コンピレーションアルバム

2017年8月16日 (水)

A&M Journey of Burt Bacharach/V.A. (1996年)

A&Mレーベルのカタログの中から選曲された日本編集のバカラック物コンピ集です。

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1. CASINO ROYALE  ~ Herb Alpert & The Tijuana Brass ~
2. PROMISES, PROMISES  ~ Burt Bacharach ~
3. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME  ~ Julius Wechter & The Baja Marimba Band ~
4. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  ~ Pisano & Ruff ~
5. ON A BICYCLE BUILT FOR JOY  ~ B. J. Thomas ~  M
6. LIVING TOGETHER, GROWING TOGETHER  ~ Burt Bacharach ~  FM
7. WHERE THERE'S A HEARTACHE  ~ The Sandpipers ~  M
8. KNOWING WHEN TO LEAVE  ~ Julius Wechter & The Baja Marimba Band ~
9. I SAY A LITTLE PRAYER  ~ Wes Montgomery ~
10. THE WINDOWS OF THE WORLD  ~ Pete Jolly ~
11. SOMETHING BIG  ~ Burt Bacharach ~  M
12. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  ~ Jimmie Rodgers ~  M
13. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  ~ Julius Wechter & The Baja Marimba Band ~
14. THE WORLD IS A CIRCLE  ~ The Sandpipers with The Mitchell Singing Boys ~  M
15. ANYONE WHO HAD A HEART  ~ Tim Curry ~  M
16. THE SUNDANCE KID  ~ Burt Bacharach ~
17. REACH OUT FOR ME  ~ Walter Wanderley ~
18. THE LOOK OF LOVE  ~ Pete Jolly ~
19. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  ~ Carpenters ~  F
20. THE APRIL FOOLS  ~ Burt Bacharach ~

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Female-女性)、または M (Male-男性) と表記

収録時間約67分


A&Mレーベルのカタログの中から選曲された日本編集のバカラック物コンピ集です。位置付けとしては、同様の趣旨で前年(1995年)にリリースされた 『 A&M SONGS OF BURT BACHARACH 』 の続編といえます。

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全20曲中、ヴォーカル入りは8曲で、シングル(B面含む)曲は3曲。有名どころのバージョンが多くコンパイルされていた 『 A&M SONGS OF BURT BACHARACH 』 はそれぞれ15曲と8曲でしたからね。本アルバムはよりレアでマニアックな選曲です。

バカラック自演物の5曲(T-2,6,11,16,20.)を除いて、3曲と最も多く収められているのがジュリアス・ウェクター・アンド・ザ・バハ・マリンバ・バンド。マリンバ/ヴィブラフォン奏者のジュリアス・ウェクターは、ティファナ・ブラスの演奏に参加する一方で自身も1962年にバハ・マリンバ・バンドという名のインスト・グループを結成。T-3. 「 愛の思い出 」 はあまりパッとしませんが、T-8. 「 去りし時を知って 」 やT-13. 「 サン・ホセへの道 」 はホーンを含めて全体の音色やアレンジがA&Mらしいです。

ライナーノーツで“ラウンジ系ピアニスト”と紹介されているピート・ジョリーの2曲は、T-10. 「 世界の窓と窓 」 とT-18. 「 恋のおもかげ 」 のいずれも若干ソフトタッチのジャズ。…なんですが、どことなくA&Mの香りがするのが不思議です。

A&Mというよりバカラック・テイストたっぷりなのがサンドパイパーズの2曲。T-7. 「 ホエア・ゼアズ・ア・ハートエイク 」 は 『 明日に向って撃て! 』 のサントラ収録曲 「 COME TOUCH THE SUN(太陽をつかもう)」 の歌詞付きバージョンなのですが、これがサントラに入ってたって全く違和感ありません。少年コーラスが加わったサンドパイパーズ・ウィズ・ミッチェル・シンギング・ボーイズ名義のT-14. 「 世界はまるい 」 は 『 失われた地平線 』 の中の曲のカヴァー。構成・アレンジはサントラ版のほぼコピーですが、低音部をEベースに加えてチューバも吹いていて、屋外で大人と子供が歌い踊る感がより出てるように感じます。

ティム・カリーが歌うT-15. 「 恋するハート 」 はやたら仰々しくてA&Mっぽさを全く感じません。1978年の作品のようで、その頃はA&Mも多様なジャンルを扱うようになってたってことでしょうかね。

【データ】
『 A&M Journey of Burt Bacharach 』
V.A.

CD:1996年8月25日リリース、ライナーは金光 修氏(フジテレビ プロデューサー)と坂口 修氏
レーベル:A&M Records, Inc / POLYDOR K.K. (JP)
番号:POCM-1535

This compilation
Ⓟ1996 A&M Records, Inc.
Ⓟ1996 Polydor K.K., Japan.

2017年8月 6日 (日)

MAGIC MOMENTS the classic songs of Burt Bacharach/V.A. (1996年)

BMGのカタログのなかから選曲した英国編集のバカラック物コンピ集です!

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1. MAGIC MOMENTS  ~ Perry Como ~  M
2. THE LOOK OF LOVE  ~ Nina Simone ~  F
3. ALFIE  ~ Dionne Warwick ~  F
4. ANYONE WHO HAD A HEART  ~ Maureen McGovern ~  F
5. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME  ~ Jose Feliciano ~  M
6. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  ~ Perry Como ~  M
7. I SAY A LITTLE PRAYER  ~ Skeeter Davis ~  F
8. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  ~ Ed Ames ~  M
9. WHAT'S NEW PUSSYCAT?  ~ Floyd Cramer ~
10. ANY DAY NOW  ~ Ronnie Milsap ~  M
11. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  ~ Chet Atkins ~
12. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  ~ Perry Como ~  M
13. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  ~ Ed Ames ~  M
14. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU  ~ Nat Stuckey ~  M
15. BLUE ON BLUE  ~ Paul Anka ~  M
16. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF  ~ Floyd Cramer ~
17. MAKE IT EASY ON YOURSELF  ~ Ed Ames ~  M
18. PROMISES, PROMISES  ~ Al Hirt ~
19. WIVES AND LOVERS  ~ Ed Ames ~  M
20. A HOUSE IS NOT A HOME  ~ Perry Como ~  M
21. SUNNY WEATHER LOVER  ~ Dionne Warwick ~  F

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Female-女性)、または M (Male-男性) と表記

収録時間約65分


BMGのカタログのなかから選曲した英国編集のバカラック物コンピ集です!

