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2021年1月

2021年1月24日 (日)

I FORGOT WHAT IT WAS LIKE/Ray Peterson (1963年)

米男性ポップシンガーのレイ・ピーターソンが1963年にリリースしたシングル。A面がバカラックの書き下ろし曲です!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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A. I FORGOT WHAT IT WAS LIKE (2:43)
B. BE MY GIRL (2:12)


米男性ポップシンガーのレイ・ピーターソンが1963年の夏にリリースしたシングルです。

レイ・ピーターソンは1939年テキサス州デントン生まれ。本名の Ray A. Peterson でポップシンガー(
ロカビリー系)として活動。1960年に「 TELL LAURA I LOVE HER(ローラに好きだと言ってくれ)」「 CORRINA, CORRINA(コリナ・コリナ)」のヒットを飛ばしたことで知られています。私は全く知りませんでしたが…。

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参考までに、こちらは「 コリナ・コリナ 」シングル盤のジャケット写真。1960年のシングルだから21歳くらい? なかなかの男前ですな。

んで、今回紹介するシングルのA面:A.「 アイ・フォーゴット・ホワット・イット・ワズ・ライク 」がバカラック&デイヴィッドの書き下ろし曲でございます。

ミディアムテンポ(♩≒97)、シャッフルのリズム、ほのぼのした曲調…。細かくビブラートのかかった彼の歌声はジーン・ピットニーを彷彿させます。キーはCメジャー。ごくオーソドックスなコード展開。8小節単位の構成。途中でGメジャーに転調した後Cメジャーに戻り、半音上がってC#メジャーになるという転調もオーソドックス。それほど魅力的でもヘンテコでもないごく普通のメロディライン。レーベル面を見るとバカラックがアレンジしてるようですが、アレンジ面の印象も薄いなぁ。要はバカラック味があまりしない曲なんですよね。印象に残らない。職業作曲家として依頼に沿って仕事しただけなのかもしれませんが…。

曲名を直訳すると “私はそれがどんな感じだったか忘れました”。…実のところ、私はこの曲がどんなだったかすぐ忘れてしまうんですょ💦。曲名にそこまで深い意味があったとはねぇ〜(そんなワケねぇだろっ)。

今では配信されてますし、YouTube (非公式)でも聴けます。わざわざアナログシングル盤を求めるほどではないですょ。

尚、今回記事を書くにあたりDiscogsで検索したところ、英国の男性シンガー Karl Denver(1964年)、オーストラリアの男性シンガー Johnny O'keefe(1964年)、英国の男性シンガー Frank Ifield(1966年)のカヴァーがあることを知りました。iTunesやYouTubeにあれば聴こうかなと思ったのですが、いずれも見つからず…。もし聴いたことある方いらっしゃいましたら感想をお聞かせくださいまし。


【データ】

「 I FORGOT WHAT IT WAS LIKE/BE MY GIRL
Ray Peterson




7"Single:1963年夏リリース
レーベル:Dunes Records (US) …  1960年にレイ・ピーターソンが作った自分のレーベル
番号:45-DU2027

A.「 I FORGOT WHAT IT WAS LIKE 」
  Written by B. Bacharach & H. David
  A Lieber & Stoller Production
  Arragned by Burt Bacharach

※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し

2021年1月17日 (日)

Magic Moments The Definitive Burt Bacharach Collection/V.A. (2008年)

ライノ/ユニヴァーサル・ミュージック・グループ・インターナショナルから2008年にリリースされた英国編集のバカラック物コンピ集です。75曲入りCD3枚組!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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Disc 1
1. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  〜 Jackie DeShannon 〜  F

2. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU 〜 Carpenters 〜 F
3. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD 〜 B. J. Thomas 〜 M
4. REACH OUT FOR ME  〜 Nancy Wilson 〜  F
5. BABY IT'S YOU  〜 The Shirelles 〜  F
6. WALK ON BY  〜 Dionne Warwick 〜  F
7. THE LOOK OF LOVE  〜 Dusty Springfield 〜  F
8. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF  〜 Tommy Hunt 〜  M
9. SEND ME NO FLOWERS  〜 Doris Day 〜  F
10. GOTTA GET A GIRL  〜 Frankie Avalon 〜  M
11. WIVES AND LOVERS  〜 Jack Jones 〜  M
12. ALFIE  〜 Cilla Black 〜  F
13. THIS GUY’S IN LOVE WITH YOU  〜 Herb Alpert 〜  M
14. PROMISE HER ANYTHING  〜 Tom Jones 〜  M
15. (IT'S) WONDERFUL TO BE YOUNG  〜 Cliff Richard 〜  M
16. CRAZY TIMES  〜 Gene Vincent 〜  M
17. I LOOKED FOR YOU  〜 Charlie Gracie 〜  M
18. THE BLOB  〜 The Five Blobs 〜  M
19. SO LONG JOHNNY  〜 Jackie DeShannon 〜  F
20. A HOUSE IS NOT A HOME  〜 Shirley Bassey 〜  F
21. NIKKI  〜 Burt Bacharach 〜
22. DON'T YOU BELIEVE IT  〜 Andy Williams 〜  M
23. (THERE GOES) THE FORGOTTEN MAN  〜 Jimmy Radcliffe 〜  M
24. TRAINS AND BOATS AND PLANES  〜 Billy J. Kramer and The Dakotas 〜  M
25. CASINO ROYALE  〜 Herb Alpert & The Tijuana Brass 〜
26. ANYONE WHO HAD A HEART  〜 Dionne Warwick 〜  F
27. THE WINDOWS OF THE WORLD  〜 Bobbie Gentry 〜  F
28. ONCE IN A BLUE MOON  〜 Nat 'King' Cole 〜

Disc 2
1. MAGIC MOMENTS  〜 Perry Como 〜  M
2. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  〜 Dionne Warwick 〜  F
3. I SAY A LITTLE PRAYER  〜 Aretha Franklin 〜  F
4. WISHIN' AND HOPIN’  〜 Dusty Springfield 〜  F
5. MAKE IT EASY ON YOURSELF  〜 The Walker Brothers 〜  M
6. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME  〜 Sandie Shaw 〜  F
7. DON'T GO BREAKING MY HEART  〜 Burt Bacharach 〜  F
8. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  〜 Dionne Warwick 〜  F
9. PLEASE STAY  〜 The Drifters 〜  M
10. TOWER OF STRENGTH  〜 Gene McDaniels 〜  M
11. THE STORY OF MY LIFE  〜 Marty Robbins 〜  M
12. WHAT'S NEW PUSSYCAT?  〜 Tom Jones 〜  M
13. THAT'S NOT THE ANSWER  〜 Vi Velasco 〜  F
14. DON'T MAKE ME OVER  〜 Dionne Warwick 〜  F
15. ANY DAY NOW  〜 Chuck Jackson 〜  M
16. (THE MAN WHO SHOT) LIBERTY VALANCE  〜 Gene Pitney 〜  M
17. MEXICAN DIVORCE  〜 The Drifters 〜  M
18. THIRD WINDOW FROM THE RIGHT  〜 Dean Barlow 〜  M
19. RAIN FROM THE SKIES  〜 Adam Wade 〜  M
20. HOW ABOUT  〜 Della Reese 〜  F
21. KEEP AWAY FROM OTHER GIRLS  〜 Helen Shapiro 〜  F
22. MADE IN PARIS  〜 Trini Lopez 〜  M
23. IT'S LOVE THAT REALLY COUNTS (IN THE LONG RUN)  〜 The Merseybeats 〜  M
24. MY LITTLE RED BOOK  〜 Manfred Mann 〜  M
25. THIS EMPTY PLACE  〜 The Searchers 〜  M
26. PACIFIC COAST HIGHWAY  〜 Burt Bacharach 〜

