シングル

2021年3月21日 (日)

WINDOW WISHING/Ronni Wallis (1967年)

米女性シンガー、ロニー・ウォリスが1967年にリリースしたシングル盤。A面が超レアなバカラック・カヴァーです。

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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A. WINDOW WISHING (2:02)
B. THAT'S THE BOY (2:33)


米女性シンガー、ロニー・ウォリスが1967年にリリースした5枚目のシングル盤です。

彼女は、1950年代にコメディエンヌとして(歌手としても)人気を博したRuth Wallis(ルース・ウォリス)のお嬢さん。Ronnie Wallis名義も含めて1965〜67年に5枚のシングルをリリースしてるようですが、お姿の画像含めて詳しいことはわからず…。検索方法が下手くそなのかなぁ。

んで、シングルA面の「 ウィンドウ・ウィッシング 」がバカラック作品。オリジナルはディオンヌ・ワーウィックで、アルバム『 HERE I AM 』(1965年)に入っていました。カヴァーは、このロニー・ウォリス版、ブロードウェイの女優&俳優によるバカラック・カヴァー・アルバム『 THE BURT BACHARACH ALBUM 』(1998年)のAlet Oury版くらいしか知りません(インスト物を除いて)。超レアなカヴァーでございます。

元気な演奏をバックにロニーは元気に歌ってるんですが、歌声が一本調子だしピッチがうわずっていて「頑張って!」と声を掛けたくなります。各フレーズの小節数(楽節)も変だし、途中で転調っぽくスケールやコード進行が変わる、バカラックらしい曲。特にBメロの1,3小節め
(1コーラス目の歌詞が“Window wishing〜”のところ)のメロディは歌うと音程が取りづらそう。サラッと歌っていたディオンヌはやっぱりすごいな…と思ってしまいました。

ディオンヌ版、ロニー版、どちらもYouTubeにアップされています。興味がおありでしたら是非聴き比べを!

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購入(もちろん中古で)したシングル盤のスリーブに“DECCA Phonographs(レコード再生装置の意)”の広告が…。そういや、Decca社製のカートリッジは特殊な構造をしてたんだっけなぁ(知識だけで現物見たことないですが)とか、そんなことを思い出しました。…どーでもいい話ですね💦


【データ】
「 WINDOW WISHING/THAT'S THE BOY 」

Ronni Wallis
Vocal With Chorus And Orchestra


7"Single:1967年8月リリース
レーベル:Decca (US)
番号:32175

Produced and Arranged by Fred Bailin
Recording Date:1966年12月15日
A. Written by Burt F. Bacharach - Hal David
B. Written by Barry Mann - Cynthia Weil

※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し

2021年3月14日 (日)

TRY TO SEE IT MY WAY/Sue Raney (1966年)

米女性ジャズシンガー、スー・レイニーによる1966年のシングル。B面が超レアなバカラック・カヴァーです。

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B面

A. THERE GOES MY EVERYTHING (2:18)
B. TRY TO SEE IT MY WAY (2:28)


米女性ジャズシンガー、スー・レイニーが1966年にリリースしたシングルです。彼女についてはアルバム『 ALIVE AND IN LOVE 』(1966年)の紹介記事で触れてます(こちら)のでここでは割愛します。

シングルB面の「 TRY TO SEE IT MY WAY 」が超レアなバカラック・カヴァーなんですが、まさかこの曲がラジオから流れてくるとは!


