シングル

2019年3月24日 (日)

STRONGER THAN BEFORE/Joyce Kennedy (1984年)

米女性シンガーのジョイス・ケネディが1984年にリリースしたシングルです。A面がバカラック作品のカヴァー!

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A. STRONGER THAN BEFORE (3:59)
B. CHAIN REACTION (3:40)


米女性R&B/ソウル・シンガーのジョイス・ケネディが1984年にリリースしたシングルです。
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ジョイスは1948年米国ミシシッピ州生まれ。1963〜65年にかけてシングルを数枚リリースするもローカル・ヒットのみ。その後、1972年にジョージア州アトランタで結成されたR&B/ファンク・バンド Mother's Finest(マザーズ・ファイネスト)の女性リード・ヴォーカルとして活動します。1984年にバンドを脱退しA&Mと契約。リリースした初のソロ・アルバム『 Lookin( For Trouble 』からの第2弾シングルがバカラック・カヴァーのA.「 愛は果てしなく 」でした。

前回ご紹介した通り、チャカ・カーンがこの曲をカヴァーしたのも1984年。チャカは10月リリースですがジョイスのリリース月は調べても判らず。どっちが先なんでしょうねぇ…。

テンポ(♩≒80)&キー共にオリジナルのキャロル・ベイヤー・セイガー版と同じ。バックの演奏は割りとオリジナルに近いのですが、イントロだけは独自のアレンジでギター・リフがカッコイイです。ジョイスの歌唱は1コーラス目こそノーマルなものの2コーラス目からメロディをかなりフェイクして、エンディングではチャカに負けず劣らずシャウト! 歌声は力とハリがあり素晴らしいです。80年代中盤の雰囲気を感じるのはサウンド含めチャカ版でしょうけど、こと歌唱に関してはジョイス版の方がグッ✊ときます。

全米チャートには縁がなかったものの、US R&Bチャートは30位。MP3音源にはなってないようですが YouTube で聴くことができます。TV番組『 Soul Train 』で歌ってる動画もありますょ、口パクですけど💦。


【データ】
「 STRONGER THAN BEFORE 」
Joyce Kennedy

Single:1984年リリース
レーベル:A&M
番号:AM-2685

Produced by Jeffrey Osborne for Jay Oz Inc. (A面)

※ 日本の Amazon での取り扱いは無し

2019年2月10日 (日)

HE WHO LOVES/Jerry Vale (1969年)

米男性歌手のジェリー・ヴェイルが1969年にリリースしたシングル。レアなバカラック・カヴァーです。

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A. HE WHO LOVES (2:29)
B. CLOSE TO YOU (2:52)


米男性ポップ・シンガーのジェリー・ヴェイルが1969年にリリースしたシングルです。

ジェリーは1930年NY生まれ(2014年、83歳で他界)のイタリア系アメリカ人。1950年代〜1960年代にバラードタイプのポップ・ソングを歌って活躍していたお方だそうです。歌手としてはいわゆる Crooner の類い。流行り歌もたくさん歌っていたようで、ご多分に漏れずバカラック作品もいろいろとカヴァー。そのうちの1曲が超レア曲の「 ヒー・フー・ラヴス 」でした。

Imagesオリジナルは米男性ポップ・シンガーの Lenny Welch レニー・ウェルチ(画像、1940年NY生まれ…ディオンヌと同い年)。1968年夏にリリースされたシングル「 テネシー・ワルツ 」のB面として世に出ました。ゆったりめ(♩≒80)のソウルっぽい8ビートで曲の尺は2:53。金管&ストリングスオケと女性コーラスをバックに細かいビブラートの張りのある歌声を聴かせます。シンコペーションを多用した長調のメロディは軽いタッチでどこかほのぼの。原題の「 HE WHO LOVES 」を直訳すると「 愛する人は誰でも 」でしょうか、ハル・デイヴィッドによる歌詞もノーテンキに愛の素晴らしさを語る love & peace 的なものです。

こんな軽い曲でもバカラックはバカラック。1オクターブ半の音域を持つメロディライン、ヘ長調とハ長調と変イ長調を行ったり来たりする転調、7小節のフレーズもあったりして…。やっぱりシンプルな曲作りができない性分なんですね、バカラックは

ちなみにこのレニー版は、2012年に出たバカラック物コンピ集『 The Universal Sound Of Burt Bacharach Vol.2(バカラック・ベスト 〜バート・バカラック・ソングブック) 』で聴くことができます。

そして今回の主役、ジェリー版。キーはオリジナルと一緒ですが♩≒106のテンポで若干ボサノヴァのふりかけがかかった8ビート。お花畑にいるかのようなふんわりしたアレンジで、女性コーラスと低音フルートが柔らかい感じを、ストリングスとヴィブラフォンがキラキラした雰囲気を、弾むピアノがウキウキした気分を醸し出しています。そしてジェリーも軽く柔らかな歌声でさらっと歌っています。曲のコンセプトに合っているジェリー版の方がオリジナルより私は好きです。チャート的にはUS ACチャートで34位を記録しています。

