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2025年10月の2件の記事

2025年10月19日 (日)

EXTRAVAGANT GESTURES/Carole Bayer Sager (1985年)

キャロル・ベイヤー・セイガーが久々に歌唱! ディオンヌに提供した曲をセルフカヴァー!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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A. EXTRAVAGANT GESTURES (4:32)
A. EXTRAVAGANT GESTURES (4:32)


キャロル・ベイヤー・セイガーが1985年、久々(4年ぶり)に歌唱! ディオンヌに提供した曲をセルフカヴァー!

ディオンヌ・ワーウィックは、1985年にリリースしたアルバム『 FRIENDS(邦題:フレンズ)』でバート・バカラックとキャロル・ベイヤー・セイガーの曲を5曲歌っています。Dionne & Friends 名義で大ヒットした「 THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR(愛のハーモニー)」や、キャロルがバカラックの協力を得て1981年にリリースしたアルバム『 SOMETIMES LATE AT NIGHT(真夜中にくちづけ)』で歌った「 STRONGER THAN BEFORE(愛は果てしなく)」のカヴァーが有名ですが、新曲の一つであるこの曲「 EXTRAVAGANT GESTURES(愛のとまどい)」も歌っていました。そのセルフカヴァーが本シングル盤でございます。

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しばらく前にDiscogsで何気なくキャロルのレコードリストを眺めていてこのシングル盤を発見。キャロルが1985年にシングルをリリースしていたなんて全く知らなかったので、ちょっと値は張りましたがポチッとして約10日後に米国から届きました。現物を手に取って
感じた疑問…①:レーベルの表示が無い、②:ジャケット表面はキャロルの写真だけで表記が何も無い、その③:ジャケット裏面の Inspired by Arvor House Novel by Carole Bayer Sager 👉 はぁ?🤔、④レコード盤の表裏両面ともSIDE Aでレーベル面の記載も全く一緒(レーベル面の写真はちゃんと表面と裏面です、ドーナツ穴と印字位置が微妙にずれているので違う写真だとわかると思います)

まぁとにかく聴いてみましょう。一聴してディオンヌ版と同ようなアレンジですが歌声は紛れもないキャロルのもの。歌い方は1stアルバム『 Carole Bayer Sager(私自身)』(1977年) や2ndアルバム『 ...Too(TOO)』(1978年) の頃から全く変わらずハスキーで語り口調。誤解を恐れずに言えばヘタウマ。でもこれがキャロルなんょ…と懐かしさすら感じます。キャロルに歌ウマを求めてはいけません。ちなみに裏面も歌入りで全く同じトラックでした。

バージョン メロディ最初の音 テンポ Time アウトロ その他
ディオンヌ版 G# ♩≒65 4:57 サビ2回繰り返し、フェードアウト  
キャロル版 G ♩≒62 4:32 サビ1回繰り返し、終止形 2番の歌詞が少し異なる

キャロル版の方がキーが半音低くテンポもやや遅いです。多分アレンジ譜自体は同じだと思うのですがキャロル版の方が楽器の音色やエフェクトがシンプル。レコーディングやその後の編集にあまり手をかけていない印象を受けました。

また、ファン向けのバカラック解説本『 SONG BY SONG 』(Serene Dominic著、©️2003) で、本の表紙らしきモノクロ写真とコラム記事が載っていました。 ─ Extravagant Gestures. The melancholy finale to Dionne's Friends album is also the title of Sager's enjoyably funny novel about the fictitious best-selling author Katie Fielding. The book name-drops real-life lumi-naries from Phil Donahue and Halston to Sager's pal Liz Taylor. She dedicates it to Burt, "for making my life so much more." ─ Google先生の訳によると… ─ エクストラヴァガント・ジェスチャーズ。ディオンヌのアルバム『フレンズ』のメランコリックなフィナーレは、架空のベストセラー作家ケイティ・フィールディングを描いたセイガーの楽しくユーモラスな小説のタイトルでもある。この本には、フィル・ドナヒューやハルストンからセイガーの友人リズ・テイラーまで、実在の著名人の名前が出てくる。彼女はバートに「私の人生をずっと素晴らしいものにしてくれた」と捧げている。  ─

もしや…とネットで検索してその本の画像を発掘したのがこちら。ホントにキャロルは小説を上梓したんですね!
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以上のことを踏まえて想像するに、キャロルは小説本の出版に際し自身で歌ったこのシングル盤を自主制作して関係者に配ったんじゃないでしょうか。それならカップリング曲なんてなくてもいいし。レコード番号 BB 1001 の 'BB' はバート・バカラックのイニシャルだったりするし。