─ さぁ、次は最後の曲ですかね。私の大好きな女性ヴォーカル、スー・レイニーさんのシングル・オンリーのレコードをかけてみたいと思います。数あるバート・バカラックの曲の中ではそれほど有名ではありませんが、僕はいい曲だと思います。ジョニー・ソマーズがオリジナルですが、スー・レイニーもすぐにカヴァーしてシングル盤を出しております。聴いて下さい、スー・レイニーで「 TRY TO SEE IT MY WAY 」。 ─ (『 宮治淳一のラジオ名盤アワー 』ラジオ日本 2021/2/28(日) 17:55-18:55 放送より)

宮治さんがおっしゃる通り「 TRY TO SEE IT MY WAY(涙のアドヴァイス) 」のオリジナルはジョニー・ソマーズ。1966年のTVミュージカル『 ON THE FLIP SIDE(オン・ザ・フリップ・サイド)』用にバカラック&デイヴィッドが提供した曲の一つで、そのサントラにはジョニー・ソマーズのソロ版とリック・ネルソンとのデュエット版の2バージョンが入ってました。同じ1966年にはペギー・マーチもシングルB面でカヴァーしています(コンピ盤『 The Rare Bacharach 1 』で紹介)。

スー・レイニー版は、オリジナルと同じリズム&ほぼ同じテンポ(オリジナルの♩≒118に対して♩≒120)でありながら全体的に落ち着いた雰囲気。キーが短3度低い(Aメロ最初の音がオリジナルのC#に対してB♭)こともあるんでしょうが、スー・レイニーの柔らかい歌声が効いてるようです。加えて、Aメロの最初の3小節のコード進行。オリジナルが2つのコードを使ってるのに対し、1つのコードだけを続けています。テンション系のコードだと思うのですが、単純じゃない大人の雰囲気を感じちゃいます。オリジナルにはなかった女性コーラス隊もサウンドに厚みを加えています(特にサビ部分)。


単なるコピーではない、好カヴァーと思います。

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あと、このスリーブ、元々の色使いの渋さ&経年劣化の色褪せが融合して素晴らしい!(レーベルはA面です、悪しからず)


【データ】
THERE GOES MY EVERYTHING/TRY TO SEE IT MY WAY 」
Sue Raney

7"Single:1966年リリース(年末頃か?)
レーベル:Imperial
番号:66222 (私が所有しているのはプロモ盤)

Produced & Arranged by Tommy Oliver


※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し

2021年1月24日 (日)

I FORGOT WHAT IT WAS LIKE/Ray Peterson (1963年)

米男性ポップシンガーのレイ・ピーターソンが1963年にリリースしたシングル。A面がバカラックの書き下ろし曲です!

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A. I FORGOT WHAT IT WAS LIKE (2:43)
B. BE MY GIRL (2:12)


米男性ポップシンガーのレイ・ピーターソンが1963年の夏にリリースしたシングルです。

レイ・ピーターソンは1939年テキサス州デントン生まれ。本名の Ray A. Peterson でポップシンガー(
ロカビリー系)として活動。1960年に「 TELL LAURA I LOVE HER(ローラに好きだと言ってくれ)」「 CORRINA, CORRINA(コリナ・コリナ)」のヒットを飛ばしたことで知られています。私は全く知りませんでしたが…。

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参考までに、こちらは「 コリナ・コリナ 」シングル盤のジャケット写真。1960年のシングルだから21歳くらい? なかなかの男前ですな。

んで、今回紹介するシングルのA面:A.「 アイ・フォーゴット・ホワット・イット・ワズ・ライク 」がバカラック&デイヴィッドの書き下ろし曲でございます。

ミディアムテンポ(♩≒97)、シャッフルのリズム、ほのぼのした曲調…。細かくビブラートのかかった彼の歌声はジーン・ピットニーを彷彿させます。キーはCメジャー。ごくオーソドックスなコード展開。8小節単位の構成。途中でGメジャーに転調した後Cメジャーに戻り、半音上がってC#メジャーになるという転調もオーソドックス。それほど魅力的でもヘンテコでもないごく普通のメロディライン。レーベル面を見るとバカラックがアレンジしてるようですが、アレンジ面の印象も薄いなぁ。要はバカラック味があまりしない曲なんですよね。印象に残らない。職業作曲家として依頼に沿って仕事しただけなのかもしれませんが…。