あっ、シングルB面の「 CLOSE TO YOU 」はトニー・ハッチ&ジャッキー・トレント作品ですので。お間違えのないように(実際 Wikipedia の Jerry Vale discography では誤ってバカラック作品を記載しています)。


R320243014428028334959jpeg ここからはオマケ情報その1。
実はこの「 ヒー・フー・ラヴス 」は1967年の6月16日に楽曲著作権登録されています(ちなみに「 ディス・ガイ 」も同じ日に登録!)。そしてその約1ヶ月後の7月28日と8月3日にPerry Como ぺリー・コモが2テイク録音しています。1968年リリースのアルバム『 Look To Your Heart 』(画像)のレコーディング・セッションのうちの1曲だったのですが、結局アルバムには収録されずシングルにもなりませんでした。ですが2015年にCDリイシューされた際にボーナストラックとして収録! 私はMP3で入手することができました。曲の尺は2:42。

ペリー版はオリジナルよりキーは2度低いのですがテンポは♩≒102でジェリー版に近く、曲調もジェリー版に近いふんわり可愛らしい感じ。歌声の柔らかさはジェリー・ヴェイルと大差ないのですが細かい部分の表現力が豊かで聴き手を優しく包む感覚はジェリー版にはないものです。さすがは大御所男性歌手!

そもそもこの曲はペリー・コモのために書き下ろしたんじゃないですかねー。真相はわかりませんが…。「 ヒー・フー・ラヴス 」は以上3種類しか聴いたことありません。聴き比べてのランキングは以下の通り。このうちペリー版は YouTube で聴けます。
1位:ペリー・コモ
2位:ジェリー・ヴェイル
3位:レニー・ウェルチ

そしてオマケ情報その2。MP3で所有しているジェリー・ヴェイルのバカラック・カヴァー8曲をちょろっとご紹介。

① 1968年のアルバム『 This Guy's In Love with You 』より
「 ディス・ガイ 」(3:05)、「 サン・ホセへの道 」(2:42)、「 恋のおもかげ 」(3:27) の3曲をカヴァー。バックで演奏するポップ・オーケストラのアレンジは一工夫あってなかなか良い感じなのですが、ジェリーの歌いっぷりが平板で大根歌手然としてまして…。もったいないです。なお、「 恋のおもかげ 」は1968年にシングルのB面曲になってます。
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② 1969年のアルバム『 Till 』より
「 プロミセス・プロミセス 」(2:54) をカヴァー。バックのポップ・オーケストラのアレンジはゴージャスな雰囲気。ジェリーの歌唱も大根的ではあるものの張りのある歌声を聴かせてくれます。
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③ 1970年のアルバム『 Let It Be 』より
「 恋よさようなら 」(3:03)、「 雨にぬれても 」(2:37) の2曲をカヴァー。このアルバムではバックのアレンジもなんだか大根ちっく。ジェリーの歌声もしゃがれた感じが強くて今まで以上に大根歌手に聴こえます。なお、「 恋よさようなら 」は1970年にシングル・リリースされてます(チャート・アクション無し)。
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④ 1971年のアルバム『 We've Only Just Begun 』より
「 涙でさようなら 」(2:55)、「 遥かなる影 」(3:20) の2曲をカヴァー。うーん、印象は同じですねー。演奏も大根ちっくでジェリーの歌も大根です。
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ジェリー・ヴェイルのバカラック・カヴァーでは「 ヒー・フー・ラヴス 」が1番だと思います。


【データ】
「 HE WHO LOVES 」
Jerry Vale

7" Single:1969年リリース
レーベル:Columbia
番号:4-44914

Producer:Wally Gold
Arranged & Conducted by Joe Gardner

※ 日本の Amazon での取り扱いは無し

2018年12月30日 (日)

LOVE WAS HERE BEFORE THE STARS/Brian Foley (1967年)

米国男性ポップ/ロック歌手、ブライアン・フォーリーが1967年秋にリリースしたシングルです。

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A. LOVE WAS HERE BEFORE THE STARS (2:47)
B. LOVE ME, PLEASE LOVE ME (2:51)


ブライアン・フォーリーが1967年秋にリリースしたシングルです。

ブライアン・フォーリーって誰? Discogsによればブライアンは “ ポップ・ロック・クルーナー - ソングライター ” だとか。んじゃ、クルーナー(crooner)って何? 大辞林第三版によれば “ おさえた低い声でささやくように情緒をこめて歌う流行歌手。ビング・クロスビーなどに代表される ” だそう。いやー、知りませんでした。

ブライアンは1966年2月にDotからシングル・デビューしました。当時ブライアンはこんな発言をしています。 ─ ロックンロールの歌手にはなりたくない/トニー・ベネットみたいな誠実なスタイルで歌いたい/フォークロックはやり過ぎでソニー・ボノよりもパット・ブーンの方が好きだ ─ 等々。ナルホド、クルーナーのイメージが湧いてきましたょ。その後1967年〜1969年の間にKappからシングルを数枚リリース。結局アルバムは出さなかったようです。

