向けて準備を進めてまいりますが、政府発表や出演アーティストの意向を考慮し、急遽中止させて頂くことがありますこと、ご了承の程宜しくお願い致します。」

来月 4月1日(水)〜 4月15日(水)Billboard Live 大阪/東京/横浜でのバカラック公演、どうなるんでしょう。

バカラック爺の発言からは、キャンセルに傾いてるニュアンスを感じます。一方、Billboard Live としては横浜の柿落としアーティストでもある目玉のバカラック公演はなんとか実現したいところ…。

中止の覚悟はできてます。バカラック爺、無理しないでくださいね。

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さて、3日前の2020年3月12日(木)夜、NHK FM『 リトグリのミューズノート 』という番組でバカラックが取り上げられました。文字起こししたので、聴き逃した方は(聴かれた方も)興味ありましたらご覧ください。この番組は Radiko タイムフリーの対象外ですからねぇ。

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M1. SEND IN THE CLOWNS ~ Frank Sinatra ~ (1973)
M2. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD ~ B.J.Thomas ~ (1969)
M3. ALFIE ~ Laura Fygi ~ (1998)
M4. THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR ~ Dionne & Friends ~ (1985)
M5. ARTHUR'S THEME (BEST THAT YOU CAN DO) ~ Christopher Cross ~ (1981)
M6. ECHO ~ Little Glee Monster ~ (2019)

ナビゲーターは、日本の女性ボーカルグループ Little Gree Monster の manaka さん。
放送時間のうちバカラックに言及した部分のみ文字起こししました。序盤の最近観た映画の話題、中盤リスナーからのメールに応える部分、それに終盤部分は割愛します、あしからず。

文字色がパープルなのは manaka さんのメンバーカラーが紫だから。
リンク先は拙ブログの過去記事です、ご参考まで。


***** 文字起こし開始
(前略)さて、映画音楽と言えば、作曲家バート・バカラックが有名ですよね。10代、20代のリスナーさんだと、そんな方まだ知らないってゆう方も沢山いらっしゃると思いますし、私自身もまだ聴いたことある曲はあるけどバート・バカラックさん自身のことはまだ詳しくないので、今回この回を通して詳しく知れたらな…と思っています。

すごくね沢山の曲を残されているので、耳にしたことがある曲あると思います。まずは聴いてください。1969年の西部劇映画『 明日に向って撃て!』より、B.J.トーマスで「 雨にぬれても 」。

M2. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD (雨にぬれても) ♪

聴いていただいたのは、B.J.トーマスで「 雨にぬれても 」でした。もぅ一度はこの曲ぜっったい聴いたことあると思うんですけど、この曲を作曲したのがバート・バカラックなんですよね。私もあの、あぁそうなんだってこの回でそうなりましたね。曲自体は耳に絶対したことあるので、なんかすごい不思議ですよね。どこで聴いたかはわかんないけど歌えちゃうってゆうのが、やっぱり名曲なんだなって思いました。

で、この曲なんですけども、デパートなんかで雨が降り始めたりすると店内BGMがこれに替わったりするってゆう話があるそうで、なんかそれすごい粋ですよね。だから、店員さんだけがわかる、その、ね、なんて言うんですか、暗号?みたいな(笑)。この曲が流れたら「あっ、雨大丈夫でしたか?」って言えちゃうってことですよね、外を見なくても店員さんはお客さんに。そういうのすごいいいなって思います。

私もなんか誰かとそうゆうの欲しいですね。リトグリ内で、欲しいですねそうゆう、暗黙のなんかこう合図みたいななんか。でも、一緒にいると不思議なんですけど、目で会話できますよね。なんかきっと、それは学校だったり職場だったりとか家族だったりとか、すごい仲がいい人とは目で会話できるっていうのわかるーって思ってくれてる人もいると思うんですけれど、リトグリは目で会話できます。例えば、なんかぁ、普通にまぁ一緒にいて「あれよろしくな」とかそーゆうなんて言うんですか「あれは違うよな」とかも目でなんかこうホントに言葉にも動きにも出さないけど、目で「わかるわかるわかる、わかるょ」みたいな、そーゆー会話はできます。だから、なんかありますよね目で会話できるのは、なんか一緒にいる時間が長い人としか出来ないことなのかなぁ~って、自然とやってる時に「はっ、これ多分誰とも出来ひんなぁ」みたいな感じになりますね。

