コンピレーションアルバム

2021年2月21日 (日)

Rare Bacharach The Early Years 1958-1965/V.A. (2009年)

2009年にリリースされた豪州編集のバカラック物コンピ集です。1961〜62年を中心に初期のレア音源を32曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
89dd0e8df44f47ea91b6edf3b4f506f4_1_201_a B831f643678447c3a906a2adc53697ad_1_201_a

1. AND THIS IS MINE  〜 Connie Stevens 〜  F
2. TOO LATE TO WORRY  〜 Richard Anthony 〜  M
3. DON'T ENVY ME  〜 Joey Powers 〜  M
4. DREAMIN' ALL THE TIME  〜 Jack Jones 〜  M
5. WASTIN' AWAY FOR YOU  〜 The Russells 〜  F
6. MANPOWER  〜 The Exotics 〜  M
7. FOREVER MY LOVE  〜 Jane Morgan 〜  F
8. FAKER, FAKER  〜 The Eligibles 〜  M
9. BOYS WERE MADE FOR GIRLS  〜 Everit Herter 〜  M
10. THE HURTIN' KIND  〜 Lonnie Sattin 〜  M
11. SINNER'S DEVOTION  〜 Tina Robin 〜  F
12. HOT SPELL  〜 Ernie Felice 〜  M
13. THE ANSWER TO EVERYTHING  〜 Sam Fletcher 〜  M
14. FOR ALL TIME  〜 The Russells 〜  F
15. WAITING FOR CHARLIE (TO COME HOME)  〜 Jane Morgan 〜  F
16. ERRAND OF MERCY  〜 George Hamilton 〜  M
17. YOU'RE FOLLOWING ME  〜 Jimmy Breedlove 〜  M
18. SOMEBODY ELSE'S SWEETHEART  〜 The Wanderers 〜  M
19. CALL OFF THE WEDDING  〜 Babs Tino 〜  F
20. A LIFETIME OF LONELINESS  〜 Steve Alaimo 〜  M
21. LIVING WITHOUT LOVE  〜 Art Smalley 〜  M
22. MOON GUITAR  〜 The Rangoons 〜
23. DEEPLY  〜 The Shepherd Sisters 〜  F
24. I COULD MAKE YOU MINE  〜 The Wanderers 〜  M
25. THE TIMELESS TIDE  〜 The Freemen 〜  M
26. ALONG CAME JOE  〜 Merv Griffin 〜  M
27. WHO'S GOT THE ACTION?  〜 Phil Colbert 〜  M
28. TO WAIT FOR LOVE  〜 Paul Anka 〜  M
29. THIS EMPTY PLACE  〜 Janie Marden 〜  F
30. THE STORY BEHIND MY TEARS  〜 Vic Dana 〜  M
31. JOANIE'S FOREVER  〜 Buddy Clinton 〜  M
32. COME COMPLETELY TO ME  〜 Steve Rossi 〜  M

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約76分


2009年にリリースされた豪州編集のバカラック物コンピ集です。


タイトルは2003年に豪州Ravenから出た『 The Rare Bacharach 1 』と似ていますが、中身は全くの別物です。被りは1曲もありません。

収録曲をいつものようにリスト化してみました。
68c160ccf59b47e2bce7b1ec7ad03864_1_201_a

その中身は、アルバムタイトル通り1958年〜1965年にリリースされた30曲+2曲のデモ音源。リリース年で分類すると1958年1曲、1959年1曲、1960年4曲、1961年9曲、1962年7曲、1963年3曲、1964年2曲、1965年3曲。1960〜61年を中心に初期のレア音源全32曲が収録されています。全米/全英チャートと無縁のものばかりなのもバカラック物コンピ集としては希少な部類じゃないかなぁ。

他のバカラック物コンピ集では見かけない曲も17曲あります。(私が所有しているバカラック物コンピ集に限った話です。2015年以降にリリースされたバカラック物コンピ集は所有してませんし、50年以上経って著作権切れとなった音源は昨今のサブスク隆盛もあって巷に溢れてますから…。あくまでご参考ということで。)

それなりに知名度がある楽曲でも、ポール・アンカのT-28.「 トゥ・ウェイト・フォー・ラヴ(愛のおとずれ)」やジェイニー・マーデンのT-29.「 ジス・エンプティ・プレイス 」などのカヴァーはレアですしね。どちらも平凡なカヴァーではありますが💦

個人的なレコメンドをいくつか。

🔸ザ・ラッセルズのT-5.「 ウェスティン・アウェイ・フォー・ユー 」:チープだけど軽快なズンチャチャ・ナンバー。ザ・ラッセルズは女性ヴォーカル・グループのようですが、“パンパンパンパン…” とか “ランランランラン…” とかイントロや間奏で楽しげに歌うのがツボです。
🔸アーニー・フェリスのT-12.「 ホット・スペル 」:アーニー・フェリスはベニー・グッドマン楽団で活躍したアコーディオン奏者ですが、この曲ではなんとメインヴォーカル! オリジナルではバックコーラスが “ホット・スペル” と掛け合うところで金管楽器が “パォーン” と鳴るアレンジが面白い、ユニークなカヴァーです。
🔸ジョージ・ハミルトンのT-16.「 エランド・オブ・マーシー 」:メロディがニョロニョロしているズンチャチャ・ソング。以前の記事で取り上げてますので是非 こちら を。
🔸スティーヴ・アライモのT-20.「 ライフタイム・オブ・ロンリネス 」:ジャッキー・デシャノンのカヴァーが有名ですが、実はこれがオリジナル。男性が歌っていたとは意外でした。
🔸フィル・コルバートのT-27.「 フーズ・ガット・ジ・アクションズ? 」:変則的な小節数や音程の取りにくいメロディなど、バカラックらしさが仄かに感じられる曲。1965年リリースですが、1962年の同名映画のプロモーションソングだった模様。

24ページあるブックレットはライナーノーツも充実。“盤起こし” ということも明記してますし、マニア向けとして良心的なコンピ集かと。


ここからはオマケ。T-2.「 トゥー・レイト・トゥ・ウォーリー 」のオリジナルとカヴァーをご紹介。
4dd1925cdec245fa8dc5fa5fe1670252
オリジナルは①Babs Tino(バブス・ティーノ)で、1962年5月シングルをリリース<Kapp(US)>。チャート・アクションはありませんでした。
4a145079e3b043208e4c0b7f5c0efe3e
しかし同じ1962年、あの②ソフィア・ローレンが「 Donne-moi Ma Chance 」というタイトルで🇫🇷フランス語カヴァーしてシングルをリリース。その後はこのソフィア・ローレン版「 Donne-Moi Ma Chance 」がカヴァーされていきます。
0ced64c61d3f4ad19c151cc511e24a4a
すかさず同年、日本で③越路吹雪さんが「 チャンスが欲しいの 」というタイトルでカヴァー(日本語詞は岩谷時子さん)。シングル「 サン・トワ・マミー 」のB面となりました。
567f26640c464ab09620875711951f1f 559987d714994ce8b684f4df187fc658 F4863641e27d4ca7bab727ced43efcb7
翌1963年に、英語版T-2.を歌った仏男性ポップ・シンガーの④リチャード・アンソニー、カナダ女性ポップ・シンガーの⑤Rosita Salvador、同じく⑥Gloria Lassoが「 Donne-Moi Ma Chance 」をカヴァー。いずれもシングルをリリースしました。
Fe109c54837547b788390ba1e6da9e68
そして1964年にカナダの男性ヴォーカルグループ⑦Les Classelsが1stアルバム『 Les Classels 』で「 Donne-Moi Ma Chance 」をカヴァー。
540e11338c1b473d8363a5b70c2bc2e2
それから半世紀以上経って、ポーランド?の女性シンガーソングライター⑧Natalia Moskalが2020年にリリースしたアルバム『 There Is a Star 』で「 Donne-Moi Ma Chance 」をカヴァーしました。
これらのうち②は以前紹介したバカラック物コンピ集『 LIPPY LIP BACHARACH 』で感想を書いてます。
また①③④⑥⑧はMP3で所有。③越路吹雪さんのカヴァーは粋な日本語歌唱とバックのビッグバンドのアレンジが素敵でレコメンド。⑧Natalia Moskalのカヴァーは昔風だけど今のサウンドっていうんでしょうか、これもレコメンドです。


【データ】
『 Rare Bacharach The Early Years 1958-1965 』
V.A.

