バカラックの曲がちょっと入ったアルバム

2018年12月 9日 (日)

LAST TRIO SESSION/Wynton Kelly (1988年)

米国のジャズ・ピアニスト、ウィントン・ケリーが自身のトリオ最後期に録音したアルバムです。バカラック作品を1曲収録!

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全9トラック中、バカラック作品は1トラック

3. I SAY A LITTLE PRAYER (3:17)


米国のジャズ・ピアニスト、ウィントン・ケリーがポール・チェンバース(ベース)、ジミー・コブ(ドラムス)とのトリオ最後期に残したスタジオ録音です。

録音日は1968年8月4日。そのちょうど5ヶ月後となる1969年1月4日にポール・チェンバースが33歳で急逝したため『 LAST TRIO SESSION 』に…。ウィントン・ケリー自身も1971年に39歳で早世してしまいます。ジミー・コブはご存命のようですね(2018年12月時点、89歳)。

85715 本アルバムは、最初1979年に日本のトリオ・レコードから『 ON 'POWERTREE' 』というタイトルでリリース(画像)。その後米国で1988年に『 LAST TRIO SESSION 』と改題&ジャケ変更して本家のDelmarkからリリース。所有しているアルバムは1993年にCD化されたヤツですね。ここでは以後『 LAST〜 』のタイトルで紹介してまいります。

ポップス曲を多く取り上げた本作は気軽に聴けるアルバム。ケリーのアドリヴも引き出しが多くて軽やかなのですが、どの曲もどこか一本調子なんですよねぇ。ベースやドラムスに一切ソロが移らないのもどうかなぁ。ウィントン・ケリーのアルバムは他に1枚、ケリーの代表作の一つと言われる『 KELLY BLUE 』を所有しているのですが、それと比べると本作はなぁんか義務感でプレイしてるように感じられます。

バカラック作品のT-3. 「 小さな願い 」なんて特にそう。ケリーのピアノはダラけてるし、ベースやドラムスも惰性でお付き合いしてる感じ。マシに感じるのはイントロだけかなぁ。残念です。

R336030914517422037454jpegここからはオマケです。MP3データしか所有していないバカラック作品をご紹介。

ケリーは1968年のアルバム『 Full View 』で「 ウォーク・オン・バイ 」(3:17) を取り上げています。1966年9月の録音で、トリオのメンバーはロン・マクルーア(ベース)とジミー・コブ。こちらは「 小さな願い 」よりノリが良くていい感じです。



【データ】
『 LAST TRIO SESSION 』
Wynton Kelly

LP:1988年リリース (所有CDは、1993年リイシューの米国盤)
レーベル:Delmark (US) (所有CDも同じ)
番号:DS-441 (所有CDは、DD-441)

Album Production - Robert G. Koester
Wynton Kelly - Piano
Paul Chambers - Bass
Jimmy Cobb - Drums
Supervision and Recording - Paul Serrano, P.S. Recording Studio, August 4, 1968
CD Production - Kathryn Lynch

2018年12月 2日 (日)

BY GEORGE!/George Hamilton (1965年)

米国の俳優ジョージ・ハミルトンが1965年にリリースしたアルバムです。リイシューCDのボーナス・トラックとしてバカラック作品3曲を収録!

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Original LP front cover/back cover

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所有リイシューCDジャケットの表/裏

オリジナルLP全11トラック中にはバカラック作品無し
リイシューCDのボーナストラック(4トラック)にバカラック作品を3トラック収録

12. DON'T ENVY ME (2:26)
13. LITTLE BETTY FALLING STAR (2:38)
14. ERRAND OF MERCY (2:19)


Fullsizeoutput_694 米国の俳優ジョージ・ハミルトンがABCパラマウントから1965年にリリースした彼唯一のアルバムです。

ジョージ・ハミルトンは1939年テネシー州生まれ。MGMと契約して1952年(13歳)から映画の仕事を始めたそうです。TVシリーズ『 刑事コロンボ 』に犯人役として二度出演(1975、1991年)したのを始め、映画やTVシリーズに多数出演。ただ、ウィキペディア日本版に載ってるジョージの説明を読むとですね、俳優としての評価なんかは書いてなくてプライベートで浮名を流した女優さんの紹介ばかり。なんだかなー(笑)

─  門外漢は時として事もなげにやってのけるもの。本業が表現力豊かな俳優ともなれば尚のこと面白い‼︎  ここに稀代の色男ジョージ・ハミルトン参上、今宵はアクションの合図でマイクの前に立つ‼︎  熱唱に台本なんて要らないだろ?  誰が歌うのか、それが問題だ‼︎  テレビ番組「 フラバルー 」が背中を押した唯一のアルバムに巨匠バート・バカラックとの秘宝‼︎  世界初CD化です‼︎  ─  (帯のCD紹介より)

稀代の色男なんだっ、ナルホドね(笑)

話を音楽に戻しましょう。もともと本アルバムにバカラック作品は入ってないし制作面での関わりもありません。

ジョージは1963年と1964年にMGMからリリース2枚シングルをリリースしています。その際、プロデューサーとして楽曲の準備からその編曲、スタジオでの指揮、監督まで全てを請け負ったのがバカラックだったんですねー。本アルバムのボーナストラック4曲がそのシングル2枚の両面曲なのでございます。

