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2020年4月19日 (日)

Love Music/Sergio Mendes & Brasil '77(1973年)

セルジオ・メンデス&ブラジル'77が1973年にリリースしたアルバムです。バカラック・カヴァーを1曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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所有 Original LP front cover/back cover

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所有リイシューCDのジャケット表/ケース裏

全10トラック中、バカラック作品は1トラック

B3. WALK THE WAY YOU TALK (3:30)


1971年頃にブラジル'66からブラジル'77に改名したセルジオ・メンデス&ブラジル'77が1973年にリリースしたアルバムです。

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─ 長年に亘って在籍したA&Mレーベルを離れ、Bellレーベルに移籍してリリースした第1弾作品。フィフス・ディメンションの音作りを手がけたボーンズ・ハウをプロデューサーに迎え、メロウ・ボッサの極致というべき世界を届ける。タイトル曲におけるキーボード・プレイの美しさも絶品。ジェイムス・テイラーの「 寂しい夜 」やロバータ・フラックの「 やさしく歌って 」などカヴァー曲も出色だ。 ─ (リイシューCDの帯より)

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アルバムの全体的な印象はボサノヴァとポップの中間あたりってところ。全10曲あるうち半数はちょっと軽めなボッサ。くっきりボサノヴァ・アレンジに仕上げてるのはA1.「 ホエア・イズ・ザ・ラヴ 」、A5.「 ラヴ・ミュージック 」らへん。一方でA4.「 やさしく歌って 」やB4.「 愛は夢の中に 」あたりはポップで、セルメンというより(男性のいない)フィフス・ディメンションですね。さすがはボーンズ・ハウ!

有名曲を色々カヴァーしているこのアルバムでセルメンがチョイスしたバカラック・ナンバーは超レアなB3.「 ウォーク・ザ・ウェイ・ユー・トーク 」。曲名聞いてもピンときませんでした💦。が、聴いて“ああこれかっ”となりました。

オリジナルはディオンヌで、1970年のアルバム『 VERY DIONNE 』に収録されてる曲。1973年にはバカラックがアルバム『 LIVING TOGETHER 』でセルフ・カヴァー(インストで)。今回改めてディオンヌ版とバカラック版を聴いたのですが、いずれもボサノヴァのリズムなんですね。(The Dionne Farris Charlie Hunter Duoも2014年にカヴァーしてますが、ボサノヴァ感はゼロ)

テンポは♩≒120でディオンヌ版、バカラック版とほぼ同じ。キーもディオンヌ版とは全く同じ。なんですが、セルメン版はこの曲の持つボサノヴァ・フィーリングをより引き出したものになっています。フルートやトランペットによる涼しげなオブリガート、バカラック的装飾音もあしらったセルメンのピアノ、Bメロ2拍目のぶっ放し、いずれも素晴らしいのひとこと。ボサノヴァ感溢れるパーカッションや2人の女性ヴォーカルもクールだし。この曲のベスト・トラックは間違いなくセルメン版でしょう。

だからセルメンはこの曲をカヴァーしたのかな? “オレだったらもっとボサノヴァっぽく演ったるぜ!” と…。


さて、ここからはオマケ。MP3でしか持ってないセルジオ・メンデス&ブラジル'77のバカラック・カヴァーをご紹介。
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1973年来日公演のライヴ盤『 LIVE 』。同年日本でリリースされたこの2枚組LPアルバムに「 恋のおもかげ 」(5:30) が収録されています。もちろんブラジル'66時代の1968年に全米4位となったアレンジでの演奏です。ただ、ライヴだからかテンポが速目(スタジオ録音版の♩≒116に対して♩≒124)。トラックの後半はメンバー紹介となっています。


【データ】
『 Love Music 』
Sergio Mendes & Brasil '77

LP:1973年リリース (所有CDは、2017年リイシューの日本盤。解説:金澤寿和氏)
レーベル:Bell (所有CDは、Sony Music)
番号:Bell 1119 (所有CDは、SICJ-313)

Production and sound by Bones Howe
The Rhythm section arrangements are by Bob Alcivar and Sergio Mendes.
The Vocal arrangements are by Bob Alcivar.
Tom Scott arranged the strings and horns on A2,A5,B4 and the woodwinds and horns on B1,B3.
Bob Alcivar arranged the strings and woodwinds on A1,A4,B2 and the strings on B1.
Sergio Mendes:Piano, Electric Piano
Bonnie Bowden & Gracinha Leporace:Vocals
Oscar E. Neves:Acoustic Guitar, Electric Guitar
Sebastian Neto:Bass
Claudio Slon:Drums
Ludir Oliveira:Congas, Triangle, Percussion
Paulp da Costa:Bongos, Congas, Percussion

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