CD:2009/10/12リリース
レーベル:Rare Rockin' Records (Australia)
番号:RRR SMS 1027

This Compilation Including Liner Notes and Tracks Compiled and Produced by:Mike Edwards, Robbie Indart and Ash Wells.
A RRR Production 2009.
These recordings have been remastered from original vinyl sources to maintain a dynamic oldies sound.

2021年2月 7日 (日)

Burt Bacharach The First Book of Songs 1954-58/V.A. (2009年)

作曲家バート・バカラックのキャリア最初期の曲ばかりを集めた英国編集のコンピ集です。マニア向け。

(画像は全てクリックすると大きくなります)
Cb3067a8cb854a8cb780058ee9c908dc_1_201_a 9d64bff6ce9e4c26b7066a0f02bc3787_1_201_a

1. KEEP ME IN MIND  〜 Patti Page 〜  F
2. THESE DESPERATE HOURS  〜 Mel Tormé 〜  M
3. PEGGY'S IN THE PANTRY  〜 Sherry Parsons 〜  F
4. THE MORNING MAIL  〜 The Gallahands 〜  M
5. I CRY MORE  〜 Alan Dale 〜  M
6. BEAUTY ISN'T EVERYTHING  〜 June Valli 〜  F
7. THE STORY OF MY LIFE  〜 Marty Robbins 〜  M
8. UNINVITED DREAM  〜 Peggy Lee 〜  F
9. LOVE BANK  〜 Bob Manning 〜  M
10. WARM & TENDER  〜 Johnny Mathis 〜  M
11. UNDERNEATH THE OVERPASS  〜 Jo Stafford 〜  F
12. SAD SACK  〜 Jerry Lewis 〜  M
13. WINTER WARM  〜 Gale Storm 〜  F
14. THE STORY OF MY LIFE  〜 Michael Holliday 〜  M
15. MAGIC MOMENTS  〜 Perry Como 〜  M
16. HOT SPELL  〜 Margaret Whiting 〜  F
17. THE NIGHT THAT HEAVEN FELL  〜 Tony Bennett 〜  M
18. THE BLOB  〜 The Five Blobs 〜  M
19. SATURDAY NIGHT IN TIAJUANA  〜 The Five Blobs 〜
20. WENDY WENDY  〜 The Four Coins 〜  M
21. SITTIN' IN THE TREE HOUSE  〜 Marty Robbins 〜  M
22. HUMBLE PIE  〜 The Four Preps 〜  M
23. IT SEEMED SO RIGHT LAST NIGHT  〜 Mary Mayo 〜  F
24. HEAVENLY  〜 Johnny Mathis 〜  M
25. ANOTHER TIME, ANOTHER PLACE  〜 Patti Page 〜  F
26. THAT KIND OF WOMAN  〜 Joe Williams and The Count Basie Orchestra 〜  M
27. SEARCHING WIND  〜 Burt Bacharach 〜
28. ROSANNE  〜 Burt Bacharach 〜

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約69分


作曲家バート・バカラックのキャリア最初期の曲ばかりを集めた英国編集のコンピ集です。

─ ブライアン・ウィルソンからビル・エバンス、フランク・ザッパまで万人から尊敬を集めたバカラックも、駆け出しの頃はもがき苦しむ妥協の日々でした。このコンピ集は、最初の大ヒット曲「マジック・モーメンツ」「ザ・ストーリー・オブ・マイ・ライフ」が生まれた頃…折衷的な見習い時代を垣間見れる興味深いコレクションです。 ─ (CDケース裏コメント後半部分を私の超意訳で)

収録曲をいつものようにリスト化してみました。
B0bc1537b72a451eba3d700ccdcecfc8_1_201_a

収録されてる全28曲は1955年〜1959年にリリースされた曲のみ。他のバカラック物コンピ集(私が所有しているものに限りますが)では見かけない曲も9曲あります。そして映画に関係してる曲が9曲も…映画が盛んな時代だったんですね。

聴いてみると、その時代の音楽だなぁとは感じますがバカラックの曲という感じはしません。まだ自分を殺して(or 自分がいいと思う曲を書いても否定されて)その当時のポップ・ソングの単純な文法に則って作曲してた頃ですからねぇ。

─ ハルとわたしはT-3.「 ペギーズ・イン・ザ・パントリー 」やT-11.「 アンダーニース・ジ・オーヴァーパス 」といった、まるで箸にも棒にもかからない曲を共作した。 ─ (バカラック自伝より。トラック番号のみ私が追記)
─ ハルとわたしで書いたT-26.「 ザット・カインド・オブ・ウーマン 」という曲は忘れられない。その曲を送ったA&Rマンは、3小節のフレーズを4小節に変えたら、ジョー・ウィリアムズにうたわせてもいいと言ってきた。わたしはその要求を呑み、ウィリアムズはこの曲をレコーディングしたが、まるっきりものにならなかった。 ─ (同)

バカラック自伝にあったこんな自虐的な記述も、曲を聴けばまぁそうかぁと思ってしまいます💦

尚、T-27.「 SEACHING WIND 」と T-28.「 ROSANNE 」の2曲はバカラック作曲じゃなくて他人の曲。バカラック名義でリリースした初めてのシングル盤A,B面で、どちらもバカラックのピアノ+ストリングス中心のオケという所謂イージーリスニング物です。

細かい文字の長文ライナーノーツは、駆け出しの頃中心にバカラックのキャリアを解説。日本語訳が欲しい! 収録曲に関するアーティスト写真や映画のパンフ等も載ってます。ただし各曲解説は残念ながら無し…。いずれにせよマニア向けのバカラック物コンピ集かと。2012年には続編も出ています。


【データ】
『 Burt Bacharach The First Book of Songs 1954-58 』
V.A.

CD:2009/2/16リリース
レーベル:Él Records(UK) / Cherry Red Records(UK)
番号:ACMEM166CD

Liner Notes - Christopher Evans
(C)2009 Cherry Red Records


2021年1月17日 (日)

Magic Moments The Definitive Burt Bacharach Collection/V.A. (2008年)

ライノ/ユニヴァーサル・ミュージック・グループ・インターナショナルから2008年にリリースされた英国編集のバカラック物コンピ集です。75曲入りCD3枚組!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
Ebc5a0c86f854109bc78d924a16f617c_1_201_a B34bf7e451ee446eaa13d5ca79e4fc74_1_201_a

Disc 1
1. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  〜 Jackie DeShannon 〜  F

2. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU 〜 Carpenters 〜 F
3. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD 〜 B. J. Thomas 〜 M
4. REACH OUT FOR ME  〜 Nancy Wilson 〜  F
5. BABY IT'S YOU  〜 The Shirelles 〜  F
6. WALK ON BY  〜 Dionne Warwick 〜  F
7. THE LOOK OF LOVE  〜 Dusty Springfield 〜  F
8. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF  〜 Tommy Hunt 〜  M
9. SEND ME NO FLOWERS  〜 Doris Day 〜  F
10. GOTTA GET A GIRL  〜 Frankie Avalon 〜  M
11. WIVES AND LOVERS  〜 Jack Jones 〜  M
12. ALFIE  〜 Cilla Black 〜  F
13. THIS GUY’S IN LOVE WITH YOU  〜 Herb Alpert 〜  M
14. PROMISE HER ANYTHING  〜 Tom Jones 〜  M
15. (IT'S) WONDERFUL TO BE YOUNG  〜 Cliff Richard 〜  M
16. CRAZY TIMES  〜 Gene Vincent 〜  M
17. I LOOKED FOR YOU  〜 Charlie Gracie 〜  M
18. THE BLOB  〜 The Five Blobs 〜  M
19. SO LONG JOHNNY  〜 Jackie DeShannon 〜  F
20. A HOUSE IS NOT A HOME  〜 Shirley Bassey 〜  F
21. NIKKI  〜 Burt Bacharach 〜
22. DON'T YOU BELIEVE IT  〜 Andy Williams 〜  M
23. (THERE GOES) THE FORGOTTEN MAN  〜 Jimmy Radcliffe 〜  M
24. TRAINS AND BOATS AND PLANES  〜 Billy J. Kramer and The Dakotas 〜  M
25. CASINO ROYALE  〜 Herb Alpert & The Tijuana Brass 〜
26. ANYONE WHO HAD A HEART  〜 Dionne Warwick 〜  F
27. THE WINDOWS OF THE WORLD  〜 Bobbie Gentry 〜  F
28. ONCE IN A BLUE MOON  〜 Nat 'King' Cole 〜