バカラックは、1967年にA&Mへ移る前はKappから自身名義のシングルやアルバムをリリースしていました。同じレーベルということでバカラックにオファーが来たんでしょう。てな訳でバカラックがブライアンに提供した新曲が本作。ブライアンがオリジネーターのこの曲は自身2枚目(Kappからは初)のシングルになりました。

Fullsizeoutput_1698作詞はハル・デイヴィッド。楽曲の著作権登録日は1966年11月14日ですから、ブライアンの為に書き下ろしたかどうかはタイミング的に微妙なところですね。

それにしても、こんな歌いにくい曲をまだ駆け出しの歌手に歌わせるなんて。バカラックは鬼だわ

リズムはシンプルな8ビートで、テンポ♩≒122、キーはEm。これだけだとごく普通のポップス曲に思えますが、Aメロ(12小節)− Bメロ(8小節)− サビ(4小節)という変則的な構成、変拍子チックなAメロ後半4小節のメロディ、半音が続く音程の取りにくいニョロニョロしたBメロ、短調⇆長調や3度移調したりコロコロ転調するコード進行…。

オーケストラのアレンジと指揮はゲイリー・シャーマンというお方。ストリングスや金管のオブリガートが凝っていたりベースの動きがカッコ良かったりと、この変な曲を上手く盛り上げています。ただし、イントロ 〜 1コーラス目Aメロにかけての不気味なストリングスはやりすぎでしょう。

ブライアンの歌声は甘くビブラートが効いていて、トニー・ベネットに似ています。堂々と歌いこなしていて立派! 本人はもっとシンプルな曲を歌いたかったでしょうけどねー。

シングルB面はミッシェル・ポルナレフ1966年の大ヒット「 愛の願い 」のカヴァー。こちらはオーソドックスにまとめた印象です。

数多あるバカラック物コンピ集にブライアンの「 LOVE WAS HERE BEFORE THE STARS 」は入っていませんし、MP3も見当たりません。どうしても聴きたくて最近Discogsで購入。ラジオ局向けプロモ盤ですが入手できて良かったです!

ここからはオマケ。MP3でしか所有していないバカラック・カヴァーをご紹介!

R364999115237179961401jpeg_2 R372234315394164842864jpeg_2米国のトランペット奏者&バンドリーダーのドク・セバリンセンが1968年のアルバム『 Doc Severinsen & Strings 』(画像左)で「 LOVE WAS HERE BEFORE THE STARS 」(3:20) をカヴァーしています。キーは同じEmで、テンポは少し遅目の♩≒112。ドクのトランペットはコク・キレ抜群で(じゃないですよ)甘いメロディ&派手なアドリヴ共にカッコイイです。因みに、同アルバムには「 BOND STREET 」(2:37) のカヴァーも入ってます。

そして、英国のモテ男エンゲルベルト・フンパーディンクが1969年のアルバム『 Engelbert 』(画像右)で「 LOVE WAS HERE BEFORE THE STARS 」(3:11) をカヴァー。キーはこちらもEmで、テンポは更に落として♩≒108。メリハリの効いたアレンジのオケに加えて女性コーラスも加わってゴージャスな雰囲気。フンパーディンクの歌唱は流石に貫禄がありダイナミックレンジも広く素晴らしいです。

「 LOVE WAS HERE BEFORE THE STARS 」はこれら3つのバージョンしか知らないのですが、ベストはどれかと訊かれたらフンパーディンクと答えます。ごめんねブライアン。


【データ】
『 LOVE WAS HERE BEFORE THE STARS 』
Brian Foley

シングル:1967年秋リリース
レーベル:Kapp
番号:K-861

Producer − David Kapp
Conductor, Orchestrated By – Garry Sherman

※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し

2018年12月16日 (日)

What The World need Now/Cat Power (2018年)

米国の女性シンガーソングライター、キャット・パワーによる「 世界は愛を求めている 」のカヴァーです。

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1. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE (2:27)


米国の女性シンガーソングライター、キャット・パワーによる「 世界は愛を求めている 」のカヴァーです。

2018年12月3日にデジタル配信でシングル・リリースされました。これまで、2018年10月リリース『 WONDERER 』のリミテッドエディションLP盤と欧州向け特別仕様CD盤でしか聴けなかったものです。

原曲は3拍子ですが、4拍子の軽いシャッフルにアレンジ。ピアノが刻むリズムを中心に、アコーディオンと口笛とホンキートンクピアノとシンセストリングスがサポートするシンプルでどこか懐かしいサウンド。彼女の声は柔らかいけど芯があり、基本のメロディ・ラインは守りつつ適度にフェイクして歌っています。好カヴァーです。

2016年の “ Broadway for Orlando ” 以来、「 世界は愛を求めている 」をカヴァーするアーティストが以前より増えているように感じます。

ということでここからはオマケ。MP3でしか所有していない「 世界は愛を求めている 」カヴァーのうち、2016年以降のリリースで未紹介のものをいくつかピックアップしてみましょう。あくまで私個人のレコメンドですけれど。

