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2024年4月の3件の記事

2024年4月28日 (日)

Pilar Tomas/Pilar Tomas (1969年)

フランスの女性歌手、ピラール・トーマスが1969年にリリースした彼女唯一のアルバムです。バカラック・カヴァーを1曲収録!

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全12トラック中、バカラック作品は1トラック

B3. Folie D'avril (THE APRIL FOOLS) (2:51)


フランスの女性歌手、ピラール・トーマスが1969年にリリースした彼女唯一のアルバムです。

ピラール・トーマスについてはよくわからなかったのですが、
ひょんなことから情報を得ました。オマケとして後述します。

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本アルバムの12曲は全てフランス語詞の曲で、バカラック・カヴァーの1曲を除いて私の知らない曲ばかり。フォーキーな曲からラテン調の曲、陽気な曲から哀愁漂う曲まで色々なタイプが揃っています。ピラール・トーマスの歌唱は細かいビブラートが特徴的。落ち着いた大人の歌手といった印象です。

んで、バカラック・カヴァーはB3.「 Folie D'avril 」。1969年公開の映画『 The April Fools(幸せはパリで)』の主題歌「 THE APRIL FOOLS(エイプリル・フール)」をフランス語詞で歌っています。曲名の Folie D'avril を直訳すると Madness of April = 4月の狂気。THE APRIL FOOLS の意味する "4月馬鹿たち" とは微妙に違うような気がするのですが…
。誰かフランス語が堪能な方に教わりたいっす。フランスの有名なソングライター、Eddy Marnay(エディ・マーネイ)による歌詞の中身も気になりますね。それにこの方、この曲を“歌って”カヴァーした最初の人っぽいです(あるでお調べ→こちら)。

オリジナルのディオンヌ・ワーウィック版と較べてキーは半音高くテンポも若干速め(ディオンヌ版の♩≒77に対して♩≒82)ですが、アレンジの基本はディオンヌ版そのもの。トランペットが吹くイントロメロやオブリガート、全編に漂うアコギの刻みなどはディオンヌ版を踏襲しています。一方で、和音を奏でるストリングスをオルガンに置き換えたり、グロッケンやマリンバ、チェロ、ハープによる独自のオブリガートを加えるなど、哀愁が増す方向に味付けして曲の魅力を高めています。この編曲家はいい仕事してますね。ピラール・トーマスは持ち味の細かいビブラートを効かせて丁寧に歌っていますが、表現力豊かなディオンヌの前ではちょっと分が悪いかな…。

ここからはオマケ。なんと、彼女は「 THE APRIL FOOLS(エイプリル・フール)」の日本語詞バージョンを歌い、日本でシングルをリリースしていたんです。こちら ↓ がその証拠。Discogsに載ってた画像を拝借しました、悪しからず。
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CBS・ソニーから1970年にリリース(SONG 80181、定価¥400)されたもので、タイトルは「 幸せはパリで = THE APRIL FOOLS 」(訳詞:岩谷時子)。カップリングは「 Zの愛のテーマ = THEME FROM “Z” 」(訳詞:山川啓介)で、本アルバムのA1.「 Un Homme Dans Une Île 」ですね。非公式ですがYouTubeにアップされています。私も聴きましたが、バックトラックは本アルバムと全く同じでした。

シングルにピラール・トーマスのプロフィールが書いてありましたので、引用して紹介します。
─ ピラール・トーマスは、B面にも収録されている「 Zの愛のテーマ 」をヒットさせ、デビューを飾ったフランス・ポップス界の新人で、そのメランコリックな歌い方は、むしろ日本人向きとも言えるフィーリングを感じさせます。すでに本国フランスでは「 星を追いかけて 」(Tout En Suivant L'étoile)、「 愛のまえでふるえないで 」(Ne Tremble Pas Devant L'Amour)のヒットがあり、今後の活躍が大いに期待されています。  ─