2008年にBMGは無くなっちゃいましたが(→ソニー)、本アルバム・リリース当時(1996年)、BMG傘下のレコード会社には RCAやArista などありました。それらのなかから1960年代 RCA Victor の音源を中心としたセレクションでございます。

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オリジナル・バージョンは、アルバムのタイトルにもなっているペリー・コモのT-1. 「 マジック・モーメンツ 」 とディオンヌ・ワーウィックのT-21. 「 サニー・ウェザー・ラバー 」 の2曲だけ。この2曲、アルバム全21曲のうち最古曲と最新曲でもあります。アルバムの最初と最後に配したのは意図してのことなんでしょう。

そのペリー・コモは1912年生まれ(2001年没)で戦前から活躍する男性ポピュラー・シンガーの大御所。「 マジック・モーメンツ 」 の他に、1970年のアルバム 『 It's Impossible 』 でカヴァーした3曲も本アルバムに収められています。オケのアレンジも含めて大人の余裕とでもいった歌唱を聴かせてくれます。

本アルバム全体としては、ちょっと俗っぽい印象を受けます。スキータ・デイヴィスやチェット・アトキンス(ギター)など、カントリー系のアーティストが多いからかもしれません。人気カントリー・シンガーのロニー・ミルサップなんかもそうですね。1982年にカヴァーしたT-10. 「 エニィ・デイ・ナウ 」 は、カントリー・チャート1位のみならず全米でも14位になってます。イージー・リスニングのフロイド・クラマー(ピアノ)やアル・ハート(ジャズ系トランペット)のカヴァーも、明るく俗っぽい感じです。

ニーナ・シモンのT-2. 「 恋のおもかげ 」 くらいですかね、大人の渋さを感じるのは。

そんな本アルバムでの私のレコメンド一つ目は、モーリン・マクガバンのT-4. 「 恋するハート 」 。スケールの大きいアレンジは他では聴いたことがない独創的なもので、彼女の思いがこもった歌唱も素晴らしいです。本アルバムでこの曲を聴いて彼女のアルバムを買っちゃいましたから。 → こちら

もう一つのレコメンドが、1950年代に四兄弟の Ames Brothers のメンバーとして活躍し1963年頃からソロで活動していたエド・エームス。本アルバムには4曲収められています。俗っぽいアレンジには少し工夫がみられるものの心持ち鼻にかかった甘い歌声は大根歌手の趣き。正直、そんなに印象に残るカヴァーではありません。じゃ、何故レコメンドなのか? それはひとえに4曲のネタ元である 『 Sings The Songs Of Bacharach And David 』 というアルバムのせい。1971年(1970年という説も)リリースで全11曲収録。でも、CD化されてないんです。しかもそのアルバムでは、バカラック書下ろしの 「 HOW DOES A MAN MECOME A PUPPET 」 という曲まで歌ってるらしい。その曲、私は聴いたことないので是非聴きたいのです。拙ブログで “ レコメンド ” にするからCD化してくれないかな…と。ねっ、ソニーさん。


【データ】
『 MAGIC MOMENTS the classic songs of Burt Bacharach 』
V.A.

CD:1996年8月21日リリース
レーベル:BMG Records (UK)
番号:74321 366682

Compiled by Gary Wallington & Bill Williams
ちなみに、日本盤もリンクしておきます。日本盤はボーナス・トラック3曲入りです。

2017年8月 2日 (水)

Easy Listening BACHARACH/V.A. (1996年)

ソニー・レコードのカタログの中から選曲した英国編集のバカラック物コンピ集です。

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1. PROMISES, PROMISES  ~ Percy Faith ~  F
2. SEND ME NO FLOWERS  ~ Doris Day ~  F
3. ALFIE  ~ Tony Bennett ~  M
4. WIVES AND LOVERS  ~ Andy Williams ~  M
5. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  ~ Patti Page ~  F
6. WALK ON BY  ~ Mel Torme ~  M
7. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  ~ Johnny Mathis ~  M
8. TRAINS AND BOATS AND PLANES  ~ Anita Harris ~  F
9. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  ~ Robert Goulet ~  M
10. A HOUSE IS NOT A HOME  ~ Georgie Fame ~  M
11. THIS G'S IN LOVE WITH YOU  ~ Salena Jones ~  F
12. MAKE IT EASY ON YOURSELF  ~ Tony Bennett ~  M
13. BLUE ON BLUE  ~ Bobby Vinton ~  M
14. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  ~ Peter Nero ~
15. MY LITTLE RED BOOK  ~ Mel Torme ~  M
16. I SAY A LITTLE PRAYER  ~ Anita Harris ~  F
17. THE LOOK OF LOVE  ~ Johnny Mathis ~  M
18. THE STORY OF MY LIFE  ~ Marty Robbins ~  M
19. IF I COULD GO BACK  ~ Andy Williams ~  M
20. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  ~ Tony Bennett ~  M

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Female-女性)、または M (Male-男性) と表記

収録時間約60分


ソニー・レコード(昔のColumbia)のカタログの中から選曲した英国編集のバカラック物コンピ集です。

ソニー・レコードといえば、1994年リリースの日本編集コンピ集 『 レディメイド、バカラックを讃える 』 も同じコンセプトでした。『 レディメイド~ 』 の全体的な印象は “ 上品でお洒落で白っぽい ” 感じ…とその記事で書きましたが、本アルバムも全体的な印象は全く同じです。やっぱりレーベルのカラーなんだなと。二つのアルバムで重複してるのはボビー・ヴィントンのT-13. 「 ブルー・オン・ブルー 」 とメル・トーメのT-15. 「 マイ・リトル・レッド・ブック 」 の2曲だけなんですけどね。

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初っ端にパーシー・フェイスのT-1. 「 プロミセス・プロミセス 」 を持ってきたそのセンスにまず脱帽です。正確には Percy Faith His Orchestra And Chorus 名義で、オケ+女性コーラスという編成。華麗でキレがあるオケと柔らかい女性コーラスの組み合わせは  “ 上品でお洒落で白っぽい ” テイストそのもの! 気分が高揚します。

オリジナル・アーティストによる曲は3曲しかありませんが、その中でドリス・デイのT-2. 「 センド・ミー・ノー・フラワーズ 」 は超レア曲。米ユニバーサルの同名映画の主題歌だったそうで、1964年にシングルのみリリースされています。とても可愛らしいチャーミングな曲なのですが、1922年生まれのドリス・デイは当時42歳。もっと若い人が歌ってるようにしか聴こえません。流石です。

本アルバムのレコメンドは大御所男性シンガー3人。1928年生まれのバカラックとこの3人はほぼ同世代なんですねー。

〇 トニー・ベネット (1926年生)
〇 アンディ・ウィリアムス (1927年生、2012年没)
〇 メル・トーメ (1925年生、1999年没)

トニー・ベネットは3曲収録。そのいずれもが、アレンジ・演奏・歌唱の三拍子揃った素晴らしいカヴァーです。T-3. 「 アルフィー 」 は、ストリング主体のゆったりした演奏をバックに相手を諭すような丁寧な歌唱が心に響きます。T-12. 「 涙でさようなら 」 も、ゴージャスなオケに負けない堂々とした歌いっぷり。エンディングで 「 アルフィー 」 の一節を歌うのも粋ですネ。一転、T-20. 「 世界は愛を求めてる 」 では派手なビッグバンドによるスウィング調の演奏に乗っかってパワフルに歌ってます。因みに、このアレンジはのちに石川晶とカウント・バッファロー・ビッグ・バンドがパクるのですが、それも納得のカッコよさです。 → こちら

アンディ・ウィリアムスは2曲収録。T-4. 「 素晴らしき恋人たち 」 はオリジナルのジャック・ジョーンズのコピーで特に印象に残りません。目玉は映画 『 失われた地平線 』 の挿入歌のカヴァーであるT-19. 「 イフ・アイ・クッド・ゴー・バック 」 。サントラよりも分厚くメリハリあるアレンジのオケとバック・コーラスも素敵ですが、何よりアンディ・ウィリアムスの説得力ある歌唱が素晴らしいです! この曲は1972年7月にレコーディング、アルバム 『 Alone Again (Naturally) 』 に収められて1972年9月にリリースされました。一方、映画のほうは1973年1月に先行してサントラをリリース後、1973年2月に劇場公開。なんと、アンディ版の方が早く世に出ています。どうやら、映画の吹き替えシンガーとしてアンディ・ウィリアムスがレコーディングしたものの不採用になったみたいですね。映画はコロンビアの製作でしたから…。こんなこともあるんですねー。