曲名を直訳すると “私はそれがどんな感じだったか忘れました”。…実のところ、私はこの曲がどんなだったかすぐ忘れてしまうんですょ💦。曲名にそこまで深い意味があったとはねぇ〜(そんなワケねぇだろっ)。

今では配信されてますし、YouTube (非公式)でも聴けます。わざわざアナログシングル盤を求めるほどではないですょ。

尚、今回記事を書くにあたりDiscogsで検索したところ、英国の男性シンガー Karl Denver(1964年)、オーストラリアの男性シンガー Johnny O'keefe(1964年)、英国の男性シンガー Frank Ifield(1966年)のカヴァーがあることを知りました。iTunesやYouTubeにあれば聴こうかなと思ったのですが、いずれも見つからず…。もし聴いたことある方いらっしゃいましたら感想をお聞かせくださいまし。


【データ】

「 I FORGOT WHAT IT WAS LIKE/BE MY GIRL
Ray Peterson




7"Single:1963年夏リリース
レーベル:Dunes Records (US) …  1960年にレイ・ピーターソンが作った自分のレーベル
番号:45-DU2027

A.「 I FORGOT WHAT IT WAS LIKE 」
  Written by B. Bacharach & H. David
  A Lieber & Stoller Production
  Arragned by Burt Bacharach

※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し

2020年12月29日 (火)

THE GREAT DIVIDE/Burt Bacharach (2020年)

バカラック爺が今年(2020年)10月に自身名義でリリースしたシングルです。(配信のみ/CD無し)

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1. THE GREAT DIVIDE (4:10)


バカラック爺が今年(2020年)10月に自身名義でリリースしたシングル。配信のみです。

公式MVもほぼ同時に公開されました。ここでは歌詞字幕入り版(ただし字幕はサビ部分だけ)を貼り付けておきます。


ヴォーカルは、バカラック・シンガーズのひとりであるジョン・パガーノ。グレッグ・フィリンゲインズ(ピアノ)、ヴィニー・カリウタ(ドラムス)、ポール・ジャクソン・ジュニア(ギター)、フレディ・ワシントン(ベース)、ウェイン・バージェロン(フリューゲルホーン)といった超一流のミュージシャンに、レコーディングエンジニアは大御所アル・シュミット。バカラック爺は演奏に参加していませんが、なんとも豪華な面々です。

作曲はバカラック爺、作詞はメロディ・フェデラー(参考:前回記事)。この曲には、米国内の状況を憂いたバカラック爺のメッセージが込められています。サビ部分の歌詞もそうですし、シングルのアートワーク(赤のエリアと青のエリアが曲のタイトルで分断されている)もナルホド…です。

実際、バカラック爺はさまざまな政治イベントでこの曲をリモート演奏したそうです。米大統領選も大詰め…という時期に行われたインタビュー記事にそう書いてありました。→   インタビュー記事はこちら(Yahoo!entertainment 2020/10/24付け)

バカラック爺がダニエル・タシアンとコラボしたEP『 BLUE UMBRELLA 』(配信:2020/7/31、CD:2020/10/28)とは違ってこの曲は日本ではあまり話題になっていませんが、バカラック爺にとっては大きな意味を持ってるようです。


【データ】
「 THE GREAT DIVIDE 」
Burt Bacharach

MP3:2020年10月9日リリース
レーベル:Burt Bacharach
番号:─

Music:Burt Bacharach
Lyrics:Melody Federer
Musicians
  Vocals:John Pagano
  Piano:Greg Phillinganes
  Drums:Vinnie Colaiuta
  Guitar:Paul Jackson Jr.
  Bass:Freddie Washington
  Flugelhorn:Wayne Bergeron
Engineer:Al Schmidt
Recorded @ Capitol Studios, Hollywood

2020年12月20日 (日)

THE SUN ALSO RISES/Melody Federer & Burt Bacharach (2020年)

米国の女性シンガーソングライター、メロディ・フェデラーがバカラック爺と共作したシングル2曲目です!(配信のみ/CD無し)

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1. THE SUN ALSO RISES (3:34)


米国の女性シンガーソングライター、メロディ・フェデラーがバカラック爺と共作したシングル2曲目 です! 10日ほど前(12/11)にリリースされたばかり!