結局ピラール・トーマスは1971年のシングル1枚を最後に表舞台から消えてしまいました。何があったんでしょうねぇ。


【データ】
『 Pilar Tomas 』
Pilar Tomas




LP:1969年リリース (所有LPは、同年リリースのカナダ盤)
レーベル:CBS (France) (所有LPは、Columbia (Canada))
番号:S 63938 (所有LPは、FS-719)

Direction Artistique(Producer):Ph. Boutet
Orchestre, direction:Jean Claudric (except A1,B4), Bernard Gerard (A1,B4)
B3.「 Folie D'avril 」(French version of THE APRIL FOOLS)
      E. Marnay - B.Bacharach

※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し

2024年4月21日 (日)

Burt Bacharach Long Ago Last Summer 1959-61/V.A. (2012年)

作曲家バート・バカラック、1959年〜1961年の作品ばかりを集めた英国編集のコンピ集です。2012年リリース、マニア向け。

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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1. DREAM BIG  〜 Sonny James 〜  M
2. LOVING IS A WAY OF LIVING  〜 Steve Lawrence 〜  M
3. MAKE ROOM FOR THE JOY  〜 Jack Jones 〜  M
4. PARADISE ISLAND  〜 The Four Aces 〜  M
5. MOON MAN  〜 Gloria Lambert 〜  F
6. THE HANGMAN (Inspired By the Film "The Hangman")  〜 John Ashley 〜  M
7. THE NET  〜 John Ashley 〜  M
8. WITH OPEN ARMS  〜 Jane Morgan 〜  F
9. FAKER, FAKER  〜 The Eligibles 〜  M
10. IN TIMES LIKE THESE  〜 Gene McDaniels 〜  M
11. A GIRL LIKE YOU  〜 Larry Hall 〜  M
12. YOUR LIPS ARE WARMER THAN YOUR HEART  〜 Rosemary June 〜  F
13. TWO HOUR HONEYMOON  〜 Paul Hampton 〜  M
14. CREAMS  〜 Paul Hampton 〜
15. YOU'RE ONLY YOUNG ONCE (Yeh Yeh Yeh)  〜 The Avons 〜  M
16. CLOSE  〜 Keely Smith 〜  F
17. LONG AGO LAST SUMMER  〜 Diana Trask 〜  F
18. BOYS WERE MADE FOR GIRLS  〜 Everit Herter 〜  M
19. I COULD MAKE YOU MINE  〜 The Wanderers 〜  M
20. JOANIE'S FOREVER  〜 Buddy Clinton 〜  M
21. THREE WHEELS ON MY WAGON  〜 Dick Van Dyke 〜  M
22. AND THIS IS MINE  〜 Connie Stevens 〜  F
23. MOON GUITAR  〜 The Rangoons 〜
24. LOVE IN A GOLDFISH BOWL  〜 Tommy Sands 〜  M
25. I WAKE UP CRYING  〜 Chuck Jackson 〜  M
26. THE ANSWER TO EVERYTHING  〜 Del Shannon 〜  M
27. DEEPLY  〜 The Shepherd Sisters 〜  F
28. YOU DON'T HAVE TO BE A TOWER OF STRENGTH  〜 Gloria Lynne 〜  F
29. YOU'RE FOLLOWING ME  〜 Perry Como with The Ray Charles Singers  〜  M
30. THE BREAKING POINT  〜 Chuck Jackson 〜  M
31. THE MIRACLE OF ST. MARIE  〜 The Four Coins 〜  M
32. SOMEBODY ELSE'S SWEETHEART  〜 The Wanderers 〜  M
33. BABY IT'S YOU  〜 The Shirelles 〜  F

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約79分


作曲家バート・バカラック、1959年〜1961年の作品ばかりを集めた英国編集のコンピ集です。

…バカラック物コンピレーションアルバムを取り上げるのは『 WIR LIEBEN BACHARACH 』(2012年) 以来、およそ3年ぶり。紹介していないアルバムがまだ5タイトル残ってるのに、リスト作成が面倒臭くてず〜っとサボっておりました。古い音源はサブスク等でいつでも聴ける時代になりコンピ集紹介する意味あんのかなぁ、などと思ったりもして…。拙ブログもほぼネタが底をつき、ヨッコラショとようやく重い腰を上げたワケです💦。