で、そんなねバカラックの曲はですね、メロディはキャッチーだけど実は複雑ってゆーことがポイントらしく、だから譜面とかに起こすとあっ結構複雑なことされているんだなという事とかがわかるみたいなんですけど、そーですねでもこの曲以外にもホント沢山の曲があると思うので、なんか一杯聴いてる中でまた、すごい実は複雑だなぁと思う事とか沢山あるのかなぁとか思います。なのでそこら辺も注目しながら聴いてみたいと思います。

で、しかもですね、もぅこの曲50年以上前の曲だそうで、なんかビックリですよね。50年以上も前の曲だけど、今私2000年生まれの私も、きっと多分私より年下の中学生だったり小学生の方だったりも、絶対この曲知ってると思うんですよ。なんか、何十年も愛されてて知らん間に歌えるってすごい曲だなって思います。そんな曲を作ったバート・バカラックさんのことを今日は深く知れていけたらいいなと思います。

この曲とですね映画のサントラでバカラックはですね、アカデミー賞とグラミー賞をダブルで受賞するという快挙を成し遂げているそうです。すごいですよね。なんか、それだけでもなんか、今この時代も歌える人が沢山いるっていうこと、のなんかこう、納得というか。アカデミー賞とグラミー賞ダブルで受賞ってホントすごいなと思います。それではですね、そんなバート・バカラックですけれども、えー私自身もホントに先ほども言いましたがまだまだ知れてないこと沢山あるので今日を通して一緒に勉強していけたらなと思います。

バカラックが作る曲といえば、聴きやすくキャッチーなメロディ、そして転調や変拍子を使った意表を突くアレンジ、思いもよらない楽器の使い方、ホントにね沢山あると思うんですけど、観客をねすごくワクワクさせるような映画やったりミュージカルだったりとかそういう曲にねすごくぴったりだなって思います。

そんなバカラックはですね、1928年カンザスシティでドイツ系ユダヤ人の家系に生まれました。皆さん、1928年生まれって普通に言いましたけど、びっくりですよね、フフッ。今バカラックは91歳ということで、ホントに、すごいなぁ今年で92歳! まだ、色んなお話を訊けるじゃないですか、ご本人に色んなことを、っていうのがすごいなぁって思います。小さい頃にニューヨークへ引っ越ししたバカラックはお父さんに連れて行ってもらったジャズクラブで音楽の虜になり、やがて作曲家に。そして1957年に作詞家ハル・デイヴィッドと出会い、この黄金コンビは’60年代に大ヒットを連発しました。ん~、日本でもね、あのー松本隆さんと細野晴臣さんだったり、ま、いろいろなまぁ黄金コンビ沢山いますけど、すごいかっこいいですよね、なんか。こう、自分のまぁ相棒みたいな人見つけて一緒にすごいいいものを残していくっていうのにも憧れますね。

では、次の曲はそんな2人が作った1966年の映画『 アルフィー 』のエンディング曲「 アルフィー 」です。こちらはですね、バカラックが自分のライヴで「 この曲はハル・デイヴィッド、作詞家のハル・デイヴィッドの最高傑作だ 」と語るほどの名曲です。今でも多くのアーティストの方がカヴァーされています。そして今回はオランダの女性シンガー、ローラ・フィジィが歌うバージョンでお届けします。では聴いてください。ローラ・フィジィで「 アルフィー 」。

M3. ALFIE (アルフィー) ♪

Little Glee Monster manaka がお送りしている『 ミューズノート 』。今夜は、映画音楽と作曲家バート・バカラックを特集しております。聴いていただいたのは、ローラ・フィジィで「 アルフィー 」でした。すごい、なんか心地いいなんかこう曲やなぁて思ぅたんですけど、でも、そうですね、結構高低差激しい部分もありますし、歌ってると難しいのかな…とか。なんか、普段は「 実は難しいんですよぉ 」って言う側ですけど、やっぱ聴く側になると、すごいこう、なんて言うんですかね「 気持ちよさそうに歌ってるなぁー 」って言う気持ちですけど、確かに歌うってなったら、難しいのかなぁとか思いましたねぇ。

