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2020年3月 1日 (日)

The Best Of Burt Bacharach/RTE Concert Orchestra, Richard Hayman (1995年)

アイルランドのオーケストラがナクソスからリリースしたバカラック・カヴァー集です。

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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1. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE
2. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU
3. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
4. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
5. THE LOOK OF LOVE
6. WIVES AND LOVERS
7. LOST HORIZON
8. THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR
9. BOND STREET
10. THE APRIL FOOLS
11. ARTHUR'S THEME (BEST THAT YOU CAN DO)
12. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD
13. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
14. MAKE IT EASY ON YOURSELF
15. WALK ON BY / I SAY A LITTLE PRAYER
16. ALFIE

収録時間約55分


アイルランドのオーケストラがナクソスからリリースしたバカラック・カヴァー集です。

1995年にこんなCDが出てたなんて今年まで知らず、最近ゲットしたものです。Naxos(ナクソス)はクラシックの廉価盤レーベルとして有名ですが、本作はNaxos International(ミュージカルやポップスなどをコレクションしたNaxosのサブレーベル)からのリリースです。

RTE(正しくはRTÉ:アイルランド語でRaidio Teilifís Éireann)とはアイルランド放送協会のこと。アイルランドにおける公共放送機関で、日本だとNHKに相当するようです。演奏しているRTE Concert Orchestra(RTEコンサート・オーケストラ)は、RTEに所属する2つのオーケストラのうちのひとつ。RTE National Symphony Orchestra(アイルランド国立交響楽団)がクラシックのフル編成オーケストラなのに対し、RTEコンサート・オーケストラは中編成でクラシックからポピュラー、ビッグバンドまで幅広い音楽を演奏してるんだそう。

ちなみに、現在のRTEコンサート・オーケストラの団員構成は以下表の通り約40名。アイルランド国立交響楽団のおよそ半分の規模で、弦楽器と木管楽器が少ないです。
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全16トラック/17曲は、バカラックのカヴァー定番曲ばかり。1995年(録音は1993年)の作品ということもあって、T-8.「 愛のハーモニー 」やT-11.「 ニューヨーク・シティ・セレナーデ 」もチョイスされています。曲によってドラムス、E.ベース、ギターも加わりますが、基調としてはクラシック寄りのオーケストラ・サウンドです。

でもですね、聴き始めてすぐ「 えっ、なんかコレ聴いたことあるぞ(T-1.)」「 あれっ、コレもじゃね?(T-2.)」となりまして。アーサー・フィードラー/ボストン・ポップスのバカラック集のパクリっぽいぞ…と。んで、『 What The World Needs Now 』/Arthur Fiedler and the Boston Pops(1972年)と聴き比べたところ、本作の6曲(T-1,2,4,9,12,14.)がほぼ同じアレンジと判明!
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確認したところ、本作で指揮・アレンジを担当したリチャード・ヘイマンはボストン・ポップスのアレンジャーだったんですねー。自身のアレンジを再利用したワケで。それをパクリと言っちゃ失礼ですな、ゴメンなさい。

アレンジャーとして別の方がクレジットされている2トラック(T-8,15)を含めて、アレンジは(安直ではないものの)全体的にありきたりな感じです。イージーリスニングとして及第点だとは思いますし、楽しいアレンジのT-9.「 ボンド・ストリート 」やT-12.「 雨にぬれても 」、しっとり丁寧なアレンジのT-10.「 エイプリル・フール 」などは好きですが。

そんな中で突然変異と言っていいのがT-7.「 ロスト・ホライズン 」。これは素晴らしい! 最初の2分弱は、原曲とは全く関係なくどこぞの管弦楽曲あるいは交響詩から引用したのか?と思えるようなクラシカルで描写的な音楽なんですねー。2分ほど経ってやっと本編のメロディが流れてきます。その本編部分のオーケストレーションも独自のオブリガートが美しくクライマックスでの盛り上がりも十分。この調子で他の曲もアレンジしてくれたら良かったのに…と思ってしまいました。本作の白眉だと思います。

参考までに、ナクソス・ジャパンの公式サイト NAXOS Music Library で全曲試聴できるようですょ。


【データ】
『 The Best Of Burt Bacharach 』
RTE Concert Orchestra, Richard Hayman

CD:1995年リリース(ナクソス・ジャパンのサイトによれば1996年8月リリース)
レーベル:Naxos International
番号:8.990051

Producer:Chris Craker
Arr. John Tatgenhorst (T-8,15)
Recorded at RTE Studio 1, Dublin, from 5th to 7th January and on 6th and 7th April, 1993.
(P) 1995 HNH International Ltd.
(C) 1995 HNH International Ltd.

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