コンピレーションアルバム

2020年5月24日 (日)

バカラック・ベスト〜生誕80年記念スペシャル/V.A. (2008年)

4度目の来日公演と80歳を記念して、2008年にユニバーサルからリリースされた日本編集のバカラック・コンピ集です!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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Disc 1
1. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  〜 Burt Bacharach 〜  
2. WALK ON BY  〜 Burt Bacharach 〜
3. COME TOUCH THE SUN  〜 Burt Bacharach 〜
4. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  〜 Burt Bacharach 〜
5. THE LOOK OF LOVE  〜 Dusty Springfield 〜  F
6. DON'T MAKE ME OVER  〜 Burt Bacharach 〜
7. ANYONE WHO HAD A HEART  〜 Burt Bacharach 〜
8. WHAT'S NEW PUSSYCAT?  〜 Tom Jones 〜  M
9. WIVES AND LOVERS  〜 Jack Jones 〜  M
10. 24 HOURS FROM TULSA  〜 Burt Bacharach 〜
11. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU  〜 Burt Bacharach 〜
12. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  〜 Burt Bacharach 〜  F
13. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  〜 Carpenters 〜  F
14. BOND STREET  〜 Burt Bacharach 〜
15. A HOUSE IS NOT A HOME  〜 Brook Benton 〜  M
16. ALFIE  〜 Burt Bacharach 〜
17. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  〜 Burt Bacharach 〜
18. PROMISES, PROMISES  〜 Burt Bacharach 〜
19. MEXICAN DIVORCE  〜 Burt Bacharach 〜  F
20. HASBROOK HEIGHTS  〜 Burt Bacharach 〜  M
21. THE APRIL FOOLS  〜 Burt Bacharach 〜
22. NO ONE REMEMBERS MY NAME  〜 Stephanie Mills 〜  F
23. GOD GIVE ME STRENGTH  〜 Elvis Costello with Burt Bacharach 〜  M
24. COUNT ON ME  〜 Ronald Isley and Burt Bacharach 〜  M

Disc 2
1. ALFIE  〜 Vanessa Williams 〜  F
2. PLEASE STAY  〜 Aaron Neville 〜  M
3. WISHIN' AND HOPIN'  〜 Rita Coolidge 〜  F
4. WANTING THINGS  〜 The Pointer Sisters 〜  F
5. THE THINGS I WILL NOT MISS  〜 Diana Ross & Marvin Gaye 〜  FM
6. ALL KINDS OF PEOPLE  〜 Jerry Butler 〜  M
7. ANYONE WHO HAD A HEART  〜 Martha Reeves & The Vandellas 〜  F
8. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  〜 Pisano & Ruff 〜
9. ONE LESS BELL TO ANSWER  〜 Gladys Knight & The Pips 〜  F
10. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  〜 Four Tops 〜  M
11. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  〜 Sergio Mendes & Brasil '66 〜  F
12. I'M A BETTER MAN (FOR HAVING LOVED YOU)  〜 Engelbert Humperdinck 〜  M
13. THIS GIRL'S IN LOVE WITH YOU  〜 Brenda Lee 〜  F
14. REACH OUT FOR ME  〜 Walter Wanderley 〜
15. PROMISES, PROMISES  〜 Connie Francis 〜  F
16. A HOUSE IS NOT A HOME  〜 Eivets Rednow 〜
17. WIVES AND LOVERS  〜 Stan Getz 〜
18. THEY LONG TO BE CLOSE TO YOU  〜 Dusty Springfield 〜  F
19. MESSAGE TO MICHAEL  〜 The Marvelettes 〜  F
20. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF  〜 Smokey Robinson & The Miracles 〜  M
21. DON'T GO BREAKING MY HEART  〜 Astrud Gilberto 〜  F
22. MAKE IT EASY ON YOURSELF  〜 Sarah Vaughan 〜  F
23. WHAT'S NEW PUSSYCAT?  〜 Quincy Jones 〜  M
24. IF I NEVER GET TO LOVE YOU  〜 Marianne Faithfull 〜  F
25. TO WAIT FOR LOVE  〜 Tom Jones 〜  M
26. WAITING FOR CHARLIE (TO COME HOME)  〜 Etta James 〜  F

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間(Disc 1/2) 約78分/約78分


久し振りにバカラック物コンピ集をご紹介。前回が2019年11月でしたから約半年ぶりっすね。

─ 80歳を迎える2008年、念願のフル・オーケストラで4度目の来日公演を果たすバート・バカラック。彼のソロ・アルバムから選ばれたスーパー・ベストと、ユニバーサル ミュージックの豊富なカタログから厳選されたゴージャスなカヴァー集の究極の2枚組アルバム! ─ (CDの帯より)