2人名義の最初のシングルは今年初め(2020/1/24)にリリースした「 BRIDGES 」でした(メロディ・フェデラーについてはそちらを参照ください)。その「 BRIDGES 」はミディアムテンポでポップな曲調でしたが、対照的に「 THE SUN ALSO RISES 」はスローテンポで静かな曲調。8小節にこだわらない小節数やテンションコードの多用など、作曲面はバカラックらしい匂いがぷんぷん。演奏は、バカラック爺によるピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、ベースだけというシンプルな編成。憂いを帯びつつも熱さを内に秘めたメロディ・フェデラーの歌唱は、胸に染みるものがあります。

この曲は Conservasion International のキャンペーンソングのようで、映像作家ロジャー・フィッシュマンが製作した動画を付けてYouTubeにアップされています。


動画の説明欄にバカラック爺のコメントが載っていました。 ─ 急激な気候変動により今起きている或いは将来目にするであろう影響…、それらを良い方向へ変えていくために私達は何かをしなければいけません。 ─

そうか! だから曲名が「 陽はまた昇る 」なのか…。

※ 備考: この曲の2ヶ月前(2020/10/9)にバカラックが配信リリース&動画アップした新曲「 THE GREAT DIVIDE 」も実はメロディ・フェデラーとバカラックの共作曲。私はそれをメロディ・フェデラーのツイートで知りました。でも、バカラック爺の単独名義(ヴォーカルもジョン・パガーノだし)なので、メロディ・フェデラーとバカラック爺が共作したシングルにはカウントしませんでした。悪しからず。

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【データ】
「 THE SUN ALSO RISES 」
Melody Federer & Burt Bacharach

MP3:2020年12月11日リリース
レーベル:Melody Federer
番号:─

Written and Performed by Burt Bacharach & Melody Federer
Mixed by Jeff Gartenbaum
Mastered by Nathan Dantzler
Vocals - Melody Federer
Piano - Burt Bacharach
Violin - Eliza James
Viola - Jayna Chou
Bass - David Coy

2020年12月 6日 (日)

WHAT THE WORLD NEEDS NOW (IS LOVE)/Smokey Robinson (2020年)

スモーキー・ロビンソンが若いアーティストと共に「 世界は愛を求めている 」をカヴァー。数日前に配信&サブスクでリリース!

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1. WHAT THE WORL NEEDS NOW (IS LOVE) (2:52)


スモーキー・ロビンソンがレオナ・ルイス、トリー・ケリー、サム・フィッシャーと共に「 世界は愛を求めている 」をカヴァー。数日前(2020年12月3日)に配信&サブスクでリリースされました。

スモーキー・ロビンソン(1940年生まれの80歳)は説明不要ですね。他の3人は、レオナ・ルイス(Leona Lewis 英国の歌手、1985年生まれ)、トリー・ケリー(Tori Kelly 米国のSSW、1992年生まれ)、サム・フィッシャー(Sam Fischer 豪州のSSW、1991年生まれ)といった若いアーティスト。トリー・ケリーがアーティスト名に入ってないのはなんで?と思いますが、何か事情があるんでしょうねぇ…。


このカヴァーは米国赤十字社のためのチャリティーソング。赤十字公式がYouTubeにUPしているMVは、リモートで歌う4人の姿と自然災害での赤十字の活動を映し出しています。


バカラック爺もツイッターやインスタで反応を示してましたね。
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「 世界は愛を求めている 」は、米国では銃乱射事件など大きな事件が起きるたびに繰り返しカヴァーされてきた曲。また、クリスマス曲ではないけれど昨今のクリスマス・アルバムによく取り上げられる曲でもあります。
COVID-19のパンデミック、ハリケーン、カリフォルニアやオレゴンの山火事など例年以上の災厄に見舞われた2020年の米国…。ホリデーシーズンの今、この曲は例年以上に心に響くかもしれませんね。