Disc3
1. THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR  〜 Dionne & Friends 〜  FM
2. GOD GIVE ME STRENGTH  〜 Burt Bacharach & Elvis Costello 〜  M
3. WHAT'S IN GOODBYE  〜 Will Young 〜  M
4. ARTHUR'S THEME (BEST THAT YOU CAN DO)  〜 Christopher Cross 〜  M
5. HEARTLIGHT  〜 Neil Diamond 〜  M
6. GO ASK SHAKESPEARE  〜 Burt Bacharach & Rufus Wainwright 〜  M
7. WHO ARE THESE PEOPLE?  〜 Burt Bacharach & Elvis Costello 〜  M
8. SOUTH AMERICAN GETAWAY  〜 Burt Bacharach 〜  FM
9. EVERYBODY'S OUT OF TOWN  〜 B. J. Thomas 〜  M
10. ODDS AND ENDS  〜 Dionne Warwick 〜  F
11. THIRTY MILES OF RAILROAD TRACK  〜 The Hammond Brothers 〜  M
12. LONG AFTER TONIGHT IS ALL OVER  〜 Irma Thomas 〜  F
13. LET THE MUSIC PLAY  〜 The Drifters 〜  M
14. PAPER MACHE  〜 Dionne Warwick 〜  F
15. ONE LESS BELL TO ANSWER  〜 Keely Smith 〜  F
16. LONDON LIFE  〜 Anita Harris 〜  F
17. BLUE GUITAR  〜 Richard Chamberlain 〜  M
18. IN THE LAND OF MAKE BELIEVE  〜 The Drifters 〜  M
19. YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN (IF YOU BREAK MY HEART)  〜 The Stylistics 〜  M
20. JUST FRIENDS  〜 Carole Bayer Sager 〜  F
21. HASBROOK HEIGHTS  〜 Burt Bacharach 〜  M

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間(Disc 1/2/3) 約79分/約70分/約74分


ライノ/ユニヴァーサル・ミュージック・グループ・インターナショナルから2008年にリリースされた英国編集のバカラック物コンピ集です。75曲入りCD3枚組!

ライノから出たCD3枚組コンピと言えば1998年の『 The Look of Love - The Burt Bacharach Collection 』が有名ですが、これは全くの別物でございます。(被ってる曲も多々ありますけど)

収録曲をいつものようにリスト化してみました。ディスクごとに纏めています。
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オリジナル・アーティストの(表の◆印:57曲)比率は76%と高くUS/UKチャート入りした曲も多いのですが、一方で、レアな曲やレアなカヴァー(そのうち、前回紹介した英Ace盤とのダブり曲が10曲程度あり)、近年の作品(バカラックが2005年にリリースしたアルバム『 AT THIS TIME 』収録曲など)もコンパイルされています。

他のバカラック物コンピ集に入ってないのは3曲(表左のマーク)だけと少ないのですが、いずれも個人的にはレコメンド。

🔸ボビー・ジェントリーのDisc1-27.「 世界の窓と窓(世界の窓に光を)」:アコギとウッドベースだけをバックに凛としたボビーの歌唱が沁みます。リストの脚注にも書きましたが、1969年に録音されたもののリリースされず2007年にベスト盤のボーナストラックとして初めて世に出たんだとか。とにかく素晴らしいカヴァーです。
🔸キーリー・スミスのDisc3-15.「 悲しみは鐘の音とともに 」:ヒットしたフィフス・ディメンション版(♩≒66)より幾分速い♩≒74のテンポで、ジャズオーケストラをバックにキーリーは細かいビブラートをかけて歌っています。この曲のオリジナルなのにこのコンピ集を入手するまで聴いたことなくて…。地味なバージョンではあるんですが、初めて聴けた喜びと鐘の音みたいなイントロが新鮮だったのでレコメンド入り。
🔸アニタ・ハリスのDisc3-16.「 ロンドン・ライフ 」:この曲もこのコンピ集で初めて聴いたのですが、とにかくウキウキする曲なんですよね。その後、シングル盤を入手して拙ブログでも取り上げました。よかったらどうぞ → こちら

ブックレットに各曲解説は無くてちょっとショボいですが、エルヴィス・コステロがライナーノーツ(2ページ分)を書いてる点はアピールポイントかと。前半は、バカラック曲に対する印象や子供の頃の実体験等を交えながらバカラックのキャリアを紹介。そして後半は、バカラックと共作した時のエピソードを綴っています。以下引用しますね。機械訳(少し直しましたが)ですので、悪しからず。