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選曲・監修・ライナーノーツ執筆は日本におけるバカラック研究の第一人者、坂口 修氏。こだわりのある選曲、1曲毎の丁寧な解説、全曲歌詞&対訳付き、もう至れり尽くせりです。2008年の来日公演(2/16〜22)直前の2/13にリリース。コンサート会場で「 記念にどうぞ〜 」と売り捌いてたように記憶しています。私は後日購入したクチですが。

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─ 彼のソロ・アルバムとオリジナル・アーティストによるヒット曲を1971年初来日公演時の曲順で並べたDisc 1 ─ (ライナーノーツより)

1971年初来日時の曲順ってゆーのはT-1〜18まで。T-19〜24は ─ ボーナス・トラックのつもりでお聴きください ─ (同)だそう。T-19以降の選曲基準はイマイチよく分かりません^^;。前述の通り、24トラックのうち2/3の16トラックがバカラックのソロアルバムから。必然的にインスト・ナンバーが多くなってます。なお、リストに注記している通り、ダスティ・スプリングフィールドのT-5.「 恋のおもかげ 」は映画『 カジノ・ロワイヤル 』サントラ版ではなくシングル用に再レコーディングされたストリングス入りのものでございます(サントラ版とシングル版の違いはこちらをご覧ください)。

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─ ユニバーサル ミュージックの豊富なカタログから厳選された、誰でも知ってる有名アーティストによるゴージャスなカヴァー・ヴァージョンのDisc 2 ─ (ライナーノーツより)

T-12,26.の2曲はカヴァーじゃなくてオリジナル・ヴァージョンなんですけど。それはともかく、有名曲にせよ有名じゃない曲にせよレアなバージョンが多くってマニアックな選曲。歌物が多いのが嬉しいですし、コピーしたかのようなカヴァーは一切なくって独自性のあるアレンジ&パフォーマンスばかり。さすがは坂口さん、クォリティが高い! 個人的なレコメンドはポインターシスターズのT-4.「 ウォンティング・シングス 」。本コンピ集で初めて知ったのですが、しっとりしたジューン・ポインターの歌唱とアウトロのリフレインがもう堪りません。リスト作成で疲れてしまったので、その他は割愛します。手抜きでスミマセンです。

あと、坂口さんワークスならでは!なのが、収録元アルバム/シングルのジャケット写真がカラーで掲載されていること。これは嬉しいっすねー!
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バカラック初心者にとってはちょっと敷居が高い感じもしますが、持っておいて損はしない…そんなコンピ集だと思います〜。


【データ】
『 バカラック・ベスト〜生誕80年記念スペシャル 』(英題:The Universal Sound Of Burt Bacharach 〜 80th Birthday Anniversary)
V.A.

CD:2008年2月13日リリース
レーベル:ユニバーサル
番号:UICY-4472/3

This compilation (P)&(C) 2008 Universal International, a division of UNIVERSAL MUSIC K.K.
Supervised & Compiled by 坂口 修(O.S.T. INC.)
ライナーノーツ:坂口 修 Thanks to 山下 達郎、長崎 栄、PROMAX

2019年11月 4日 (月)

I grandi successi Burt Bacharach in Italia/V.A. (2006年)

Warner Music (Italia) から2006年にリリースされたイタリア編集のバカラック物コンピ集です!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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1. Fantasia Bacharach 〜 Iva Zanicchi 〜  F
 (1) Gocce di pioggia su di me (RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD)
 (2) DON'T MAKE ME OVER
 (3) Quando tu vorrai (WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE)
 (4) Quelli che hanno un cuore (ANYONE WHO HAD A HEART)
2. Chiunque tu sia, ti amo (WHOEVER YOU ARE, I LOVE YOU) 〜 Catherine Spaak 〜  F
3. L'ora dell’addio (KNOWING WHEN TO LEAVE) 〜 Catherine Spaak 〜  F
4. Non m’innamoro più (I’LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN) 〜 Johnny Dorelli & Catherine Spaak 〜  FM
5. Overture da "Promesse promesse" (OVERTURE) 〜 Brunno Canfora 〜
6. MAGIC MOMENTS 〜 Carla Boni & Gino Latilla 〜  FM
7. MAGIC MOMENTS 〜 Fred Buscaglione 〜  M
8. THE LOOK OF LOVE 〜 Fausto Papetti 〜
9. Ti tendo le braccia (REACH OUT FOR ME) 〜 Nicola Di Bari e i suoi Records 〜  M
10. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD 〜 Fred Bongusto 〜  M
11. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD 〜 Pino Calvi 〜
12. Gocce di pioggia (RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD) 〜 Renato e i Profeti 〜  M
Bounus track:
13. Camminando sotto la pioggia 〜 Topo Gigio 〜  M