Disc 2
1. MAGIC MOMENTS  〜 Perry Como 〜  M
2. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  〜 Dionne Warwick 〜  F
3. I SAY A LITTLE PRAYER  〜 Aretha Franklin 〜  F
4. WISHIN' AND HOPIN’  〜 Dusty Springfield 〜  F
5. MAKE IT EASY ON YOURSELF  〜 The Walker Brothers 〜  M
6. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME  〜 Sandie Shaw 〜  F
7. DON'T GO BREAKING MY HEART  〜 Burt Bacharach 〜  F
8. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  〜 Dionne Warwick 〜  F
9. PLEASE STAY  〜 The Drifters 〜  M
10. TOWER OF STRENGTH  〜 Gene McDaniels 〜  M
11. THE STORY OF MY LIFE  〜 Marty Robbins 〜  M
12. WHAT'S NEW PUSSYCAT?  〜 Tom Jones 〜  M
13. THAT'S NOT THE ANSWER  〜 Vi Velasco 〜  F
14. DON'T MAKE ME OVER  〜 Dionne Warwick 〜  F
15. ANY DAY NOW  〜 Chuck Jackson 〜  M
16. (THE MAN WHO SHOT) LIBERTY VALANCE  〜 Gene Pitney 〜  M
17. MEXICAN DIVORCE  〜 The Drifters 〜  M
18. THIRD WINDOW FROM THE RIGHT  〜 Dean Barlow 〜  M
19. RAIN FROM THE SKIES  〜 Adam Wade 〜  M
20. HOW ABOUT  〜 Della Reese 〜  F
21. KEEP AWAY FROM OTHER GIRLS  〜 Helen Shapiro 〜  F
22. MADE IN PARIS  〜 Trini Lopez 〜  M
23. IT'S LOVE THAT REALLY COUNTS (IN THE LONG RUN)  〜 The Merseybeats 〜  M
24. MY LITTLE RED BOOK  〜 Manfred Mann 〜  M
25. THIS EMPTY PLACE  〜 The Searchers 〜  M
26. PACIFIC COAST HIGHWAY  〜 Burt Bacharach 〜

Disc3
1. THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR  〜 Dionne & Friends 〜  FM
2. GOD GIVE ME STRENGTH  〜 Burt Bacharach & Elvis Costello 〜  M
3. WHAT'S IN GOODBYE  〜 Will Young 〜  M
4. ARTHUR'S THEME (BEST THAT YOU CAN DO)  〜 Christopher Cross 〜  M
5. HEARTLIGHT  〜 Neil Diamond 〜  M
6. GO ASK SHAKESPEARE  〜 Burt Bacharach & Rufus Wainwright 〜  M
7. WHO ARE THESE PEOPLE?  〜 Burt Bacharach & Elvis Costello 〜  M
8. SOUTH AMERICAN GETAWAY  〜 Burt Bacharach 〜  FM
9. EVERYBODY'S OUT OF TOWN  〜 B. J. Thomas 〜  M
10. ODDS AND ENDS  〜 Dionne Warwick 〜  F
11. THIRTY MILES OF RAILROAD TRACK  〜 The Hammond Brothers 〜  M
12. LONG AFTER TONIGHT IS ALL OVER  〜 Irma Thomas 〜  F
13. LET THE MUSIC PLAY  〜 The Drifters 〜  M
14. PAPER MACHE  〜 Dionne Warwick 〜  F
15. ONE LESS BELL TO ANSWER  〜 Keely Smith 〜  F
16. LONDON LIFE  〜 Anita Harris 〜  F
17. BLUE GUITAR  〜 Richard Chamberlain 〜  M
18. IN THE LAND OF MAKE BELIEVE  〜 The Drifters 〜  M
19. YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN (IF YOU BREAK MY HEART)  〜 The Stylistics 〜  M
20. JUST FRIENDS  〜 Carole Bayer Sager 〜  F
21. HASBROOK HEIGHTS  〜 Burt Bacharach 〜  M

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間(Disc 1/2/3) 約79分/約70分/約74分


ライノ/ユニヴァーサル・ミュージック・グループ・インターナショナルから2008年にリリースされた英国編集のバカラック物コンピ集です。75曲入りCD3枚組!

ライノから出たCD3枚組コンピと言えば1998年の『 The Look of Love - The Burt Bacharach Collection 』が有名ですが、これは全くの別物でございます。(被ってる曲も多々ありますけど)

収録曲をいつものようにリスト化してみました。ディスクごとに纏めています。
58a55ac37b47435eaccd8867a538bc97_1_201_a
Da8e0e569d664745b89f3979b4a64556_1_201_a
9499625d73c9412a82d1ed0f006181e8_1_201_a

オリジナル・アーティストの(表の◆印:57曲)比率は76%と高くUS/UKチャート入りした曲も多いのですが、一方で、レアな曲やレアなカヴァー(そのうち、前回紹介した英Ace盤とのダブり曲が10曲程度あり)、近年の作品(バカラックが2005年にリリースしたアルバム『 AT THIS TIME 』収録曲など)もコンパイルされています。

他のバカラック物コンピ集に入ってないのは3曲(表左のマーク)だけと少ないのですが、いずれも個人的にはレコメンド。

🔸ボビー・ジェントリーのDisc1-27.「 世界の窓と窓(世界の窓に光を)」:アコギとウッドベースだけをバックに凛としたボビーの歌唱が沁みます。リストの脚注にも書きましたが、1969年に録音されたもののリリースされず2007年にベスト盤のボーナストラックとして初めて世に出たんだとか。とにかく素晴らしいカヴァーです。
🔸キーリー・スミスのDisc3-15.「 悲しみは鐘の音とともに 」:ヒットしたフィフス・ディメンション版(♩≒66)より幾分速い♩≒74のテンポで、ジャズオーケストラをバックにキーリーは細かいビブラートをかけて歌っています。この曲のオリジナルなのにこのコンピ集を入手するまで聴いたことなくて…。地味なバージョンではあるんですが、初めて聴けた喜びと鐘の音みたいなイントロが新鮮だったのでレコメンド入り。
🔸アニタ・ハリスのDisc3-16.「 ロンドン・ライフ 」:この曲もこのコンピ集で初めて聴いたのですが、とにかくウキウキする曲なんですよね。その後、シングル盤を入手して拙ブログでも取り上げました。よかったらどうぞ → こちら

ブックレットに各曲解説は無くてちょっとショボいですが、エルヴィス・コステロがライナーノーツ(2ページ分)を書いてる点はアピールポイントかと。前半は、バカラック曲に対する印象や子供の頃の実体験等を交えながらバカラックのキャリアを紹介。そして後半は、バカラックと共作した時のエピソードを綴っています。以下引用しますね。機械訳(少し直しましたが)ですので、悪しからず。