─ 1995年から1998年の間に、バート・バカラックと私は12曲を書き、アルバム『 Painted From Memory 』になりました。多くの人は私が作詞家としてのみ行動することを期待していましたが、バートは私たちの音楽コラボレーションのほとんどを共同作曲することに同意してくれて、私の予想をはるかに超えました。彼はまだ新しい挑戦に興味を持っているアーティストです。  ─
─ バートが作曲する様を見て、時にはピアノの椅子に並んで座り、1つの16分音符の配置またはベース音の調和的な選択を考慮したことは
、無意識のマスタークラスであり私の音楽人生におけるの最大の喜びの1つでした。  ─
─ 依然として彼は、午前3時まで起きてメロディーの小さな修正を1つ考えるソングライターであり、フリューゲルホルン奏者に微妙なフレージングのニュアンスを伝えるアレンジャーなのです。これらは五線譜に書かれた音を超えています。  ─
─ バートがアルバム『 At This Time 』で自ら歌詞を書こうとした時、彼は私に「 WHO ARE THESE PEOPLE? 」という曲で世界の方向性に対する特に厳しい批評を歌うよう打診してきました。私はバートにどんな歌なのか教えてくれるようにお願いしました。彼は「 物事は本当に変わる必要があります。さもないと、すべてがめちゃくちゃになります 」と言いました。私が「 どんな歌詞ですか? 」と訊くと、彼は「 それが歌詞なんだ 」と答えました。  ─
─ 世界が今必要としているのは愛ばかりだけでなく、バート・バカラックの曲なのです。おなじみで深く愛され、その上まだ発見されるのを待っている多くの宝石があるのだから。  ─
─ 彼の最高の曲は? それは彼が書く次の曲かもしれません。 エルヴィス・コステロ 2008年9月17日  P.S. Burt and I just wrote two more… ─

コステロのバカラック愛の大きさ・深さを改めて感じました…。

そうそう、このブックレットにはバカラックのコメントも載ってました。短いので全文引用します。
─ 私の音楽を次のレベルに引き上げてくれたすべてのアーティストにとても感謝しています。素晴らしい曲を作れたとしても、アーティストがいなければ本当の意味で作ったとは言えないのです。 バート・バカラック ─ (私の超意訳で)


ここからはオマケ。MP3でしか所有してない曲をご紹介!
ボビー・ジェントリーは、「 世界の窓と窓(世界の窓に光を)」以外にもリリースされなかったバカラック・カヴァーがありました。
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2018年に出たCD8枚組の『 The Girl From Chickasaw County (The Complete Capitol Masters) 』で初めて世に出た「 THIS GIRL'S IN LOVE WITH YOU(ディス・ガール)」(3:12) がソレです。バックはアコギとウッドベースだけなので、「 世界と〜 」と同じく1969年に録音したされたものでしょう。粋でおしゃれな好カヴァーと思います。


【データ】
『 Magic Moments The Definitive Burt Bacharach Collection 』
V.A.

CD:2018年11月25日リリース
レーベル:Rhino / Universal Music Group International B.V.
番号:2564 69335 9

Compilation produced by Matthias Bauss for Spark Marketing Entertainment Ltd.
This compilation
(P)2008 Warner Music UK Ltd / Universal Music Group International B.V.
(C)2008 Warner Music UK Ltd / Universal Music Group International B.V.

2021年1月10日 (日)

Always Something There - A Burt Bacharach Collectors' Anthology 1952-1969/V.A. (2008年)

1950〜60年代のレアな作品ばかりを集めた英ACE編集のバカラック物コンピ集です。全26曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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1. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME  〜 Lou Johnson 〜  M
2. SO LONG JOHNNY  〜 Jackie DeShannon 〜  F
3. THIRD WINDOW FROM THE RIGHT  〜 Dean Barlow 〜  M
4. IF I NEVER GET TO LOVE YOU  〜 Gene Pitney 〜  M
5. MADE IN PARIS  〜 Trini Lopez 〜  M
6. I WAKE UP CRYING  〜 Del Shannon 〜  M
7. RAIN FROM THE SKIES  〜 Adam Wade 〜  M
8. THAT'S THE WAY I'LL COME TO YOU  〜 Bobby Vee 〜  M
9. MOVE IT ON THE BACKBEAT  〜 Burt and the Backbeats 〜  F
10. YOU'RE TELLING OUR SECRETS  〜 Dee Clark 〜  M
11. THIRTY MILES OF RAILROAD TRACK  〜 The Hammond Brothers 〜  M
12. THE STORY OF MY LIFE  〜 Big Al Downing 〜  M
13. THREE FRIENDS (TWO LOVERS)  〜 The Turbans 〜  M
14. TRUE LOVE NEVER RUNS SMOOTH  〜 Don and Juan 〜  M
15. THEY DON'T GIVE MEDALS (TO YESTERDAY'S HEROES)  〜 Ben E. King 〜  M
16. MORE TIME TO BE WITH YOU  〜 Brook Benton 〜  M
17. DREAM SWEET DREAMER  〜 Dionne Warwick 〜  F
18. THAT'S NOT THE ANWSER  〜 Vi Velasco 〜  F
19. I LOOKED FOR YOU  〜 Charlie Gracie 〜  M
20. SEND ME NO FLOWERS  〜 Doris Day 〜  F
21. HOW ABOUT  〜 Della Reese 〜  F
22. THE LAST TIME I SAW MY HEART  〜 Marty Robbins 〜  M
23. CRAZY TIMES  〜 Gene Vincent 〜  M
24. GOTTA GET A GIRL  〜 Frankie Avalon 〜  M
25. WILD HONEY  〜 Cathy Carr 〜  F
26. ONCE IN A BLUE MOON  〜 Nat 'King' Cole 〜