メル・トーメは2曲収録。T-6. 「 ウォーク・オン・バイ 」 はオリジナルのディオンヌ版を下敷きにしたものですが、ねっとりしたメル・トーメの歌唱は評価の分かれるところかと。T-15. 「 マイ・リトル・レッド・ブック 」 は演奏も歌唱もちゃんとしていて、マンフレッド・マンやラヴよりも安心して聴けます(笑)。

この3人と較べると、1935年生まれのジョニー・マティスは少し軽い感じ。T-7. 「 遥かなる影 」 はカーペンターズ版がベースで可もなく不可もなく…。ただ、前回記事で紹介したカヴァー・アルバム 『 Johnny Mathis sings the music of Bacharach & Kaempfert 』 には未収録なので貴重な音源ではあります。T-17. 「 恋のおもかげ 」 はそのカヴァー・アルバムに収録。コメントはそちらを参照ください。

私のレコメンドをもうひとつ。英女性シンガーのアニタ・ハリスです。収録されてる2曲いずれも独創的なアレンジと微妙なヴィブラートで歌うアニタの歌唱が見事に融合して、独特の魅力を醸し出しています。T-16. 「 小さな願い 」 は彼女の素晴らしいバカラック・カヴァー集 『 This Girl's In Love With You 』 に入ってるのですが、T-8. 「 汽車と船と飛行機と 」 はそのカヴァー集にも未収録。こちらも貴重な音源かと。まさしく英国ならではのセレクションですねー。

シンプルなデザインと黒を基調とした渋い色使いのジャケットが表現しているとおり、チャラチャラしたところのない大人のバカラック物コンピ集でした。


【データ】
『 Easy Listening BACHARACH 』
V.A.

CD:1996年8月9日リリース
レーベル:COLUMBIA / Sony Music Entertainment (UK)
番号:485125 2

Compilation and notes by Gerald Mahlowe, 1996
Ⓟ1996 Sony Music Entertainment (UK) Ltd.

2017年7月23日 (日)

アトランティック・バカラック・コレクション/V.A. (1996年)

アトランティック・レーベルの音源から選曲された日本編集のバカラック物コンピ集です。

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1. ALFIE  ~ The Sweet Inspirations ~  F
2. REACH OUT FOR ME  ~ The Sweet Inspirations ~  F
3. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME  ~ R.B. Greaves ~  M
4. I SAY A LITTLE PRAYER  ~ Aretha Franklin ~  F
5. ANY DAY NOW  ~ Carla Thomas ~  F
6. THE LOOK OF LOVE  ~ Carmen Mcrae ~  F
7. ANY OLD TIME OF THE DAY  ~ Leslie Uggams ~  F
8. IN THE LAND OF MAKE BELIEVE  ~ The Drifters ~  M
9. MEXICAN DIVORCE  ~ The Drifters ~  M
10. PLEASE STAY  ~ The Persuaders ~  M
11. THE APRIL FOOLS  ~ Aretha Franklin ~  F
12. DON'T GO BREAKING MY HEART  ~ Aretha Franklin ~  F
13. DON'T SAY I DIDN'T TELL YOU SO  ~ Herbie Mann ~
14. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  ~ Carla Thomas ~  F
15. THIS GIRL'S IN LOVE WITH YOU  ~ Aretha Franklin ~  F
16. YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN (IF YOU BREAK MY HEART)  ~ Aretha Franklin ~  F
17. ANY DAY NOW  ~ Percy Sledge ~  M

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Female-女性)、または M (Male-男性) と表記

収録時間約58分


アトランティック・レーベルの音源から選曲された日本編集のバカラック物コンピ集です。

ピチカート・ファイヴの小西康陽さん監修、バカラック・コレクターの坂口修さんによる選曲。このお二人に長門芳郎さんを加えたお三方による対談形式の解説付き。バカラック・ファンの心をくすぐります。

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Img397xx 全17曲のうち、オリジナル・バージョンはドリフターズのT-9. 「 メキシコでさようなら(恋するメキシカン) 」 のみ。あとは全てカヴァーです。

CDケースのバックインレイ内側には各曲の収録元アルバムのジャケット写真が載っています。せっかくなのでその画像を置いておきます(クリックすると大きくなります)。皆さん見事に黒いですねー、レーベルの特徴がよくわかります。お姿が写っていないハービー・マン<T-13.>だけはルーマニア&ロシアの家系とのことで違うようですが。なお、パーシー・スレッジのT-17. 「 エニィ・デイ・ナウ 」 はシングルのみリリースのためジャケット写真はありません…。

本コンピ集の目玉はアレサ・フランクリン。アレサがアトランティックに在籍していた1967年~1979年にカヴァーしたバカラック作品5曲すべてをコンパイルしたそうです。容姿もそうですが、聴いてみてまさに “ 泣く子も黙る ” とはアレサのことだなと実感しました^^;。迫力がスゴイですもん。本家ディオンヌ版よりアレサ版のほうが有名になってしまった1968年のT-4. 「 小さな願い 」 なんて大人しいほうです。1970年のT-15. 「 ディス・ガール 」 でのシャウトの迫力はなかなかのものがありますし、1972年のT-11. 「 エイプリル・フール 」 は軽快なテンポのディスコ調なのですが曲が進むにつれてシャウトがヒート・アップします。1974年のT-16. 「 ユール・ネヴァー・ゲット・トゥ・ヘヴン 」 はイントロの “ ラララ… ” のメロディをいきなりシャウトして、しかもエンディングでバックの演奏が消えてからも更に “ ラララ… ” とシャウトするのがもうスゴすぎ。疾走感溢れるディスコ・アレンジのT-12. 「 ドント・ゴー・ブレイキング・マイ・ハート 」 (これも1974年)に至っては、もはや元曲のメロディなんかどこかに飛んでしまって、吠えまくる! アレサ、スゲェ~。

他に印象的なのは、スウィート・インスピレーションズのT-1. 「 アルフィー 」 とT-2. 「 リーチ・アウト 」 。アレンジもオリジナリティあってソウル・フィーリング溢れる歌唱は素晴らしいです。ドリーミーなレズリー・アガムスのT-7. 「 エニィ・オールド・タイム・オブ・デイ 」 はこのレア曲のカヴァーとしてよく出来てます。アトランティックっぽさは殆どみられませんが(>_<)。

T-13. 「 DON'T SAY I DIDN'T TELL YOU SO (それは言わないで) 」 はディオンヌがオリジナルなのですが、この超レア曲をカヴァーしてるのはハービー・マンくらいだと思います。彼はジャズ・フルーティストだそうですが、ラテン・ジャズ仕立てでクールにカヴァーしています。それと、ザ・パースエイダーズのT-10. 「 プリーズ・ステイ 」 がなかなか工夫したアレンジでノリが良く、コーラスのハーモニーもバッチリ。

全体にソウル・フィーリング満載の本コンピ集、レーベルの特徴がよく出ていてオススメです。ただ、現在であれば2013年にリリースされた 『 バート・バカラック・ソングブック - アトランティック・エディション 』 の方がより充実していてよろしいのではないかと。本コンピ集と同じ坂口修さんが編者のようですし、CD2枚組/45曲入り! 私は所有していないので責任は持ちませんが^^;。