─ 1995年から1998年の間に、バート・バカラックと私は12曲を書き、アルバム『 Painted From Memory 』になりました。多くの人は私が作詞家としてのみ行動することを期待していましたが、バートは私たちの音楽コラボレーションのほとんどを共同作曲することに同意してくれて、私の予想をはるかに超えました。彼はまだ新しい挑戦に興味を持っているアーティストです。  ─
─ バートが作曲する様を見て、時にはピアノの椅子に並んで座り、1つの16分音符の配置またはベース音の調和的な選択を考慮したことは
、無意識のマスタークラスであり私の音楽人生におけるの最大の喜びの1つでした。  ─
─ 依然として彼は、午前3時まで起きてメロディーの小さな修正を1つ考えるソングライターであり、フリューゲルホルン奏者に微妙なフレージングのニュアンスを伝えるアレンジャーなのです。これらは五線譜に書かれた音を超えています。  ─
─ バートがアルバム『 At This Time 』で自ら歌詞を書こうとした時、彼は私に「 WHO ARE THESE PEOPLE? 」という曲で世界の方向性に対する特に厳しい批評を歌うよう打診してきました。私はバートにどんな歌なのか教えてくれるようにお願いしました。彼は「 物事は本当に変わる必要があります。さもないと、すべてがめちゃくちゃになります 」と言いました。私が「 どんな歌詞ですか? 」と訊くと、彼は「 それが歌詞なんだ 」と答えました。  ─
─ 世界が今必要としているのは愛ばかりだけでなく、バート・バカラックの曲なのです。おなじみで深く愛され、その上まだ発見されるのを待っている多くの宝石があるのだから。  ─
─ 彼の最高の曲は? それは彼が書く次の曲かもしれません。 エルヴィス・コステロ 2008年9月17日  P.S. Burt and I just wrote two more… ─

コステロのバカラック愛の大きさ・深さを改めて感じました…。

そうそう、このブックレットにはバカラックのコメントも載ってました。短いので全文引用します。
─ 私の音楽を次のレベルに引き上げてくれたすべてのアーティストにとても感謝しています。素晴らしい曲を作れたとしても、アーティストがいなければ本当の意味で作ったとは言えないのです。 バート・バカラック ─ (私の超意訳で)


ここからはオマケ。MP3でしか所有してない曲をご紹介!
ボビー・ジェントリーは、「 世界の窓と窓(世界の窓に光を)」以外にもリリースされなかったバカラック・カヴァーがありました。
2c28d83f8fb848ee847b867fb095baa0
2018年に出たCD8枚組の『 The Girl From Chickasaw County (The Complete Capitol Masters) 』で初めて世に出た「 THIS GIRL'S IN LOVE WITH YOU(ディス・ガール)」(3:12) がソレです。バックはアコギとウッドベースだけなので、「 世界と〜 」と同じく1969年に録音したされたものでしょう。粋でおしゃれな好カヴァーと思います。


【データ】
『 Magic Moments The Definitive Burt Bacharach Collection 』
V.A.

CD:2018年11月25日リリース
レーベル:Rhino / Universal Music Group International B.V.
番号:2564 69335 9

Compilation produced by Matthias Bauss for Spark Marketing Entertainment Ltd.
This compilation
(P)2008 Warner Music UK Ltd / Universal Music Group International B.V.
(C)2008 Warner Music UK Ltd / Universal Music Group International B.V.

2021年1月10日 (日)

Always Something There - A Burt Bacharach Collectors' Anthology 1952-1969/V.A. (2008年)

1950〜60年代のレアな作品ばかりを集めた英ACE編集のバカラック物コンピ集です。全26曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
3f95078a6e9a4281ad0be1e5a9faddf0_1_201_a 774cb93cf18f42ca9a6136cd8ce69005_1_201_a

1. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME  〜 Lou Johnson 〜  M
2. SO LONG JOHNNY  〜 Jackie DeShannon 〜  F
3. THIRD WINDOW FROM THE RIGHT  〜 Dean Barlow 〜  M
4. IF I NEVER GET TO LOVE YOU  〜 Gene Pitney 〜  M
5. MADE IN PARIS  〜 Trini Lopez 〜  M
6. I WAKE UP CRYING  〜 Del Shannon 〜  M
7. RAIN FROM THE SKIES  〜 Adam Wade 〜  M
8. THAT'S THE WAY I'LL COME TO YOU  〜 Bobby Vee 〜  M
9. MOVE IT ON THE BACKBEAT  〜 Burt and the Backbeats 〜  F
10. YOU'RE TELLING OUR SECRETS  〜 Dee Clark 〜  M
11. THIRTY MILES OF RAILROAD TRACK  〜 The Hammond Brothers 〜  M
12. THE STORY OF MY LIFE  〜 Big Al Downing 〜  M
13. THREE FRIENDS (TWO LOVERS)  〜 The Turbans 〜  M
14. TRUE LOVE NEVER RUNS SMOOTH  〜 Don and Juan 〜  M
15. THEY DON'T GIVE MEDALS (TO YESTERDAY'S HEROES)  〜 Ben E. King 〜  M
16. MORE TIME TO BE WITH YOU  〜 Brook Benton 〜  M
17. DREAM SWEET DREAMER  〜 Dionne Warwick 〜  F
18. THAT'S NOT THE ANWSER  〜 Vi Velasco 〜  F
19. I LOOKED FOR YOU  〜 Charlie Gracie 〜  M
20. SEND ME NO FLOWERS  〜 Doris Day 〜  F
21. HOW ABOUT  〜 Della Reese 〜  F
22. THE LAST TIME I SAW MY HEART  〜 Marty Robbins 〜  M
23. CRAZY TIMES  〜 Gene Vincent 〜  M
24. GOTTA GET A GIRL  〜 Frankie Avalon 〜  M
25. WILD HONEY  〜 Cathy Carr 〜  F
26. ONCE IN A BLUE MOON  〜 Nat 'King' Cole 〜

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記


収録時間約65分


1950〜60年代のレアな作品ばかりを集めた英ACE編集のバカラック物コンピ集です。

─ ナット・キング・コール、ディオンヌ・ワーウィック、ドリス・デイ、ベン・E・キングほか、米国を代表する数多の著名アーティストたちに楽曲を提供、いくつもの名曲を世に送り出してきた作曲家、バート・バカラックの功績を一枚に纏め上げた決定盤。
様々なアーティストたちにカヴァーされ続けてきた愛すべき名曲、チャートを賑わせたヒット曲やその裏の知られざる逸話、さらにはマニア新発見の新発見も織り交ぜながら紡ぎ上げられるバカラック・ストーリー全26話。すべてのポップ・ミュージック・ファンに試してもらいたい珠玉のコンピレーションが遂に登場! ─ 


私が所有するCDは輸入盤に日本語の帯が付いた所謂 <国内仕様輸入盤>。上記はその帯に書かれていたPR文を引用したものです。

Fc42d3eb70b1435a812271719a6261a7_1_201_a
この帯、画像の部分以外に2枚ぶん折り畳まれているんですが、それを開くと計5ページに各曲解説の日本語訳がびっしり印刷されています。収録曲は一般的に知られてない曲目が殆どなので(帯のPR文では触れてませんが💦)、これは嬉しいです。

F4bbc70aac1f4c9ebfa63098d1d3a8b9
全26曲中、有名曲( = カヴァー定番曲)と言えるのはT-1.「 愛の思い出(愛のウェイト・リフティング)」のみ。あと、T-12.「 ストーリー・オブ・マイ・ライフ 」がそこそこ知られてる曲目でしょうか。残り24曲はマニアックな曲目ばかり。


オリジナル・バージョンが20曲(リストの曲名の◆マーク)も入ってますから、コンパイルする上での方針はオリジナル重視と言えます。それに、他のバカラック物コンピ集では見かけず本コンピ集にしか入ってないバージョンがオリジナル/カヴァー合わせて9曲(リスト左側マーク)もあります。貴重な音源が多く、コレクターにはありがたいですねー。