そんなこの曲なんですけども、日本ではヴァネッサ・ウィリアムスが歌ったバージョンが1996年にドラマの主題歌になり流行しました。このドラマはですね、全編にわたってバカラックの曲がサントラとしても使用されたそうで、当時バカラック・ブームがこのドラマをきっかけに少しあの出たってことですよね。すごいですよねーなんか、多分なので1996年のこのドラマを観てたなぁって思った人は、この曲も聴いたことあるなって思った方ももしかしたらいらっしゃるのではないかと思います。

さて、前半も終わったところなんですけれども、この辺でリスナーのみなさんからいただいたメールを読んでいきたいと思います。(中略)

さて、Little Glee Monster manaka がお送りしている『 ミューズノート 』。再び今夜の特集、映画音楽と作曲家バート・バカラックに戻りましょう。1961年、作曲家バート・バカラックと作詞家ハル・デイヴィッドの黄金コンビは、彼らの作品に欠かせない存在となる歌手に出会います。それがディオンヌ・ワーウィックです。彼女のシルキーでマイルドな歌声は、バカラック・サウンドの魅力を最大限に引き出しました。そして次々とヒットを生み出す3人は、人々から「 ゴールデン・トライアングル・チーム 」と呼ばれるようになります。すごいですよねぇ。なんかこう、更に、最強の2人がひとりの女性歌手ディオンヌ・ワーウィックのおかげでもっともっと最強になるという。ディオンヌはですね、現在までに1億5000万枚以上のセールスとグラミー賞を5冠も獲得しているそうで、すっごいですよねぇ。なんかこう、1億5000万枚以上のセールス、なんかこう夢みたいな現実的に想像できないので、すごいなとしか言いようがないんですけど、目が点ですよね。ホントにさっきからこうバート・バカラックのお話してると、感想がすごいしかこう出てこないんですけど、でも本当にそのぐらいなんか私にとってはやっぱりもう桁違いというか、1億5000万枚ってゆう以上のセールスを、こう、読んだことも無かったので文字として。ホントにすごいゴールデン・トライアングル・チーム、すごいんだなあって、またまた言っちゃいましたが。

え~次の曲にいきたいと思います。1982年の映画『 ラヴ・IN・ニューヨーク 』より「 愛のハーモニー 」です。この曲はですね、映画でのオリジナルはロッド・スチュアートが歌っています。1985年にディオンヌ・ワーウィックが、スティーヴィー・ワンダー、グラディス・ナイト、エルトン・ジョンと、すごいメンバーですね、と共演したカヴァー・バージョンが大ヒットして全米シングルチャート1位となりました。今日はそのディオンヌたちが歌うバージョンをお聴きください。ディオンヌ&フレンズで「 愛のハーモニー 」

M4. THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR (愛のハーモニー) ♪

聴いていただいたのは、ディオンヌ&フレンズで「 愛のハーモニー 」でした。なんか、おんなじ曲でもやっぱり4人いると全然聴こえ方が違うんだなぁということをすっごい感じて。でも普段はあまりこういうこう曲調というか、のものをあまり聴かないので、すごい新鮮だなという気持ちもあってすごい楽しめました。

こうしてバカラックの作る音楽は今も多くの歌手に愛され歌い継がれています。ここに一覧がね、あるんですけど資料に。「 雨にぬれても 」は東京スカパラダイスオーケストラ、そして倍賞千恵子さん。そして「 アルフィー 」という曲は、椎名林檎さん、そして手嶋葵さんなどがカヴァーされております。1967年の映画『 007/カジノロワイヤル 』の挿入歌「 恋のおもかげ 」は松田聖子さんが歌われていたり、なんかホントに沢山の方に歌われているんだなということもわかりますし、きっと知らぬ間に聴いていたのが「 あっ、これもバート・バカラックが実は作ってたんだな 」って曲とかもなんかこんなに沢山こうあったらなんか一つぐらいは耳にしているものであるんじゃないかなとか思ってすごい面白いなって思います。