ここからは、本コンピ集から離れてアレサに関してちょいとオマケの情報を。

R13368811210775248jpeg さきほど、─ アレサがアトランティック在籍時にカヴァーしたバカラック作品5曲すべてをコンパイルした ─ てなことを書きました。しかしそれはスタジオ録音の話なんですね。『 Oh Me Oh My: Aretha Live In Philly, 1972 』 というライヴ・アルバムがライノから2007年にリリースされていまして、その中で 「 ディス・ガール 」 、 「 小さな願い 」 、「 エイプリル・フール 」 の3曲をカヴァーしています(小さな願いは他曲とのメドレー)。 基本、スタジオ録音版と同等のアレンジ。ライヴだからといってシャウトがより派手になってるというわけではありませんが(それほどスタジオ録音でのノリがスゴイということか)、ライヴの感覚を味わえて一聴の価値はあるかと。試聴/ダウンロードも出来ますし(^^)。実際私もこの3曲だけダウンロードしたクチです。

1980年にアレサはアトランティックからアリスタに移籍します。アリスタ時代以降現在に至るまでの間に彼女はバカラックの書下ろし曲を歌ったりカヴァーしたりするのですが、それらを以前記事にまとめておりますので興味がありましたらご覧ください。 → こちら


【データ】
『 アトランティック・バカラック・コレクション 』 (英題:ATLANTIC BACHARACH COLLECTION)
V.A.

CD:1996年3月25日リリース、ライナーは長門芳郎氏/小西康陽氏/坂口修氏の3者による対談形式、歌詞付き
レーベル:WEA International / east west Japan (JP)
番号:AMCY-879

supervised by KONISHI, yasuharu for Readymade Inc.
compiled by SAKAGUCHI, osamu
this compilation Ⓟ1996 WEA International Inc.
manufactured by east west Japan inc., Tokyo, Japan. a warner music group company.

↓ 本コンピ集以外に、『 バート・バカラック・ソングブック - アトランティック・エディション 』 もリンクしておきます。

2017年7月19日 (水)

A&M SONGS OF BURT BACHARACH/V.A. (1995年)

A&Mレーベルのカタログの中から選曲された日本編集のバカラック物コンピ集です。

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1. MAKE IT EASY ON YOURSELF  ~ Burt Bacharach ~  M
2. THE LOOK OF LOVE  ~ Sergio Mendes & Brasil '66 ~  F
3. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  ~ Pete Jolly ~
4. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  ~ Bossa Rio ~  FM
5. WISHIN' AND HOPIN'  ~ Rita Coolidge ~  F
6. A HOUSE IS NOT A HOME  ~ Burt Bacharach ~  M
7. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  ~ B. J. Thomas ~  M
8. I SAY A LITTLE PRAYER  ~ Julius Wechter & The Baja Marimba Band ~
9. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU  ~ Herb Alpert & The Tijuana Brass ~  M
10. BABY IT'S YOU  ~ Carpenters ~  F
11. THE LOOK OF LOVE  ~ Liza Minnelli ~  F
12. DON'T GO BREAKING MY HEART  ~ Roger Nichols & The Small Circle Of Friends ~  F
13. BOND STREET  ~ Burt Bacharach ~
14. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  ~ Sergio Mendes & Brasil '66 ~  F
15. WALK ON BY  ~ We Five ~  FM
16. PROMISES, PROMISES  ~ Herb Alpert & The Tijuana Brass ~
17. THE LOOK OF LOVE  ~ Claudine Longet ~  F
18. HASBROOK HEIGHTS  ~ Burt Bacharach ~  M
19. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  ~ Carpenters ~  F

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Female-女性)、または M (Male-男性) と表記

収録時間約60分


A&Mレーベルのカタログの中から選曲された日本編集のバカラック物コンピ集です。

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バカラックがA&Mとアーティスト契約を結んで最初のアルバム 『 REACH OUT 』 をリリースしたのが1967年のこと。以降、A&Mのオーナーであるハーブ・アルパートやジェリー・モスは所属アーティストにバカラックの楽曲をカヴァーするよう勧めたそうな。そういった背景もあるんでしょう、オリジナル・アーティストのバージョンは少なくて殆どがカヴァーです。アルバムオンリー曲が多いのも特徴かと。

バカラックがA&Mに残したアルバムはサントラ盤やライヴ盤を含めて8作あり、その中からチョイスされたバカラック自演物は計4曲。T-13. 「 ボンド・ストリート 」 を除いて、T-1. 「 涙でさようなら 」 、T-6. 「 ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」 、T-18. 「 ハズブルック・ハイツ 」 の3曲はいずれもバカラックが “ 歌っている ” 曲なんですねー。特に、「 ハズブルック・ハイツ 」 はA&M時代のバカラックベスト盤 『 A&M New Gold Series BURT BACHARACH 』 にすら収められていない曲。選者は “ 歌うバカラック ” にこだわりがあるのかも。

全体的にはA&Mらしくポップス感満載のコンピ集です。B.J.トーマスのT-7. 「 雨にぬれても 」 、ハーブ・アルパートとティファナ・ブラスのT-9. 「 ディス・ガイ 」 、カーペンターズのT-19. [ 遥かなる影 ] は当然のセレクションですね。

セルメン&ブラジル'66のT-2. 「 恋のおもかげ 」 は元曲以上にボサノヴァしてますし、イントロのフレーズはなんともクール。全米4位になったのも頷けます。同じくセルメンの疾走感あふれるT-14. 「 世界は愛を求めてる 」 は、シンフォニックなエンディングと併せてこの曲の名カヴァーのひとつだと思います。当時日本で大ヒットしたというボサ・リオのT-4. 「 サン・ホセへの道 」 やバハ・マリンバ・バンドのT-8. 「 小さな願い 」 も楽しいカヴァーです。

ソフト・ロック界では超有名なロジャ・ニコ&スモール・サークル・オブ・フレンズのT-12. 「 ドント・ゴー・ブレイキング・マイ・ハート 」 は個人的には好みではありませんが、男女ヴォーカル・グループであるウィ・ファイヴの凝ったコーラス・ワークが聴けるT-15. 「 ウォーク・オン・バイ 」 はなんともカッコイイです。

ちょっと路線の違う女性ヴォーカル物もそれぞれ印象に残ります。リタ・クーリッジのレゲエ風T-5. 「 ウィッシン・アンド・ホーピン 」 、ミュージカルの舞台上で独演してるかのようなライザ・ミネリのT-11. 「 恋のおもかげ 」 、まったり感が半端ないクロディーヌ・ロンジェのT-17. 「 恋のおもかげ 」 。

ライナーには各曲の収録アルバムがジャケ写入りで掲載されています。こういう配慮はうれしいですね。あと、歌詞と日本語訳付きなのも。

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【データ】
『 A&M SONGS OF BURT BACHARACH 』
V.A.

CD:1995年6月25日リリース、ライナーは萩原健太氏、歌詞付き(日本語訳も)
レーベル:A&M Records, Inc / POLYDOR K.K. (JP)
番号:POCM-1528

This Compilation Ⓟ1995 A&M Records, Inc
Compiled by Yoshi Nagato (Believe in Magic), Shun Okano (Polydor K.K. Japan)

2017年7月16日 (日)

Burt Bacharach MASTERPIECE Vol.3/V.A. (1995年)

'60年代のバカラックをターゲットにした日本編集のマニアックなコンピ集です。3部作の第3弾!