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約42分


Warner Music (Italia) から2006年にリリースされたイタリア編集のバカラック物コンピ集です。

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ボーナス・トラックを除いて全12トラック15曲入り。そのうち5曲は2003年イタリア編集の『 MO'PLEN BACHARACH The Burt Bacharach Italian songbook 』と重複しているものの、半数以上は他のコンピ集で見かけないバージョンです。

T-2〜5.の4曲はミュージカル『 プロミセス・プロミセス 』のイタリア・キャストによる1970年リリースのアルバム『 PROMESSE... PROMESSE... 』収録のもの(うち3曲は前述のイタリア編集コンピ集にも入ってましたね)。レコメンドなのですが詳細は割愛します(リンク先をご覧くださいませ)。

イタリアの女性ポップシンガー、イーヴァ・ザニッキが歌うT-1.「 ファンタジア・バカラック 」は約7分半の4曲メドレー。カンツォーネっぽさを幾分感じる彼女の歌唱よりもメドレー曲間のつなぎアレンジが新鮮で印象に残ります。4曲のうち「 ドント・メイク・ミー・オーヴァー 」だけ英語詞なのはなぜなんでしょう。イタリアの男性シンガー・ソングライター、フレッド・ボングストのT-10.「 雨にぬれても 」は、ライヴ音源。口笛が印象的なイントロ、テンポが間延びしたようなボサノヴァ調になるBメロ、ゆったりしたエンディングなどユニークなアレンジが光ります。聴衆も楽しそう。

'60年代〜'70年代の録音に混ざって唯一の'90年録音であるT-8.「 恋のおもかげ 」はちょっと異質。イタリアの男性サックス奏者、ファウスト・パペッティによるインスト曲なのですが、シンセ・ストリングスやシンセ・ブラスが効いたアレンジはなんか安っぽくて…。

イタリアらしいな〜と思ったのはT-9.「 リーチ・アウト・フォー・ミー 」。ライナーのイタリア語タイトルの横に原題が併記されてるんですが、This empty place って…思いっきり間違えてやんの、テキトーだよなぁ(笑)。

あと、面白いのがボーナス・トラックのT-13.「 雨に歩けば 」。イタリアの女性コーラス・グループ Trio Lescano の代表曲の一つで1940年代の曲らしいのですが、トッポ・ジージョがその曲の中で「雨にぬれても」を歌っているんですよねー。本コンピ盤のクレジットによれば(P)1974。アニメ番組の中でトッポ・ジージョが歌ったんじゃないかなぁ。


【データ】
『 I grandi successi Burt Bacharach in Italia 』
V.A.

CD:2006年6月16日リリース
レーベル:Warner Music Italia (IT)
番号:5051011-4651-2-3

This compilation: (P) & (C) 2006 Warner Music Italia Srl

2019年10月27日 (日)

WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS... BURT!/V.A. (2006年)

Warner Music (UK) から2006年にリリースされた英国編集のバカラック物コンピ集です!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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1. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  〜 The Sweet Inspirations 〜  F
2. WALK ON BY  〜 Morgana King 〜  F
3. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  〜 Ella Fitzgerald 〜  F
4. PROMISE HER ANYTHING  〜 Marty Paich 〜
5. LONG AFTER TONIGHT IS ALL OVER  〜 The Paris Sisters 〜  F
6. DON'T GO BREAKING MY HEART  〜 Sergio Mendes 〜
7. DON'T MAKE ME OVER  〜 Dionne Warwick 〜  F
8. LET THE MUSIC PLAY  〜 The Drifters 〜  M
9. THE LOOK OF LOVE  〜 The Meters 〜
10. DON'T SAY I DIDN'T TELL YOU SO  〜 Herbie Mann 〜
11. MADE IN PARIS  〜 Trini Lopez 〜  M
12. I SAY A LITTLE PRAYER  〜 Sergio Mendes 〜
13. MAKE IT EASY ON YOURSELF  〜 The Four Seasons 〜  M
14. TRAINS AND BOATS AND PLANES  〜 Dionne Warwick 〜  F
15. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  〜 Young-Holt Unlimited 〜
16. LET ME BE LONELY  〜 The Sweet Inspirations 〜  F
17. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU  〜 Roy Ayers 〜
18. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  〜 Carmen McRae 〜  F

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約57分


Warner Music (UK) から2006年にリリースされた英国編集のバカラック物コンピ集です!