なんかリトグリもね、是非なんかいつかバカラックの曲、挑戦してみたいなと思います。

そして、次の曲はですね、1981年のコメディ映画『 ミスター・アーサー 』の主題歌「 ニューヨーク・シティ・セレナーデ 」です。こちらはですね、クリストファー・クロスが歌って大ヒットして、その年のアカデミー賞最優秀歌曲賞に輝きました。か・きょ・く・賞、難しいですね。作詞作曲はバカラック だけでなく、クリストファー・クロス、ピーター・アレン、キャロル・ベイヤー・セイガーとの共作だそうです。では、聴いてください。クリストファー・クロスの「 ニューヨーク・シティ・セレナーデ 」。

M5. ARTHUR'S THEME (BEST THAT YOU CAN DO) (ニューヨーク・シティ・セレナーデ) ♪

聴いていただいたのは、クリストファー・クロスで「 ニューヨーク・シティ・セレナーデ 」でしたぁ。聴いて、この曲知ってる!ってすぐなったんですけど、この「 ニューヨーク・シティ・セレナーデ 」はナント日本語タイトル、まぁ邦題なんですよね。原題は「 アーサーのテーマ 」。今ってそう言えばまぁ邦題ってすごく少ないというか、見ないですよね新曲で邦題が付いているってゆー曲がね。私たちはあまり見ないなぁって思うんですけど、昔はこう邦題の曲沢山、邦題がついてる曲沢山ありましたし、で、その話を打ち合わせでしてたら、レコード会社の人がナントその邦題決めてることを知って、私、センスある人じゃないと嫌ですよねー。なんか、全然意図と違うすっごいダッサい言葉組み合わせられて、なんか、全然違うこぅ意図のことが伝わっちゃうことになったらすっごい残念じゃないですか。だから、カッコいいタイトル付けてくれてたらメチャメチャ嬉しいですけど、そこはちょっと運ですよね。これは私がもし当時のアーティストになったならば、メチャメチャセンスのある人頼みますよっていう気持ちになっちゃうなって、打ち合わせでお話してて思いました(笑)。

そしてですねぇ、やっぱりあのー、すごい曲もいいですしやっぱ声もいいですし、この曲を作ってるのがバート・バカラックだったということも初めて知れたので、それもやっぱりすごい「 あっ、そうなんや !」ってなりました。

というわけでですね、今回は映画音楽と作曲家バート・バカラックを特集しましたが、この1時間ですごいバート・バカラックがどんな人でこんな曲も書いていてそれでなんかそういう色んなことをバート・バカラック自身のことをすごい丸々お勉強させてもらえたなぁっていう回だったので、きっと同世代の方も聴いてくれてると思うんですけど、私と同じように全然名前聞いても「 誰だろう 」って感じだったけど「あっ、この曲聴いたことある!」ってなってるリスナーの方も多いと思います。これからねなんかまた色々調べていきたいなぁって思いました。

では最後に私たちリトグリの曲を聴いていただきながらお別れです。(後略)
***** 文字起こし終了


オマケ情報:MC中にBGMとして小さく流れていたバカラック作品は以下の通り。なかなか良いチョイスです。
 I SAY A LITTLE PRAYER (小さな願い) 〜 アレサ・フランクリン 〜  (1968)
 (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU (遥かなる影) 〜 カーペンターズ 〜  (1970)
 THE LOOK OF LOVE (恋のおもかげ) 〜 セルジオ・メンデス&ブラジル'66 〜  (1968)
 THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU (ディス・ガイ) 〜 ハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラス 〜  (1968)
 ON MY OWN (オン・マイ・オウン) 〜 パティ・ラベル&マイケル・マクドナルド 〜  (1986)
 DON'T MAKE ME OVER (ドント・メイク・ミー・オーヴァー) 〜 シビル 〜  (1989)

manaka さんは弱冠19歳。
番組スタッフによるバックアップがあったにせよ、若い女性によるバカラック談義はとても新鮮で嬉しくなりました。manaka さんが放送中でも触れていたように、バート・バカラックに興味を持ってくれるリスナーが少しでも増えてくれれば良いな…と思いました。

そして、Little Gree Monster のバカラック挑戦を首を長くして待ってます!