① Trish & Friends (2016):デジタル配信のみ、シングル
女性シンガー Trish と男女バックコーラスによるカヴァー(3:36)。コンセプトは “ Broadway for Orlando ” に近いものを感じます。
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② Jana Allard (2016):デジタル配信のみ、シングル
米国の女性ジャズ・シンガーによるカヴァー(3:23)。バックはエレピ、ベース、ドラムス、シンセストリングス。エレピが渋いです。そしてJanaの抑え気味ながらもエモーショナルなヴォーカルが素晴らしいです。
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③ Missi Hale (2017):米映画『 THE BOSS BABY 』サントラより
映画のエンディングで流れたという、女性シンガーによるカヴァー(4:16)。細かいビブラートの効いた歌声が心に沁みます。そして曲後半の情感のこもった歌いっぷりに心が揺れます。映画の評判も良かったみたいだし、遅ればせながら観ようかなっと。
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④ Reigns (2017):デジタル配信のみ、シングル
ナゾの女性シンガーによるカヴァー(3:49)。バックはリズムなしのスピリチュアルな雰囲気。どこの誰だかさっぱりわかりませんが、Reignsの祈りのようなヴォーカルはバックとの一体感を感じます。
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⑤ Nā Leo (2018):アルバム『 Beautiful Day 』より
ハワイの女性ヴォーカルトリオ、ナ・レオによるカヴァー(3:12)。ウクレレのみをバックに、美しいユニゾン&ハモリを聴かせます。ウクレレによる3拍子の刻みが打ち寄せる波のようなリズム感を醸し出し、まるで浜辺でリラックスしているかのよう。
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⑥ Barbra Streisand (2018):アルバム『 Walls 』より
泣く子も黙るバーブラ・ストライザンドによるカヴァー(4:37)。歌い出しは無伴奏。ストリングスやピアノが加わりこのまましっとり行くのかと思ったら、曲の半ばで4拍子のR&B調に。マイケル・マクドナルドもバックコーラスで加わりゴージャスな感じ。さすがはバーブラ、スケールがデカい。んで、このR&B調部分のリズムや曲調がルーサー・ヴァンドロス版と瓜二つ。テンポも♩≒87 で全く一緒。ルーサーをリスペクトしたのかしらん。
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⑦ Rita Wilson (2018):デジタル配信のみ、シングル
米国の女優、リタ・ウィルソンによるカヴァー(4:13)。過去3枚のアルバムをリリースしているシンガーでもあります。アコースティック・ギター中心のシンプルなバックに芯があるけれど優しいリタの歌唱。とっても心地よいです。因みに彼女はトム・ハンクスの伴侶なんだってさ。
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⑧ Jim James (2018):デジタル配信のみ、Spotify限定シングル
米国のロック・バンド、マイ・モーニング・ジャケットのヴォーカルであるジム・ジェイムズによるカヴァー(3:04)。この12月12日にリリースされたばかり。バックはアコギと女性コーラスのみ。細かく不安定にビブラートするジムの歌声が妙に頭の中に残ります。画像の2枚目はレコーディングの模様。楽しそうだなぁ〜。
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以上、オマケで「 世界は愛を求めている 」のプチ特集でした。


【データ】
『 What The World need Now 』
Cat Power

MP3:2018年12月3日リリース
レーベル:Domino Recording
番号: -

Producer - Chan Marshall
その他詳細不明

※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し(iTunesは取り扱ってます)

2018年10月 7日 (日)

LIVE TO SEE ANOTHER DAY/Burt Bacharach & Rudy Pérez (2018年)

バカラック爺がルディ・ペレスと共作して2018年9月にリリースしたシングル。子供達を銃から守るためのチャリティソングです。(CD無し/デジタル配信のみ)

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1. LIVE TO SEE ANOTHER DAY (3:57)


バート・バカラックがルディ・ペレスと共作して2018年9月に配信のみでリリースしたシングルです。

41961978_10155996878558897_484904_2Billboardの記事他から、ざっくりと要旨を…。

─  バカラックとペレスは互いの友人の紹介により知り合い、一緒に3曲作った。この曲はそのうちの1曲。ペレスが、銃による学校での事件を懸念してそれをテーマに曲を書かないかとバカラックに話を持ちかけたのがきっかけ。 ─

─  ペレスはマイアミ交響楽団の音楽監督エドゥアルド・マルトゥレのサポートを受けた。歌手にはアリアナ・グランデやスティーヴィー・ワンダーなどのビッグネームも候補に挙がったが、実現には時間がかかるためそれよりもMVを完成させることに集中した。今年3月にマイアミ・デザイン・センターで、十代の歌手 ハーヴェン・スターとアンジェリーナ・グリーンのヴォーカルにより披露された。 ─

写真は左から、ペレス、スター、マルトゥレ、グリーン。

─  「 LIVE TO SEE ANOTHER DAY 」は現在主要な音楽プラットフォームで利用可能。売上は全てコネチカット州にある " Sandy Hook Promise " の支援に充てられる。この非営利団体の使命は、銃による暴力の被害者 子どもを保護し、無意味で悲劇的な人生の損失を防ぐプログラムと実践を提供すること。バカラックとペレスは、政治と銃にではなく歌と子供達に焦点を当てて資金を集める努力をしたいと語った。 ─