1963年10月リリースのファースト・シングル(MGM K13178)は、T-12.「 DON'T ENVY ME 」とT-13.「 星影のベティ(LITTLE BETTY FALLING STAR)」のカップリング。どちらもバカラック・カヴァー曲です。

「 DON'T ENVY ME 」は、前年リリースされたジョーイ・パワーズ(Loey Powers)のシングルB面曲がオリジナル。より “ ズン・チャチャ ” を強調したリズムや “ ワウワウ ” という女性コーラスの追加など、オリジナル版にもうひと工夫加えたアレンジはバカラックらしさが垣間見えます。ジョージ版は全米チャート134位となりました。

「 星影のベティ 」はジーン・ピットニーがオリジナル(こちらを参照ください)。キーは違いますが、イントロを除けばアレンジはジーン版とほぼ同じ。こちらは可もなく不可もなくって感じです。

1964年のセカンド・シングル(MGM K13215)はT-14. 「 ERRAND OF MERCY 」とT-15. 「 DOES GOODNIGHT MEAN GOODBYE 」のカップリング。B面はバカラック曲ではありませんが、A面はバカラックの新曲なんですねー。ジョージのオリジナル以外、カヴァーは聴いたことがありません。

ハル・デイヴィッドとの共作曲である「 ERRAND OF MERCY 」は1962年10月に著作権登録されています。新曲ではあるけれど所謂ストック曲だったワケで、ジョージのための書き下ろし曲ではありません。軽快でバカラックらしい “ ズン・チャチャ ” リズムのこの曲、曲調(特にイントロ)は「 タワー・オブ・ストレングス 」に似ています。でも、ニョロニョロして音程の取りにくい「 ERRAND OF MERCY 」のメロディは、バカラックへなちょこソングベスト10に挙げてもいいくらい。歌うの難しいと思うのですが、ジョージは堂々と歌っています。ただの色男じゃなかったな、見直したぞっ!(笑)

本編のアルバムについて少しばかり。ヒット曲のカヴァーにせよオリジナル曲にせよ、俳優が歌ってみました感ありありの凡作っすね。(モテない男のひがみじゃないっすょcoldsweats01


【データ】
『 BY GEORGE! 』 (邦題:バイ・ジョージ!)
George Hamilton

LP:1965年11月リリース (所有CDは、2018年9月15日リイシューの日本盤、解説は中原太志氏)
レーベル:ABC-Paramount (所有CDは、オールデイズ・レコード)
番号:ABC-535 (所有CDは、ODR6567)

Produced by Bob Thiele
Directed by Keith Davis, Pete De Angelis
その他詳しいクレジットは不明

2018年11月 4日 (日)

Plays ポップス3大B/東京メトロポリタン・ブラス・クインテット (2014年)

ビートルズ、ビー・ジーズ、バカラックの名曲を金管五重奏で演奏したアルバムです。バカラック・カヴァーを5曲収録!

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全16トラック中、バカラック作品は5トラック

12. RAINDROP KEEP FALLING ON MY HEAD (3:16)
13. WHAT'S NEW PUSSYCAT? (3:14)
14. ARE YOU THERE (WITH ANOTHER GIRL) (3:21)
15. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU (4:59)
16. BOND STREET (3:03)


Fullsizeoutput_44d東京メトロポリタン・ブラス・クインテットが、ポップス3大B(ビートルズ、ビー・ジーズ、バカラック)の名曲を演奏したアルバムです。

─  演奏する東京メトロポリタン・ブラス・クインテットは日本を代表する最高の金管楽器奏者5人で構成されています。普段は、みなさん東京都交響楽団でクラシック音楽を演奏しています。高度な音楽性、音色、技術すべてにおいて素晴らしいのは勿論のことポピュラー音楽に対する素敵なフィーリングを併せ持っているのが特筆に値することでしょう。僕自身この演奏を収めたテスト盤を何回も聴き惚れてしまい、この原稿を書くという仕事を忘れそうになった程です。 ─ (ライナーノーツより、すぎやまこういち氏)

金管五重奏はトランペット2人、ホルン1人、トロンボーン1人、テューバ1人によるアンサンブル。私も高校時代に演奏した経験があります(トロンボーンで)。少人数なので音を合わせやすく、軽快な曲から重厚な曲、煌びやかな曲から厳かな曲まで幅広い表現力を備えてるのが魅力です。何より吹いてて楽しかったですもん。

本作は、すぎやまこういち氏が過去に編曲したバージョンをさらにクインテットのメンバーが金管五重奏へとリアレンジして演奏した、とてもユニークなアルバムとなっております。

すぎやまこういち氏は、歌謡曲/アニメソング/ゲーム音楽/CM音楽の作曲家として有名なお方。ザ・タイガースやザ・ピーナッツへの楽曲提供、ゲーム『 ドラゴンクエスト 』の音楽の作曲などで広く知られています。本アルバムの元ネタとなるアルバムは以下の3タイトルで、勿論いずれもすぎやま氏によるアレンジです。