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─ バカラック初期作品集第2弾。50年代後半から60年代前半に作られた貴重なトラック全33曲。バカラック・マジックに彩られたドリーム・ポップ・ワールド ─

私が所有するCDは輸入盤に日本語の帯が付いた所謂 <国内仕様輸入盤> で、上記はその帯に書かれていたPR文。シリーズ第1弾の『 Burt Bacharach The First Book of Songs 1954-58 』(2009年)は輸入盤を買ったのですが、日本語解説のある国内仕様にしとけば良かった…と後悔したことを思い出して第2弾ではこの国内仕様輸入盤を購入いたしました。

収録曲をいつものようにリスト化してみます。大きくしてご覧くださいませ。
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収録されてる全33曲は1959年〜1961年にリリースされた曲ばかり。この3年間にリリースされたバカラック楽曲はおよそ60曲ありますので、約半数に当たります。
この3年間でヒットしたバカラック作品というと、「 PLEASE STAY(プリーズ・ステイ)」〜 The Drifters:US#14、「 TOWER OF STRENGTH(タワー・オブ・ストレングス)」〜 Gene McDaniels:US#5/Frankie Vaughan:UK#1、「 BABY IT'S YOU(ベイビー・イッツ・ユー)」〜 シレルズ:US#8 等がありますが、収録されたのはT-33.「 ベイビー・イッツ・ユー 」のみ。ヒットした曲よりレア曲を優先している感じです。他のバカラック物コンピ集(私が所有しているものに限りますが)では見かけない曲も5曲あります。作詞家はやはりハル・デイヴィッドが19曲と多いですね。ボブ・ヒリアードが6曲、ポール・ハミルトンが3曲と続きます。

そして33曲全てがオリジナル・アーティストのバージョン。つまりオリジナル率100%。これまでご紹介してきたバカラック物コンピ集では初の快挙! …まぁ、この頃のレア曲はそもそもカヴァーされることが少ないしなぁ。実際、33曲のうちカヴァーが存在するのは11曲(T-8,10,11,16,19,21,25,26,29,30,33.)だけと、3分の1しかありません。

まだバカラックの曲と明確にわかる曲は少ないですが、可笑しな曲はそれなりにあります。T-6.「 ザ・ハングマン 」とT-7.「 ザ・ネット 」は同じシングルのA,B面で、どちらも映画に引っ張られた奇妙な雰囲気の曲。自動車事故とカエルの鳴き声で始まりサックスのハーレム調メロディが印象的なT-13.「 トゥ・アワ・ハネムーン 」とミュート・トランペットが剽軽な
T-14.「 クリームス 」は、どちらもドラマのダイアログ風。

本コンピ集のタイトルにもなっているT-17.「 ロング・アゴー・ラスト・サマー 」について少々。この曲は、米国の作家テネシー・ウィリアムズが書いた同名戯曲を映画化した1959年公開の米/英映画『 SUDDENLY, LAST SUMMER(去年の夏 突然に)』の宣伝ソング。ストリングス/男声コーラス/ホルンが奏でる弾むようなリフが古風な印象を与えます。麗しい歌声のダイアナ・トラスクは1940年オーストラリア生まれの女性シンガー。1959年に渡米して1962年までColumbiaレーベルでポップシンガーとして活動。この曲はColumbiaで2枚目のシングル曲でした。テレビ番組にも多数出演。のちに1968年〜1981年にかけて18枚のシングルを米国のカントリーチャートに送り込んでます。

