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2020年4月

2020年4月26日 (日)

THE HITS OF BACHARACH/The Singers & Chorus of Manhattan (1972年)+α

シンガーズ&コーラス・オブ・マンハッタンが1972年にリリースしたヴォーカル入りバカラック集です。

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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A1. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  M
A2. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  F
A3. I SAY A LITTLE PRAYER  M
A4. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  F
A5. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  F
A6. ALFIE  F
B1. MAKE IT EASY ON YOURSELF  M
B2. A HOUSE IS NOT A HOME  F
B3. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  F
B4. WALK ON BY  F
B5. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU  M
B6. I'M A BETTER MAN (FOR HAVING LOVED YOU)  M

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約38分


シンガーズ&コーラス・オブ・マンハッタンが1972年にリリースしたヴォーカル入りバカラック集です。

数年前、1970年前後の“イージーリスニング物バカラック集”探しに没頭していた時期がありまして。Discogsで検索すると聞いたことも無いオケや楽団のバカラック集がワンサカと。ジャケットのセンス、レア曲が入ってるか、できれば歌入り…の観点で絞り込み、何枚か購入したLPの一つが本作です。ジャケットのお馬さんは謎ですが、1曲だけマイナーなB6.「 ベター・マン 」が入ってたのとグループ名からして歌入りに違いない…と思ったことが購入に踏み切った理由です。

んで、聴いてどうだったか。う〜ん、なんとかギリギリ紹介できるレベルかと(苦笑)。

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全12曲。基本的には、よく知られたバージョンを再現するスタイル。ただ、そのよく知られたバージョン(元曲)のチョイスがちょっとクセ球でして。具体的には、A1.「 雨にぬれても 」の元曲はサッシャ・ディステル版、A3.「 小さな願い 」はバカラックのセルフ・カヴァー版、B3.「 恋よさようなら 」はボビー・ジェントリー版、B4.「 ウォーク・オン・バイ 」はアイザック・ヘイズ版と言った感じ。本作は名前にマンハッタンが入ってるのでてっきりUS盤だと思ってたのですが、実は英国盤なんですね。それなら納得です。英国で「 雨にぬれても 」と言えばB.J.トーマス(全英38位)じゃなくてサッシャ・ディステル(全英10位)ですからねー。他の元曲も英国人の好みを考慮したチョイスなんでしょう。

全曲で男性または女性がリードヴォーカルをとっているのですが、おざなりではなく結構しっかり歌唱している点は評価できます。一方、所々で聴こえる男女コーラスは可もなく不可もなくですし、バックの演奏も元曲の6〜7掛け程度のクオリティです。

ちなみに、Discogsを見ても The Singers & Chorus of Manhattan のレコードは本作しか見当たりません。でも、同じタイミングで購入した The Tony Dillon Orchestra and Singers の『 The Greatest Hit Songs of Burt Bacharach 』が1曲を除いて全く同じ内容だったんですよ。わたしゃ唖然としましたね。

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A1. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  M
A2. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  F
A3. I SAY A LITTLE PRAYER  M
A4. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  F
A5. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  F
A6. ALFIE  F
B1. MAKE IT EASY ON YOURSELF  M
B2. A HOUSE IS NOT A HOME  F
B3. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  F
B4. WALK ON BY  F
B5. SUNSHINE DAY  M
B6. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU  M

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ノルウェーのEuronettというレーベルから同じく1972年にリリースされたもの。本作からB6.「 ベター・マン 」を外し、バカラック作品じゃない「 SUNSHINE DAY 」とやら(駄曲でした)を加えた代物です。その「 SUNSHINE DAY 」が未知のバカラック作品じゃないかと期待して購入したんですけどねー、トホホ。

ちなみにちなみに、Discogsによれば The Tony Dillon Orchestra and Singers もレコードはこれだけ。結局、The Singers & Chorus of Manhattan と The Tony Dillon Orchestra and Singers はどちらも架空のグループと思われます。イージーリスニングの世界ではよくあることと頭ではわかってるんですが、騙されたようでなんかクヤシイ!


