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2023年4月 2日 (日)

WHAT'S NEW PUSSYCAT?/The Bill Brown Singers (1967年)

ビル・ブラウン・シンガーズによる「 WHAT'S NEW PUSSYCAT? 」のカヴァー。小西康陽さん監修によるリイシュー7"シングルです。

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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所有リイシュー7"シングルのジャケット表/裏

A. THEME FROM 'CARNIVAL'  〜 Harry Getts With The Bill Brown Singers 〜  (2:14)
AA. WHAT'S NEW PUSSYCAT?  〜 The Bill Brown Singers 〜  (1:51)


ビル・ブラウン・シンガーズによる「 WHAT'S NEW PUSSYCAT? 」のカヴァーです。レディメイド 未来の音楽シリーズ 7インチ編 第二シーズン※ – 11 として、2022年に他1曲とのカップリングで7"シングルリイシューされました。

※ 小西康陽さんのオールタイムDJクラシックを、本人の選曲・監修によるベスト・カップリング選曲で7インチカットして大好評だった【レディメイド 未来の音楽シリーズ 7インチ編】のセカンドシーズン。2022年4月より毎月1タイトルずつ発売(各500枚限定プレス)。


元々は、米国メインストリーム・レコードが1967年にリリースした『 Award Winning Original Motion Picture Sound Tracks And Themes 』(Mainstream Records – 56076)というタイトルの映画音楽集に収められていたもの。ジョニー・マンデル、モーリス・ジャール、ジェリー・ゴールドスミスのオーケストラ、と書いてありますが、実際の編曲者は不明です。このアルバム全11曲のうち8曲を歌っていたのがビル・ブラウン・シンガーズで、この「 WHAT'S NEW PUSSYCAT?(何かいいことないか子猫チャン)」はその1曲。ビル・ブラウン・シンガーズの素性はよくわからないのですが、元気の良い男女コーラスです。
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『 Award Winning Original Motion Picture Sound Tracks And Themes 』- Original LP front cover/back cover

監修の小西さんはシングルの解説でこうおっしゃてます。 ─ この「 何かいいことないか子猫チャン 」は埋もれていた宝石。 ─
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シングルに挿入されていた解説(名刺大のペラ)

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シングルのレーベル面(表面/裏面)。表面に両面(A面/AA面)の曲名等が印刷され、裏面はなぜか銀座のお肉屋さんの包み紙?が印刷されてます。なんじゃこりゃ?

閑話休題。聴いてみて、確かにこれは派手で楽しくおしゃれな "宝石" でした。こんな素晴らしいカヴァーを知ってるなんて!  さすがは小西さんです。実はこの曲、去る2023年3月24日(金)19時〜 YouTubeで配信された 爆クラ in DOMMUNE <第104夜> Presents バート・バカラック追悼記念番組「 世界は愛を求めている 」のDJタイムで小西さんが回してたレコードのうちのひとつ。私はそれでこのバージョンを知りまして、早速ゲットした次第。
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口で説明するのは難しいのですが、賑やかなオカズがたくさん散りばめられていて2分もかからない尺なのに聴き終わってお腹いっぱいになります。でもまた食べたく(聴きたく)なる料理(カヴァー)なんです。印象的なのはヴィブラフォンや男性コーラスが何度も展開する "2小節かけて駆け上がって駆け降りる" オブリガート。コレは中毒性があってクセになりますね〜、文句なしにレコメンドです。


【データ】
「 THEME FROM 'CARNIVAL' 」/「 WHAT'S NEW PUSSYCAT? 」
Harry Betts with The Bill Brown Singers / The Bill Brown Singers

7"シングル:2022年8月26日リリース
レーベル:Oldays Records (JP)
番号:ODREP45044

小西康陽 選曲・監修 レディメイド 未来の音楽シリーズ 7インチ編 第二シーズン – 11
design:SUGANO kazushige
remastered by NAGANO beat


--「 WHAT'S NEW PUSSYCAT? 」の Original --
『 Award Winning Original Motion Picture Sound Tracks And Themes 』
V.A.

LP:1967年リリース
レーベル:Mainstream Records (US)
番号:56076

Vocal Chorus:The Bill Brown Singers
Orchestras:Johnny Mandel, Maurice Jarre, Jerry Goldsmith

リンク先消滅したためリンク貼り直し(2024/1/14)
Amazonリンク(7"シングル


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コメント

あるでお様

こんばんは。

WHAT'S NEW PUSSYCAT? 〜 The Bill Brown Singers 〜 ちょっとだけ聴きました。
https://youtu.be/SAWk2YpIiHw
「レディメイド 未来の音楽シリーズ 7インチ編 第二シーズン まとめ買い特別セット ダイジェスト」の5:30位から「WHAT'S NEW PUSSYCAT?」のサワリだけ聴けました。
本当に元気のよいアレンジですね。

さて、「Back To Bacharach」 というと「スティーヴ・タイレルのアルバムですね」とおっしゃると思われますが、2015年からロンドンを拠点にツアーをしている楽団みたいです。
https://youtu.be/m93T9R0A0uk
残念ながら日本公演はないみたいです。

ちたりたさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

「レディメイド 未来の音楽シリーズ 7インチ編 第二シーズン まとめ買い特別セット ダイジェスト」でさわりが聴けるんですね! 配信してないしYouTubeでも見つからず、こりゃアナログ買うしかないなと思って購入したのですが…。でもこのダイジェスト聴いたら余計欲しくなったかもです。

「Back To Bacharach」2015年からやってるとは、 息の長いツアーですね〜。英国やアイルランドは昔からバカラック人気が高く、似たようなバカラック作品のみのライブやコンサートが多いですから。「The Music of Burt Bacharach」(2019/2, London)、「Burt Bacharach at 90」(2018/6, Dublin)等々、羨ましい国です。

ちなみに『 Back To Bacharach 』というタイトルのアルバムは、スティーブ・タイレル以外にも
バック・トゥ・バカラック/ロック・アカデミー弦楽四重奏団 (1970年)
http://ardeo1964.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/1970-566e.html
BACK TO BACHARACH/Michael Ball (2007年)
http://ardeo1964.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/back-to-bachara.html
Full Circle - Back to Bacharach/Debbie Fleming (2016年)
http://ardeo1964.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/full-circle---b.html
なんてのがあります。

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