曲はしっとりとしたバラード。変拍子はないものの、最初のAメロが10小節だったり2コーラス目のサビの後に3小節のつなぎパートがあったりと、小節数が普通じゃないのはバカラックらしいところ。バカラックはアレンジにもクレジットされていますが、あまりバカラックの香りはしません。

2人の女性(少女と言ってもいいでしょう)が交替で歌い最後に少しだけハモります。2人ともマイアミ在住の14歳ということですが、そのヴォーカルは素晴らしい! 動画をリンクしておきます。2本あるMVは、LIVE RECORDING の方がオススメです。後の2本はバカラックとペレスそれぞれのコメントです。
LIVE TO SEE ANOTHER DAY
LIVE TO SEE ANOTHER DAY (LIVE RECORDING)
Burt Bacharach Promo
Rudy Pérez Promo

以下、共作者およびヴォーカリストを簡単に紹介します。それぞれ最初の画像はFacebookのプロフィール写真でございます。
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Rudy Pérez(ルディ・ペレス)
1958年キューバ生まれのアメリカのミュージシャン、作曲家、プロデューサー。70以上のアルバムをプロデュースしており、1,000曲を超える曲を作っている(300曲以上がトップ10)。

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Haven Star(ハーヴェン・スター)
マイアミ在住。2018年現在14歳。Facebookによれば地元マイアミのクラブで歌っている模様。

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Angelina Green(アンジェリーナ・グリーン)
マイアミ在住。2018年現在14歳。America's Got Talent シーズン12(2017年)のクォーターファイナリスト。


【データ】
「 LIVE TO SEE ANOTHER DAY 」
Burt Bacharach & Rudy Pérez

MP3:2018年9月17日リリース
レーベル:Rudy Pérez Entertainment
番号:-

Produced by Burt Bacharach & Rudy Pérez
Arranged by Burt Bacharach, Rudy Pérez & Jorge Calandrelli
Vocal:Haven Star, Angelina Green
Recorded live with the Miami Symphony Orchestra and Maestro Eduardo Marturet

2018年9月 9日 (日)

ALFIE/Bobby Caldwell (1981年)

ボビー・コールドウェルが1981年にリリースしたシングルです。ディスコ・アレンジの「 アルフィー 」にびっくり!

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A. ALFIE (3:00)
B. TAKE ME BACK TO THEN (3:30)


米国男性シンガーのボビー・コールドウェルは、1951年マンハッタンの生まれのマイアミ育ち。1978年、最初のアルバム『 Bobby Caldwell(イブニング・スキャンダル)』から「 WHAT YOU WON'T DO FOR LOVE(風のシルエット)」が大ヒット。このアルバムや1980年リリースのセカンド・アルバム『 Cat In The Hat(ロマンティック・キャット)』は私もLPをレンタルしてよく聴きました。因みに、彼は日本ではAORですが米国他ではR&BやSmooth Jazzに括られているようです。サウンド的には確かにそうですね。

1981年に所属するT.K. recordsが倒産。その後Polydorと契約して1982年にサード・アルバムをリリースするのですが、倒産する前にT.K. 傘下のMarlinからリリースしたシングルがこのバカラック・カヴァーの「 アルフィー 」でした。

ごく最近このドーナツ盤を入手したのですが、針を落として耳に飛び込んできたのはディスコのリズム。♩≒124のミディアム・テンポでブラスとストリングスが安直なリフを聴かせる70年代ディスコっぽいイントロは、セカンド・アルバムまでのアーバンで大人なサウンドとは明らかに別物。何かの間違いなんじゃなかろうか? …でも、8小節のイントロのあと聴こえてきたのは確かにボビー・コールドウェルの歌声。オー・マイ・ガッ!

メロディは原曲の1小節を2小節にストレッチ。ボビー・コールドウェルは頑張って随所にフェイクを入れて歌っています。バックの女性コーラスもばっちりソウル。なんとかR&B/Soulなフィーリングを出そうとしたのかもしれませんが…。「 アルフィー 」のR&Bやソウル・カヴァーはたくさんあれど、ここまでノリの軽い「 アルフィー 」は聴いた事がありません。

それまでの2枚のアルバムで全て自作曲を歌い2枚目ではプロデュースも手がけた彼が他人の曲をカヴァーしてプロデュースもしていない…ということは、レコード会社から無理やり押し付けられた企画だったのでしょう。(因みに、B面曲は1枚目のアルバム収録曲。紛うかたない彼のサウンドです。)

私の知る限り、数多あるバカラック物コンピ集には収録されていないようです。珍カヴァーには違いないんですけどねー。YouTube にはアップされていますので、興味ある方はどうぞ。

R854908514638426197877jpegここからはオマケです。MP3でしか持っていないバカラック・カヴァーをご紹介。

ボビー・コールドウェルは1995年にリリースした8枚目のアルバム『 Soul Survivor(ソウル・サヴァイヴァー)』で「 ウォーク・オン・バイ 」(4:08) をカヴァー。収録曲は半分以上がカヴァーというこのアルバムの冒頭を飾っています。スムース・ジャズのテイストでカッコよくスタイリッシュなカヴァーなんですが、印象にはあまり残りません。それまでのボビー・コールドウェルとのギャップが大きい「 アルフィー 」の方がインパクトありますもん(笑)。