【データ】
『 WHAT THE WORLD NEEDS NOW (IS LOVE) 』
Smokey Robinson (feat. Leona Lewis & Sam Fischer)

MP3:2020年12月3日リリース
レーベル:Smokey Robinson
番号: -

Vocal - Smokey Robinson, Leona Lewis, Tori Kelly & Sam Fischer
Producer その他詳細不明

2020年10月25日 (日)

EVERYONE NEEDS SOMEONE TO LOVE/Nick Palmer (1968年)

米男性シンガー、ニック・パーマーによる1968年のシングル。B面が超レアなバカラック・カヴァーです。

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B面

A. DID I EVER REALLY LIVE? (2:26)
B. EVERYONE NEEDS SOMEONE TO LOVE (2:10)


米男性シンガー、ニック・パーマーによる1968年のシングル。

ポップシンガーらしいのですが、詳しいことはよく分かりません。Discogsによれば、1966〜1969年にかけてRCAからアルバム2枚、シングル7枚をリリースしているようです。1967年5月にリリースされた彼のファーストアルバムのジャケットがこちら。
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20代? いや、30代? う〜ん、年齢不詳だ…。

本題に戻ります。バカラック・カヴァーは本シングルのB面。前回ご紹介したドナ・マリーの「 THROUGH THE EYE OF A NEEDLE(針の目を通して見れば)」と同様、クリフ・リチャード1965年のアルバム『 Love is Forever 』に入っていた「 EVERYONE NEEDS SOMEONE TO LOVE(愛する人を)」のカヴァーです。オリジナルがクリフ・リチャード、カヴァーはニック・パーマーだけという超レア曲です。

クリフ版(♩≒104)より早いテンポ(♩≒112)と明るい曲調のアレンジ。リズムはクリフ版同様シャッフルなんですが、クリフ版が全体的に “おっとり” してるのに対して、ニック版には独特の “とぼけた” 味わいがあります。イントロのメロディもクリフ版とは変えていて、曲の冒頭から味わいが違うんです。ニックや男女バックコーラスもどこか楽しげに歌ってますし。私はニック版の方が好きなんですけどねぇ。

何故3年も経ってこの曲をシングルB面で取り上げたのか…。その点は謎なんですが、詮索するのはやめました。どーせわっかんねぇだろーし😞💦

ここからはオマケとして、MP3で所有しているバカラック・カヴァーをご紹介。
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ニック・パーマーは1967年11月リリースのセカンド・アルバム『 Turns It On 』でバカラックナンバーの「 アルフィー」(3:35)をカヴァーしています。ストリングス主体のオケ、ピアノ、ヴィブラフォン等をバックにジャズのテイストでしっとり歌っています。このセカンド・アルバムはビッグバンドをバックにノリノリで歌う曲が多いのですが、こうしてみるとニックはなんでもこなせるセッションシンガー的な存在だったのかもしれません。よくは分かりませんが。


【データ】
DID I EVER REALLY LIVE?/EVERYONE NEEDS SOMEONE TO LOVE 」
Nick Palmer

7"Single:1968年リリース
レーベル:RCA
番号:47-9698

Producer:Jim Foglesong
Arranged and Conducted by Ray Ellis

※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し

2020年10月18日 (日)

THROUGH THE EYE OF A NEEDLE/Donna Marie (1967年)

米国の女性歌手、ドナ・マリーが1967年にリリースしたシングル。B面がバカラック・カヴァーです。

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B面

A. THE WHOLE WIDE WORLD IS WATCHING US (2:34)
B. THROUGH THE EYE OF A NEEDLE (2:40)


米国の女性歌手、ドナ・マリーが1967年にリリースしたシングルです。

ドナ・マリーは、1950年6月28日ニュージャージー生まれ。米国人(父)とスペイン人(母)の混血だそう。13歳の時、Gateway から Marie La Donna の名前でデビュー。2年後ドナ・マリーに改名して Columbia から数枚のシングルを発表。Columbiaを離れた後、1970年には The Archies のヴォーカルとしてシングル2枚のレコーディングに参加しました。その後は表舞台から姿を消していましたが、2005年に Karen G とコラボしてクリスチャンミュージックのCDをリリースしたそうです。