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1. SO LONG JOHNNY  ~ Jackie DeShannon ~  F
2. ANY OLD TIME OF THE DAY  ~ Sue Raney ~  F
3. KEEP AWAY FROM OTHER GIRLS  ~ Babs Tino ~  F
4. LOVE IN A GOLDFISH BOWL  ~ Tommy Sands ~  M
5. (THE MAN WHO SHOT) LIBERTY VALANCE  ~ Gene Pitney ~ M
6. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME  ~ Lou Christie ~  M
7. LITTLE BETTY FALLING STAR  ~ George Hamilton ~  M
8. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  ~ The 4 Seasons ~  M
9. TO WAIT FOR LOVE  ~ Jay and The Americans ~  M
10. WALK ON BY  ~ Helen Shapiro ~  F
11. I CRY ALONE  ~ Jackie Lee ~  F
12. THE LAST ONE TO BE LOVED  ~ Billie Davis ~  F
13. ANONYMOUS PHONE CALL  ~ Frank Ifield ~  M
14. PROMISE HER ANYTHING  ~ Tom Jones ~  M
15. THIS EMPTY PLACE  ~ The Searchers ~  M
16. MAGIC POTION  ~ Jonny Sandon & The Remo Four ~  M
17. MY LITTLE RED BOOK  ~ Love ~  M
18. ANOTHER TEAR FALLS  ~ Gene McDaniels ~  M
19. LIVE AGAIN  ~ Irma Thomas ~  F
20. LET THE MUSIC PLAY  ~ The Drifters ~  M
21. ARE YOU LONELY  ~ The Isley Brothers ~  M
22. MOON GUITAR  ~ The Rangoons ~

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Female-女性)、または M (Male-男性) と表記

収録時間約56分


'60年代のバカラックをターゲットにした日本編集のコンピ集です。

本アルバムは、今は無きオールディーズ専門レーベル、エーサイド・レコードさんが1993年~1995年にかけてリリースした 『 バート・バカラック・マスターピース 』 シリーズ3部作のラストとなる第3弾。この第3弾は1961年~1966年にリリースされたマニアックなバカラック作品をコンパイルしたものです。(ちなみに、第1弾のVol.1は未所有)

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第2弾と比べると、有名曲は少ないし(T-5,6,8,10.くらい?)、オリジナル・バージョンも少なく(9曲)、チャート・インした曲も少ない(3曲)です。が、バカラックらしい曲が多く収録されていて、何回も繰り返し聴きたくなるコンピ集です。

初めてこのCDを聴いたときのことは忘れません。まず、冒頭のT-1. 「 ソー・ロング・ジョニー 」 にぶっ飛びました。なんやこのヘンテコな曲は!? 以前ジャッキー・デシャノンのアルバムを紹介した際にそのヘンテコぶりについて駄文を書いてます。おヒマでしたらご覧ください。 → 『 Are You Ready For This? 』

メロディとコード進行がヘンテコなアーマ・トーマスの T-19. 「 リヴ・アゲイン 」 も強く印象に残る曲です。この曲、録音はされたものの結局リリースされなかったみたいなんですね。それがこうしてこのコンピ集で聴けるワケで、ありがたやありがたや。

他にも、ドリーミーなスー・レイニーのT-2. 「 エニィ・オールド・タイム・オブ・デイ 」 、ボサ調が新鮮なフォー・シーズンズのT-8. 「 世界は愛を求めてる 」 、難しいメロディをドラマティックに歌ってるビリー・デイヴィスのT-12. 「 ザ・ラスト・ワン・トゥ・ビー・ラヴド 」 、やはりヘンテコなメロディのT-13. 「 アノニマス・フォーン・コール 」 、トム・ジョーンズが爆裂するT-14. 「 プロミス・ハー・エニィシング 」 、オリジナルのマンフレッド・マンより下手くそ?なラヴのT-17. 「 マイ・リトル・レッド・ブック 」 あたり、バカラックらしさが存分に楽しめます。

それから、本アルバムは1曲ごとのライナーが充実しています。でも、焦点あてているのはアーティスト。もう少し曲のことを知りたいな…とは思いますが。それにしても、T-21. 「 アー・ユー・ロンリー 」 にはビックリですね。メロディは 「 MAKE IT EASY ON YOURSELF(涙でさようなら) 」 と同じなのに作者クレジット&タイトルが違うなんて!

えんぽんさんがコメントでご指摘くださったとおり、『 バート・バカラック・マスターピース 』 シリーズ3部作のなかではこの第3弾が最も充実してると思います。(第1弾のVol.1は未所有なので聴いてませんが^^;)


【データ】
『 Burt Bacharach MASTERPIECE Vol.3 』
V.A.

CD:1995年6月25日リリース、ライナーは杉原志啓氏 & 和田恵美子氏
レーベル:A-Side Record (JP)
番号:AZ-5027

Planning and Compiled by "Baby Talk" Ueno and Yoshi Kaneko
Ⓟ1995 Manufactured by A-Side Record Company (Works Plus Inc.), Tokyo, Japan

2017年6月28日 (水)

バカラック スタイル/V.A. (1995年)

東芝EMIのカタログの中から選曲した日本編集のバカラック物コンピ集です。'70年代前半の和物インストが主体!

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1. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  ~ ソニア・ローザ ~  F
2. TRAINS AND BOATS AND PLANES ~ 航空自衛隊音楽隊 ~
3. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  ~ ロイヤル・グランド・オーケストラ ~
4. WHAT'S NEW PUSSYCAT?  ~ 航空自衛隊音楽隊 ~
5. BOND STREET  ~ 航空自衛隊音楽隊 ~
6. BOND STREET  ~ 田代ユリ(ハモンドX-77) ~
7. THE LOOK OF LOVE  ~ 大田恵子(初期型シンセサイザーGX-707) ~
8. ALFIE  ~ 石川晶とカウント・バッファロー・オーケストラ ~
9. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  ~ 石川晶とカウント・バッファロー・オーケストラ ~
10. ALFIE  ~ ソニア・ローザ ~  F
11. THE LOOK OF LOVE  ~ ソニア・ローザ ~  F
12. THIS G'S IN LOVE WITH YOU  ~ 石川晶とカウント・バッファロー・オーケストラ ~
13. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  ~ 猪俣猛とウエスト・ライナーズ ~
14. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  ~ ポール・レモン・オーケストラ ~
15. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  ~ 川崎燎(ギター) ~
16. THE APRIL FOOLS  ~ 北野タダオとアロー・ジャズ・オーケストラ ~

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Female-女性)、または M (Male-男性) と表記

収録時間約51分


東芝EMIのカタログの中から選曲した日本編集のバカラック物コンピ集です。

選曲・監修は、コモエスタ八重樫さん(5th GARDEN)、浜田伸之さんのお二方。企画意図はライナーによれば ─  最近再び人気のバート・バカラック、このアルバムはそのバカラックの作品を日本のミュージシャンが自分達の感性で仕上げた作品を1枚のアルバムに編集したものです。 (中略) つまりこのアルバムは 『 レディメイド、バカラックを讃える 』 のアイディアをちゃっかり拝借、日本のミュージシャンに置き換えたものです。小西さん有難う! ─  ということでございます。