『 バック・イン・ザ・ビートルズ 』
『 トウキョウ・オクテット・プレイズ・ビージーズ 』
『 バック・トゥ・バカラック 』

前回記事でご紹介した『 バック・トゥ・バカラック 』も含めて、各アルバムの概要・曲目リスト・リアレンジ曲を表にまとめました。画像として置いておきますので、クリックして拡大してご覧くださいませ。
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ただし、ビートルズ・ナンバーのT-3.「 ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード 」は『 バック・イン・ザ・ビートルズ 』には入ってません(再発盤を含めても)。レコーディングしたのに収録されなかったか、編曲はしたけれどレコーディングされなかったか、そのどちらかなのでしょう。

すぎやま氏はライナーノーツでポップス3大Bについてコメントしています。バカラックについてどう言及しているのでしょうか。

─  バート・バカラックはソングライターとしては、やや異色な存在ではないでしょうか。メロディだけでなくハーモニー進行からバスの動きまで構造的にガッチリした音楽を創り出した功績はポピュラー音楽の歴史に刻まれるでしょう。ダリウス・ミヨーに師事し、クラシック音楽から出発したと言う特徴がそのあたりに現れています。 ─

構造的にガッチリした音楽?? バカラックの曲について、これまで私はそんな風に捉えたことはありませんでした。ダリウス・ミヨーの音楽を聴いたら理解できるのかしらん?(笑)

バカラック・カヴァーの5曲は、元ネタのアレンジ・構成を踏襲した上で金管五重奏用にうまくリアレンジされています。T-12.「 雨にぬれても 」は途中でテンポアップしてからの8分音符の刻みが楽しいです。T-13.「 何かいいことないか子猫チャン 」は元々コミカルなこの曲を遊びゴゴロたっぷり剽軽に演奏しています。T-14.「 アー・ユー・ゼア 」は華やかでいてバロック的な香りも感じられるアレンジと演奏がGood。T-15.「 ディス・ガイ 」は、ビートルズの「 ガール 」を引用したイントロが元ネタから省かれ、その代わりと言う訳じゃないんでしょうが「 雨にぬれても 」の有名なアウトロのメロディを2箇所も挿入しています。T-16.「 ボンド・ストリート 」で見られる派手でノリの良い演奏は演奏会で盛り上がるでしょうね。コレは自分でも吹いてみたいなぁ。

残りのBについて一言ずつ。ビートルズはクラシカルな雰囲気の曲ばかりをチョイスしていて、アレンジを含めて金管五重奏との相性はバッチリ。ビー・ジーズは個人的にはイマイチでした。


【データ】
『 Plays ポップス3大B 』
東京メトロポリタン・ブラス・クインテット

CD:2014年7月23日リリース
レーベル:SUGIYAMA KOBO / キングレコード
番号:KICC 6355

プロデューサー:椙山之子(スギヤマ工房)、竹中義郎(キングレコード)
元編曲:すぎやまこういち
編曲:高橋敦(T-1,3,4,8,10,11,12,14)、小田桐寛之(T-2,5,6,7,9,13,15,16)
東京メトロポリタン・ブラス・クインテット
  高橋敦 - トランペット
  中山隆崇 - トランペット
  西條貴人 - ホルン
  小田桐寛之 - トロンボーン
  佐藤潔 - テューバ
録音日・場所:2009年2月20日、2010年2月11,12日 第一生命ホール

2018年10月21日 (日)

LOOK NOW/Elvis Costello & The Imposters (2018年)

エルヴィス・コステロが10年振りにザ・インポスターズと組んだ、2018年10月リリースのロック・アルバム。バカラックと共作した新曲を3曲収録!

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全16トラック中、バカラック作品は3トラック
尚、T-13〜16.は海外では2枚組デラックス・エディションのディスク2に収録されていた曲で、日本盤ではボーナス・トラックとして1CDに収録。

2. DON'T LOOK NOW (2:28)
8. PHOTOGRAPHS CAN LIE (3:38)
12. HE'S GIVEN ME THINGS (4:11)


Fullsizeoutput_5e8 エルヴィス・コステロが10年振りにザ・インポスターズと組んだ、2018年10月12日リリースのロック・アルバムです。リリースから1週間余り。ネット上では絶賛されていますね。

─  まず何と言っても収録曲が多彩だ。前々から再共作が噂されていた巨星バート・バカラックとの新曲もあれば、ライヴでは披露されていたキャロル・キングとの幻のナンバー、純粋な新曲たち、そして存在は知られていても正式なレコーディングがなされてこなかった曲など、どれも曰く因縁があり、コステロ自身の気合が伝わるアルバムになっている。 ─  (大鷹俊一氏、ラーナーノーツより)

バカラックとの共作アルバム『 PAINTED FROM MEMORY 』から20年。その間、バカラックとコステロは共作曲を生み出していました。バカラックとの共作&本アルバムについて、コステロがインタビューで詳しく語ってくれてます(BARKS、インタビュアーは大鷹俊一氏!)。

【インタビュー】エルヴィス・コステロが戻ってきた

『 PAINTED FROM MEMORY 』をもとにしたミュージカル用と、それとは別のミュージカル用に、合わせて25曲以上も共作していたとは!! そして、本アルバムに収めたのは前者のうちの3曲だとも!!