因みに、Columbia 在籍時のお姿はこんな感じ。撮影年は分かりませんが、この写真は大人っぽいですねー。
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B面がバカラック・カヴァー。前回ご紹介したクリフ・リチャードのアルバム収録曲「 THROUGH THE EYE OF A NEEDLE(針の目を通して見れば)」のカヴァーです。オリジナルがクリフ・リチャード、カヴァーはドナ・マリーだけという超レア曲です。

ドナ版のアレンジはクリフ版のほぼコピー。テンポもクリフ版(♩≒90)とほぼ同じ(♩≒92)。ですが、歌のキーが1オクターヴ近く高いことと打楽器の様に使う女性バックコーラスのおかげで、ドナ版の方が軽快に聴こえます。若干憂いを帯びたクリフの歌声に対して、ドナの歌唱はアイドルっぽさがまだ残ってる感じ。なんてったって、♪ドナはまだ 17だから〜。【 追悼 筒美京平さん… 】

どうしてドナがこの曲をカヴァーしたのか? クリフと同じ Columbia だったとはいえ、若い女性向けの曲とはお世辞にも言えないし…。何か事情があったとは思うのですが…。ま、いいや(笑)。



【データ】
THE WHOLE WIDE WORLD IS WATCHING US/THROUGH THE EYE OF A NEEDLE 」
Donna Marie

7"シングル:1967年リリース
レーベル:Columbia
番号:4-44015

Arranged & Produced by Charles Calello

※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し



2020年9月 6日 (日)

THE WORLD IS A CIRCLE/Jackie Trent (1973年)

ジャッキー・トレントが1973年にリリースしたシングルです。A面がバカラック曲のカヴァーです。

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A. THE WORLD IS A CIRCLE  〜 Jackie Trent 〜 (3:47) 
B. I CAN'T GET ALONG WITHOUT YOU 〜 Jackie Trent & Tony Hatch 〜 (2:47)


英国の女性シンガー、ジャッキー・トレントが1973年にリリースしたシングルです。

ジャッキーは前々回(アルバム『 WORDS AND MUSIC 』)、前回(シングル「 DON'T YOU BELIEVE IT 」)に続き、3回連続の登場です。彼女のプロフィール等は前々回の記事を参照ください。

さて、シングルA面がバカラック曲のカヴァー、米コロンビア映画『 LOST HORIZON(失われた地平線)』の挿入歌「 THE WORLD IS A CIRCLE(世界はまるい)」でございます。映画ではリヴ・ウルマンが野外の学校で子供たちと歌い踊る、8分の6拍子の明るく楽しい曲(リヴ・ウルマンのパートは Diana Lee という方が歌唱)。途中でちょっとだけボビー・ヴァンも歌っています。

ジャッキー版はどうでしょうか? テンポは映画のサントラと全く同じで、ジャッキーと子供たちによる元気の良い歌唱もサントラに引けを取りません。キーだけはサントラより短3度低いものの、全体の雰囲気はほぼ一緒ですね〜。バックのオーケストラも、4小節のイントロが追加されたこととオブリガートに少し工夫が見られることくらいかな、違いは。当然、公私ともパートナーであったトニー・ハッチによるアレンジ&プロデュース。でも、彼だったらもっと独自のアレンジを施しそうなんですけどね…。