2020年3月 8日 (日)

Hits From Burt Bacharach With Love/The Tony Mansell Singers(1971年)

英国のトニー・マンセル・シンガーズが1971年にリリースしたバカラック集です。

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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全11トラック中、バカラック作品は9トラック

A1. THIS GUY’S IN LOVE WITH YOU
A2. I SAY A LITTLE PRAYER
A3. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
A4. WHAT MADE YOU GO
A5. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
B1. THE LOOK OF LOVE
B2. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD
B3. A VERY GOOD YEAR FOR YOUNG LOVE
B4. TRAINS AND BOATS AND PLANES
B5. I’LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
B6. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE

収録時間約32分


英国のトニー・マンセル・シンガーズが1971年にリリースしたバカラック集です。

─ これが今日の音なのだ。ロンドンでこれまでに制作された最高のボーカルアンサンブル・ポップアルバムの1つです。バート・バカラックとハル・デイヴィッドの大ヒット曲がオリジナルの曲調で録音されていますが、加えてロマンチックな色とスイング・ビートの新しい深みがあります。トニー・マンセルは、英国シーンで最高の声を集めて、ポップでありながら上品なブレンドを生み出しました。このグループは、“ロンドン・ウィークエンド”などのテレビ局で何百万人もの人々に親しまれており、世界有数のアーティストと共演もしています。これらの素晴らしい曲は、スタジオで「Tops in His Bag」と称されるデレク・コックスによってトニー・マンセル・シンガーズのために特別に編曲されました。 ─ (裏ジャケの解説を意訳。最後の2文は割愛)

トニー・マンセルをネットで検索してもよくわからなくて…。拠り所はこの解説だけです^^;。

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全11曲のうちバカラック&デイヴィッドの曲は9曲(A4,B3はバカラックの曲ではありません)。チョイスされたのはカヴァー定番曲ばかりですが、B4.「 汽車と船と飛行機と 」が入ってるのが英国らしいところかと。

時折ハモンドがファンキーなプレイをする以外はオーソドックスなアレンジでごく控えめな演奏をバックに、男女コーラス隊が前面に出て歌っています。ユニゾン(男女なのでオクターブ)で歌ってるところとハモってるところが半々くらいでしょうか。出来がいいのは、ハモリ部分の多いA1.「 ディス・ガイ 」、コーラスに厚みがありハモンドが活躍するB1.「 恋のおもかげ 」、こちらもコーラスの厚みがあるB4.「 汽車と船と飛行機と 」あたりですかねー(出来がいいと言っても他曲との差はそれほどありません)。

ハーモニーはそこそこ美しいですし確かに上品。イージーリスニング物として鑑賞に耐えるアルバムだと思います。とはいえ、CDリイシューされるほどじゃないってのもわかりますが(苦笑)。


【データ】
『 Hits From Burt Bacharach With Love 』
The Tony Mansell Singers

LP:1971年リリース
レーベル:STEREO GOLD AWARD
番号:MER 349

Musical arrangements and band direction:Derek Cox
Music by Burt Bacharach & Hal David (exept A4,B3)、L. Muller (A4,B3)
Recording Director:D. L. Miller
Audio Mix:David Hunt
A Damil U.S.A. Production
Made in U.S.A.