でも実はわたくし、数年前に以下リンク先のブログを拝見して前者が少なくとも10曲あることを知っておりました。

Connor Ratliff さんのブログ(2014年2月3日付け記事)

コステロとバカラックは、『 PAINTED FROM MEMORY 』をもとにしたミュージカル用に共作した10曲をASCAPに登録した…という内容です。曲名リストの1,3,7曲めが本アルバム収録曲と一致します。これでウラが取れましたscissors

それにしても、別のミュージカルというのがオースティン・パワーズだなんて!? ちょっと笑っちゃいますねー。

コステロとバカラックが共作した3曲のうち、装飾音が特徴的なバカラック本人のピアノも含めて最もバカラックの香りを感じるのはT-8.「 フォトグラフズ・キャン・ライ 」。ミディアム・テンポのこの曲、変則的な小節数とひねりの効いたコード進行はまさしくバカラック。コステロの泣き節をうまく引き出すサビのメロディにはバカラックとコステロの相性の良さを強く感じます。

2分半しかないスロー・バラードのT-2.「 ドント・ルック・ナウ 」は変拍子こそあるもののシンプルな美しい曲。アウトロがないところも含めて、映像作品の挿入歌みたいな雰囲気ですね。

これら2曲が Music - B. bacharach とクレジットされているのに対し、ミディアム・テンポの3拍子曲T-12.「 ヒーズ・ギヴン・ミー・シングス 」は Music - E. Costello & B. Bacharach 。バカラック風味が薄いなぁと思ったら、別のインタビュー記事(ローリングストーン誌)でコステロはこの曲にバカラックからアドバイスしてもらうことができた…と語ってました。基本はコステロ作曲なんだと思います。

どの楽曲・演奏もクォリティ高いですが、バカラックとの共作曲以外では力強いロック・ナンバーのT-1.「 アンダー・ライム 」が出色です。また、T-5.「 アンウォンテッド・ナンバー 」は映画『 GRACE OF MY HEART 』の挿入歌として提供した曲のセルフ・カヴァー。サントラ日本盤では「 悲しきラヴ・チャイルド 」という邦題がつけられていました。

本アルバム、普段ロックを聴かない私が繰り返しリピートしても聴き飽きることがありません。ジャンルなど関係なく、ただただいい音楽がここにあります。


【データ】
『 LOOK NOW 』
Elvis Costello & The Imposters

CD:2018年10月12日リリース (所有CDは、同日リリースの日本盤)
レーベル:Concord Records (所有CDは、ユニバーサル ミュージック)
番号:CRE00750 / CRE00791 (所有CDは、UCCO-1197)

Produced by Sebastian Krys & Elvis Costello
T-2.「 DON'T LOOK NOW 」
  Music - Burt Bacharach, Words - Elvis Costello
  Burt Bacharach - Piano
  Elvis Costello - Vocal & Electric Guitar
  Steve Nieve - Unichord
  Davey Faragher - Bass
  Pete Thomas - Drums
T-8. 「 PHOTOGRAPHS CAN LIE 」
  Music - Burt Bacharach, Words - Elvis Costello
  Burt Bacharach - Piano
  Elvis Costello - Vocal & Electric Guitar
  Steve Nieve - Electric Keyboard
  Davey Faragher - Bass
  Pete Thomas - Drums
  Sebastian Krys - Percussion
T-12.「 HE'S GIVEN ME THINGS 」
  Music - Elvis Costello & Burt Bacharach, Words - Elvis Costello
  Elvis Costello - Vocal, Electric Guitar & Celesta
  Steve Nieve - Wurlitzer Electric Piano, Grand Piano & Electric Keyboard
  Davey Faragher - Bass
  Pete Thomas - Drums
  Strings Orchestra Written & Conducted by Elvis Costello
  Violins (5), Viola (3), Violincello (1)

2018年10月14日 (日)

the lovers, the dreamers and me/Jane Monheit (2009年)

米国の女性ジャズ・シンガー、ジェーン・モンハイトが2009年にリリースしたアルバムです。バカラック作品を1曲収録!

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全13トラック中、バカラック作品は1トラック

4. THIS GIRL'S IN LOVE WITH YOU (4:56)


米国の女性ジャズ・シンガー、ジェーン・モンハイトが2009年にリリースしたアルバムです。

彼女は1977年ニューヨーク州ロングアイランド生まれ。2000年に最初のアルバムをリリース。本作は通算9作目(ベストアルバム含む)のアルバムになるそうです。

声質はブライトで音域的には真ん中からやや低めのゾーン。声量は抑えめで余裕を持って歌っています。バックはピアノトリオ+アコギのクァルテット編成がベース。曲により弦、木管、ヴィブラフォンなどが加わります(中にはアコギだけ、ピアノだけといった曲もありますが)。

スローバラード〜ミディアムテンポの曲ばかり。アルバム全体のトーンが見事に統一されていて、ソフトで温かみがあります。T-6.「 GET OUT OF TOWN 」はちょっとハードですが、個人的にはもう少しトーンを変えたアレンジの曲があってもいいかな…と思います。まぁこの辺りは好みの範疇でしょうけれど。

バカラック作品のT -4.「 ディス・ガール 」は、基本のクァルテットに加えてヴィブラフォンや弦も加わりソフトで実に温かみある仕上がり。アコギのオブリガートや間奏でのフレーズがまったり感を一層引き立てています。ジェーン・モンハイトはそんな雰囲気に乗っかって気持ちよく歌ってます。

