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2022年5月29日 (日)

shooting fish/O.S.T. (1997年)

1997年の英国映画『 シューティング・フィッシュ 』のサントラです。バカラック作品を3曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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Original CD front/back

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所有CD(日本盤)のジャケット表/ケース裏

全16トラック中、バカラック作品は3トラック

7. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  〜 Jackie De Shannon 〜  (3:04)
8. I'M A BETTER MAN (FOR HAVING LOVED YOU)  〜 David McAlmont 〜  (2:57)
12. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  〜 Dionne Warwick 〜  (2:52)


1997年の英国映画『 シューティング・フィッシュ 』のサントラです。

映画は、金が必要な男女3人が目論む一世一代の詐欺計画をライト感覚で描いたブリティッシュ・コメディ。2人の青年孤児(ダン・ファターマン、スチュアート・タウンゼント)が莫大な金額のお金を必要としている女の子(ケイト・ベッキンセイル)を巻き込んで強盗し、何やかんやあって最後はハッピーエンド…というお話。日本では1998年5月に公開されました。公開前にリリースされた本作日本盤CDの帯には   ─ あの「トレインスポッティング」と並ぶセンセーションをUKで巻き起こしている映画 ─   と書かれています。私は翌1999年にレンタルビデオ(もちろんVHS)を借りて1回だけ観ましたが、そんなセンセーションを巻き起こすような映画だったかなぁ…。正直言うと内容よく覚えてないんすよねー。
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サントラは当時のUK若手バンドのコンピレーション的な内容。…なんですが、全16曲のうちなぜか'60年代のバカラック作品が3曲も入ってます。T-7.「 世界は愛を求めている(愛を求めて)」はオリジナルのジャッキー・デシャノン版(1965年、US#7)。T-12.「 サン・ホセへの道 」もオリジナルのディオンヌ・ワーウィック版(1968年、US#10/UK#8)。ただ、T-8「 アイム・ア・ベター・マン 」だけはオリジナルのエンゲルベルト・フンパーディンク版(1969年、US#38/UK#15)ではなくて、英国の男性ヴォーカリスト、デヴィッド・マッカルモントのカヴァー(1997年)です。

日本盤のライナーノーツによれば  ─ …全16曲中、3曲がバート・バカラック/ハル・デヴィッド作品ということから、基本的な作品のカラーをバカラック時代のソフト・ポップスに置いたサントラ盤、と捉えることもできる。バート・バカラックはここ数年来、日本でもちょっとした再評価の対象となっていて、11月下旬には待望の来日公演まで実現してしまうのだけれど、どうやらそうしたブームは今のイギリスにも訪れている気配。去年、私はたまたまロンドンでバート・バカラックのコンサートを観ることができたのだけれど、そこに飛び入りゲストとしてオアシスのノエル・ギャラガーが出てきたりして、「 小さな願い 」「 ウォーク・オン・バイ 」など数多くのスタンダード・ポップスを生んだ大御所バカラックが若い世代のバンド連中にも確実に愛されていることを実感したものだ。この『 シューティング・フィッシュ 』のサントラ盤は、そうした現代の風潮を反映させたものなのだろうか。  ─ (1997年10月17日、解説:岡村詩野さん)

車で何処かに向かうシーンで「 サン・ホセへの道 」が使われたこと以外、曲がどこでどう使われたかなんて覚えてません。もう一度観たいんですけど、中古DVD千円位するし(セコイ💦)、Amazon の Prime Video には無いし…。

んで、ここではT-8.「 アイム・ア・ベター・マン 」にスポットライト💡を当ててみます。デヴィッド・マッカルモントのカヴァーは基本的にエンゲルベルト・フンパーディンクのコピーですが、歌声は本家より若干ソフト。バックの演奏はピアノ、シンセストリングス、ヴィブラフォンだけと本家よりもシンプルに、より歌を聴かせる方向です。彼は自身のYouTubeチャンネルにMVをアップしてまして、そこで次のようにコメントしています。 ─ この映画のためにレコーディングした。プロデュースは Boo Hewerdine(ブー・ヒューワダイン)。ベストなパフォーマンスじゃなかったので、スタジオを出た後は敢えて聴かなかったんだ。 ─ いやいやどうして、なかなかの出来だと思うんですけどねぇ…。

ここからはオマケ。デヴィッド・マッカルモントは他にもバカラック・カヴァーがありまして…。
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デヴィッド・マッカルモントは、2011年リリースのライヴ・アルバム『 Live From Leicester Square 』で「 アイム・ア・ベター・マン 」(5:39) を再度カヴァー(ライヴ自体は2010年)。今度はピアノのみをバックに歌っていますが、歌声はよりエモーショナルに。サントラ盤のリベンジだったのかしらん。

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調べてみると、デヴィッド・マッカルモントは1997年リリースのシングル「 Look At Yourself 」のカップリングで「 アルフィー 」(2:30) をカヴァーしていました。1996年のライヴ録音なんですが、そのライヴ映像をYouTubeで観る事ができます。公式の動画じゃないけど、こそっとリンクしておきますね。(こちら


【データ】
Music From The Motion Picture shooting fish 』(邦題:シューティング・フィッシュ)
O.S.T.

CD:1997年10月13日リリース (所有CDは、1997年12月10日リリースの日本盤、解説:岡村詩野さん)
レーベル:Premier Soundtracks / EMI Premier (所有CDは、東芝EMI)
番号:7243 8 21495 2 1 (所有CDは、TOCP-50393)

(P) 1997 The copyright in this compilation is owned by EMI Records Ltd.
©️ 1997 EMI Records Ltd.

リンク先消滅したためリンク貼り直し(2024/1/14)
Amazonリンク(CD)(日本盤CD

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