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2020年9月

2020年9月20日 (日)

Bacharach Baroque/The Renaissance (1973年)

男女ダバダバコーラスが全編にわたってフィーチャーされたイージーリスニング・バカラック集です。

(画像は全てクリックすると大きくなります)

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A1. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
A2. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
A3. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD
A4. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
A5. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME
A6. BLUE ON BLUE
B1. I SAY A LITTLE PRAYER
B2. THE LOOK OF LOVE
B3. WALK ON BY
B4. ALFIE
B5. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE

収録時間約24分


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昨日(日本時間2020/9/19)、インスタグラムでワシントン・ポストの男性記者とバカラック爺のリモート・トークライヴがありました。トークライヴは約1時間弱。TOEIC300点台の英語力しかない私には辛いものがありましたが、時折ピアノ弾き語りを交えつつしっかりと話す爺は本当にお元気そうでした。

未視聴の方はインスタグラム/ワシントン・ポストのアカウント(@washingtonpost)でどうぞ!
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今回ご紹介するのは、男女ダバダバコーラスが全編にわたってフィーチャーされたイージーリスニング・バカラック集です。『 Bacharach Baroque 』というタイトルこそ前回ご紹介したアルバムと同じですが、中身は全く別物です。

演奏してるのはザ・ルネサンス。メンバーのクレジットもなくリリースしたレコードは本作だけというイージーリスニングによくある一度だけの即席グループなんですが、バロックを演奏するのがルネサンス??? ルネサンス音楽(15世紀〜16世紀)とバロック音楽(17世紀初頭〜18世紀半ば)は時代が違うじゃん。…このへんのテキトーさは如何にもイージーリスニングって感じ(笑)。


混成4部コーラス。女声・男声ともメロディ以外に伴奏パートも積極的に分担。主体はダバダバですが、Wow〜、ルル〜、ボンボン〜なども駆使した変幻自在のコーラスアレンジはなかなかのもの。コーラス陣のパフォーマンスもGood jobです。

バックの編成はチェンバロ、フルート、ストリングス、ベース、ドラムスといったところ。アレンジ上の1番の特徴はチェンバロやストリングスのアルペジオ。バロックっぽく聴こえるのはコレのせいです。ウォーキングベースの多用も特徴的ですね、バロックとは無関係ですが。

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全11曲はバカラック・カヴァーの定番曲ばかり。1973年リリースなのでA2.「 遥かなる影 」やA3.「 雨にぬれても 」も取り上げてます。

全体的にかなり速めのテンポ(B4.「 アルフィー 」を除いて)で気持ちが良いです。軽快なアレンジが曲にマッチしているA1.「 恋よさようなら 」、アウトロのダバダバ攻撃が耳に残るA2.「 遥かなる影 」、トリルのような高速ダバダバと間奏部のバロック風アンサンブルが素敵なB3.「 ウォーク・オン・バイ 」あたりが私のレコメンド。

イージーリスニング物でよく感じるチープさもありません。ただ、残念なのは『 バカラック ・バロック 』というタイトルとあのジャケットです。軽快なダバダバコーラスがイメージできるタイトル&ジャケットにして欲しかったですね〜。


【データ】
『 Bacharach Baroque 』
The Renaissance

LP:1973年リリース
レーベル:Finger Records (Germany)
番号:2396 105

Producer:Garrett Music EnterPrises - "Snuff" Garrett
Arrangements:Al Capps
Recorded At:Devonshire Studios - North Hollywood

※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し

2020年9月13日 (日)

Bacharach Baroque/The 18th Century Corporation (1969年)

バロック風味のイージーリスニング・バカラック集です。

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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※ US盤のジャケット

A1. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE
A2. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU
A3. PROMISES, PROMISES
A4. I SAY A LITTLE PRAYER
A5. WALK ON BY
A6. CASINO ROYALE
B1. REACH OUT FOR ME
B2. WISHIN' AND HOPIN'
B3. MESSAGE TO MICHAEL
B4. ALFIE
B5. ARE YOU THERE (WITH ANOTHER GIRL)
B6. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE

収録時間約25分


バロック風味のイージーリスニング・バカラック集です。アルバムの存在自体は20年以上前から知っていたのですが、最近ようやく手に入れました。

演奏している The 18th Century Corporation は、LPのライナーノーツで次のように紹介されています。 ─ 現代音楽(またはその逆)にクラシック効果を与えることを専門とする有能なミュージシャンのグループであり、このアルバムでバカラックのベスト曲を使って信じられないほどの仕事をしています。 ─ (機械訳です悪しからず)

メンバーはジャズ系又はクラシック系のドイツ人ミュージシャン10名。コンサートギター(クラシックギター)、ヴィオラ、フルート、ハープシコード(チェンバロ)、バッハ・トランペット(ピッコロトランペット)などクラシック系楽器に、ドラムス、Eベースを加え、更に女性ヴォーカルを加えた独特の編成です。ただ、女性ヴォーカルの参加はA6とB2,4,6の4曲のみでラララorダバダバとしか歌いません。このグループのアルバムは本作だけみたいで、イージーリスニングによくある一度だけの即席グループなんでしょう。