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所有シングルはプロモ盤。このプロモ盤のレーベル表記は "Columbia" のみですが、紙製内袋には "Columbia" と "EMI" のロゴが併記されていました。EMIは1931年に英コロムビアと英グラモフォンが合併して設立されたレコード会社。米コロンビア・レコードとも関係あったんでしょうね。レーベル面の (P)1972 表記からすると、リリースはともかく録音は1972年に行われたはず。映画の公開は1973年なので、映画公開前に英国でプロモーションするためのシングルだったと思われます。そういう事情があったとすれば、トニー・ハッチがサントラのイメージに近い仕上がりにしたのも頷けます。

B面はジャッキーとトニー・ハッチの共作による軽快なカントリー調の曲。2人名義で、デュエットしてるようです。


【データ】
『 THE WORLD IS A CIRCLE/I CAN'T GET ALONG WITHOUT YOU 』
Jackie Trent/Jackie Trent & Tony Hatch

7"シングル:1973年リリース(Discogs情報)
レーベル:Columbia/EMI (UK)
番号:DB 8941

Arranged & Produced by Tony Hatch
A. Written by Burt Bacharach and Hal David
B. Written by Jackie Trent and Tony Hatch

※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し

2020年8月30日 (日)

DON’T YOU BELIEVE IT/Jackie Trent & Tony Hatch (1969年)

ジャッキー・トレントとトニー・ハッチが1969年にリリースしたシングルです。A面が超レアなバカラック曲のカヴァーです。

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A. DON'T YOU BELIEVE IT  〜 Jackie Trent & Tony Hatch 〜 (3:06)
B. CRANES FLYING SOUTH  〜 Jackie Trent & Tony Hatch 〜 (3:19)


ジャッキー・トレントとトニー・ハッチが1969年にリリースしたシングルです。A面が超レアなバカラック曲のカヴァーです。

2人のプロフィールについては前回記事(2人が1971年にリリースしたアルバム『 WORDS AND MUSIC 』)で紹介していますので、今回は割愛します。その『 WORDS AND MUSIC 』でも2人はバカラックの超レア曲「 TRY TO SEE IT MY WAY(涙のアドヴァイス)」をカヴァーしていましたが、今回の「 DON'T YOU BELIEVE IT 」はそれ以上にレアかもしれません。

「 DON'T YOU BELIEVE IT 」のオリジナルはアンディ・ウィリアムス。1962年9月にシングルA面(Cplumbia 42523)としてリリース。なんと全米チャートでも39位になったそう。バカラックとボブ・ヒリアードによる作品で、♩≒82のユルいシャッフル調リズム(ズン・チャッチャって感じ)の曲。中間部ではセリフも入るし。所々で男性ヴォーカルとハモりますが、本人の多重録音かも?。う〜ん、本当にこんなのが全米40位以内に入ったの?と思ってしまいます。拙ブログで過去ご紹介したアルバムの中では、バカラック物コンピ集『 The Rare Bacharach 1 』に収録されていました。

さて、本カヴァーの出来は?
リズム自体はシャッフルのままですが、オリジナルよりかなりテンポアップ(♩≒120)してポップな印象。全編で2人仲良くハモっております。アコーディオンやフルートによる洒落たオブリガートなど、オケのアレンジ面でも工夫が見られます。もちろん、アンディ版にある中間部のダッサいセリフもカットされています。いい感じのカヴァーになってると思います。

ただ、何故2人がこの曲をカヴァーしたのか? しかもシングルA面で…。
アンディ版は英国でもシングル・リリースされたようですがチャートアクションは皆無でしたし、他にヒットしたカヴァー・バージョンがあった訳でもありません。謎だ………

B面曲は2人の共作で優雅なバラード曲。こちらも2人で仲良く歌ってらっしゃいます。


【データ】

『 DON'T YOU BELIEVE IT / CRANES FLYING SOUTH 』
Jackie Trent & Tony Hatch

7"Single:1969年リリース
レーベル:Pye Records (UK)
番号:7N.17789

Produced by Tony Hatch
A. Written by Burt Bacharach and Bob Hilliard
B. Written by Jackie Trent and Tony Hatch

※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し

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