【データ】
『 THE HITS OF BACHARACH 』
The Singers & Chorus of Manhattan

LP:1972年リリース
レーベル:WINDMILL RECORDS (UK)
番号:WMD 122

詳細なクレジット記載なし


『 The Greatest Hit Songs of Burt Bacharach 』
The Tony Dillon Orchestra and Singers

LP:1972年リリース
レーベル:Euronett (Norway)
番号:EURO 103

Produced by Tony Eyers
Hensley Music Productions
B5.「 SUNSHINE DAY 」written by Sacker (Hensley Music Ltd.)

※ いずれも、日本のAmazonでの取り扱いは無し

2020年4月19日 (日)

Love Music/Sergio Mendes & Brasil '77(1973年)

セルジオ・メンデス&ブラジル'77が1973年にリリースしたアルバムです。バカラック・カヴァーを1曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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所有 Original LP front cover/back cover

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所有リイシューCDのジャケット表/ケース裏

全10トラック中、バカラック作品は1トラック

B3. WALK THE WAY YOU TALK (3:30)


1971年頃にブラジル'66からブラジル'77に改名したセルジオ・メンデス&ブラジル'77が1973年にリリースしたアルバムです。

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─ 長年に亘って在籍したA&Mレーベルを離れ、Bellレーベルに移籍してリリースした第1弾作品。フィフス・ディメンションの音作りを手がけたボーンズ・ハウをプロデューサーに迎え、メロウ・ボッサの極致というべき世界を届ける。タイトル曲におけるキーボード・プレイの美しさも絶品。ジェイムス・テイラーの「 寂しい夜 」やロバータ・フラックの「 やさしく歌って 」などカヴァー曲も出色だ。 ─ (リイシューCDの帯より)

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アルバムの全体的な印象はボサノヴァとポップの中間あたりってところ。全10曲あるうち半数はちょっと軽めなボッサ。くっきりボサノヴァ・アレンジに仕上げてるのはA1.「 ホエア・イズ・ザ・ラヴ 」、A5.「 ラヴ・ミュージック 」らへん。一方でA4.「 やさしく歌って 」やB4.「 愛は夢の中に 」あたりはポップで、セルメンというより(男性のいない)フィフス・ディメンションですね。さすがはボーンズ・ハウ!

有名曲を色々カヴァーしているこのアルバムでセルメンがチョイスしたバカラック・ナンバーは超レアなB3.「 ウォーク・ザ・ウェイ・ユー・トーク 」。曲名聞いてもピンときませんでした💦。が、聴いて“ああこれかっ”となりました。

オリジナルはディオンヌで、1970年のアルバム『 VERY DIONNE 』に収録されてる曲。1973年にはバカラックがアルバム『 LIVING TOGETHER 』でセルフ・カヴァー(インストで)。今回改めてディオンヌ版とバカラック版を聴いたのですが、いずれもボサノヴァのリズムなんですね。(The Dionne Farris Charlie Hunter Duoも2014年にカヴァーしてますが、ボサノヴァ感はゼロ)

テンポは♩≒120でディオンヌ版、バカラック版とほぼ同じ。キーもディオンヌ版とは全く同じ。なんですが、セルメン版はこの曲の持つボサノヴァ・フィーリングをより引き出したものになっています。フルートやトランペットによる涼しげなオブリガート、バカラック的装飾音もあしらったセルメンのピアノ、Bメロ2拍目のぶっ放し、いずれも素晴らしいのひとこと。ボサノヴァ感溢れるパーカッションや2人の女性ヴォーカルもクールだし。この曲のベスト・トラックは間違いなくセルメン版でしょう。

だからセルメンはこの曲をカヴァーしたのかな? “オレだったらもっとボサノヴァっぽく演ったるぜ!” と…。


さて、ここからはオマケ。MP3でしか持ってないセルジオ・メンデス&ブラジル'77のバカラック・カヴァーをご紹介。
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1973年来日公演のライヴ盤『 LIVE 』。同年日本でリリースされたこの2枚組LPアルバムに「 恋のおもかげ 」(5:30) が収録されています。もちろんブラジル'66時代の1968年に全米4位となったアレンジでの演奏です。ただ、ライヴだからかテンポが速目(スタジオ録音版の♩≒116に対して♩≒124)。トラックの後半はメンバー紹介となっています。


【データ】
『 Love Music 』
Sergio Mendes & Brasil '77

LP:1973年リリース (所有CDは、2017年リイシューの日本盤。解説:金澤寿和氏)
レーベル:Bell (所有CDは、Sony Music)
番号:Bell 1119 (所有CDは、SICJ-313)