個々のバージョンについての特記事項はリストの脚注をご覧ください。以降、個人的なレコメンド曲を紹介します。

🔸ジャッキー・デシャノンのT-2.「 ソー・ロング・ジョニー 」:ヘンテコリンな曲としてバカラック愛好家の間では有名ですが、本コンピ集の中でもやっぱり目立ってます(笑) 参考記事 → バカラック物コンピ集『 Burt Bacharach MASTERPIECE Vol.3 』、ジャッキー・デシャノンのアルバム『 Are You Ready For This? 』
🔸ドン&ファンのT-14.「 恋は異なもの(苦しい恋こそ真の恋)」:この曲のオリジナルなんですが、私は本コンピ集で初めて聴きました。男性デュオによる全編ハモリ曲だったとは! ジーン・ピットニーやペトゥラ・クラークのカヴァーはサビの一部しかハモってないですからねー。
🔸ディオンヌ・ワーウィックのT-17.「 ドリーム・スウィート・ドリーマー 」:ディオンヌが子供を授かった時にバカラックに依頼し、出来上がったのがこの曲だった…ということを本コンピ集で初めて知りました。 参考記事 → ディオンヌ・ワーウィックのアルバム『 PROMISES, PROMISES 』
🔸ヴァイ・ヴェラスコのT-18.「 ザッツ・ノット・ジ・アンサー 」:オリジナルはディオンヌで元々軽快で弾むような曲なんですが、これは更にウキウキする好カヴァーです。 参考記事 → ヴァイ・ヴェラスコのアルバム『 The Vi Velasco Album 』

繰り返しになりますが、貴重な音源が多くコレクターにはありがたいコンピ集であることは間違いありません。でも、本コンピ集の約半数を占める1962年以前の曲には(バカラックらしさという点で)魅力が少ないということも改めて認識しました…。


【データ】
『 Always Something There - A Burt Bacharach Collectors' Anthology 1952-1969 』
V.A.

CD:2008年7月1日リリース (所有CDは、同年8月22日リリースの国内仕様輸入盤)
レーベル:Ace Records (UK) (所有CDは、P-VINE Records (JP))
番号:CDCHD 1195 (所有CDは、PCD-17217)

Compiled by Mick Patrick abd Tony Rounce
Notes by Mick Patrick
This compilation (P)2008 Ace Records Ltd (c)2008 Ace Records Ltd
Made in the EU

↓ 左はAce(UK)盤、右は国内仕様輸入盤

2020年5月24日 (日)

バカラック・ベスト〜生誕80年記念スペシャル/V.A. (2008年)

4度目の来日公演と80歳を記念して、2008年にユニバーサルからリリースされた日本編集のバカラック・コンピ集です!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
B61bed26dedb4604bc99979573b3fa63_1_201_a D611e67aa2bf4cca9c5c10cf0de146b5_1_201_a

Disc 1
1. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  〜 Burt Bacharach 〜  
2. WALK ON BY  〜 Burt Bacharach 〜
3. COME TOUCH THE SUN  〜 Burt Bacharach 〜
4. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  〜 Burt Bacharach 〜
5. THE LOOK OF LOVE  〜 Dusty Springfield 〜  F
6. DON'T MAKE ME OVER  〜 Burt Bacharach 〜
7. ANYONE WHO HAD A HEART  〜 Burt Bacharach 〜
8. WHAT'S NEW PUSSYCAT?  〜 Tom Jones 〜  M
9. WIVES AND LOVERS  〜 Jack Jones 〜  M
10. 24 HOURS FROM TULSA  〜 Burt Bacharach 〜
11. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU  〜 Burt Bacharach 〜
12. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  〜 Burt Bacharach 〜  F
13. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  〜 Carpenters 〜  F
14. BOND STREET  〜 Burt Bacharach 〜
15. A HOUSE IS NOT A HOME  〜 Brook Benton 〜  M
16. ALFIE  〜 Burt Bacharach 〜
17. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  〜 Burt Bacharach 〜
18. PROMISES, PROMISES  〜 Burt Bacharach 〜
19. MEXICAN DIVORCE  〜 Burt Bacharach 〜  F
20. HASBROOK HEIGHTS  〜 Burt Bacharach 〜  M
21. THE APRIL FOOLS  〜 Burt Bacharach 〜
22. NO ONE REMEMBERS MY NAME  〜 Stephanie Mills 〜  F
23. GOD GIVE ME STRENGTH  〜 Elvis Costello with Burt Bacharach 〜  M
24. COUNT ON ME  〜 Ronald Isley and Burt Bacharach 〜  M

Disc 2
1. ALFIE  〜 Vanessa Williams 〜  F
2. PLEASE STAY  〜 Aaron Neville 〜  M
3. WISHIN' AND HOPIN'  〜 Rita Coolidge 〜  F
4. WANTING THINGS  〜 The Pointer Sisters 〜  F
5. THE THINGS I WILL NOT MISS  〜 Diana Ross & Marvin Gaye 〜  FM
6. ALL KINDS OF PEOPLE  〜 Jerry Butler 〜  M
7. ANYONE WHO HAD A HEART  〜 Martha Reeves & The Vandellas 〜  F
8. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  〜 Pisano & Ruff 〜
9. ONE LESS BELL TO ANSWER  〜 Gladys Knight & The Pips 〜  F
10. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  〜 Four Tops 〜  M
11. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  〜 Sergio Mendes & Brasil '66 〜  F
12. I'M A BETTER MAN (FOR HAVING LOVED YOU)  〜 Engelbert Humperdinck 〜  M
13. THIS GIRL'S IN LOVE WITH YOU  〜 Brenda Lee 〜  F
14. REACH OUT FOR ME  〜 Walter Wanderley 〜
15. PROMISES, PROMISES  〜 Connie Francis 〜  F
16. A HOUSE IS NOT A HOME  〜 Eivets Rednow 〜
17. WIVES AND LOVERS  〜 Stan Getz 〜
18. THEY LONG TO BE CLOSE TO YOU  〜 Dusty Springfield 〜  F
19. MESSAGE TO MICHAEL  〜 The Marvelettes 〜  F
20. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF  〜 Smokey Robinson & The Miracles 〜  M
21. DON'T GO BREAKING MY HEART  〜 Astrud Gilberto 〜  F
22. MAKE IT EASY ON YOURSELF  〜 Sarah Vaughan 〜  F
23. WHAT'S NEW PUSSYCAT?  〜 Quincy Jones 〜  M
24. IF I NEVER GET TO LOVE YOU  〜 Marianne Faithfull 〜  F
25. TO WAIT FOR LOVE  〜 Tom Jones 〜  M
26. WAITING FOR CHARLIE (TO COME HOME)  〜 Etta James 〜  F

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間(Disc 1/2) 約78分/約78分


久し振りにバカラック物コンピ集をご紹介。前回が2019年11月でしたから約半年ぶりっすね。

─ 80歳を迎える2008年、念願のフル・オーケストラで4度目の来日公演を果たすバート・バカラック。彼のソロ・アルバムから選ばれたスーパー・ベストと、ユニバーサル ミュージックの豊富なカタログから厳選されたゴージャスなカヴァー集の究極の2枚組アルバム! ─ (CDの帯より)

Ddb508886d794244a3a4d7b9c663de41_1_201_a
選曲・監修・ライナーノーツ執筆は日本におけるバカラック研究の第一人者、坂口 修氏。こだわりのある選曲、1曲毎の丁寧な解説、全曲歌詞&対訳付き、もう至れり尽くせりです。2008年の来日公演(2/16〜22)直前の2/13にリリース。コンサート会場で「 記念にどうぞ〜 」と売り捌いてたように記憶しています。私は後日購入したクチですが。

F26f00392f9e4018a2da878017a2f3eb_1_201_a
─ 彼のソロ・アルバムとオリジナル・アーティストによるヒット曲を1971年初来日公演時の曲順で並べたDisc 1 ─ (ライナーノーツより)

1971年初来日時の曲順ってゆーのはT-1〜18まで。T-19〜24は ─ ボーナス・トラックのつもりでお聴きください ─ (同)だそう。T-19以降の選曲基準はイマイチよく分かりません^^;。前述の通り、24トラックのうち2/3の16トラックがバカラックのソロアルバムから。必然的にインスト・ナンバーが多くなってます。なお、リストに注記している通り、ダスティ・スプリングフィールドのT-5.「 恋のおもかげ 」は映画『 カジノ・ロワイヤル 』サントラ版ではなくシングル用に再レコーディングされたストリングス入りのものでございます(サントラ版とシングル版の違いはこちらをご覧ください)。