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全12曲はバカラックのカヴァー定番曲ばかり。1968年録音なので1969年以降のヒット曲「 雨にぬれても 」「 遥かなる影 」「 エイプリル・フールズ 」なんかは入ってませんが。

聴いてみると、バロックの雰囲気は出ているものの基本はイージーリスニング。そのバロックの雰囲気も、クラシック系楽器をバロックぽくアレンジして弾かせときゃそれらしく聴こえるだろ、まーいいんじゃね?イージーリスニングだし…的な安直なアレンジが散見されます。でもまぁ、バロック云々は置いといてラウンジミュージックとしては肩肘張ってなくてイイかも。

『 バカラック・バロック 』というタイトルからもっとバロック寄りの内容を期待していた私には落差が大きかっただけです…(涙)。

そんな中で個人的なレコメンド曲はA3.「 プロミセス・プロミセス 」。バッハ・トランペットを上手く活かした出来の良いアレンジ。バロック風味もいい感じでそれらしいと思います。その他ちょいレコメンドな曲は、バラエティ豊かなアレンジのA1.「 サンホセへの道 」、現代音楽っぽい前半が素敵なB1.「 リーチ・アウト・フォー・ミー 」、コンサートギターとフルートと女性ヴォーカルのハーモニーが美しいA6.「 世界は愛を求めている 」あたりです。

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※ 所有LPはUS盤ですが、ドイツ盤(左)や英国盤(右)はジャケットが全く違います。ちなみに1971年リリースの日本盤はドイツ盤と同じジャケットのようです。


【データ】
『 Bacharach Baroque 』
The 18th Century Corporation

LP:1969年リリース
レーベル:Unites Artists Records
番号:UAS 6697

Produced by Hans Bradtke - CITY MUSIKPRODUKTION
Musician

  Concert guitar – Siegfried Schwab
  Viola d'amore – Joe Slabyhoudek
  Flute, bass flute – Adie Feuerstein
  Harpsichord – Manfred Huebler
  Vocals – Rosy
  Bach-trumpet – Winfried Rotzoll
  Drums, percussion – Dai Bowen / Heinz Niemeyer
  Electric bass – Heinz Cramer / Juergen Ehlers
Recorded:March 1968 at AUDIO-TONSTUDIO and December 1968 at SONOPRESS-STUDIO, Berlin (Germany)

※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し

2020年9月 6日 (日)

THE WORLD IS A CIRCLE/Jackie Trent (1973年)

ジャッキー・トレントが1973年にリリースしたシングルです。A面がバカラック曲のカヴァーです。

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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A. THE WORLD IS A CIRCLE  〜 Jackie Trent 〜 (3:47) 
B. I CAN'T GET ALONG WITHOUT YOU 〜 Jackie Trent & Tony Hatch 〜 (2:47)


英国の女性シンガー、ジャッキー・トレントが1973年にリリースしたシングルです。

ジャッキーは前々回(アルバム『 WORDS AND MUSIC 』)、前回(シングル「 DON'T YOU BELIEVE IT 」)に続き、3回連続の登場です。彼女のプロフィール等は前々回の記事を参照ください。

さて、シングルA面がバカラック曲のカヴァー、米コロンビア映画『 LOST HORIZON(失われた地平線)』の挿入歌「 THE WORLD IS A CIRCLE(世界はまるい)」でございます。映画ではリヴ・ウルマンが野外の学校で子供たちと歌い踊る、8分の6拍子の明るく楽しい曲(リヴ・ウルマンのパートは Diana Lee という方が歌唱)。途中でちょっとだけボビー・ヴァンも歌っています。

ジャッキー版はどうでしょうか? テンポは映画のサントラと全く同じで、ジャッキーと子供たちによる元気の良い歌唱もサントラに引けを取りません。キーだけはサントラより短3度低いものの、全体の雰囲気はほぼ一緒ですね〜。バックのオーケストラも、4小節のイントロが追加されたこととオブリガートに少し工夫が見られることくらいかな、違いは。当然、公私ともパートナーであったトニー・ハッチによるアレンジ&プロデュース。でも、彼だったらもっと独自のアレンジを施しそうなんですけどね…。

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所有シングルはプロモ盤。このプロモ盤のレーベル表記は "Columbia" のみですが、紙製内袋には "Columbia" と "EMI" のロゴが併記されていました。EMIは1931年に英コロムビアと英グラモフォンが合併して設立されたレコード会社。米コロンビア・レコードとも関係あったんでしょうね。レーベル面の (P)1972 表記からすると、リリースはともかく録音は1972年に行われたはず。映画の公開は1973年なので、映画公開前に英国でプロモーションするためのシングルだったと思われます。そういう事情があったとすれば、トニー・ハッチがサントラのイメージに近い仕上がりにしたのも頷けます。

B面はジャッキーとトニー・ハッチの共作による軽快なカントリー調の曲。2人名義で、デュエットしてるようです。


【データ】
『 THE WORLD IS A CIRCLE/I CAN'T GET ALONG WITHOUT YOU 』
Jackie Trent/Jackie Trent & Tony Hatch

7"シングル:1973年リリース(Discogs情報)
レーベル:Columbia/EMI (UK)
番号:DB 8941

Arranged & Produced by Tony Hatch
A. Written by Burt Bacharach and Hal David
B. Written by Jackie Trent and Tony Hatch

※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し

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