秋の夜長、BGMとして聴くには持ってこいのアルバムかと(ちょっと眠たくなりますが)。

なお、「ディス・ガール」はUS盤のボーナス・トラックでして、日本盤には収録されておりません。お気をつけくださいませ。


【データ】
『 the lovers, the dreamers and me 』
Jane Monheit

CD:2009年1月20日リリース
レーベル:CONCORD (US)
番号:CRE-31197-02

Produced by Matt Pierson
Executive Producer:Joe McEwen
T-4.「 THIS GIRL'S IN LOVE WITH YOU 」
  Peter Bernstein - guitar
  Stefon Hams - Vibes
  Gil Goldstein - piano
  Scott Colley - bass
  Antonio Sanchez - drums
  Bashiri Johnson - percussion
  Arranged by Gil Goldstein

2018年9月30日 (日)

AT LAST/Cyndi Lauper (2003年)

シンディ・ローパーが2003年にリリースした7枚目のスタジオ・アルバムです。バカラック・カヴァーを1曲収録!

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全13トラック中、バカラック作品は1トラック

2. WALK ON BY (4:34)


今年は週一回、毎週日曜日の更新を目標に頑張ってきました。しかし、不覚にも先週穴を開けてしまいましたshock。来年また目標達成に向け頑張ります!

さて、今週は米女性シンガーのシンディ・ローパーが2003年にリリースした7枚目のスタジオ・アルバム。これって、彼女初となる全曲カヴァーのアルバムなんですね。

─  このCDに入ってる曲たちを聴いて私は育ったの。私に夢と希望を与えてくれたテラスハウスの全ての人々にこのCDを捧げるわ。 ─
(CDライナーより、私の超意訳で)

彼女はNYのクイーンズで生まれ育ちました。住んでいたテラスハウス(いわゆる長屋)はドイツ人、イタリア人、ロシア人、アフリカンアメリカンなどが暮らす人種の坩堝。彼女は様々な音楽を聴いて育ったそうです。

このアルバムで彼女はT-4. 「 バラ色の人生 」、T-5. 「 アンチェインド・メロディ 」、アレサ・フランクリンのT-7. 「 待ちこがれて 」、T-10. 「 悲しき願い 」、T-12.「 愛の讃歌 」など様々なジャンルのスタンダード、名曲をカヴァーしています。表現の幅が広がった彼女の歌声にまずびっくりしました。ファースト・アルバム(1983年)を出した頃のはっちゃけたイメージが強かったものですからcoldsweats01

アップテンポの曲や陽気なラテンアレンジの曲もありますが、多くはスローでアコースティックなジャズ・テイスト。大人な世界でなんとも渋い!

んで、バカラック・カヴァーはT-2. 「 ウォーク・オン・バイ 」。北欧を思わせる冷んやりした空気感のスロー・バラード風アレンジ。テンポは♩≒65〜70あたりで揺らいでます。バックはピアノとベースがメインで、ドラムス、シンセ、フルートが控えめにサポート。歌い出しのなんとまぁ繊細なこと。こんなに優しく歌われる「 ウォーク・オン・バイ 」も珍しい。後半はエモーショナルになりますが、イントロと同じ静謐な空気に包まれて終わります。いいですねー。

「 ウォーク・オン・バイ 」以外の私的レコメンドは、ちょっとファンキーなT-7. 「 待ちこがれて 」、静かなバラードに生まれ変わったスモーキー・ロビンソン&ミラクルズのT-11. 「 リアリー・ガット・ア・ホールド・オン・ミー 」あたり。でも、捨て曲なしですよ、このアルバムは。

地味だけど、シンディー・ローパーの思い入れがしっかり感じられる好カヴァー・アルバムでした。

ここからはオマケ情報。実はシンディー・ローパーはもう一曲バカラックをカヴァーしています。2006年にディオンヌのアルバム『 MY FRIENDS & ME 』に参加して「 マイケルへのメッセージ 」をデュエット。ま、ゲストとしてなんで “ 半分、カヴァー ” ですけど。


【データ】
『 AT LAST 』
Cyndi Lauper

CD:2003年11月18日リリース
レーベル:Epic/Daylight (US)
番号:EK 90760

Produced by Russ Titelman & Cyndi Lauper
Piano & Vocal Arrangements:Cyndi Lauper and Steve Gaboury except T-4,12.:Cyndi Lauper, Steve Gaboury and Russ Titelman
T-2. 「 WALK ON BY 」
  Guitar:Kat Dyson
  Piano & Keyboards:Steve Gaboury
  Bass:Ben Street
  Drums:Sammy Merendino
  Flutes:Aaron Heick
  Flute Arrangement:Steve Gaboury

2018年9月16日 (日)

The Carnival/The Carnival (1969年)

米国のヴォーカル・グループ、カーニヴァルが残した唯一のアルバムです。バカラック・カヴァーを2曲収録!

