Some Lovers/Burt Bacharach & Steven Sater (2021年)
バート・バカラック&スティーブン・セイターがコラボしたミュージカル『 Some Lovers 』のアルバムです!
(画像は全てクリックすると大きくなります)

Album Artwork/Page2 from Digital Booklet
1. MOLLY 〜 Colton Ryan & Molly Gordon 〜
2. SOME LOVERS 〜 Betsy Wolfe & Tracie Thoms 〜
3. AREN’T WE? / ANOTHER START 〜 Ethan Slater & Lilli Cooper 〜
4. LOVE ME FOR AN HOUR 〜 Jonathan Groff & Lea Michele 〜
5. LIVING WITH A GHOST 〜 Katrina Lenk & Ari’el Stachel 〜
6. HOLD ME 〜 Conrad Ricamora & Ashley Park 〜
7. A THOUSAND THINGS THAT WERE YOU 〜 Derek Klena 〜
8. READY TO BE DONE WITH YOU / A THOUSAND THINGS THAT WERE YOU (Reprise) 〜 Derek Klena & Christy Altomare 〜
9. WELCOME TO MY WORLD 〜 Ramin Karimloo 〜
10. EVERY OTHER HOUR 〜 Jennifer Holliday 〜
11. JUST WALK AWAY 〜 Kristin Chenoweth 〜
12. HUSH 〜 Santino Fontana & Laura Osnes 〜
13. THIS CHRISTMAS 〜 Graham Phillips & Auli'i Cravalho 〜
収録時間約42分
バート・バカラック&スティーブン・セイターがコラボしたミュージカル『 Some Lovers 』のアルバムです!
ミュージカル『 Some Lovers 』は、スティーブン・セイターがO.ヘンリーの短編小説『 賢者の贈り物 (The Gift of the Magi) 』に着想を得て創作した作品。本アルバムのブックレットによれば、2009年9月にセイターがT-8.「 READY TO BE DONE WITH YOU 」の詞をバカラック爺に渡し、バカラック爺がそれに曲をつけたことがキッカケとなり、その後セイターがストックしていた数曲の歌詞にバカラックが曲をつけ、一緒にミュージカルを創ろうと意気投合したそうです。バカラック爺にとっては1968年の『 Promises, Promises 』以来、約40年ぶりのミュージカルとなりました。
↑ ブックレットの最終ページにあったバカラック爺とセイターの2ショット写真
ミュージカルは2011年11月に初演(加州サンジエゴのOld Globe Theatreで)された後、2016年にリンカーンセンターでコンサート、2017年ロンドンのオフ・ウエストエンド The Other Palaceで上演、2018年6月にはNYCの The Adirondack Theater Festival (ATF) で上演されています。4人の俳優が2人の恋人(Molly と Ben)の20年前<若者>と現在<中年>を演じ、20年の間に失った感覚を2人が取り戻す…というお話のようです。
本アルバムは所謂オリジナル・キャスト・アルバムではなく、『 Some Lovers 』の楽曲をブロードウェイの実力派俳優陣が歌いレコーディングしたもの。リリース元 Broadway Records のネット記事では " The world premiere concept recording " と紹介されていました。
ミュージカル音痴の私には見慣れない名前が多いですが、何人かは知ってます。T-4.のリア・ミシェル(『 Glee 』レイチェル役)とT-11.のクリスティン・チェノウェス(『 Glee 』エイプリル役、『 Promises, Promises(2010年版)』フラン役)。この2人は過去作品でバカラック作品を歌ってますからねぇ。
収録された13トラックのうち、何曲かはこれまでに他のアーティストが歌い音源化されています。
T-2.「 SOME LOVERS 」:Rumerが2010年にシングルをリリース(詳細はこちら)。
T-9.「 WELCOME TO MY WORLD 」:2010年のバカラック・カヴァー集『 Inner Reserves 2 meet BURT BACHARACH 』でH. Garden feat. Takashi Hamazaki(H. ガーデン・フィーチャリング浜崎貴司)が取り上げています。
T-10.「 EVERY OTHER HOUR 」:2009年にKarimaとMario Biondiがイタリア語詞をつけ「 COME IN OGNI ORA 」の曲名でシングルをリリース。その後Karimaは、ローマでのバカラック公演にゲスト出演して歌ったライブ音源を「 COME IN OGNI ORA 」の曲名で2010年のアルバム『 KARIMA 』に収録。
T-11.「 JUST WALK AWAY 」:Karimaが2010年のアルバム『 KARIMA 』で歌唱。更にKarimaは、2015年のアルバム『 CLOSE TO YOU KARIMA SINGS BACHARACH 』でリメイクしています。