…はぁ、リスト作るのに草臥れたので曲に関するコメントはこの辺でやめときます😅。興味ありましたらサブスク等でお聴きになってみてください。

英文ライナーノーツは個別の楽曲紹介は無く、概説風で所々曲のコメントもあるというもの。
折角ですからその日本語訳の一部を引用しましょう。
─ このコレクションでは、既に一連の奇妙な例外的なサウンドや、その後のBacharachサウンドの萌芽というべきものが見られるのだ。60年代中期には英国全体があの Bacharach サウンドに感染していた。(略)Bacharach 特有の手法の中でも、ニューヨークの香り豊かなストリングスの豊かな響き、そして分厚いヴォーカルが際立っており、さらに大西洋(Atlantic)のようにブルーで、分厚いコードが聴かれるのだ。Bacharachの音楽は、親しみやすいスナップ・ショットという趣の「 MAGIC MOMENTS 」から Connie Stevens による手触りのT-22.「 AND TIME IS MINE 」に至るまで常に野心的であり、その究極が Dionne Warwick の数々のアルバムに於ける豪華なサウンドなのだ。Gene McDaniels のT-10.「 IN TIME LIKE THESE 」は一聴の価値がある。それはスタンダードなカクテル・ラウンジのバッキングと天使の様な女性コーラスをあしらい、'50年代後期の雰囲気満点だが、和音の展開が意表をつくもので、気持ちをグッと掴まれるのだ。  
 (Bob Stanley, Highgate, May 2012/翻訳:栗船主税)

なんかよくわかりませんね…。まぁいいや😅。(投げやり)


【データ】
『 Burt Bacharach Long Ago Last Summer 1959-61 』(邦題:バート・バカラック ロング・アゴー・ラスト・サマー 1959-61)
V.A.

CD:2012/6/19リリース (所有CDは、国内仕様輸入盤で2012/8/18リリース)
レーベル:Él in association with Cherry Red Records(UK) (所有CDは、Solid Records / ULTRA-VYBE (JP))
番号:ACMEM233CD (所有CDは、CDSOL-7763)

Recording dates:T-1-10. 1959、T-11-20. 1960、T-21-33. 1961
Liner Notes - Bob Stanley
(C)2012 Cherry Red Records

Amazonリンク(CD)(国内仕様輸入盤CD

2024年4月 7日 (日)

GYPSY BELLS Columbia Recordings 1967/Lou Christie (2024年)

米国男性歌手、ルー・クリスティのColumbiaレーベル在籍時のコンプリート集です。バカラック・カヴァーを1曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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全24トラック中、バカラック作品は1トラック

14. HOW MANY DAYS OF SADNESS (3:10)


米国男性歌手、ルー・クリスティのColumbiaレーベル在籍時のコンプリート集です。

ルー・クリスティ( Lou Christie、1943年2月19日 - )は、アメリカ合衆国の男性歌手、シンガーソングライター。1960年代前半〜中盤にかけて、ファルセットが特徴的な楽曲を複数ヒットさせています。私は彼を本アルバムで初めて知ったど素人。…ということでディスクユニオンさんのサイトに載ってた本アルバムの “商品詳細情報” をそっくり引用させていただきます。

─ 一聴して彼とわかる4オクターブの歌声で多くのヒットをとばしたルー・クリスティ。全米1位を獲得した66年「Lightnin' Strikes」を初めヒットを連発し人気絶頂の中、マネージャーのスタン・ポリーはMGMからコロンビアへの移籍を画策し、レコーディングを行いました。67年当時すでに大物プロデューサー兼アレンジャーのチャーリー・カレロはそれまでヒットを凌駕することを狙い数枚のシングルを制作するも全国的なヒットにはつながらず、アルバム制作に至らないまま残された音源はその後日の目を見ることがありませんでした。今回コロンビアの倉庫に秘められたそれらの音源がついにリリースとなります。不気味な「Don't Stop Me」、進歩と平等を訴える軽快な「Self Expression」、クラシック・クリスティといえる「Yellow Lights Say」と「Gypsy Bells」、予想外に生々しい「Paper And Paste」、そして特にフック満載な「Holding On For Dear Love」、ツィラ・ハーバートと共作した「Blue Champagne」は「Escape」をも凌駕し、ジョビンの「Meditation」、バカラック&デヴィッドの「How Many Days Of Sadness」、カール・フィッシャー/ビル・キャリー「You've Changed」では、これまでに聴いたことのない彼の声を聴けます。ここに収録された楽曲の幅広さは、彼がいかに様々音楽から影響を受け、それらの要素を巧みに取り入れて、豊かでかつ極めてユニークなものを作り上げていたことを記しています。  ─ディスクユニオンさんのサイトより)