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Original LP front cover/back cover

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所有CDのジャケット表/ケース裏

全12トラック中、バカラック作品は2トラック

7. WALK ON BY (2:27)
10. REACH OUT FOR ME (2:40)


米国西海岸の男女混成4人組ヴォーカル・グループ、カーニヴァルが1969年にリリースした唯一のアルバムです。

Img097メンバーは男女2人ずつ。ジャケット写真の後ろがベーシストのトミー・ニール、センターがパーカッショニストのホセ・リアレス。左の女性がテリー・フィッシャーで、右で腕を腰に当ててるのがジャニス・ハンセン。このうち、ホセとジャニスは元セルジオ・メンデス&ブラジル'66のメンバーでございます。

プロデュースは、フィフス・ディメンションやアソシエーションのプロデュースで知られるボーンズ・ハウ。バック・ミュージシャンはウエスト・コーストの一流どころと若手の混成メンバーだそうで、クレジットにはドラムスのハル・ブレインやエレピを弾いているピート・ジョリーなど、私でも知ってる名前が載ってます。

サンバのリズムでメロディなしのT-1.とがっつりボサノヴァなT-2.はブラジル色が前面に出ているものの、3曲目以降は基本ポップでAメロやBメロだけうっすらボサノヴァ風味があるかなぁという程度。アレンジも洗練されていて、全体的な音楽性はフィフス・ディメンションのテイストにブラジルのスパイスをまぶしたものと言えます。ヴォーカルは女性2人のユニゾンが主体で、その辺りはセルメン&ブラジル'66っぽいですが。

オリジナルはT-1.だけであとは全てカヴァー曲。そのうち2曲がバカラック・カヴァーです。T-7.「 ウォーク・オン・バイ 」はポップな仕上がり。間奏でのファンキーなオルガンがいいですねー。T-10.「 リーチ・アウト・フォー・ユー 」は原曲の持ち味に近いアレンジですが、ボサノヴァっぽいリズムが涼しげです。ただ、バカラック・カヴァーのこの2曲、アルバムの中では少々地味かと…。

レコメンドは、4人のハーモニーが美しく疾走感のあるT-6.「 HOPE」、テンポに緩急をつけたアレンジがいかにもソフト・ロックなT-11.「 LOVE SO FINE 」、これまた疾走感あるアレンジが心地よいT-12.「 THE WORD 」の3曲でしょうか。サウンドにしつこさが無いので、アルバム・リピートで何回も聴けるアルバムだと思います。


【データ】
『 The Carnival 』(邦題:カーニヴァル)
The Carnival

LP:1969年リリース (所有CDは、2000年3月15日リイシューの日本盤、ライナーは関美彦氏)
レーベル:World Pacific (US) (所有CDは、Vivid Sound)
番号:WPS-21894 (所有CDは、VSCD-582)

Production and Sound by Bones Howe for Mr.Bones Productions
Arranged by The Carnival with Bob Alcivar, Bill Holman, Bones Howe (and John Andrews Tartaglia on "Walk On By" and "Reach Out For Me")
The Carnival
  Tommy Neal - vocal, bass
  Jose Soares - vocal, percussion
  Terry Fischer - vocal
  Janis Hansen - vocal
Musicians
  drums:Hal Blaine, Ron Pelletier, John Guerin
  bass:Joe Osborne, Steve LaFever
  guitar:Tom Tedesco, Dennis Budimir, Mike Deasy
  piano:Jimmy Rowles, Larry Knechtel
  electric piano:Larry Knechtel, Pete Jolly
  organ:Danny Kurtzman, Larry Knechtel
  percussion:Larry Bunker

2018年7月15日 (日)

彩/aya Sueki (2018年)

日本の女性R&B系シンガーソングライター、aya Sueki の5曲入りミニアルバムです。バカラック・カヴァーを1曲収録!

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全5トラック中、バカラック作品は1トラック

3. WHO'LL SPEAK FOR LOVE (4:14)


日本の女性R&B系シンガーソングライター、aya Sueki の5曲入りミニアルバムで今月リリースされたばかりです。

劇団所属の役者から歌手に転身。2000年にセルフタイトルのファースト・アルバム(全曲作詞作曲、セルフ・プロデュース)をリリースします。以降、2008年と2016年にフルアルバム、2015年にミニアルバムをリリース。並行してライブ活動と共にアーティストへの楽曲提供・コーラス、歌唱指導を行う…。公式サイト他の情報からかいつまんでまとめるとこんな感じでしょうか。お名前は漢字で書くと ” 末木文 ” 。縦書きしたら左右対称でユニークだと思うのですが、音楽やってるというよりは文学やってますって感じ。だからローマ字表記なのかなぁ。

Fullsizeoutput_2b6Fullsizeoutput_2b0 Amazonのマーケットプレイスで購入したCDにはこんなフライヤーが同封されてました(画像参照)。aya Sueki 主催のミュージカル! ─ 7月に発売のジャズアルバムの選曲をしていた時に出会った “ Shiny Stockings ”、“ Sweet Geogia Brown ” という曲から発想を得てひとつの物語にしました。 ─  いやいや、多才な人ですねー。彼女の詳しいプロフィールも書いてありますので興味がありましたらご覧くださいませ。

んで、フライヤー裏面右下でも紹介されているそのジャズアルバムというのが本作 『 彩 』 。“ あや ” と読みます。バックはギターと一部曲でベース。スキャットするT-1. 「 モーニン 」 やウォーキングベースに乗ってパワフルに唄う T-4. 「 スウィート・ジョージア・ブラウン 」 など確かにジャズフィーリングが感じられるアルバムです。