Production and sound by Bones Howe
The Rhythm section arrangements are by Bob Alcivar and Sergio Mendes.
The Vocal arrangements are by Bob Alcivar.
Tom Scott arranged the strings and horns on A2,A5,B4 and the woodwinds and horns on B1,B3.
Bob Alcivar arranged the strings and woodwinds on A1,A4,B2 and the strings on B1.
Sergio Mendes:Piano, Electric Piano
Bonnie Bowden & Gracinha Leporace:Vocals
Oscar E. Neves:Acoustic Guitar, Electric Guitar
Sebastian Neto:Bass
Claudio Slon:Drums
Ludir Oliveira:Congas, Triangle, Percussion
Paulp da Costa:Bongos, Congas, Percussion

2020年4月12日 (日)

BBCのTVドキュメンタリー『 Burt Bacharach... This Is Now 』(1996年)

1996年1月1日に英BBCが放送したTVドキュメンタリー番組をご紹介!



番組はこれまでに何度か再放送されてるようで、BBC公式サイトによればBBC Fourで2011年3月27日、2012年4月27日、同30日に放送と載っています。どなたかがアップしたYouTube動画(↑)の画面左上には"BBC FOUR"と表示されてるので、おそらくそのいずれかでしょう。(拙ブログは原則として公式以外の動画はリンク/埋め込みをしないのですが、希少性を鑑み今回は埋め込みました。動画が削除されないことを祈るのみです。)

ナレーションを務めたのは「 THE LOOK OF LOVE(恋のおもかげ)」のオリジナルアーティストでもある英女性シンガーのダスティ・スプリングフィールド。もちろん映像中にも登場します。実はこの時点で彼女は乳癌にかかっており1999年に60歳の若さで亡くなりました、合掌。

50分間の非常に中身の濃い番組です。タイムカウンターと主なコンテンツを示します。

0:11  Marlene Dietrich Introduction - Several Short Clips
2:26  Noel Gallagher Talks About Bacharach - Several Short Clips
4:20  Bacharach Talks About Himself
9:34  Hal David Talks About Brill Building
10:46  Dionne Warwick Talks - Bacharach Talks About Dionne Warwick - Hal David Talks
13:26  "What's New Pussycat?"(Bacharach) - Bacharach Talks
15:10  Tonight 1964 with Bacharach - "I Just Don't Know What To Do With Myself"(Dusty Springfield)
17:25  Cilla Black Talks - Dionne Talks - Hal David Talks - Several "Walk On By" Short Clips
20:53  Elvis Costello Talks - "Alfie" Recording Session 1966 - Cilla Talks - Bacharach Talks
24:45  "This Guy's…"(Herb Alpert) - Noel Gallagher Talks - Herb Alpert Talks
26:51  "(There's) Always Something There To Remind Me"(Dionne)
28:12  Richard Carpenter Talks - Bacharach Talks - "Close To You"(Carpenters)
31:32  Two Oscars & Musical - "I'll Never Fall In Love Again"(Dionne) - Split With Hal David
34:23  Bacharach Talks About『Woman』LP
35:21  Carol Bayer Sager Talks - "Arthur's Theme"(Bacharach) - Carol Bayer Sager Talks - Bacharach Talks
38:26  Carol Bayer Sager Talks - "That's What Friends Are For"(Dionne) - Grammy Awards 1986
41:16  Bacharach In Racetrack With His Daughter
43:13  Working With Gillian Lynne
45:08  Elvis Costello Talks About "God Give Me Strength"
46:58  Richard Carpenter Talks - "Captives Of The Heart"(Dionne)
49:24  Outroduction

多くの方が出演していますが、目玉はなんといってもオアシスのノエル・ギャラガーでしょう。発音がネイティヴすぎて私にはよく聞き取れないのですが😞💦 字幕が欲しい! でも、「 ディス・ガイ 」のモチーフを使って曲を作ったことぐらいはわかります。

キャロル・ベイヤー・セイガーも、「 愛のハーモニー 」の有名なエピソード(Aメロの冒頭をアウフタクトにするかしないかの論争)について語っているところなんか興味深いです。

エルヴィス・コステロが映画『 グレイス・オブ・マイ・ハート 』の主題歌「 ゴッド・ギヴ・ミー・ストレングス 」について語っていますが、映画の公開日は米国で1996年9月なので当時はまだ公開前。電話とFAXで曲作りをしたことを物語るように、番組中ではデモテープレベルの音源と共にウォークマンと電話の映像が流れます。

1990年代中盤という時代を反映してか、Introductionの後にピチカート・ファイヴ、Espiritu、AmarのMVが流れるのも嬉しいです。

コロナ禍で外出自粛のなか、まだご覧になっていない方はこの機会にぜひ!