2efa9b21c27a4ba09d8657c35c824701_1_201_a
─ ユニバーサル ミュージックの豊富なカタログから厳選された、誰でも知ってる有名アーティストによるゴージャスなカヴァー・ヴァージョンのDisc 2 ─ (ライナーノーツより)

T-12,26.の2曲はカヴァーじゃなくてオリジナル・ヴァージョンなんですけど。それはともかく、有名曲にせよ有名じゃない曲にせよレアなバージョンが多くってマニアックな選曲。歌物が多いのが嬉しいですし、コピーしたかのようなカヴァーは一切なくって独自性のあるアレンジ&パフォーマンスばかり。さすがは坂口さん、クォリティが高い! 個人的なレコメンドはポインターシスターズのT-4.「 ウォンティング・シングス 」。本コンピ集で初めて知ったのですが、しっとりしたジューン・ポインターの歌唱とアウトロのリフレインがもう堪りません。リスト作成で疲れてしまったので、その他は割愛します。手抜きでスミマセンです。

あと、坂口さんワークスならでは!なのが、収録元アルバム/シングルのジャケット写真がカラーで掲載されていること。これは嬉しいっすねー!
7e826fef699d4912a6218563cde8153b_1_201_a4fb0acef6ebc493aa7411314ba0240db_1_201_a

バカラック初心者にとってはちょっと敷居が高い感じもしますが、持っておいて損はしない…そんなコンピ集だと思います〜。


【データ】
『 バカラック・ベスト〜生誕80年記念スペシャル 』(英題:The Universal Sound Of Burt Bacharach 〜 80th Birthday Anniversary)
V.A.

CD:2008年2月13日リリース
レーベル:ユニバーサル
番号:UICY-4472/3

This compilation (P)&(C) 2008 Universal International, a division of UNIVERSAL MUSIC K.K.
Supervised & Compiled by 坂口 修(O.S.T. INC.)
ライナーノーツ:坂口 修 Thanks to 山下 達郎、長崎 栄、PROMAX

2019年11月 4日 (月)

I grandi successi Burt Bacharach in Italia/V.A. (2006年)

Warner Music (Italia) から2006年にリリースされたイタリア編集のバカラック物コンピ集です!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
7598c251ccb7408eb225f10294059bc6_1_201_a 82b515de6fd44315988d715dfc678da7_1_201_a

1. Fantasia Bacharach 〜 Iva Zanicchi 〜  F
 (1) Gocce di pioggia su di me (RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD)
 (2) DON'T MAKE ME OVER
 (3) Quando tu vorrai (WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE)
 (4) Quelli che hanno un cuore (ANYONE WHO HAD A HEART)
2. Chiunque tu sia, ti amo (WHOEVER YOU ARE, I LOVE YOU) 〜 Catherine Spaak 〜  F
3. L'ora dell’addio (KNOWING WHEN TO LEAVE) 〜 Catherine Spaak 〜  F
4. Non m’innamoro più (I’LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN) 〜 Johnny Dorelli & Catherine Spaak 〜  FM
5. Overture da "Promesse promesse" (OVERTURE) 〜 Brunno Canfora 〜
6. MAGIC MOMENTS 〜 Carla Boni & Gino Latilla 〜  FM
7. MAGIC MOMENTS 〜 Fred Buscaglione 〜  M
8. THE LOOK OF LOVE 〜 Fausto Papetti 〜
9. Ti tendo le braccia (REACH OUT FOR ME) 〜 Nicola Di Bari e i suoi Records 〜  M
10. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD 〜 Fred Bongusto 〜  M
11. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD 〜 Pino Calvi 〜
12. Gocce di pioggia (RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD) 〜 Renato e i Profeti 〜  M
Bounus track:
13. Camminando sotto la pioggia 〜 Topo Gigio 〜  M

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約42分


Warner Music (Italia) から2006年にリリースされたイタリア編集のバカラック物コンピ集です。

D838fc2b5c9244038bff673e86f26239

ボーナス・トラックを除いて全12トラック15曲入り。そのうち5曲は2003年イタリア編集の『 MO'PLEN BACHARACH The Burt Bacharach Italian songbook 』と重複しているものの、半数以上は他のコンピ集で見かけないバージョンです。

T-2〜5.の4曲はミュージカル『 プロミセス・プロミセス 』のイタリア・キャストによる1970年リリースのアルバム『 PROMESSE... PROMESSE... 』収録のもの(うち3曲は前述のイタリア編集コンピ集にも入ってましたね)。レコメンドなのですが詳細は割愛します(リンク先をご覧くださいませ)。

イタリアの女性ポップシンガー、イーヴァ・ザニッキが歌うT-1.「 ファンタジア・バカラック 」は約7分半の4曲メドレー。カンツォーネっぽさを幾分感じる彼女の歌唱よりもメドレー曲間のつなぎアレンジが新鮮で印象に残ります。4曲のうち「 ドント・メイク・ミー・オーヴァー 」だけ英語詞なのはなぜなんでしょう。イタリアの男性シンガー・ソングライター、フレッド・ボングストのT-10.「 雨にぬれても 」は、ライヴ音源。口笛が印象的なイントロ、テンポが間延びしたようなボサノヴァ調になるBメロ、ゆったりしたエンディングなどユニークなアレンジが光ります。聴衆も楽しそう。

'60年代〜'70年代の録音に混ざって唯一の'90年録音であるT-8.「 恋のおもかげ 」はちょっと異質。イタリアの男性サックス奏者、ファウスト・パペッティによるインスト曲なのですが、シンセ・ストリングスやシンセ・ブラスが効いたアレンジはなんか安っぽくて…。

イタリアらしいな〜と思ったのはT-9.「 リーチ・アウト・フォー・ミー 」。ライナーのイタリア語タイトルの横に原題が併記されてるんですが、This empty place って…思いっきり間違えてやんの、テキトーだよなぁ(笑)。

あと、面白いのがボーナス・トラックのT-13.「 雨に歩けば 」。イタリアの女性コーラス・グループ Trio Lescano の代表曲の一つで1940年代の曲らしいのですが、トッポ・ジージョがその曲の中で「雨にぬれても」を歌っているんですよねー。本コンピ盤のクレジットによれば(P)1974。アニメ番組の中でトッポ・ジージョが歌ったんじゃないかなぁ。


【データ】
『 I grandi successi Burt Bacharach in Italia 』
V.A.

CD:2006年6月16日リリース
レーベル:Warner Music Italia (IT)
番号:5051011-4651-2-3

This compilation: (P) & (C) 2006 Warner Music Italia Srl

2019年10月27日 (日)

WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS... BURT!/V.A. (2006年)

Warner Music (UK) から2006年にリリースされた英国編集のバカラック物コンピ集です!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
C9c3403a26c248efa6cc18cf0119b767_1_201_a 8a6594630027415485e389e75f7593f8_1_201_a

1. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  〜 The Sweet Inspirations 〜  F
2. WALK ON BY  〜 Morgana King 〜  F
3. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  〜 Ella Fitzgerald 〜  F
4. PROMISE HER ANYTHING  〜 Marty Paich 〜
5. LONG AFTER TONIGHT IS ALL OVER  〜 The Paris Sisters 〜  F
6. DON'T GO BREAKING MY HEART  〜 Sergio Mendes 〜
7. DON'T MAKE ME OVER  〜 Dionne Warwick 〜  F
8. LET THE MUSIC PLAY  〜 The Drifters 〜  M
9. THE LOOK OF LOVE  〜 The Meters 〜
10. DON'T SAY I DIDN'T TELL YOU SO  〜 Herbie Mann 〜
11. MADE IN PARIS  〜 Trini Lopez 〜  M
12. I SAY A LITTLE PRAYER  〜 Sergio Mendes 〜
13. MAKE IT EASY ON YOURSELF  〜 The Four Seasons 〜  M
14. TRAINS AND BOATS AND PLANES  〜 Dionne Warwick 〜  F
15. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  〜 Young-Holt Unlimited 〜
16. LET ME BE LONELY  〜 The Sweet Inspirations 〜  F
17. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU  〜 Roy Ayers 〜
18. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  〜 Carmen McRae 〜  F

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約57分


Warner Music (UK) から2006年にリリースされた英国編集のバカラック物コンピ集です!