そんなジャズ・スタンダードばかりの中でそうではない曲がバカラック・カヴァーのT-3. 「 フール・スピーク・フォー・ラヴ 」 。トレインチャのバカラック作品集第二弾(2007年リリース)の為にバカラックが書き下ろしたバラード曲です。タイトルの直訳は “ 一体誰が愛の代弁者になってくれるの? ” 。愛の大切さと ‘ あなた ’ への想いを切々と綴った曲でございます。私の知る限り aya さんはこの曲をカヴァーした二人目のお方(バカラックのセルフ・カヴァーを除いて)。ギターだけをバックに重心低めのザラッとした肌触りの声でしみじみと心を込めて歌っておいでです。すぐそばで歌ってくれてるような感覚になるのは録音のせいでしょうか、それもあってか心に沁みるぅ…。出しゃばらずしっかり支えるギターもグッジョブ。好カヴァーだと思います。

ここからはオマケでMP3でしか所有していないバカラック・カヴァーをご紹介。
Fab5eb_6e63ebcac64a4cf19d3f006182c6「 フール・スピーク・フォー・ラヴ 」 を最初にカヴァーしたのはオーストラリアの女性シンガー、Louise Anton でした。2008年にリリースした初めてのソロアルバム 『 True Believer 』(画像)でカヴァー。バックはピアノだけで、落ちつているけれど若干ハスキー且つチャーミングな歌唱でこちらも心を込めて歌っておられます。この方は2009年にリリースした 『 True Believer (Live In Sydney) 』(画像なし)でもカヴァーしていて、よりハスキーで表現力も高いライヴ版の方が私的には好みかな。


【データ】
『 彩 』
aya Sueki

CD:2018年7月7日リリース
レーベル:BQ Records
番号:BQR-2073

Produced by 南 たけし
  Vocal - aya Sueki
  Guitar - 油科 孝
  Bass - 伊藤 勇司 (T-2,4,5.)
Recording Studio:Orpheus Recording Studios (2018.5.20)

2018年7月 8日 (日)

ニュー・サウンズ・イン・ブラス '97/東京佼成ウィンドオーケストラ (1997年)

吹奏楽のポップス曲集シリーズ、『 ニュー・サウンズ・イン・ブラス 』 の第25集です。バカラック作品を1曲収録!

(画像は全てクリックすると別ウィンドウで大きくなります)
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全10トラック中、バカラック作品は1トラック

9. ALFIE (3:48)


今年(2018年)第46集がリリースされた吹奏楽ポップス曲集シリーズ、『 ニュー・サウンズ・イン・ブラス 』 の第25集です(1997年リリース)。

バカラック作品は、1972年にリリースされた第1集に4曲が収録されただけでその後は取り上げられてこなかったと思ってました。ところが、本作に 「 アルフィー 」 が収録されていることをごく最近知りまして…。速攻、中古CDを購入した次第です。

岩井直溥さん指揮、日本を代表するプロ吹奏楽団である東京佼成ウィンドオーケストラ(TKWO)による演奏。このシリーズはヤマハから楽譜が出版されていて、レコード/CDはその模範演奏的な役割も担っています。私も第1集〜第7集の曲はレコードを何度も聴き、そして色々演奏しました。その頃と同じ岩井さんとTKWOの組み合わせを見ただけで中学〜高校時代にタイムスリップするんですよねぇ。あぁ懐かしや 。

本作の曲目リストを眺めてみましょう。T-3. 「シャル・ウィ・ダンス? 」 やT-4. 「 恋のマカレナ 」 あたりは前年(1996年)のヒットを受けての選曲だし、T-2. 「 古畑任三郎のテーマ 」だったりT-5. 「 SMAPメドレー 」 の各楽曲も当時の人気曲。一転、T-1,6〜10. の洋楽曲はスタンダードといっていい曲たちなのですが、T-9. 「 アルフィー 」 だけは前年のTBS系TVドラマ 『 協奏曲 』 でバカラック作品が全面的にフューチャーされヴァネッサ・ウィリアムスが歌った 「 アルフィー 」 がヒットしたことによるものでしょう。

「 アルフィー 」 の吹奏楽アレンジは真島俊夫さん。フリューゲルホルンがメロディのほとんどをソロで吹き、バックの演奏はしっとりマッタリ系でサビでは音を厚くして盛り上げます。一部でバラード系8ビートを刻むほかはリズムも無し。この曲の王道アレンジとも言え、イージーリスニングのオケがやりそうな演奏です。実際トニー・ハッチ&ヒズ・オーケストラは同じような感じ。これまで吹奏楽版 「 アルフィー 」 は2種類ご紹介していますが、英国王立海兵隊音楽学校軍楽隊もトロンボーン・ソロで同傾向のアレンジでした。

同じ吹奏楽でも航空自衛隊航空音楽隊の 「 アルフィー 」 はユニークで、なんとマーチ風アレンジ。意外にもこれが結構楽しくてさすがは岩井直溥さんのアレンジだなと。『 ニュー・サウンズ・イン・ブラス 』 シリーズの1曲であれば、何かチャレンジングなアレンジを期待したかったです。まぁ、無い物ねだりかもしれません。バカラック作品を取り上げてくれただけで嬉しいです、ハイ。