※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し

2020年3月 1日 (日)

The Best Of Burt Bacharach/RTE Concert Orchestra, Richard Hayman (1995年)

アイルランドのオーケストラがナクソスからリリースしたバカラック・カヴァー集です。

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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1. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE
2. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU
3. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
4. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
5. THE LOOK OF LOVE
6. WIVES AND LOVERS
7. LOST HORIZON
8. THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR
9. BOND STREET
10. THE APRIL FOOLS
11. ARTHUR'S THEME (BEST THAT YOU CAN DO)
12. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD
13. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
14. MAKE IT EASY ON YOURSELF
15. WALK ON BY / I SAY A LITTLE PRAYER
16. ALFIE

収録時間約55分


アイルランドのオーケストラがナクソスからリリースしたバカラック・カヴァー集です。

1995年にこんなCDが出てたなんて今年まで知らず、最近ゲットしたものです。Naxos(ナクソス)はクラシックの廉価盤レーベルとして有名ですが、本作はNaxos International(ミュージカルやポップスなどをコレクションしたNaxosのサブレーベル)からのリリースです。

RTE(正しくはRTÉ:アイルランド語でRaidio Teilifís Éireann)とはアイルランド放送協会のこと。アイルランドにおける公共放送機関で、日本だとNHKに相当するようです。演奏しているRTE Concert Orchestra(RTEコンサート・オーケストラ)は、RTEに所属する2つのオーケストラのうちのひとつ。RTE National Symphony Orchestra(アイルランド国立交響楽団)がクラシックのフル編成オーケストラなのに対し、RTEコンサート・オーケストラは中編成でクラシックからポピュラー、ビッグバンドまで幅広い音楽を演奏してるんだそう。

ちなみに、現在のRTEコンサート・オーケストラの団員構成は以下表の通り約40名。アイルランド国立交響楽団のおよそ半分の規模で、弦楽器と木管楽器が少ないです。
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全16トラック/17曲は、バカラックのカヴァー定番曲ばかり。1995年(録音は1993年)の作品ということもあって、T-8.「 愛のハーモニー 」やT-11.「 ニューヨーク・シティ・セレナーデ 」もチョイスされています。曲によってドラムス、E.ベース、ギターも加わりますが、基調としてはクラシック寄りのオーケストラ・サウンドです。

でもですね、聴き始めてすぐ「 えっ、なんかコレ聴いたことあるぞ(T-1.)」「 あれっ、コレもじゃね?(T-2.)」となりまして。アーサー・フィードラー/ボストン・ポップスのバカラック集のパクリっぽいぞ…と。んで、『 What The World Needs Now 』/Arthur Fiedler and the Boston Pops(1972年)と聴き比べたところ、本作の6曲(T-1,2,4,9,12,14.)がほぼ同じアレンジと判明!
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確認したところ、本作で指揮・アレンジを担当したリチャード・ヘイマンはボストン・ポップスのアレンジャーだったんですねー。自身のアレンジを再利用したワケで。それをパクリと言っちゃ失礼ですな、ゴメンなさい。

アレンジャーとして別の方がクレジットされている2トラック(T-8,15)を含めて、アレンジは(安直ではないものの)全体的にありきたりな感じです。イージーリスニングとして及第点だとは思いますし、楽しいアレンジのT-9.「 ボンド・ストリート 」やT-12.「 雨にぬれても 」、しっとり丁寧なアレンジのT-10.「 エイプリル・フール 」などは好きですが。

そんな中で突然変異と言っていいのがT-7.「 ロスト・ホライズン 」。これは素晴らしい! 最初の2分弱は、原曲とは全く関係なくどこぞの管弦楽曲あるいは交響詩から引用したのか?と思えるようなクラシカルで描写的な音楽なんですねー。2分ほど経ってやっと本編のメロディが流れてきます。その本編部分のオーケストレーションも独自のオブリガートが美しくクライマックスでの盛り上がりも十分。この調子で他の曲もアレンジしてくれたら良かったのに…と思ってしまいました。本作の白眉だと思います。

参考までに、ナクソス・ジャパンの公式サイト NAXOS Music Library で全曲試聴できるようですょ。


【データ】
『 The Best Of Burt Bacharach 』
RTE Concert Orchestra, Richard Hayman

CD:1995年リリース(ナクソス・ジャパンのサイトによれば1996年8月リリース)
レーベル:Naxos International
番号:8.990051

Producer:Chris Craker
Arr. John Tatgenhorst (T-8,15)
Recorded at RTE Studio 1, Dublin, from 5th to 7th January and on 6th and 7th April, 1993.
(P) 1995 HNH International Ltd.
(C) 1995 HNH International Ltd.

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