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記


収録時間約65分


1950〜60年代のレアな作品ばかりを集めた英ACE編集のバカラック物コンピ集です。

─ ナット・キング・コール、ディオンヌ・ワーウィック、ドリス・デイ、ベン・E・キングほか、米国を代表する数多の著名アーティストたちに楽曲を提供、いくつもの名曲を世に送り出してきた作曲家、バート・バカラックの功績を一枚に纏め上げた決定盤。
様々なアーティストたちにカヴァーされ続けてきた愛すべき名曲、チャートを賑わせたヒット曲やその裏の知られざる逸話、さらにはマニア新発見の新発見も織り交ぜながら紡ぎ上げられるバカラック・ストーリー全26話。すべてのポップ・ミュージック・ファンに試してもらいたい珠玉のコンピレーションが遂に登場! ─ 


私が所有するCDは輸入盤に日本語の帯が付いた所謂 <国内仕様輸入盤>。上記はその帯に書かれていたPR文を引用したものです。

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この帯、画像の部分以外に2枚ぶん折り畳まれているんですが、それを開くと計5ページに各曲解説の日本語訳がびっしり印刷されています。収録曲は一般的に知られてない曲目が殆どなので(帯のPR文では触れてませんが💦)、これは嬉しいです。

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全26曲中、有名曲( = カヴァー定番曲)と言えるのはT-1.「 愛の思い出(愛のウェイト・リフティング)」のみ。あと、T-12.「 ストーリー・オブ・マイ・ライフ 」がそこそこ知られてる曲目でしょうか。残り24曲はマニアックな曲目ばかり。


オリジナル・バージョンが20曲(リストの曲名の◆マーク)も入ってますから、コンパイルする上での方針はオリジナル重視と言えます。それに、他のバカラック物コンピ集では見かけず本コンピ集にしか入ってないバージョンがオリジナル/カヴァー合わせて9曲(リスト左側マーク)もあります。貴重な音源が多く、コレクターにはありがたいですねー。

個々のバージョンについての特記事項はリストの脚注をご覧ください。以降、個人的なレコメンド曲を紹介します。

🔸ジャッキー・デシャノンのT-2.「 ソー・ロング・ジョニー 」:ヘンテコリンな曲としてバカラック愛好家の間では有名ですが、本コンピ集の中でもやっぱり目立ってます(笑) 参考記事 → バカラック物コンピ集『 Burt Bacharach MASTERPIECE Vol.3 』、ジャッキー・デシャノンのアルバム『 Are You Ready For This? 』
🔸ドン&ファンのT-14.「 恋は異なもの(苦しい恋こそ真の恋)」:この曲のオリジナルなんですが、私は本コンピ集で初めて聴きました。男性デュオによる全編ハモリ曲だったとは! ジーン・ピットニーやペトゥラ・クラークのカヴァーはサビの一部しかハモってないですからねー。
🔸ディオンヌ・ワーウィックのT-17.「 ドリーム・スウィート・ドリーマー 」:ディオンヌが子供を授かった時にバカラックに依頼し、出来上がったのがこの曲だった…ということを本コンピ集で初めて知りました。 参考記事 → ディオンヌ・ワーウィックのアルバム『 PROMISES, PROMISES 』
🔸ヴァイ・ヴェラスコのT-18.「 ザッツ・ノット・ジ・アンサー 」:オリジナルはディオンヌで元々軽快で弾むような曲なんですが、これは更にウキウキする好カヴァーです。 参考記事 → ヴァイ・ヴェラスコのアルバム『 The Vi Velasco Album 』

繰り返しになりますが、貴重な音源が多くコレクターにはありがたいコンピ集であることは間違いありません。でも、本コンピ集の約半数を占める1962年以前の曲には(バカラックらしさという点で)魅力が少ないということも改めて認識しました…。


【データ】
『 Always Something There - A Burt Bacharach Collectors' Anthology 1952-1969 』
V.A.

