The Sound Of Bacharach/Messias (1969年)
ブラジルのギタリスト、メシアスが1969年にリリースしたバカラック・カヴァー集です!
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A1. THIS GIRL'S IN LOVE WITH YOU
A2. A HOUSE IS NOT A HOME
A3. I SAY A LITTLE PRAYER
A4. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME
A5. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
A6. THE BEGINNING OF LONELINESS
B1. THE LOOK OF LOVE
B2. ALFIE
B3. THE WINDOWS OF THE WORLD
B4. WHO IS GONNA LOVE ME
B5. PROMISES, PROMISES
B6. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE
収録時間約36分
ブラジルのギタリスト、メシアスが1969年にリリースしたバカラック・カヴァー集です!
─ ブラジルのギタリスト。1941年にジャカレジーニョで生まれました。6歳の時、メシアスは父親(ギター教師、パーカッショニスト)から音楽理論とドラムを学びました。約3年間、彼はギタリストと歌手として、Cry Babiesというダンスミュージックグループに参加しました。その後、サンパウロに移り、地元のナイトクラブで演奏して徐々に非常に人気になります。彼は1964年にContinentalと契約し、最初の7"EP『 Sem Bossa 』をリリース。その後、RCAブラジルから最初のLP『 Messias E A Musica De Chico Buarque De Hollanda 』をリリースしました。彼のフルネームはMessias Santos Jr.で、フルネーム名義では主に作曲家/アレンジャーとして活躍しました。彼は1985年に自動車事故で亡くなりました。 ─ (Discogsより)
メシアスに関する情報は殆ど無く、Discogsに載ってるMessias (4)のプロフィールをそのまま引用しました。悪しからず。
ブラジルのギタリストということでジャズボッサあるいはラテンジャズ的なテイストを期待したのですが、ちょっと期待はずれでした。まぁ、ジャケットの表面が当時のバカラックの写真をパクったものという時点で胡散臭いし(ジャケット裏面はギターを爪弾いてるメシアスですが)、ミュージシャンのクレジットも無く、曲目リストにしたってトラック順ではなく曲名の長い順に並べてるだけですから。全くフザケてます😡。
因みに表ジャケのバカラックはこちらの写真の左側をトリミングしたものですねー。無断使用した疑いが濃厚です…。
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んで、聴いてみたらイージーリスニングでした…。編成はギター、ベース、ドラムス、オルガン、ピアノ、フルート/サックス、トランペット。アレンジはディオンヌ・ワーウィックやバカラックのセルフカヴァーなどのバージョンをベースとしたものが多く、あまり気を衒った感じは無く無難な印象。特徴は、ギターが主メロを多く奏でていることと、オルガンと管楽器が活躍していて若干ソウルジャズ的な雰囲気があるところでしょうか(薄いですけどね)。
とりわけこれはレコメンド!という曲はありませんが、B1.「 アルフィー 」はバカラックバージョンをベースとしたアレンジで、ギターとフルートとトランペットのバランスが良く(特にフルートとトランペットがユニゾンや掛け合いでメロディを吹く場面)準レコメンドといったところ。それから、A6.「 ザ・ビギニング・オブ・ロンリネス(孤独を知って)」はオリジナルのディオンヌ・ワーウィック(1967年3月にシングルA面でリリース、全米79位)以外にカヴァーを聴いた事がない超レア曲で、これは嬉しいですねー。それと、カヴァーが少ない上にあの山下達郎氏が全バカラック作品の中でとりわけ好きな曲だというB4.「 フー・イズ・ゴナ・ラヴ・ミー(誰が私を)」(これもディオンヌがオリジナルで1968年8月にシングルA面リリース、全米33位)を取り上げてる点も評価できるかな。
以上、あまりの暑さに脳みそが溶けてしまい、やっとこさブログを更新したあるでおでした。
【データ】
『 The Sound Of Bacharach 』
Messias
LP:1969年リリース
レーベル:RCA Victor (Brazil)
番号:BBL-1490
Artistic production:ramalho nato & wilson miranda
Arrangements and conductor:francisco morais
※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し
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