ワーナー・ミュージックが所有するアトランティック系レーベルとワーナー・ブラザーズ系レーベルのカタログからコンパイルされた1963〜1972年の18曲。そのうち半数の9曲はそれまでに出ていた他のバカラック物コンピ集では見かけないものでした。英国編集なのに米国アーティストばかりってのも面白い。
654e252c2cde4471bf22f31199cf729e_1_201_a

曲として最もレアなのはT-10.「 それは言わないで 」かな? 取り上げられているハービー・マン版は既に『 アトランティック・バカラック・コレクション 』で触れてますのでここでは省略。同じくらいレアな曲がT-16.「 レット・ミー・ビー・ロンリー 」。スウィート・インスピレーションズ版はオリジナルのディオンヌ版より断然ソウルフルでグッときます。それに次ぐレア曲がT-5.「 ロング・アフター・トゥナイト 」。オリジナル(ジミー・ラドクリフ)ほぼコピーのアレンジは新鮮味ゼロですが、パリス・シンガーズのガール・ポップらしい歌唱はなかなか良い感じです。

ファンク・バンド、メーターズのT-9.「 恋のおもかげ 」はブルース調でシブいっす。ソウル/ジャズ・グループ、ヤング・ホルト・アンリミテッドのT-15.「 雨にぬれても 」は雷雨のSEから始まるのがとてもユニーク。ヴィブラフォン奏者ロイ・エアーズのT-17.「 ディス・ガイ 」は怪しげなアレンジが独創的。T-6.「 ドント・ゴー・ブレイキング・マイ・ハート 」とT-12.「 小さな願い 」はセルジオ・メンデス名義(ブラジル'66ではなく)ということでジャズのインスト物です。

一番のレコメンドは、カーメン・マクレエのT-18.「 遥かなる影 」。ライヴ音源で、伴奏はピアノ・トリオ+ギター。カーペンターズ 版でのシャッフルをブルース調6/8拍子にアレンジして、ゆったり歌っています。特に、バックがウッドベースだけの時の情感こもった歌唱は絶品! 素晴らしいです。

なお、セルジオ・メンデスのT-12.「 小さな願い 」、フォー・シーズンズのT-13.「 涙でさようなら 」は、それぞれ拙ブログで収録元アルバムを紹介しています(アーティスト名からリンク)。お暇でしたらご覧ください。


【データ】
『 WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS... BURT! Songs of Burt Bacharach & Hal David from the Warner & Atlantic Vaults
V.A.

CD:2006年2月27日リリース
レーベル:Warner Music (UK)
番号:5101126842

Compiled by Florence Halfon
Liner notes by Minnie Mehari
This compilation:(P) & (C) 2006 Warner Music UK Ltd.

2019年10月13日 (日)

ウィ・ラヴ・バカラック/V.A. (2006年)

BMG JAPANから2006年にリリースされた日本編集のバカラック物コンピ集です。

(画像は全てクリックすると大きくなります)
Fe1e6dabb41f40cbb2c1df8848a54f48_1_201_a 65880a23f6874e27a3372fe11b4e5dbf_1_201_a

1. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  〜 Dionne Warwick 〜  F
2. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  〜 Henry Mancini And His Orchestra 〜
3. ANY DAY NOW  〜 Elvis Presley 〜  M
4. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME  〜 Jose Feliciano 〜  M
5. LIVING TOGETHER, GROWING TOGETHER  〜 The 5th Dimension 〜  FM
6. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  〜 Tony Hatch & His Orchestra 〜
7. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF  〜 Floyd Cramer 〜
8. I SAY A LITTLE PRAYER  〜 Aretha Franklin 〜  F
9. LITTLE BETTY FALLING STAR  〜 The Cascades 〜  M
10. BLUE ON BLUE  〜 Paul Anka 〜  M
11. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU  〜 Fred Bongusto 〜  M
12. THE LOOK OF LOVE  〜 Nina Simone 〜  F
13. ANYONE WHO HAD A HEART  〜 Maureen McGovern 〜  F
14. SUNNY WEATHER LOVER  〜 Dionne Warwick 〜  F
15. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  〜 Orquesta De La Luz 〜  F
16. PROMISES, PROMISES  〜 Al Hirt 〜
17. TRUE LOVE NEVER RUNS SMOOTH  〜 Petula Clark 〜  F
18. WHAT'S NEW PUSSYCAT?  〜 Floyd Cramer 〜
19. MAGIC MOMENTS  〜 Perry Como 〜  M
20. WIVES AND LOVERS  〜 The Tony Hatch Singers and Swingers 〜  M
21. ONE LESS BELL TO ANSWER  〜 The 5th Dimension 〜  F
22. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  〜 Ed Ames 〜  M
23. ALFIE  〜 Vanessa Williams 〜  F

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約72分


BMG JAPANから2006年にリリースされた日本編集のバカラック物コンピ集です。
C9eee663e67643afac803dabaaa40d4a_1_201_a

786420e21fa647179c624cd352e84657_1_105_c
BMG系レーベル(RCA Victor、Arista、Bell、Pyeあたり)のカタログからコンパイル。全23曲のうち10曲は、1996年にBMG(UK)がリリースしたバカラック物コンピ集『 MAGIC MOMENTS the classic songs of Burt Bacharach 』にも収録されてました。そのコンピ盤の記事でも触れたように、モーリン・マクガバンのT-13.「 恋するハート 」やエド・エームスのT-22.「 世界は愛を求めてる 」はレコメンドでございます(リンク先は各アーティストのアルバム記事です。以降も同様)。

一方で、5曲は他のバカラック物コンピ集では聴けないレアなカヴァー。その中ではトニー・ハッチ楽団のT-6.「 サン・ホセへの道 」がセンス良くてレコメンド。オルケスタ・デ・ラ・ルスのT-15.「 遥かなる影 」はコテコテのサルサ・アレンジが流石です。ぺトゥラ・クラークのT-17.「 恋は異なもの 」もアレンジは平凡だけど貫禄あって好カヴァーかと。

ディオンヌ・ワーウィックのT-1.「 恋よさようなら 」やアレサ・フランクリンのT-8.「 小さな願い 」といった超有名曲も入ってますが、ディオンヌのScepterとアレサのAtlanticはワーナー系。ヴァネッサ・ウィリアムスのT-23.「 アルフィー 」も、レーベルのMercuryはユニヴァーサル系。BMG系だけだと物足りなかったのかな? ま、どーでもいいけど。

監修&解説は濱田高志さん。”曲紹介”が初級〜中級者向けの内容なのに対し、”バート・バカラックに関する覚え書き”は上級者向けで読み応えがあります。バカラックの影響を受けた日本の作曲家を挙げたくだりがあって、筒美京平さんがそうだということは私も知ってたのですが、他にも大野雄二さん、渋谷毅さん、村井邦彦さん、林哲司さん、桜井順さん、越部信義さんもそうだったとは! 勉強になりました。大貫妙子さん等による特別寄稿も嬉しいですね。


【データ】
『 ウィ・ラヴ・バカラック We Love ❤︎ Bacharach | Sweet Works of Burt Bacharach
V.A.

CD:2006年2月22日リリース(監修・解説:濱田高志氏)
レーベル:BMG JAPAN
番号:BVCM-34047

This Compilation (P) 2006 BMG JAPAN, INC.

