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2022年5月 8日 (日)

Love Letters EP/Bryan Ferry (2022年)

ブライアン・フェリーが2022年5月20日にリリースする4曲入りEPです。全てカヴァー曲で、うち1曲がバカラック作品!(デジタル配信のみ)

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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全4トラック中、バカラック作品は1トラック

1. LOVE LETTERS (2:59)
2. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF (3:48) 
3. FOOLED AROUND AND FELL IN LOVE
4. THE VERY THOUGHT OF YOU



ブライアン・フェリーが2022年5月20日にリリースする4曲入りEPです。

本EPはラヴソングのコレクションで計4曲のカヴァー曲を収録。本EPについてフェリーは次のように語っています。 ─ 様々なジャンルや時代の曲をカヴァーして、レパートリーを増やすのが好きなんだ。自分のスタイルでそれらを解釈する最善の方法を見つけることは、それが何であれ、興味深い挑戦となるんだ。  ─

発売日は当初5月6日とアナウンスされてたんですけど…、2週間遅れたみたいですね。とはいえ既に2曲(T-1,2.)は配信済み且つ公式MVも公開されていて、そのうちT-2.「 恋のとまどい 」がバカラック・カヴァーというワケです。フェリーはこの曲についてこうコメントしています。 ─ 私はいつも[バート・バカラックとハル・デイヴィッド]のよくできた曲の1つをやりたかったのですが、これは彼らの最も有名な曲の1つです。  ─

「 恋のとまどい 」のオリジナル・シンガーはトミー・ハント<テンポ♩≒75〜80>。1962年9月にシングル・リリースしたもののレーベル(Scepter)がプロモーションに力を入れずヒットしませんでした。ヒットしたのは2年後で、ダスティ・スプリングフィールドのカヴァー<♩≒98>が英国で大ヒット(1964年7月:UK#3)。お陰でトミー・ハント版もプチヒット(1964年8月:US#119)します。その後、1966年にディオンヌ・ワーウィックのカヴァー<♩≒88>が米国で中ヒット(1966年10月:US#26)。最近ではザ・ホワイト・ストライプスのカヴァー<♩≒88〜98>が英国でヒット(2003年9月:UK#13)しています。

ブライアン・フェリーの「 恋のとまどい 」は、シンセストリングス主体のゆったり落ち着いたテンポ<♩≒86>。フェリーの低くビブラートのかかった嗄れ声がさらに落ち着いた印象を与えます。しかも、誰もが大なり小なり歌い上げるサビの部分でフェリーは全く歌い上げないんです。この曲のサビで歌い上げないカヴァーは初めてかも。実に渋いカヴァーだと思います。

個人的にブライアン・フェリーといえば「 DON'T STOP THE DANCE 」(1985年8月:UK#21)なんですけど、全くイメージが違いました💦

YouTube - Bryan Ferry ♪(Official)「 I Just Don't Know What To Do With Myself 」



【データ】

『 Love Letters EP 』
Bryan Ferry

EP:2022年5月20日リリース
レーベル:BMG (UK)
番号: -

Recording of ‘Love Letters’ began in Nashville whilst on tour in 2019, with work on the EP continuing in London in 2020. In the US the band included Luke Bullen on drums, Chris Spedding on guitar, Neil Jasonon bass, Fonzi Thornton on backing vocals and Waddy Watchel on guitar. Back in London recording continued with Tom Vanstiphout on guitar, Chloe Smith on keyboards, Tugg (Nathan Curran) on drums, Marina Moore on viola and Lucy Wilkins on violin.

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