【データ】
「 ALFIE 」
Bobby Caldwell

7" Single:1981年リリース
レーベル:Marlin (US) (T.K. Productions のサブ・レーベル)
番号:MARX-3349

Produced by Clarence Reid, Freddy Stonewall

※ 日本の Amazon での取り扱いは無し

2017年12月24日 (日)

THE BELL THAT COULDN'T JINGLE/Paul Evans (1962年)

米男性シンガーソングライターのポール・エヴァンスが1962年にリリースしたシングル。バカラックのクリスマス・ソングで、これがオリジナルです。

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所有シングルはラジオ局用プロモ仕様

A. GILDING THE LILY
B. THE BELL THAT COULDN'T JUNGLE (2:28)


米男性シンガーソングライターのポール・エヴァンスが1962年の12月にリリースしたシングルです。

所有シングルはラジオ局用プロモ仕様で、レコード番号は本来のK-499ではなくてK-499X。これってA/B両面とも 「 THE BELL THAT COULDN'T JUNGLE 」 となってまして。バカラック研究本 『 SONG BY SONG 』 を読んでこの曲はA面だとばかり思っていたのですが、ポール・エヴァンスの公式サイトによるとこの曲はB面でA面は 「 GILDING THE LILY 」 という曲みたい(勿論バカラック作品ではありません)…。本記事ではポール・エヴァンスの説を採用してB面だったということにしています。

ポール・エヴァンスは1938年生まれ。歌手として1950年代後半から1960年代にかけて何曲かヒットを放ちました。一方ソングライターとしてはエルヴィス・プレスリーやパット・ブーンらに曲を提供。最大のヒットは1962年のボビー・ヴィントン 「 Roses Are Red (My Love) 」 で全米1位となりました。

今回取り上げる 「 ザ・ベル・ザット・クドゥント・ジングル 」 はバカラックの数少ないクリスマス・ソングのひとつ。このポール・エヴァンスのバージョンがオリジナルです。作詞はラリー・キュジックで、のちに 『 ゴッド・ファーザー 』 の愛のテーマや 『 ロミオとジュリエット 』 の愛のテーマなどの作詞を担当したお方。バカラックと共作したのはこの曲だけのようです。

クリスマスのベルが泣いている ジングルが鳴らないよ~って
サンタはすぐにその理由がわかった 鈴が入ってないからさ

「 わたしがクリスマスの贈り物をあげよう イヴには鳴るようになる 」 とサンタは言った
そうしたら霜の妖精が涙を凍らせ 鈴に変わったんだ
壊れたベルは直り ジングルはいつまでも鳴り続けた


歌詞の大意はこんな感じ。壊れたベルがサンタのおかげでジングルを鳴らせるようになった…というなんとも心温まるお話なんですねー。詞先 or 曲先、どちらなのかわかりませんが、変拍子や凝った転調もなく曲は割とシンプル。とはいっても、メロディが高低飛んだりしてバカラックらしさは感じられます。途中で 「 ジングル・ベル 」 の歌詞とメロディを引用してるのが面白いし楽しいですね。

アレンジ&指揮はバカラック自身が担当。2拍目と3拍目のコードを鳴らすチェンバロ、キラキラしたグロッケンの音色、“ パンパパン、パパン ” と歌う女性バックコーラスなど特徴的なアレンジも楽しい雰囲気を作っています。ポール・エヴァンスの歌声は特徴なく印象に残りませんが…。

数日前のフジテレビ 『 おじゃMAP!! 』 でこの曲がBGMで流れました(ただし、バート・バカラックのバージョン)。いきなりでビックリしたのですが、同時に嬉しくもありました。今年秋には野宮真貴さんもカヴァーしましたし、このシーズンに少しずつこの曲が認知されていくとよいなと思う今日この頃です。


ここからはオマケです。MP3データしか持ってない 「 ザ・ベル・ザット・クドゥント・ジングル 」 のカヴァーをご紹介。

次の表はこの曲のカヴァーをリリース順に並べたものです(リリース月は不明のものが多いため同年の曲は前後するかもしれません)。前述したとおり、オリジナルは①ポール・エヴァンスです。
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そして、これらのカヴァーの元曲は何か?という観点でグルーピングしたところ、大きく4種類にグルーピングできました(グループA~D)。なお、グルーピングにそぐわないバージョンもありました(グループZ)。
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各グループの中で、レコメンドのバージョンのみ簡単にご紹介。グループAは割愛しますが、 ③ボビー・ヘルムス版については以前バカラック物コンピ盤で取り上げました

Mc_4グループBの3曲は全てレコメンド。ですが、⑤ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラス⑫グレータ・マタッサ&クリッパー・アンダーソンは既に収録アルバムを紹介済みなので、⑱ステファノ・シグノリーニ & The MC のみ言及します。
ステファノ・シグノリーニ(読み方は自信ありません^^;)はイタリアの男性シンガーソングライターだそう。つい最近リリースしたクリスマス・アルバム 『 Christmas 』 でこの曲を取り上げています。とにかくイントロのアカペラが最高です。3曲のうちでもアカペラの透明感とハーモニーの美しさは一番でしょう。彼の歌唱も含めて曲全体は軽やかなフィーリングなのですが、唯一残念なのが本編に入ってからのギターのがさつな音色。ホントに惜しいです。