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セレクトされたのは1970年代前半のものばかり。ブラジルはサンパウロ生まれの女性シンガー~ソニア・ローザの3曲(T-1,10,11.)を除いてインスト物主体となっています。インストといってもビッグ・バンド系(T-8,9,12,13,16.)、イージー・リスニング系(T-3,14,15.)、吹奏楽(T-2,4,5.)、オルガン系(T-6,7.)という具合にジャンルはバラバラですが。

一般的な視点であればビッグ・バンド系やイージー・リスニング系に焦点が当たるのでしょうが、私の個人的なレコメンドは吹奏楽とオルガン系でございます。

吹奏楽は航空自衛隊音楽隊による演奏で、私が初めてバカラックを意識した原点のアルバム 『 ダイナミック・マーチ・イン・バカラック 』 からチョイスされたもの。既にウェブ・ページの 個人的な思い出 や当該アルバムの紹介記事で色々と語っていますのでここでは割愛します。

Photo_9X77_5Photo_10 オルガン系に私が興味津々なのは子ども時分にエレクトーンをちょっとかじったことがあるから。

オルガン奏者/ピアニストとして著名な田代ユリさんのT-6. 「 ボンド・ストリート 」 はドラムス、ベース、ギターを携えてのハモンド演奏。いかにもハモンドの音に途中のファンキーなアドリヴはこの曲にマッチしていますねー。画像は70年代のものと思われる田代ユリさん、ハモンドX-77、収録アルバム 『 ダイナミック・ハモンド・オルガン 』 のジャケットです。

Gx1_3Photo_13 エレクトーン(ヤマハ製電子オルガンの商品名)奏者、太田恵子さんのT-7. 「 恋のおもかげ 」 はソロ演奏。リズム無しの緊張感あるアレンジと演奏は全く独創的なものです。機種名のGX-707は、1975年に発売となるGX-1の発売前の仮の名前。本アルバムのライナーで “ 初期型シンセサイザー ” と説明されているように、厳密には電子オルガンではなくて多段鍵盤のポリフォニック・シンセサイザー。1975年発売当時の価格はナント700万円。それまでのエレクトーンやハモンドと違う音色は宇宙船のような外観と同様宇宙をイメージさせるものでした。私は生でGX-1(GX-707)の音を聴いたことありませんでしたから、本アルバムで聴けて嬉しかったです。画像はGX-1と収録アルバム 『 エレクトーン・リサイタル 』 のジャケット。ジャケ写の女性が太田さんです。

なんかバカラックと関係ない内容になってしまいスミマセンm(__)m。本アルバムに触れようとすると個人的な趣味でどうしてもこうなってしまうんです。悪しからず…

尚、石川晶とカウント・バッファロー・オーケストラ(T-8,9,12.)は、収録アルバム 『 ダイナミック・ビッグ・バンド・プレイズ・バカラック 』 を既に紹介済み。興味ありましたらリンク先までどうぞ。


【データ】
『 バカラック スタイル  Easy-listening Tokyo vol.1
V.A.

CD:1995年3月22日リリース
レーベル:東芝EMI
番号:TOCT-8875

選曲・監修: コモエスタ八重樫(5th GARDEN)、浜田伸之

2017年6月25日 (日)

レディメイド、バカラックを讃える/V.A. (1994年)

ソニー・レコードのカタログの中から選曲した日本編集のバカラック物コンピ集です。

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ジャケットの表/ケース裏

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CDトレイの下(バックカバー)/ジャケットの裏表紙

◆ (14"初めのあいさつ?)

1. WHAT'S NEW PUSSYCAT? ~ Wendy Carlos ~
2. WHAT'S NEW PUSSYCAT? ~ The Roy Meriwether Trio ~
3. WIVES AND LOVERS ~ Percy Faith ~
◆ (37" 「 WIVES AND LOVERS 」 )
4. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN ~ Andre Kostelanetz ~  F
5. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE ~ Ray Conniff and The Singers ~
6. MY LITTLE RED BOOK ~ Mel Torme ~  M
◆ (27" 「 MY LITTLE RED BOOK 」 )
7. IT DOESN'T MATTER ANYMORE ~ The Cyrkle ~  M
8. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU ~ Spiral Starecase ~  M
9. ARE YOU THERE (WITH ANOTHER GIRL) ~ The Buckinghams ~  M
10. ARE YOU THERE (WITH ANOTHER GIRL) ~ Percy Faith ~
11. BLUE ON BLUE ~ Bobby Vinton ~  M
12. THE BLOB ~ The Five Blobs ~  M
13. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN ~ Charlie Byrd ~
◆ (74" 「 THE LOOK OF LOVE 」 )
14. THE LOOK OF LOVE ~ Deacon Blue ~  M
15. WALK ON BY ~ Mongo Santamaria ~
◆ (70" 「 ONE LESS BELL TO ANSWER 」、「 WANTING THINGS 」 )
16. ONE LESS BELL TO ANSWER ~ Vikki Carr ~  F
17. WANTING THINGS ~ Astrud Gilberto ~  F
◆ (68" 「 WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE 」 )
18. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE ~ The Hullabaloo Singers and Orchestra ~  FM
19. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE ~ The New Christy Minstrels ~  FM
20. WIVES AND LOVERS ~ Johnny Dupont ~
◆ (15" 終わりのあいさつ? )
21. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU ~ From O.S.T. "The Heartbreak Kid" ~

◆ BURT BACHARACH TALKS : バカラック語る
※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Female-女性)、または M (Male-男性) と表記

収録時間約58分


ソニー・レコードが所有するカタログの中から選曲した日本編集のバカラック物コンピ集です。

選者は、当時ピチカート・ファイヴの小西康陽さん、バカラック・コレクターの坂口修さん、当時sound impossibleと名乗っていた(その後Fantastic Plastic Machine、現在はFPMと変遷)DJの田中知之さんという、とてつもなく濃いお三方。ちなみに、ジャケットの裏表紙のサインは小西康陽さん直筆のもの。サインを頂戴した経緯は こちら をご覧ください。

このコンピ集のサプライズは、バカラックが本アルバムのために語ってくれたコメントを彼自身の肉声で収めていること。こんなコンピ集、後にも先にも本アルバムだけでしょう。

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オリジナル・アーティストによる曲はボビー・ヴィントンのT-11. 「 ブルー・オン・ブルー 」 とファイヴ・ブロッブス名義のT-12. 「 ザ・ブロブ 」 の2曲のみ。全21曲の残り19曲はバカラック有名曲を主体としたカヴァー物です。

全体的な印象は上品でお洒落で白っぽい感じ。コロンビアってそんなイメージのレーベルなのかしらん。それとも選者のセンスか? イージー・リスニング界有名楽団のひとつ~パーシー・フェイス(T-3,10.)をはじめ、アンドレ・コステラネッツ(T-4.)、レイ・コニフ・シンガーズ(T-5.)、フルバルー・シンガーズ(T-18.)などのイージー・リスニング系コーラスが目立っていますね。

ジャズ・ギタリストのチャーリー・バード(T-13.)、アフロ・ラテン・ジャズ・パーッカショニストのモンゴ・サンタマリア(T-15.)、オルガン奏者のジョニー・デュポン(T-20.)など、ジャズ系アーティストのカヴァーもクールです。

男性ヴォーカルをフィーチャーしたカヴァーも、メル・トーメ(T-6.)やスパイラル・ステアケース(T-8.)、バッキンガムス(T-9.)など上品?なポップスが多いです。

