Sings Tom Jones & Burt Bacharach/Kim Sang Hee (1971年)
韓国のジャズ〜ポップス・シンガー、キム・サン・ヒーが1971年3月に日本のキャニオン・レコードからリリースしたアルバム。バカラック・カヴァーを6曲収録!
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Original LP front cover/back cover

所有リイシューCDのジャケット表/ケース裏
全12トラック中、バカラック作品は6トラック
1. GREEN GREEN GLASS OF HOME
2. LITTLE GREEN APPLE
3. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
4. DELILAH
5. IT'S NOT UNUSUAL
6. LOVE ME TONIGHT
7. RAINDROPS KEEP FALLIN' ON MY HEAD
8. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
9. THIS GIRL'S IN LOVE WITH YOU
10. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE
11. THE APRIL FOOLS
12. I SAY A LITTLE PRAYER
収録時間約36分
韓国のジャズ〜ポップス・シンガー、キム・サン・ヒーが1971年3月に日本のキャニオン・レコードからリリースしたアルバムです。
以前からその存在は知っていたのですが、CD化されておらず聴く機会がありませんでした。この度、オールアート・コレクション!⑨として世界初CD化され2022年10月26日にリリース。早速手にしたワケです。
─ 韓国を代表するジャズ~ポップス・シンガーが、英国の人気歌手トム・ジョーンズ、米国の作曲家バート・バカラック関連の楽曲に臨んだコレクターズ・アイテムが遂に復活。伴奏陣のプレイも極めて充実! ─ (CDの帯より)
彼女は1943年3月(生年は諸説あるようですが)ソウル生まれ。大学(法律学専攻)卒業後、1965年頃よりプロの歌手として活動を開始。1969年には、ソウル新聞から “グレート・シンガー賞”、中央日報から “最優秀女性シンガー賞” を得ており、冠TV番組やラジオ番組も評判を呼んだそう。↓ の画像はDiscogsの彼女のサムネイルから拾ったものです。
1970年には、大阪万博の関連企画として東京で行われた “アリラン・フェスティバル” 出演のため(おそらく初めての)来日。1970年に設立したばかりのキャニオン・レコード(現ポニーキャニオン)が、数々の海外の超一流ジャズ・ミュージシャンを日本に招聘しコンサートを多数企画制作していた音楽事務所 “オールアート・プロモーション” と組んで彼女の売り出しにかかった、その成果の一つが本作。アナログA面(CDのT-1〜6.)はトム・ジョーンズの当たり曲を宮間智之とニューハードと、アナログB面(CDのT-7〜12.)はバカラック・カヴァーを佐藤允彦トリオと組んでレコーディングしたものです。
以下、バカラック・カヴァー6曲についてコメントします。キム・サン・ヒーは1970年当時27歳。それにしては大人で落ち着いた歌声。英語詞の発音もそれほど違和感なく、ごく自然な歌唱です。T-12.「 小さな願い 」のサビではパワフルな声を出してます。佐藤允彦トリオによる演奏は歌の伴奏としてはちょっと賑やかすぎかな…と思いますが、T-9.「 ディス・ガール 」の厳かなイントロ、T-10.「 サン・ホセへの道 」でのコロコロと転調していくイントロ/間奏など、独特な味があります。CDとなって聴けてよかったと思える、そんな出来ではないかと。
なお、T-3.「 I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN 」は L. Donegan - J. Currie による楽曲で、邦題「 最後の恋 」。バカラック作品ではありません、念の為。
ここからはオマケ。MP3で所有するキム・サン・ヒーのバカラック・カヴァーをご紹介。
キム・サン・ヒーは、1971年11月にキャニオン・レコードからもう1枚『 Love Story(ある愛の歌)』というアルバムをリリース。その中でバカラック作品を2曲カヴァーしています。「 CLOSE TO YOU(遙かなる影)」と「 THE LOOK OF LOVE(ルック・オブ・ラヴ/恋のおもかげ)」、いずれもフリーダム・ユニティ(よくわかりませんがスタジオミュージシャン達によるスタジオ録音用オケではないかと)の演奏をバックに歌っています。この演奏がなかなか独創的でカッコいいんです。編曲は前田憲男さん。ナルホドね…です。キム・サン・ヒーの歌唱は派手ではないけど安定感あるもの。個人的には『 Sings Tom Jones & Burt Bacharach 』よりもこちらの2曲の方がレコメンドです。
【データ】
『 Sings Tom Jones & Burt Bacharach 』 (邦題:トム・ジョーンズ&バート・バカラックを歌う)
Kim Sang Hee キム・サン・ヒー(金相姫)
LP:1971年3月25日リリース (所有CDは、2022年10月26日リリースのリイシュー盤。解説:原田和典さん)
レーベル:Canyon (Japan) (所有CDは、Solid Records/ウルトラ・ヴァイヴ)
番号:CAL-5003 (所有CDは、CDSOL-6247)
SIDE-A(Tom Jones Side)/T-1〜6. 宮間利之とニューハード(演奏)、前田憲男(編曲)
SIDE-B(Burt Bacharach Side)/T-7〜12. 佐藤允彦トリオ(演奏・編曲)
リンク先消滅したためリンク貼り直し(2024/1/14)
Amazonリンク(限定版リマスターLP)(リイシューCD)
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