This is Juke Box はじめましてジューク・ボックスです/ジューク・ボックス (1970年)
1970年代の男性アイドルグループ、ジューク・ボックスが1970年にリリースしたアルバムです。バカラック・カヴァーを1曲収録!
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全9トラック中、バカラック作品は1トラック
A2. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN (2:59※)
※ MC部分を除いた楽曲のみの時間
1970年代の男性アイドルグループ、ジューク・ボックスが1970年にリリースしたファースト・アルバムです。
ジューク・ボックスは、ジャニーズ事務所に所属していた1970年代の男性アイドルグループ。1969年末結成、1974年消滅。“ ジューク・ボックス ” の名前は元々、1969年初頭頃からジャニーズJr.全体に対する別称として使われていましたが、同年末に選抜メンバーによって正式にグループ化されました。メンバーの脱退・加入が非常に激しく、メンバー構成は13期に及んだとか。結成当初は事務所先輩であるフォーリーブスのバックで踊ったりしたそうです。フォーリーブスはリアルタイムでTV観てましたが、ジュース・ボックスは今回アルバムを手に入れて初めて知りました。
ジューク・ボックスは、第5期メンバー(円谷弘之、小谷純、吉本暁弘、やなせかおる の4名)の時、1970年10月に両A面シングル「 さよならの祈り c/w 海に沈めて 」でレコードデビュー。そして、同じメンバーでジューク・ボックス初のアルバムを同年12月にリリース。それが本作でございます。
収録されているのは、洋楽カヴァー4曲(A1,A2,A3,B4)、デビューシングルの2曲(B1,B2)、そのデビューシングルと同じ作家〜山上路夫作詞/鈴木邦彦作曲〜の2曲(A4,B5)、ビートルズ「 イエスタデイ 」の弦楽四重奏をバックに詩を朗読したもの(B3)という計9トラック。70年代のアイドルはライヴやアルバムで洋楽カヴァーを取り上げることが多かったそうですが、4曲も入ってるとは!
LPの帯に “ ジュークの歌とおしゃべりでつづる ” と書かれていた通り、曲間には自己紹介を兼ねてメンバーのMCが挿入されています。こんなこと書くとファンの方には怒られちゃいますが、中身はガキのしょーもない会話。でも、ビデオすら無い時代、声とジャケ写から色々妄想して楽しんでいたんだろうなぁと。アルバムジャケットの曲目表記では、MCが青字、詩の朗読が赤字で書かれています。A2.のヒロのことは円谷弘之、A3.のカオルのことはやなせかおる、A4.のアッキとピピのことは吉本暁弘と小谷純と思われます。MCを聴いてると、誰かが「 ヒロはリーダーだからな 」と言ってるので円谷さんがリーダーだったんでしょう。
それでは本題、バカラック・カヴァーはA2.「 I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN(恋よさようなら)」。歌ってるのは1人だけで、MCの流れからヒロ(円谷弘之)だろうと思うんですが、最初女性が歌ってるのかと思ったほど高くハリのある美声にびっくりしました。ボーイソプラノが声変わりしたけどまだ声質が女声っぽい、そんな感じの中性的な歌声です。しかも歌も上手い! 伴奏はほぼ原曲コピーで新味はありませんが、処々聴こえる金管&木管のちょっとしたオカズが印象的でした。
他の曲についても少し触れます。MCの流れから、A3.はカオル(やなせかおる)が、A4.はアッキ(吉本暁弘)とピピ(小谷純)が歌ってるようですが、いずれもシロウトががなって歌ってる感ありあり。…初期のマッチのような歌声です。まぁアイドルらしいですが…。それにしても、デビューシングルの2曲(B1,B2)が演歌・歌謡曲・GSの混ざったような残念な楽曲なんですょ。これじゃ売れんわぁ…となりました。
【データ】
『 This is Juke Box はじめましてジューク・ボックスです 』
ジューク・ボックス
LP:1970年12月25日リリース
レーベル:キャニオン・レコード
番号:CAL-3001 (¥1,800)
ジューク・ボックス … メンバーの紹介は一切なし。ジャケ写見ても誰が誰だかわかりません^^;
キャニオン・オーケストラ
編曲:川口 真(A1,A2,A3,A4,B3,B4,B5)、鈴木邦彦(B1,B2)
レコーディング・ディレクター:鈴木亮一
レコーディング・ミキサー:佐藤広行
制作協力:山上路夫、ジャニー喜多川、片桐和子、笠井幹男、週刊セブンティーン、小菅 広(週刊セブンティーン)、渡辺道雄(週刊セブンティーン)、池 利文、萩原自動車店 *
* 自動車店ってゆーのが時代を感じます。ジャケ写のBMWイセッタ関連でしょうね。
※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し
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