R13544761238324045jpeg そんな中で私のイチオシは、アストラッド・ジルベルトのT-17. 「 ウォンティング・シングス 」 。フルートやストリングスによるふわっとしたサウンドとアルトラッド・ジルベルトのまったりした歌声が心地よく、4拍子のボサノヴァに変化するアウトロも素敵です。この曲はCTIレーベルから1971年にリリースされたアルバム 『 Gilberto With Turrentine 』 収録曲なのですが、共演アーティストであるスタンリー・タレンタインはこの曲には参加していないんですね。実は私、タレンタインの雑で大雑把なテナー・サックスが苦手でして。その意味でも嬉しいなと(笑)。
ちなみに彼女はそのアルバムで 「 WHERE THERE'S A HEARTACHE 」 (3:07) もカヴァー。この曲は 『 明日に向って撃て! 』 サントラ中のインスト曲 「 COME TOUCH THE SUN (太陽をつかもう) 」 にハル・デイヴィッドが詞をつけて改題したもので、1970年にサンドパイパーズが歌ったのが最初。このジルベルト版も 「ウォンティング~ 」 同様にふわっとしたサウンド&まったりした歌唱で心が洗われるようです。この曲でもタレンタインはサックス吹いてないし(笑)。

なお、スパイラル・ステアケースのT-8. 「 ディス・ガイ 」 については収録アルバムを拙ブログで紹介済みです。興味ありましたらご覧ください。 → こちら

小西康陽さんによるマニアックな解説も充実しています。しかも、─ さらに深く興味を持った方のために、ぼくの好きなバカラック作品 「 他社の推薦盤 」 リストを別に載せてみた ─ という嬉しいオマメ付き。一家に1枚欲しいアルバムです(^^)。


【データ】
『 レディメイド、バカラックを讃える THE READYMADE HALL OF FAME
the readymade collection of the great Burt Bacharach compositions 』
V.A.

CD:1994年11月2日リリース
レーベル:Readymade / Sony Records
番号:SRCS 7470

Supervised by KONISHI, yasuharu for Readymade Inc.
selectors: 小西康陽、坂口修、田中知之(sound impossible)
Ⓟ1994 Compiled by Sony Music Entertainment (Japan) Inc.
Ⓒ1994 Sony Music Entertainment (Japan) Inc.
Manufactured by Sony Music Entertainment (Japan) Inc.

2017年6月18日 (日)

Burt Bacharach MASTERPIECE Vol.2/V.A. (1994年)

'60年代のバカラックをターゲットにした日本編集のマニアックなコンピ集です。3部作の第2弾!

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1. DON'T MAKE ME OVER  ~ The Swinging Blue Jeans ~  M
2. MESSAGE TO MARTHA  ~ Adam Faith ~  M
3. LOOK IN MY EYES, MARIA  ~ Criff Richard ~  M
4. ANOTHER TEAR FALLS  ~ The Walker Brothers ~  M
5. IT'S LOVE THAT REALLY COUNTS (IN THE LONG RUN)  ~ The Exciters ~  F
6. AND THIS IS MINE  ~ Connie Stevens ~  F
7. THE LOVE OF A BOY  ~ Timi Yuro ~  F
8. CALL OFF THE WEDDING  ~ Babs Tino ~  F
9. KEEP AWAY FROM OTHER GIRLS  ~ Helen Shapiro ~  F
10. THE BLOB  ~ The Zanies ~  M
11. WARM & TENDER  ~ Johnny Mathis ~  M
12. SITTIN' IN THE TREE HOUSE  ~ Marty Robbins ~  M
13. MAGIC MOMENTS  ~ Perry Como ~  M
14. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  ~ Richard Chamberlain ~  M
15. WIVES AND LOVERS  ~ Jack Jones ~  M
16. LOVING IS A WAY OF LIVING  ~ Steve Lawrence ~  M
17. TRUE LOVE NEVER RUNS SMOOTH  ~ Gene Pitney ~  M
18. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF  ~ Tommy Hunt ~  M
19. THE BREAKING POINT  ~ Chuck Jackson ~  M
20. (THERE GOES) THE FORGOTTEN MAN  ~ Gene McDaniels ~  M
21. MEXICAN DIVORCE  ~ The Drifters ~  M
22. LONG AFTER TONIGHT IS ALL OVER  ~ Irma Thomas ~  F
23. ANY DAY NOW  ~ Oscar Tony Jr. ~  M
24. L'amour D'un Garcon (DON'T MAKE ME OVER)  ~ Francoise Hardy ~  F

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Female-女性)、または M (Male-男性) と表記

収録時間約62分


'60年代のバカラックをターゲットにした日本編集のコンピ集です。

本アルバムは、今は無きオールディーズ専門レーベル、エーサイド・レコードさんが1993年~1995年にかけてリリースした 『 バート・バカラック・マスターピース 』 シリーズ3部作の第2弾。1957年~1967年にリリースされたマニアックなバカラック作品をコンパイルしたものです。(ちなみに、第1弾のVol.1は未所有)

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あまり聴いたことない曲名が多いです。アーティストもしかり。しかも、全24曲のなかで半数を超える13曲はその曲のオリジナル・バージョン。(なお、表中リリース年の欄に小さくBと書いてあるのはシングルのB面という意味です)

13曲あるオリジナル・バージョンのなかで、カヴァーされてない(少なくとも私は知らない)超レアな曲だけを5曲ピックアップ。

T-6. 「 アンド・ジス・イズ・マイン 」 は、米女性シンガーのコニー・スティーブンスが1961年にリリースしたシングル 「 Make Believe Lover 」 のカップリング曲。基本4拍子のこの曲、イントロ抜きでサビから始まるのですがこのサビの部分だけうまく拍子が取れないんですよねー。流れるようなメロディラインも含めて印象に残る曲です。

T-8. 「 コール・オフ・ザ・ウェディング 」 は米女性シンガー、バブス・ティーノの1963年のシングル曲。軽快な曲ですが、曲の構成やメロディにクセがあって2分半の短い曲なのにおなか一杯になります。

T-11. 「 ウォーム・アンド・テンダー 」 は、ジョニー・マティスが1957年にリリースしたシングル 「 It's Not For Me To Say 」 のカップリング曲。ジョニー・マティスが最初に歌ったバカラック作品です。歌というよりも何かを唱えてる風なイントロと馬の蹄のようなパカパカしたリズムの変な曲。バックのオーケストラはレイ・コニフ。(ご参考 ~ ジョニー・マティスが歌ったバカラック作品リストは こちら

T-12. 「 シッティン・イン・ザ・トゥリー・ハウス 」 は米男性シンガー、マーティ・ロビンスが1958年にリリースしたシングル 「 She Was Only Seventeen 」 のカップリング曲。メロディにあまりバカラックっぽさは感じません。男性バックコーラスの口笛とトロンボーンの合いの手など、アレンジに時代を感じます。これもバックのオーケストラはレイ・コニフ。

T-16. 「 ラヴィング・イズ・ア・ウェイ・オブ・リヴィング 」 は米男性シンガー、スティーヴ・ローレンスの1959年のシングル 「 (I Don't Care) Only Love Me 」 のカップリング曲。これもバカラック臭の感じられないメロディ。アレンジはドン・コスタ。ちなみに、スティーヴ・ローレンスの奥様(1957年に結婚)はイーディ・ゴーメ。彼女のアルバムを紹介する記事でスティーヴ・ローレンスのことも書いてます。興味あれば こちら をご覧ください。

… T-6. 「 アンド・ジス・イズ・マイン 」 あたりは誰かカヴァーしてくれないかなぁ。あとはどーでもいいや(笑)。

─  この曲は聴いてお判りのように 「 ドント・メイク・ミー・オーヴァー 」 のフランス語バージョンである ─  とライナーに書いてあるT-24. に関してひとこと。フランソワーズ・アルディとやらが歌うフランス語はサッパリわかりませんが、メロディに関してはどう聴いても 「 ドント・メイク・ミー・オーヴァー 」 に聴こえないんですよねー。私の耳がイカレテルのかなぁ。


【データ】
『 Burt Bacharach MASTERPIECE Vol.2 』
V.A.