2019年9月22日 (日)

The Best of Burt Bacharach/V.A. (1972年)

RCAから1972年にリリースされた米国編集のバカラック物コンピ集です。

(画像は全てクリックすると大きくなります)
Fullsizeoutput_4553 Fullsizeoutput_4543

1. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD 〜 Hugo Montenegro 〜 M
2. WISHIN' AND HOPIN’ 〜 Si Zentner 〜
3. I’LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN 〜 Marilyn Maye 〜 F
4. I SAY A LITTLE PRAYER 〜 Peter Nero 〜
5. WALK ON BY 〜 Norman Luboff Choir 〜 M
6. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU 〜 Floyd Cramer 〜
7. HOW CAN I HURT YOU 〜 Lana Cantrell 〜 F
8. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE 〜 Al Hirt 〜
9. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME 〜 Peter Nero 〜
10. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE 〜 Living Strings and Living Voices 〜 FM

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約29分


RCAから1972年にリリースされた米国編集のバカラック物コンピ集です。
(コンピレーション・アルバムの紹介は約1年ぶりだ〜)

厳密には、RCA Special Products というRCAのサブレーベルからリリースされたもの。ちなみに、裏ジャケに書かれているアルバム・タイトルは Gaines presents The Best … となってます。Gaines って何やねん??
Fullsizeoutput_4efb

全10曲は全てバカラック/デイヴィッド作品。オリジナル・バージョンは皆無ですし、私が所有している他のバカラック物コンピ集等では見かけず本コンピ集にしか入ってないバージョンが8曲もあります。(ピーター・ネロの2曲は紹介済み『 Love Is Blue 』『 Impressions 』

しかも、その8曲のうち5曲(A1,A3,B2,B3,B5)はiTunesにもなくてアナログ盤でしか聴けない代物。なかなか貴重なコンピ集です。

とは言え、中身は全体的にゆる〜い感じ。RCAビクターのカタログの中でもイージーリスニング系を主体にコンパイルしてるんですね。半数はインスト物ですし、メイン・ボーカル入り5曲もそのうち3曲(A1,A5,B5)はコーラス隊が歌ってるヤツですから…。

Fullsizeoutput_454f Fullsizeoutput_4551
カヴァー定番曲が並んでるなかで、異彩を放っているのがラナ・カントレルのB2.「 HOW CAN I HURT YOU(あなたの心を傷つけたら)」。ディオンヌ・ワーウィックが1965年12月にリリースした5作目アルバム『 Here I Am 』に収録されてたのがオリジナル。んで、このラナ・カントレル版しかカヴァーを聴いた事がない超レア曲でございます。リズムはオリジナルと同じポルカ。テンポは幾分速めの♩≒112(オリジナルは♩≒102)。アレンジはオリジナル版のほぼコピーですが、ティンパニやシタールを追加した独自の味付けがいいですね〜。ちょっと鼻にかかった歌声でねちっこく歌うラナ・カントレルはキレがあって軽く歌うディオンヌとかなり印象は異なりますが、好カヴァーと思います。本コンピ集の中でダントツのレコメンドでございます。

他は、ビッグバンドで速いテンポで個性的なアレンジが楽しいサイ・ゼントナーのA2.「 素晴らしき恋人たち 」、ゴージャスなオケのイントロと男声/女声コーラスの掛け合いとピアノが跳ねるエンディングのバランスが良いリヴィング・ストリングス・アンド・リヴィング・ヴォイセスのB5.「 世界は愛を求めてる 」あたりがちょっぴりレコメンドかなぁ。


【データ】
『 The Best of Burt Bacharach  "A Musical Biography" as performed by Peter Nero, Al Hirt, Lana Cantrell and other famous recording artists 』
V.A.

LP:1972年リリース
レーベル:RCA Special Products (US)
番号:PRS-410

(C) RCA Records

※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し

2018年9月 2日 (日)

BURT BACHARACH & HAL DAVID the songbook collection/V.A. (2004年)

EMIの音源からコンパイルされた欧州編集のバカラック物コンピ集です。

(画像は全てクリックすると別ウィンドウで大きくなります)
Fullsizeoutput_3ae Fullsizeoutput_3af

1. WIVES AND LOVERS  〜 Julie London 〜  F
2. ALFIE  〜 Cilla Black 〜  F
3. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  〜 Matt Monro 〜  M
4. WALK ON BY  〜 Helen Shapiro 〜  F
5. TRAINS AND BOATS AND PLANES  〜 Billy J. Kramer and The Dakotas 〜  M
6. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  〜 Jackie DeShannon 〜  F
7. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  〜 Bobbie Gentry 〜  F
8. THE LOOK OF LOVE  〜 Shirley Bassey 〜  F
9. THE STORY OF MY LIFE  〜 Michael Holiday 〜  M
10. MAGIC MOMENTS  〜 Ronnie Hilton 〜  M
11. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU  〜 Des O'Connor 〜  M
12. REACH OUT FOR ME  〜 Nancy Wilson 〜  F
13. A HOUSE IS NOT A HOME  〜 Lulu 〜  F
14. LONG AFTER TONIGHT IS ALL OVER  〜 Irma Thomas 〜  F
15. 24 HOURS FROM TULSA  〜 Vince Hill 〜  M
16. ME, JAPANESE BOY I LOVE YOU  〜 Bobby Goldsboro 〜  M
17. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  〜 The Johnny Mann Singers 〜  FM
18. ANYONE WHO HAD A HEART  〜 Vikki Carr 〜  F
19. MESSAGE TO MARTHA  〜 Adam Faith 〜  M
20. THAT'S THE WAY I'LL COME TO YOU  〜 Bobby Vee 〜  M

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約57分


EMIの音源からコンパイルされた欧州編集(おそらく英国編集)のバカラック物コンピ集です。2004年リリース。
Fullsizeoutput_3bd

同じくEMI系のコンピ集としては日本編集の『 ~Alfie~ バート・バカラック・ラヴ・ソングブック 』が1997年にリリースされてます。そのコンピ集との重複は、シラ・ブラックのT-2.「 アルフィー 」、ジャッキー・デシャノンのT-6.「 世界は愛を求めてる 」などド定番の4曲だけ。英国のアーティストが半数を超えており、CD後半には他のバカラック物コンピ集では見かけない超レア物が6トラックも収められています。

それら超レア物の中では、ルルのT-13.「 ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」がレコメンド。アイドルとして1964年に15歳でデビューしたルルは、この曲をレコーディングした1969年にはユーロビジョンで優勝。もうアイドルじゃないわよ…てな感じの堂々たる歌いっぷりもGoodですが、ポイントはアレンジです。バカラックが1967年のアルバム『 REACH OUT 』でセルフ・カヴァーしたバージョンをベースにしてるんですね。単なるコピーではなく、特に前半部分の繊細で柔らかいオーケストレーションは素晴らしいと思います。それともう1曲、男女コーラスのハーモニーが美しいジョニー・マン・シンガーズのT-17.「 サン・ホセへの道 」もレコメンド。この手のイージー・リスニング系コーラス物にはハイッ一丁上がり的なチープな物が多いのですが、これはそれらとは一線を画す出来。バックの演奏はまぁ平凡ですが、フルートのオブリガートなどキラッと光る部分もあります。

超レア物以外では、シャーリー・バッシーのT-8.「 恋のおもかげ 」、ナンシー・ウィルソンのT-12.「 リーチ・アウト 」などの好カヴァーもレコメンド。ヘナチョコなメロディの超レア曲T-20.「 ザッツ・ザ・ウェイ・アイル・カム・トゥ・ユー 」が聴けるのも嬉しいです。

どうにもサエないジャケットのデザインはまぁアレとして、意外とマニアックなコンピ集だと思います。


【データ】
『 BURT BACHARACH & HAL DAVID the songbook collection
V.A.

CD:2004年5月17日リリース
レーベル:EMI gold / EMI Records (EU)
番号:7243 5 77320 2 4

Concept and compilation by Kelly Gateson
(P) 2004 The copyright in this compilation is owned by EMI Records Ltd.
©️ 2004 EMI Records Ltd.

 

より以前の記事一覧

★ リンク ★

  • Yammy* Official Web Site
    京都在住のオーガニックシンガーソングライター、Yammy*(ヤミー)さんの公式サイトです。
  • くう・ねる・時々・じゃず
    とても凛としていて、でも柔らかい歌声が魅力のジャズ・シンガー、三善香里さんの公式ブログです。
  • My Willful Diary
    shoppgirlさんが、「心に留めておきたい音楽とあれこれ」をたおやかな言葉で綴っていらっしゃる、素敵なブログです
  • バカラックマジックでまったりと
    バカラックさんをこよなく愛するまったりさんのブログです。バカラックファンとして大先輩でブログの師匠さんでもあります。
2021年4月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ

最近のトラックバック