ちなみにこの曲の歌詞はどんな意味なのか、Google AIモードに訊いてみました。その回答がこちら。 ─ 人生の別れと、それにどう向き合うかについて歌った曲です。直訳すると「大げさな身振り手振り」となりますが、この歌詞では、大きな感情表現やドラマチックな行動をしても、運命や避けられない別れを変えることはできない、という諦めや悟りを表現しています。 ─  なるほど…深いなぁ。キャロルとバカラックは1991年に離婚しちゃうもんなぁ…。


【データ】
「 EXTRAVAGANT GESTURES 」
Carole Bayer Sager

7" Single:1985年リリース
レーベル:Carole Bayer Sager Music (US)
番号:BB 1001

Producers:Burt Bacharach & Carole Bayer Sager
Written by Burt Bacharach & Carole Bayer Sager
Inspired by "Extravagant Gestures" the Arbor House Novel written by Carole Bayer Sager
©️ 1985 Carole Bayer Sager Music (BMI)/New Hidden Valley Music (ASCAP)

※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し

2025年10月12日 (日)

Motoring Along/Al Cohn & Zoot Sims (1975年)

ジャズ史上に輝く名テナー・サックス・コンビ、アル・コーン&ズート・シムズが1975年にリリースしたアルバムです。バカラック作品を1曲収録!

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全5トラック中、バカラック作品は1トラック

B3. WHAT THE WORLD NEEDS NOW (8:40)



ジャズ史上に輝く名テナー・サックス・コンビ、アル・コーン&ズート・シムズが1975年にリリースしたアルバムです。

っても、アル・コーン、ズート・シムズ、どっちも名前知らんしなぁ。AIにでも訊いてみるか。

─ アル・コーン&ズート・シムズは、長年にわたり共同活動を行ったジャズ・テナーサックス奏者の名コンビのことです。二人とも1925年生まれで、ウディ・ハーマンの楽団でともに頭角を現しました。主な特徴は以下のとおりです。
①息の合ったテナー・サックス:互いに異なる個性を持ちながらも、相手の音色を尊重し合い、見事なアンサンブルを聴かせました。②スウィンギーで温かいスタイル:レスター・ヤングの影響を受けた、軽快で心地よいスウィング感が特徴です。③数々の傑作アルバム:1950年代から録音を重ね、多くの名盤を世に残しました。代表作としては、『フロム・A・トゥ・Z』(1956年)やライブ盤の『ハーフ・ノートの夜』(1959年)などが挙げられます。
④長期にわたる共演:1950年代からズート・シムズが亡くなる1985年まで、30年以上にわたって共演し続けました。
彼らの演奏は、二人の友情と成熟したジャズセンスが感じられる、大人のジャズとして高く評価されています。  ─ (Google AIモードによる)

ネットやWikiで調べるより全然簡単で
楽だぁ。これからはAIに教えてもらうことにしよう。(もう歳だし手抜きをしないとね😅)

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さて、本アルバムは2人をリーダーとしたクインテットによる1974年ストックホルム録音盤。全体的にスウィンギーです、ホント。彼らの他のアルバムは聴いたことありませんが、いつもこんな感じなんですかねぇ。AIによれば、─ スカンジナビア・ジャズらしいクールな雰囲気がありつつも、力強く絡み合うテナーが聴き応えを与えています。アル&ズートの他の有名作品の陰に隠れがちですが、録音状態も良く、ファンからはかなりの名盤として評価されています。  ─ なんだそう。いつもよりクールってことなのかな?

んで、バカラック作品はB3.「 世界は愛を求めている 」。原曲の3拍子ではなく4拍子のスウィングにアレンジ。そしてテンポが♩≒194〜200 と超速い。尺は約9分間ありますが、2人のアドリヴが殆どです(ピアノも少しだけアドリヴ有り)。これだけ曲が長いと途中退屈しちゃいそうですけれど、軽快感があるからか最後までダレずにリラックスして聴くことが出来ました(何を偉そーに)。特に二人がハモって吹いてるところは聴いていて気分が上がります。全体的になかなか良いんじゃないでしょうか。


【データ】
『 Motoring Along 』 (邦題:モータリング・アロング)
Al Cohn & Zoot Sims

LP:1975年リリース
レーベル:Sonet (UK)
番号:SNTF 684

Producer – Rune Öfwerman
Al Cohn (ts)
Zoot Sims (ts,ss)
Horace Parlan (p)

Hugo Rasmussen (b)
Sven Erik Norregaard (ds)
Recorded November 25th, 1974.
Studio: Stockholm, Sweden

©️ Sonet Productions Ltd. 1975
12 Needham Road, London W11 2RP
Distributed in the U.K. by Pye Records (Sales) Ltd.

※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し

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