T-13.「 THIS CHRISTMAS 」:2014年12月4日にディオンヌ・ワーウィックがホリデーミュージックとしてCDシングル&配信リリース(3:34) 。本作(♩≒100)よりグッとゆったりしたテンポ(♩≒68)でふんわりした仕上がりです。オマケとしてCDジャケットを掲載しときます。※
他にも、音源化はされてませんがT-12.「 HUSH 」はバカラック爺が2014年の日本公演で披露していました。
高低行ったり来たりするメロディラインや転調にはバカラックらしさを大いに感じますが、変拍子は封印。最近のバカラック爺にしては全体的に明るめでロマンチックな曲が多いように感じます。T-1.「 MOLLY 」のサビ部分は2016年の映画『 La La Land 』のオープニング「 ANOTHER DAY OF SUN 」に近い雰囲気ですし。
歌ってる面々は流石に素晴らしい歌唱を聴かせてくれます。個人的なレコメンドはT-1.「 MOLLY 」、T-2.「 SOME LOVERS 」、T-4.「 LOVE ME FOR AN HOUR 」、T-10.「 EVERY OTHER HOUR 」、T-11.「 JUST WALK AWAY 」、T-13.「 THIS CHRISTMAS 」でしょうか。ちなみにT-4.とT-10.は曲一緒の歌詞違いです。
オマケとして、関連動画をリンクしておきます。
2011年初演時のもの。バカラック爺やセイターも登場します。約3分半。(こちら)
2016年リンカーンセンターでのコンサート。11曲の動画がつながってます。(こちら)
2017年ロンドンのオフ・ウエストエンド The Other Palace 上演時のもの。約1分。(こちら)
※ 2023/5/14 追記しました
【データ】
『 Some Lovers 』
Burt Bacharach & Steven Sater
MP3:2021年9月30日リリース/CD:2021年11月26日リリース
レーベル:Broadway Records
番号:MP3:- / CD:BROY208212
Producers: Michael Croiter & Ben Hartman
Co-Producers: Burt Bacharach, Steven Sater & Cody Lassen
Executive Producers: Maxwell Beer, Brad Blume, Louis Hobson, Elisabeth Siegel, John Styles, Jr., Joanna Topetzes & Deena Zucker
An original story and lyrics by Steven Sater
All new music from the legendary Burt Bacharach
Orchestrations: Jonathan Tunick
Vocal Arrangements: Annmarie Milazzo
Vocal Coach to Ms. Chenoweth: Michael Orland
Musicians
Music Director, Piano, Keys: Ben Hartman
Drums: Michael Croiter
Bass: Brian Hamm
Guitars: Eric Davis
Guitars: Brian Koonin
Trombone: Joe Fiedler
Trumpet: Kenny Rampton
Reeds: Kristy Norter
Recorded and Mixed at Yellow Sound Lab, NYC
℗© 2021 SOME LOVERS DEVELOPMENT LLC, EXCLUSIVELY DISTRIBUTED BY BROADWAY RECORDS.
リンク先消滅したためリンク貼り直し(2024/1/14)
Amazonリンク(MP3)
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いつも楽しく拝見しています。
自分的にはひさしぶりのビッグ・ニュースです。(CD化して欲しいなー)
ちなみに、Orchestrations:のJonathan Tunickって人は「Promises,Promises」のOrchestrationsも担当されてますよね。調べてみたら御年83歳とのこと。
今後もブログ楽しみにしていますのでがんばってください。
投稿: バカラック教信者 | 2021年10月10日 (日) 16時47分
バカラック教信者さん、初めまして。マニアックなコメントありがとうござます!
ホントだ! 『 Promises, Promises 』1968年BW版と1969年WE版の Orchestrations も Jonathan Tunick とクレジットされてますね。Digital Bookletのライナーノーツをよく読んだらセイター氏もそのことを書いてました。加えて『 Promises、Promises 』はセイター氏が手にした最初のブロードウェイ・アルバムだってことも…。なんか思い入れが深いですねぇ。
ブログいつまで続けられるかわかりませんが、今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: あるでお | 2021年10月10日 (日) 21時42分