THE HITS OF BACHARACH/The Singers & Chorus of Manhattan (1972年)+α
シンガーズ&コーラス・オブ・マンハッタンが1972年にリリースしたヴォーカル入りバカラック集です。
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A1. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD M
A2. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU F
A3. I SAY A LITTLE PRAYER M
A4. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE F
A5. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE F
A6. ALFIE F
B1. MAKE IT EASY ON YOURSELF M
B2. A HOUSE IS NOT A HOME F
B3. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN F
B4. WALK ON BY F
B5. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU M
B6. I'M A BETTER MAN (FOR HAVING LOVED YOU) M
※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記
収録時間約38分
シンガーズ&コーラス・オブ・マンハッタンが1972年にリリースしたヴォーカル入りバカラック集です。
数年前、1970年前後の“イージーリスニング物バカラック集”探しに没頭していた時期がありまして。Discogsで検索すると聞いたことも無いオケや楽団のバカラック集がワンサカと。ジャケットのセンス、レア曲が入ってるか、できれば歌入り…の観点で絞り込み、何枚か購入したLPの一つが本作です。ジャケットのお馬さんは謎ですが、1曲だけマイナーなB6.「 ベター・マン 」が入ってたのとグループ名からして歌入りに違いない…と思ったことが購入に踏み切った理由です。
んで、聴いてどうだったか。う〜ん、なんとかギリギリ紹介できるレベルかと(苦笑)。
全12曲。基本的には、よく知られたバージョンを再現するスタイル。ただ、そのよく知られたバージョン(元曲)のチョイスがちょっとクセ球でして。具体的には、A1.「 雨にぬれても 」の元曲はサッシャ・ディステル版、A3.「 小さな願い 」はバカラックのセルフ・カヴァー版、B3.「 恋よさようなら 」はボビー・ジェントリー版、B4.「 ウォーク・オン・バイ 」はアイザック・ヘイズ版と言った感じ。本作は名前にマンハッタンが入ってるのでてっきりUS盤だと思ってたのですが、実は英国盤なんですね。それなら納得です。英国で「 雨にぬれても 」と言えばB.J.トーマス(全英38位)じゃなくてサッシャ・ディステル(全英10位)ですからねー。他の元曲も英国人の好みを考慮したチョイスなんでしょう。
全曲で男性または女性がリードヴォーカルをとっているのですが、おざなりではなく結構しっかり歌唱している点は評価できます。一方、所々で聴こえる男女コーラスは可もなく不可もなくですし、バックの演奏も元曲の6〜7掛け程度のクオリティです。
ちなみに、Discogsを見ても The Singers & Chorus of Manhattan のレコードは本作しか見当たりません。でも、同じタイミングで購入した The Tony Dillon Orchestra and Singers の『 The Greatest Hit Songs of Burt Bacharach 』が1曲を除いて全く同じ内容だったんですよ。わたしゃ唖然としましたね。
A1. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD M
A2. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU F
A3. I SAY A LITTLE PRAYER M
A4. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE F
A5. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE F
A6. ALFIE F
B1. MAKE IT EASY ON YOURSELF M
B2. A HOUSE IS NOT A HOME F
B3. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN F
B4. WALK ON BY F
B5. SUNSHINE DAY M
B6. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU M
ノルウェーのEuronettというレーベルから同じく1972年にリリースされたもの。本作からB6.「 ベター・マン 」を外し、バカラック作品じゃない「 SUNSHINE DAY 」とやら(駄曲でした)を加えた代物です。その「 SUNSHINE DAY 」が未知のバカラック作品じゃないかと期待して購入したんですけどねー、トホホ。
ちなみにちなみに、Discogsによれば The Tony Dillon Orchestra and Singers もレコードはこれだけ。結局、The Singers & Chorus of Manhattan と The Tony Dillon Orchestra and Singers はどちらも架空のグループと思われます。イージーリスニングの世界ではよくあることと頭ではわかってるんですが、騙されたようでなんかクヤシイ!
【データ】
『 THE HITS OF BACHARACH 』
The Singers & Chorus of Manhattan
LP:1972年リリース
レーベル:WINDMILL RECORDS (UK)
番号:WMD 122
詳細なクレジット記載なし
『 The Greatest Hit Songs of Burt Bacharach 』
The Tony Dillon Orchestra and Singers
LP:1972年リリース
レーベル:Euronett (Norway)
番号:EURO 103
Produced by Tony Eyers
Hensley Music Productions
B5.「 SUNSHINE DAY 」written by Sacker (Hensley Music Ltd.)
※ いずれも、日本のAmazonでの取り扱いは無し
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