CD:1994年6月15日リリース、ライナーは福原武志氏
レーベル:A-Side Record (JP)
番号:AZ-5014

Planning and Compiled by "Baby Talk" Ueno and Yoshi Kaneko
Ⓟ1994 Manufactured by A-Side Record Company (Works Plus Inc.), Tokyo, Japan

2017年6月 7日 (水)

The Connoisseur Songbook Series : Burt Bacharach/Hal David/V.A. (1988年)

1988年英国編集のバカラック&デイヴィッド物コンピ盤です。

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全24トラック中、バカラック作品は23トラック

1. I SAY A LITTLE PRAYER  ~ Dionne Warwick ~  F
2. THE STORY OF MY LIFE  ~ Michael Holliday ~  M
3. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  ~ Jackie DeShannon ~  F
4. WHAT'S NEW PUSSYCAT?  ~ Tom Jones ~  M
5. ALFIE  ~ Cilla Black ~  F
6. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU  ~ Sacha Distel ~  M
7. MESSAGE TO MICHAEL  ~ Dionne Warwick ~  F
8. TRAINS AND BOATS AND PLANES  ~ Billy J. Kramer and The Dakotas ~  M
9. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF  ~ Dusty Springfield ~  F
10. MAKE IT EASY ON YOURSELF  ~ The Walker Brothers ~  M
11. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  ~ Dionne Warwick ~  F
12. A HOUSE IS NOT A HOME  ~ Shirley Bassey ~  F
13. 24 HOURS FROM TULSA  ~ Gene Pitney ~  M
14. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME  ~ Sandie Shaw ~  F
15. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  ~ Matt Monroe ~  M
16. THE LOOK OF LOVE  ~ Dionne Warwick ~  F
17. YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN (IF YOU BREAK MY HEART)  ~ The Stylistics ~  M
18. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  ~ Sacha Distel ~  M
19. ANYONE WHO HAD A HEART  ~ Cilla Black ~  F
20. WISHIN' AND HOPIN'  ~ The Merseybeats ~  M
21. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  ~ Bobbie Gentry ~  F
22. ONLY LOVE CAN BREAK A HEART  ~ Timi Yuro ~  F
23. WALK ON BY  ~ LEROY VAN DYKE ~  M
24. PROMISES, PROMISES  ~ Dionne Warwick ~  F

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Female-女性)、または M (Male-男性) と表記

収録時間約70分


1988年に英国で編集されたバカラック&デイヴィッド物のコンピ盤です。私が購入したCDは、1995年にリリースされた日本語ライナー付き輸入盤でした。

─  71年には来日公演も行い、その時の模様はライヴ・アルバムとして発表されたことがある。僕も同年日本武道館でのコンサートを楽しんだが、実に素晴らしいステージだったことを今でもよく憶えている。 ─  引用したのはライナーの一文で、執筆者は元・日本ローリング・ストーンズ・ファン・クラブ会長で音楽評論家の越谷政義さん。1971年にバカラックが来日したことを私はこのライナーで初めて知りました。

このコンピ盤の特徴は英国編集であること。英国でヒットしたバージョンや英国のアーティストが多く取り上げられています。以下、UKチャート(Music Week)とUSチャート(Billboard HOT 100)を曲名の邦題と併せてリストにしました。チャートの情報はライナーに詳しく書かれていたのですが、シングルのない曲は収録アルバムをDiscogs等で調べてリリース年のみ記載しました。尚、T-23. 「 ウォーク・オン・バイ 」 は、バカラック&デイヴィッド作品ではなくケンデイル・ヘイズ作曲の同名異曲。編集上の明らかなミス…と越谷さんも指摘しておられます。

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UKチャート1位が5曲もあってビックリします。これら5曲は他のアーティストのバージョンを含めてもUSチャートでは1位になってませんからネ。

英国のアーティストは、マイケル・ホリデー、トム・ジョーンズ、シラ・ブラック、ビリー・J・クレイマー&ザ・ダコタス、ダスティ・スプリングフィールド、シャーリー・バッシー、サンディ・ショウ、マット・モンロー、マージービーツの計9組。米国出身だけど英国を拠点に活動して T-10. 「 涙でさようなら 」 が全英1位となったウォーカー・ブラザーズ、軽快でノリの良いT-21. 「 恋よさようなら 」 が全英1位に輝いた米女性シンガーソングライターのボビー・ジェントリー、T-18. 「 雨にぬれても 」 が英国でヒットしたフランス男性シンガーのサッシャ・ディステル、このあたりも英国編集らしいチョイスだと思います。

そういえば、サッシャ・ディステルは2000年6月にロンドンで行われたバート・バカラック&ハル・デイヴィッドのトリビュートコンサートに出演して 「 雨にぬれても 」 を歌っていました。ちなみにB.J.トーマスの 「 雨にぬれても 」 はUK38位。英国でこの曲といえばサッシャ・ディステルなんですねー。

R39299414918364951347jpegR39299414918364996152jpeg 本コンピ盤の私的なレコメンドは、オーケストラをバックにシャーリー・バッシーがゴージャス且つドラマティックに歌い上げるT-12. 「 ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」 。この曲は1968年リリースのアルバム 『 12 Of Those Songs 』 収録曲。写真のジャケットがそれなのですが、裏面をみてビックリ! ライナーを書いてるのはなんとショーン・コネリー! さすがはボンド映画の主題歌を3回も歌った彼女ならでは!(1968年時点ではまだ1964年公開の 『 GOLDFINGER (007/ゴールドフィンガー) 』 しか歌っていませんが^^;)。
「 ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」 はシャーリー・バッシーにとって初めてのバカラック・カヴァー。このあと彼女はバカラック作品を5曲もカヴァーしています。その5曲はすでに拙ブログで紹介済みですので、興味がありましたら こちら をご覧ください。


【データ】
『 The Connoisseur Songbook Series : Burt Bacharach/Hal David 』
(邦題:バート・バカラック/ハル・デヴィッド ソングブック)
V.A.

LP/CD:1988年リリース (所有CDは、1995/3/25リリースの日本語ライナー付き輸入盤。解説は越谷政義氏)
レーベル:CONNOSSEUR(UK) (所有CDは、ミュージックシーン)
番号:VSOP LP128/VSOP CD128 (所有CDは、MSIF 3261)

Compiled by Peter Summerfield.
Thanks to the following companies: EMI, POLYGRAM, KILO MUSIC, CHARLY, PRT, PROSADIS, JAC MUSIC LOS ANGELES.
This compilation Ⓟ & Ⓒ 1988 THE CONNOISSEUR COLLECTION, LONDON.

↓左:日本語ライナー付き輸入盤
 右:2000年リイシューCD。タイトルは 『 The Burt Bacharach Songbook 』 で、編集ミスのT-23. 「 ウォーク・オン・バイ 」 がカットされている。

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