R4345641298576415jpegWtsグループCでは、まず⑥バート・バカラックのセルフ・カヴァーを紹介しないわけにはいかんでしょう。A&Mレーベルのアーティストによるクリスマス・アルバム 『 Something Festive! 』 (画像左)に収録されたのですが、バカラック名義でシングルもリリースしたようです。イントロ用にあらたにメロディを付けるなど単に①ポール・エヴァンス版をなぞるだけじゃないぞという気概を感じます。なお、メイン・ヴォーカルは女性コーラスです。
レコメンドがもうひとつ。⑯ウィー・スリー・シングスで、女性1人、男性2人の3人組アカペラ・グループです。ちなみに男性の1人、Trist Curliss は2014年よりマンハッタン・トランスファーに加入してるお方。口によるパーカッションも駆使して全編3人のアカペラのみでこの曲を歌っています。素晴らしいです。米映画 『 ピッチ・パーフェクト 』 を思い出しちゃいました。4曲入りEP 『 We Three Sings! 』 に収録されています。

R272672214918336597868png_2グループDは3曲。全てレコメンドですが、⑩ヨンジン⑰野宮真貴さんのアルバムは紹介済み。ということで、その2曲の元になった⑦アニタ・カー・シンガーズのバージョンをご紹介します。
1969年リリースのクリスマス・アルバム 『 Spend This Holiday With Me 』 に収録。途中で聴こえる子供の歌声、「 ジングル・ベル 」 を引用する手前で叫ぶ “ Listen ! ”、アウトロでの茶目っ気のある “ ジングル ” の輪唱、いずれもアニタ・カーらしいアレンジだと思います。



最後にグループZ。レコメンドは⑨リタ・ライスで、既にアルバムを紹介済みでございます。また、唯一のインスト物である⑧ミロ・パブロビッチ & ベルリン・ビッグバンドもレコメンドです。(*)

(*) 2017/12/31 追記


【データ】
「 THE BELL THAT COULDN'T JINGLE 」
Paul Evans

7"Single:1962年12月リリース
レーベル:Kapp (US)
番号:K-499  (所有シングルはK-499X: ラジオ局用プロモ仕様)

Produced by Allen Stanton
Orchestra arranged and conducted by Burt Bacharach
Written by Burt Bacharach and Larry Kusik

*入手可能な収録アルバムはありません。
  また、7"シングルもAmazonでは取り扱っていません。(私はDiscogsで購入しました)

2017年3月15日 (水)

WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE/Andra Day (2017年)

米女性シンガー、アンドラ・デイによる 「 世界は愛を求めている 」 のカヴァーです。(現時点では配信のみ)

Andra_day

1. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE (4:21)


米女性シンガー、アンドラ・デイによる 「 世界は愛を求めている 」 のカヴァーです。(現時点では配信のみです)

Andradaycrmyriamsantos2016billboard アンドラ・デイは、1984年12月米ワシントン州生まれのカリフォルニア州サンディエゴ育ち。地元のお店のイベントで歌っていたところを偶然スティーヴィー・ワンダーの妻の目に留まり、スティーヴィーも気に入ります。それがきっかけとなり2015年に30歳でメジャー・デビュー。デビュー・アルバム 『 Cheers to the Fall 』 はR&Bチャートで3位まで上昇。グラミー賞でもR&B部門でノミネートされるなど、いきなり注目を集める存在になったんだとか。

今回ご紹介する 「 世界は愛を求めている 」 のカヴァーは、ホテル・グループ HYATT(ハイアット) のグローバル・キャンペーン “ For A World of Understanding. ” のCMのためにレコーディングされたもの。CMの映像は、今年(2017年)初めにタイ、モロッコ、スペインで撮影されたそうなのですが、耳を傾けたり他に目を向けたり相手を気遣うといた小さな思いやりが人を繋ぐ第一歩なんだ…ということを表現しているように感じます。思いやりは、言い換えると愛。この曲の歌詞に通じるものがありますネ。 → その映像はこちら

アンドラ・デイは、低くパワフルでしゃがれてて…特徴的な声の持ち主。じっくり聴かせるタイプのシンガーでしょうか。最初の30秒程度はピアノだけ、それから少しずつ楽器が加わっていく落ち着いたアレンジ。最初は抑えていたアンドラの歌唱も徐々に熱を帯びてきます。アウトロの演奏がスタッカートになる部分、アンドラはメロディをかなりフェイクさせますが曲想に合っていて嫌味はありません。ちゃんと歌詞を理解して歌ってるんだなぁと感じました。

この曲は彼女の公式アカウントでYouTubeにアップされています。ぜひ聴いてみてください。 → こちら


【データ】
『 WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE 』
Andra Day

MP3:2017年2月26日リリース
レーベル:Warner Bros. Records Inc.
番号:無し

クレジット詳細不明
配信:Amazonなし/iTunesあり

2017年3月 1日 (水)