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実は私、この番組のDVDを所有しておりまして…。
DVDタイトル:『 The Life and Works of Burt Bacharach 』
Fox Berry
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“The Hollywood Palace” Episode #134, ON ABC TV 12-DEC-1967(約59分)
“Burt Bacharach... This Is Now” ON BBC TV 01-JAN-1996(約50分)
BONUS TRACK
Short Interview For Costello & Bacharach(約5分)
“Late Show With David Letterman” 25-FEB-1997(約5分)

でもこれ、ディスクはDVD-R。レーベル面はインクジェットプリンタによる印刷で、しかもNOT FOR SALEの文字が。パッケージの紙も普通紙にインクジェットプリンタで印刷された代物で、一部は滲んでいます。2010年に日本のコレクターズDVD専門店◯◯◯で1,500円で購入したものなのですが、なんとも胡散臭い(笑)。海賊版なのは間違いないところですね。

“The Hollywood Palace” Episode #134は、A&Mレコードのアーティスト総出のプログラム。ハーブ・アルパートがMCを務め、バカラックも約10分間登場。演奏は口パクが殆どですけどねー。1967年当時のTVコマーシャル映像もそのまま入っていて、番組本編よりそっちの方が面白かったりします。

ご参考まで。

2020年4月 5日 (日)

バカラック爺2008年来日時のTV出演!

新型コロナウイルス(COVID-19)禍がなければ、今日(4月5日)は大阪から東京への移動日だったんですよね…。

バカラック爺だって本当は日本に来たかったはず。何か企画を考えなければ…。ということで、これまで封印(そんな大袈裟なものじゃありませんが)してきたネタをご紹介することとします。

話は12年前、2008年のバカラック爺来日時に遡ります。

⭐️ 2008年のバカラック爺来日ツアー ⭐️
An Evening With BURT BACHARACH and The Tokyo Newcity Orchestra
2月16日(土)@東京国際フォーラム ホールA
2月17日(日)@東京国際フォーラム ホールA
2月20日(水)@グリーンホール相模大野
2月22日(金)@大阪フェスティバルホール

公演初日を翌日に控えた2月15日、バカラック爺はTBS系列『 筑紫哲也 NEWS23 』の「 金曜深夜便 」というコーナーに出演しました。16日と17日の公演は主催がTBS/J-WAVE/朝日新聞社/イープラス。バックにキー局がついてるとこーゆーことがあるんだなー。取材とインタビューはリハーサル会場で行われ、録画編集した内容が放送されました。今回の企画はその文字起こしです。

(画像は全てクリックすると大きくなります)

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筑紫哲也 NEWS23
2008年2月15日(金)放送
【 金曜深夜便 】ポップス界の巨匠 バート・バカラック

ゲスト:バート・バカラック 
ナレーション&インタビュアー:膳場貴子アナウンサー
約10分間

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今年80歳を迎える世界で最も有名なソングライターのひとり、バート・バカラック。50年以上のキャリアを誇る彼の曲はラブソングが中心で、カーペンターズ の「 クロース・トゥ・ユー 」や「 雨にぬれても 」といった曲は、ファンでなくても耳にしたことがある方が多いのではないでしょうか。

これまでにグラミー賞を6度受賞し、今年はその偉業を称えて功労賞ともいうべき The Longtime Grammy を受賞したバート・バカラック。そんな彼が2006年に発売したアルバムでは、泥沼化するイラク戦争を念頭に、混乱を招いたブッシュ政権を批判する曲を発表。周囲を驚かせました。

♪:「 WHO ARE THESE PEOPLE? 」 字幕付きで曲が流れる (18秒)

BB:私のモットー、メッセージはとてもシンプルです。「 うそつきのガールフレンドは嫌いだ 」「 うそつきのエージェントも嫌いだ 」「 うそつきの大統領も嫌いだ 」