CD:2008年7月1日リリース (所有CDは、同年8月22日リリースの国内仕様輸入盤)
レーベル:Ace Records (UK) (所有CDは、P-VINE Records (JP))
番号:CDCHD 1195 (所有CDは、PCD-17217)

Compiled by Mick Patrick abd Tony Rounce
Notes by Mick Patrick
This compilation (P)2008 Ace Records Ltd (c)2008 Ace Records Ltd
Made in the EU

↓ 左はAce(UK)盤、右は国内仕様輸入盤

2021年1月 3日 (日)

A Happy Afternoon/Dieter Reith (1966年)

ドイツのジャズ・ピアニスト、ディーター・ライスがトリオ編成で1966年にリリースしたアルバムです。バカラック作品を1曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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全8トラック中、バカラック作品は1トラック

5. WIVES AND LOVERS (4:26)


ドイツのジャズ・ピアニスト、ディーター・ライスがトリオ編成で1966年にリリースしたアルバムです。

ディーター・ライスは1938年ドイツのマインツ生まれ(2020年没、享年82歳)。誰それ?って思ったのですが、ライナーノーツの解説によると、 ─ ディーター・ライス、なかなか聞かない名前である。リーダー作もアルバム単位では3枚程である。しかし、ヨーロッパ・ジャズのファン及びピアノ・ファンにとってはある程度のレベルに達すると必ず一度は出てくる名前 ─ なんだそう。そして本作は “時計のライス” と称される名盤らしいです。

取り上げたバカラック作品はT-5.「 素晴らしき恋人たち 」。元来ジャズワルツのこの曲、特にジャズ系のアーティストは速いテンポで演奏する例が多いのですが、ライスのトリオはその中でもかなり高速な部類になります。♩≒226のテンポで、アドリブも含めてノリの良いピアノに加えてハードなドラムス&ベース…ファンキーな演奏です。個人的に印象に残ったのは特にファンキーでもないイントロでのピアノの “ジャラ〜〜ン” なんですけどね。

全体的には賑やかで気軽に聴けるピアノトリオのアルバムではないかと。全8曲中3曲(T-1,3,8)がライスの自作曲なんですが、これがなかなか良曲だったことを付け加えておきます。


ここからはオマケ。所有しているMP3の中からライスの演奏(♩≒226)より更に速い「 素晴らしき恋人たち 」をご紹介。
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まずはヴォーカルもの。米国女性シンガー/フルート奏者の Kaylene Peoples(カイリーン・ピープルズ)が2005年のアルバム『 All Jazzed Up! 』でカヴァーした「 素晴らしい恋人たち 」(4:49) のテンポは♩≒236。ピアノトリオをバックに、前半と後半で歌って中間の約1分40秒間でフルートを吹いてます。パワフルな歌唱ではフェイクやスキャットを入れたり、フルートでもアドリブをビシバシ入れて、まー圧倒されます。レコメンドです。
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続いてインストもの。米国男性ジャズトランペッターのサド・ジョーンズとバリトンサックス奏者のペッパー・アダムスによる Thad Jones / Pepper Adams Quintet が1966年にリリースしたアルバム『 Mean What You Say 』で「 素晴らしい恋人たち 」(4:53) を取り上げてます。そのテンポは♩≒228。最初フリューゲルホーンとバリトンサックスが一緒にメロディを吹き、そのあとフリューゲルホーン→バリトンサックス→ピアノの順にアドリブしています。
以下は参考情報:他にも、バカラック・トリビュート盤『 JAZZ BACHARACH 』に収録されている SOIL & "PIMP" SESSIONS の「 素晴らしい恋人たち 」も♩≒236と高速です。やたら騒々しくて私の好みじゃないのですが…。アルバムは既に紹介済み → こちら


【データ】
『 A Happy Afternoon 』
Dieter Reith

LP:1966年リリース (所有CDは、2006年リイシューの日本盤。解説は瀧口大由記氏)
レーベル:SABA (Germany) (所有CDは、MPS Records / Universal Music K.K.)
番号:SB 15 127 ST (所有CDは、UCCU-5521)

Dieter Reith - Piano
Charly Antolini - Drums
Peter Witte - Bass

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