彼は、コロムビアではシングルを3枚リリースしただけでブッダ・レコードに移籍してしまいます。英ACEから先々月リリースされたばかりの本アルバムはそれらシングル3枚に未発表音源を全て収めたコロムビア・イヤーの作品集という訳です。

さて、上述の通りバカラック・カヴァーはT-14.「 HOW MANY DAYS OF SADNESS(悲しみの日々)」。オリジナルはディオンヌ・ワーウィックで、1964年10月にリリースしたシングル「 REACH OUT FOR ME(リーチ・アウト)」のカップリング曲でした。その後、1965年2月リリースの4thアルバム『 THE SENSITIVE SOUND OF DIONNE WARWICK 』に収められます。そうそう、フランス語バージョンもリリースしています(2018年のアルバム『 ODDS & ENDS SCEPTER RECORDS RARITIES 』参照方)。ディオン版と比べてキーは長三度高くテンポはディオンヌ版(♩≒82)より若干遅め(♩≒77)ですが、基本的にディオンヌのバージョンとほぼ同じアレンジ。高音域の馬力はディオンヌに負けるものの、高低差があってクセのあるメロディをルー・クリスティはしっかり歌っています。好カヴァーと思います。

それにしてもこの曲、ルー・クリスティ以外にカヴァーを聴いたことがありません。そんなレア曲をなぜ彼は歌ったんでしょう?

─ Memories. Lou Christie played the Dionne Warwick original (flip-side of 'Reach Out For Me') over and over on a battery-powered phonogragh with tour bus companion Diana Ross during the Dick Clark Caravan Of Stars, 14 November-6 December 1964.  思い出。 ルー・クリスティは、1964年11月14日から12月6日まで行われたディック・クラーク・キャラバン・オブ・スターズの間、ツアーバスの同行者であるダイアナ・ロスとともに電池式蓄音機でディオンヌ・ワーウィックのオリジナル曲(「リーチ・アウト・フォー・ミー」の裏面)を何度も繰り返し聴いた。  ─ (ライナーノーツより、Google翻訳付き)

なるほど…、ルー・クリスティにとって思い出の曲なんですねぇ。そういえば、X(エックス)にこのライナーノーツの内容がポストされていたのですが、そこにはダイアナ・ロス&ルー・クリスティが車の中?で寝ている写真が添えられていました。当時のツアー中のものなのかなぁ。( → こちら

ここからはオマケです。ルー・クリスティによる他のバカラック・カヴァーをご紹介!
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彼は1966年リリースのアルバム『 Lightnin' Strikes 』で「 (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME(愛の思い出)」をカヴァー。拙ブログでは既にバカラック物コンピ集の中で紹介していますので詳細は割愛します。…と言っても特段触れてないんですけど💦。( → コンピ集『 Burt Bacharach MASTERPIECE Vol.3 』,『 LIPPY LIP BACHARACH 』

他にも、Jack JonesやBobby Veeが歌った「 THAT'S THE WAY I'LL COME TO YOU 」をルー・クリスティが1963年にカヴァーした…というネット情報もあるのですが、確認出来ておりません。悪しからず。


【データ】
『 GYPSY BELLS Columbia Recordings 1967 』
Lou Christie

CD:2024年2月23日リリース
レーベル:Ace Records (UK)
番号:CDTOP 1601

Tracks 7-19,21 & 24 previously unreleased
Stereo except 1-8

T-14.「 HOW MANY DAYS OF SADNESS 」
  (Burt Bacharach, Hal David)
  CO 92284
  Produced & Arranged by Charles Calello

  Recorded 17 July at Columbia's studio at 207 East 30th Street
  Choral overdub 22 August
  Vocal overdub 13 September

Compiled by Harry Young with Mick Patrick
Note by Harry Young with Introduction by Bob Stanley
This compilation (P) and ©️ 2024 Ace Records Ltd
Made in the EU

Amazonリンク

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