20世紀を代表するソングライターに、その音楽、そして自身に起きた変化について伺いました。

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♪:「 雨にぬれても 」リハーサル中の映像(38秒)

(ここからインタビュー。リハーサル会場ステージ上のピアノにバカラック爺が、その向かい側に膳場アナが座っている)

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膳場:今年80歳になられるんですよね。長い間、歳を重ねながら音楽を作ってらっしゃると、その音楽を通して伝えたいメッセージというもの、何か変化してらっしゃるのかなって思うんですけれども。

BB:私の人生は常に変化しています。音楽も変われば、知識も変わります。いま最も大切に思うのは、子供たちのことです。私が子供たちをよく理解し子供たちも私をよく理解してくれることが、私にとって一番大切です。

BB:今回のグラミー賞は「 生涯功労賞 」ということでとても特別な意味を持ってます。2年前に出した『 At This Time 』もグラミー賞を取りましたが、私にとって大きな意味があります。内容が非常に政治的だったからです。

♪:「 WHO ARE THESE PEOPLE? 」バカラック爺によるピアノ弾き語り(24秒)

BB:先ほど私の子供たちのことについて話しましたが、それも重要な要素の一つです。世界は今バラバラになりそうな状態です。我々はとんでもない混乱を作り出してしまいました。政治的な意見ですが、私は現政権に反発を感じています。今の大統領は、かなり不誠実だと思っています。

膳場:あの、今年はアメリカの大統領選挙のある年です。であの、これからのアメリカそして世界のありよう・形を選ぶ大きな節目になると思うんですけれども、バカラックさんは未来に対してこれからの将来、どういう風になって欲しい何がどう変わって欲しいって思っていますか。

BB:私はオバマ候補に対して大きな希望を持っています。あのようなスピーチができる人物は、キング牧師以来、ケネディ大統領以来です。

♪:「 ニューヨーク・シティ・セレナーデ 」リハーサル中の映像(2分6秒)

─ とはいえ、バカラックの真髄はやはりラブソング。「 ニューヨーク・シティ・セレナーデ 」の邦題で知られるこの曲をはじめ、そのレパートリーは珠玉の名曲ぞろい ─ (映像中のテロップ)

BB:私は自分の作った曲を誇りに思っています、どんな曲であれ。コンサートに来てくれた日本の聴衆に聴いてもらえることは、私にとってこれは仕事ではなく名誉であり歓びなんです。

膳場:これからのバカラックさんの目標、こういう音楽をやっていきたいってものがあったら聞かせていただけますか。

BB:“ 今自分がしていることそれがゴールです。これ以上望むことは許されないでしょう。このくらいにしておきなさい。” …という時がいつかは訪れます。今はそんなこと考えたくないですけど。

膳場:じゃその、Old Songs の中でバカラックさんのお気に入りのものを弾いていただけますか。

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♪:「 ディス・ガイ 」バカラック爺によるピアノ弾き語り(1分37秒)

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(金曜深夜便のコーナーが終わり、スタジオの映像になって番組はエンディングに…)

男性キャスター:最後は目を見つめて歌ってくれたという、ね。

膳場:すごい素敵な歌でね、ちょっともぅ体温が上がるかと思いました。あの、バカラックさんにどこまで現役を続けるのかと伺いましたらね、気分がいい限りどこまでもとおっしゃいましてね。愉しみながら生涯現役を貫こうという姿は本当にエネルギーに溢れていました。

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歌い終わって膳場アナに向かってあのポーズ。とても80歳(当時)のジィちゃんとは思えん(笑)。

インタビューで好きな曲は?と訊かれて大体いつも「 アルフィー 」と答える爺が
ここでチョイスしたのは「 ディス・ガイ 」。大人の女性が若い男性に諭すように歌う「 アルフィー 」に対して、「 ディス・ガイ 」は男性が愛する女性に向かって “僕は誰よりも君を愛してる、君なしでは生きていけない” とか歌う曲。いやいや、幾つになってもプレイボーイっすねー。そりゃ膳場アナの体温も上がりますワ。あぁ、あんな爺やに私もなりたい(まぁ無理だな)。

YouTubeを検索してもこの映像は見当たりません。録画したDVD、大事にせねば。

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