ここからはオマケです。MP3でしか所有していないバカラック作品をご紹介。
20180707_1443『 ニュー・サウンズ・イン・ブラス 』 シリーズでは実はもう1曲バカラック作品が取り上げられています。
1990年リリースの第18集 『 ニュー・サウンズ・イン・ブラス '90 』 に 「 カーペンターズ・フォーエバー 」(6:26) というカーペンターズ6曲のメドレー・ナンバーがあるのですが、その4曲目が 「 遥かなる影 」。正味1分。トランペットがソロを吹いています。メドレーの中では箸休め的な存在かと…。
本当にオマケでしたcoldsweats01


【データ】
『 ニュー・サウンズ・イン・ブラス '97 』
東京佼成ウィンドオーケストラ

CD:1997年4月28日リリース
レーベル:東芝EMI
番号:TOCZ-9284

プロデュース:佐藤浩士(東芝EMI)、長尾美樹(ヤマハミュージックメディア)
指揮:岩井直溥(いわい なおひろ)
演奏:東京佼成ウィンドオーケストラ
編曲:岩井直溥(T-1,8,10.)、真島俊夫(T-2,9.)、宮川彬良(T-3.)、明光院正人(T-4.)、佐橋俊彦(T-5.)、星出尚志(T-6.)、上柴はじめ(T-7.)
録音:1997年1月30,31日
  T-9. 「 アルフィー 」 フリューゲルホルン・ソロ:数原 晋

2018年6月10日 (日)

ELEPHANT/The White Stripes (2003年)

米ロック・バンド、ザ・ホワイト・ストライプスが2003年にリリースした4作目のアルバム。バカラック・カヴァーを1曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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所有CD(日本盤)のジャケットの表/ケースの裏

全14トラック(日本盤は16トラック)中、バカラック作品は1トラック

4. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF (2:46)


米ロック・バンド、ザ・ホワイト・ストライプスが2003年にリリースした4作目のアルバムです。

Fullsizeoutput_20a ─  デトロイト南西地区出身のジャック・ホワイト(vo,g)、メグ・ホワイト(drs)姉弟バンド。97年結成。99年アルバム・デビュー。2000年に2作目リリース。2001年発売の3作目 『 ホワイト・ブラッド・セルズ 』 は、全世界で大ブレイク、(中略)時代の寵児となった。 ─  (日本盤CDの帯:バイオより)

んで、4作目の本アルバムは3作目以上に世界中でヒット。全米6位、全英1位になりました(3作目はそれぞれ61位、55位)。

このバンドのジャンルは、Wikiによるとガレージロック、ブルースロック、オルタナティヴ、インディー・ロック、パンクロックなんだそう。普段ロックを聴かない私には違いがわかんないんですが^^;。アルバムを聴いてみると、いかにもガレージで演奏してそうなハードな曲もありますが意外やポップ・バラード風の曲もあったりして、このジャンルに馴染みの無い私でもなんとか通して聴けました。

ジャック・ホワイトが書いた曲ばかりの中で、唯一のカヴァー曲がバカラック作品のT-4. 「 恋のとまどい 」 。ブルージーでワイルドなギターとドラムス。そして感情を露わにさせるジャックのヴォーカルが心に刺さります。エンディング無しで曲がスパッと終わるのも気持ちがいいです。この曲はエルヴィス・コステロも若い頃にカヴァーしてますし、ロックとかポップとかジャンルなんて関係ないんだなぁと改めて感じました。

それにしても、何故 「 恋のとまどい 」 をカヴァーしたのか? セルフ・ライナーノーツや日本盤解説ではそのことに触れてなかったのでネットで調べました。ある記事にこの曲に対するジャックのコメントが載っていましたので、ざっくり紹介します。 ─  バート・バカラックのソングライティングが大好きなんだ。特にメグがダスティ・スプリングフィールドの「 恋のとまどい 」 を気に入っていて、ライヴで取り上げるようになったんだ。この曲は大好きさ。この曲の本質はブルースなんだと分かったからね、だから俺はブルージーに歌ったのさ。 ─

なんと、彼らもバカラックのファンだったとは! まぁ、そうじゃなきゃわざわざロックバンドがカヴァーしないですよね…。YouTubeにはこの曲のライヴ・バージョンがいくつかアップされています。Reading Festival 2004 の時に顕著ですが、" I Just Don't Know What To Do With Myself " と歌う場面ではライヴ会場全体で歌い、サビの部分では観客がジャンプしてます。なんかいいなぁ。

この曲はアルバムからの2枚目シングルとしてリリースされ、全英13位を記録しました(何故か米国では未リリース)。あのソフィア・コッポラが監督しファッションモデルのケイト・モスがランジェリー姿でポールダンスを踊ったモノクロのMVは、ローリングストーンズ誌による " The 30 Sexiest Music Videos of All Time " で見事16位に輝いています、パチパチ。


【データ】
『 ELEPHANT 』
The White Stripes

CD:2003年4月1日リリース (所有CDは、3月19日先行リリースの日本盤)
レーベル:V2 (US)  (所有CDは、V2 Records Japan)
番号:63881-27148-2  (所有CDは、V2CP 150)

Produced by Jack White
Written by Jack White (except T-4.)
Written by B. Bacharach & H. David (T-4.)
Meg White - drums, vocals
Jack White - vocals, guitar, piano
Recorded to eight track reel to reel at Toe-Rag Studios, Hackney, London in April, 2002 (except T-4.)
Recorded at the BBC Maida Vale studio (T-4.)

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