ANYONE WHO HAD A HEART/Jan Monroe (1996年)

英女性シンガー、ジャン・モンローが1996年にリリースしたバカラック・カヴァーのシングルです。

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1. ANYONE WHO HAD A HEART (radio edit) (2:54)
2. ANYONE WHO HAD A HEART (instrumental) (2:54)


英女性シンガー、ジャン・モンロー こと ジャネット・モンロー(Janette Monroe)が1996年にリリースしたバカラック・カヴァーのシングルです。

ジャネット・モンローは、英国マンチェスター郊外の生まれ。1990年にプロの歌手/ソングライターとしてキャリアをスタートし、ライヴやレコーディングでバック・シンガーを務めたりTVCMのジングルを歌ってきました。また、ソプラノ歌手としてロンドン・フィルやBBCフィルハーモニックなどとも共演してきたそうです。彼女の公式サイトには、A Classical/Crossover soprano と紹介されています。クロスオーバー・ソプラノって言葉の響き、カッコイイですね。

そんな彼女がキャリアのハイライトの一つとして挙げているのが、この 「 恋するハート 」 。The British Heart Foundation (英国心臓財団) の公式シングルとしてレコーディングされたもので、PVには彼女も出演しました。ジャケット表の右上に “ a donation will be made to THE HEART OF BRITAIN charity for each record sold ” と書かれているように、本シングルの売上はチャリティとして寄付に充てられたそうです。タイトルに “ HEART ” が入ってるからこの曲が選ばれたのかしらん。

それにしても、CDの名義をわざわざ Janette ⇒ Jan に変えたのはなぜなのか? そのワケは公式サイトにも書いてなくてわからずじまい。ちょっと心残り。

PVをお聴きいただいたらわかると思いますが、アレンジはイントロを除いてシラ・ブラック版そのもの。チャリティ・ソングということもあって、凝ったアレンジよりもリスナーに耳馴染みのあるアレンジの方が良かったのでしょう。製作費に限りがあったためか、ストリングスや金管はシンセだしドラムスもプログラミングですけどネ。ジャン・モンローは、シラ・ブラックほどのブライト感はないものの高音域でも十分声量があって実に堂々とした歌いっぷりです。他にCDリリースがないのが信じられないくらい。なお、T-2. は単なるカラオケ。できればミックス違いとか聴きたかったなぁ。


【データ】
『 ANYONE WHO HAD A HEART 』
Jan Monroe

CDシングル:1996年リリース
レーベル:Love This Records (UK)
番号:LUVTHISCD11

Produced by Mike Stock and Matt Aitken
Musicians - Mike Stock and Matt Aitken
Backing vocals - Mae Mckenna, Miriam Stockley
Recorded in London, England 1996

2016年7月 6日 (水)

WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE/Broadway for Orlando (2016年)

米オーランドでの銃乱射事件を受けて、ブロードウェイ・ミュージカルのスターたちが結集してレコーディングしたチャリティ・シングルです。

Broadway_for_orlando

ミュージック・ビデオを貼り付けました。歌が始まるのは2分過ぎです。



“ Broadway for Orlando ” は、去る 6月12日 に起きた米フロリダ州オーランドでの銃乱射事件における被害者や負傷者に敬意を表すとともに周辺コミュニティを支援するために立ち上げられました。

事件の3日後に “ Broadway for Orlando ” が歌った曲は 「 WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE (世界は愛を求めている) 」 。バート・バカラックとハル・デイヴィッドによる名曲です。オリジナルはジャッキー・デシャノンで、1965年に歌って全米7位を記録。その後も沢山のカヴァーがあるのは皆さんご存知のとおり。

ニュース記事などによると、キャロル・キング、ネイサン・レイン、イディナ・メンゼル、グロリア・エステファン、サラ・ジェシカ・パーカー、ウーピー・ゴールドバーグ、オードラ・マクドナルド、サラ・バレリス、ロージー・オドネル、リン・マニュエル・ミランダ、バーナデット・ピーターズ、ブライアン・ストークス・ミッチェルほか多数が “ Broadway for Orlando ” に参加。

上記以外では、ブロードウェイ・ミュージカル 『 プロミセス・プロミセス 』 の2010年再演版で主人公チャック役を演じたショーン・ヘイズも映っていますね。動画の最後に流れるクレジットを読んだところ、拙ブログでもご紹介したことのあるアン・ハンプトン・キャラウェイとリズ・キャラウェイの姉妹 (紹介記事はこちら) も参加しているようです。

CD媒体ではリリースされていません。MP3データだけのようで、iTunes でダウンロードできます。売り上げは全て、“ GLBT Community Center of Central Florida ” の支援に充てられるとのこと。さっそく私もiTunesでダウンロードしました。只今ヘビロテ中です。


【データ】
『 WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE 』 - Single -
Broadway for Orlando

Downloard:2016年6月20日リリース
レーベル:Broadway Records
番号: -

Produced by Seth Rudetsky, James Wesley and Van Dean of Broadway Records
Recording  at Avatar Studios
Recording date: June 15, 2016

Written by Burt Bacharach & Hal David

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