ワーナー・ミュージックが所有するアトランティック系レーベルとワーナー・ブラザーズ系レーベルのカタログからコンパイルされた1963〜1972年の18曲。そのうち半数の9曲はそれまでに出ていた他のバカラック物コンピ集では見かけないものでした。英国編集なのに米国アーティストばかりってのも面白い。
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曲として最もレアなのはT-10.「 それは言わないで 」かな? 取り上げられているハービー・マン版は既に『 アトランティック・バカラック・コレクション 』で触れてますのでここでは省略。同じくらいレアな曲がT-16.「 レット・ミー・ビー・ロンリー 」。スウィート・インスピレーションズ版はオリジナルのディオンヌ版より断然ソウルフルでグッときます。それに次ぐレア曲がT-5.「 ロング・アフター・トゥナイト 」。オリジナル(ジミー・ラドクリフ)ほぼコピーのアレンジは新鮮味ゼロですが、パリス・シンガーズのガール・ポップらしい歌唱はなかなか良い感じです。

ファンク・バンド、メーターズのT-9.「 恋のおもかげ 」はブルース調でシブいっす。ソウル/ジャズ・グループ、ヤング・ホルト・アンリミテッドのT-15.「 雨にぬれても 」は雷雨のSEから始まるのがとてもユニーク。ヴィブラフォン奏者ロイ・エアーズのT-17.「 ディス・ガイ 」は怪しげなアレンジが独創的。T-6.「 ドント・ゴー・ブレイキング・マイ・ハート 」とT-12.「 小さな願い 」はセルジオ・メンデス名義(ブラジル'66ではなく)ということでジャズのインスト物です。

一番のレコメンドは、カーメン・マクレエのT-18.「 遥かなる影 」。ライヴ音源で、伴奏はピアノ・トリオ+ギター。カーペンターズ 版でのシャッフルをブルース調6/8拍子にアレンジして、ゆったり歌っています。特に、バックがウッドベースだけの時の情感こもった歌唱は絶品! 素晴らしいです。

なお、セルジオ・メンデスのT-12.「 小さな願い 」、フォー・シーズンズのT-13.「 涙でさようなら 」は、それぞれ拙ブログで収録元アルバムを紹介しています(アーティスト名からリンク)。お暇でしたらご覧ください。


【データ】
『 WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS... BURT! Songs of Burt Bacharach & Hal David from the Warner & Atlantic Vaults
V.A.

CD:2006年2月27日リリース
レーベル:Warner Music (UK)
番号:5101126842

Compiled by Florence Halfon
Liner notes by Minnie Mehari
This compilation:(P) & (C) 2006 Warner Music UK Ltd.

2019年10月13日 (日)

ウィ・ラヴ・バカラック/V.A. (2006年)

BMG JAPANから2006年にリリースされた日本編集のバカラック物コンピ集です。

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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1. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  〜 Dionne Warwick 〜  F
2. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  〜 Henry Mancini And His Orchestra 〜
3. ANY DAY NOW  〜 Elvis Presley 〜  M
4. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME  〜 Jose Feliciano 〜  M
5. LIVING TOGETHER, GROWING TOGETHER  〜 The 5th Dimension 〜  FM
6. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  〜 Tony Hatch & His Orchestra 〜
7. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF  〜 Floyd Cramer 〜
8. I SAY A LITTLE PRAYER  〜 Aretha Franklin 〜  F
9. LITTLE BETTY FALLING STAR  〜 The Cascades 〜  M
10. BLUE ON BLUE  〜 Paul Anka 〜  M
11. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU  〜 Fred Bongusto 〜  M
12. THE LOOK OF LOVE  〜 Nina Simone 〜  F
13. ANYONE WHO HAD A HEART  〜 Maureen McGovern 〜  F
14. SUNNY WEATHER LOVER  〜 Dionne Warwick 〜  F
15. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  〜 Orquesta De La Luz 〜  F
16. PROMISES, PROMISES  〜 Al Hirt 〜
17. TRUE LOVE NEVER RUNS SMOOTH  〜 Petula Clark 〜  F
18. WHAT'S NEW PUSSYCAT?  〜 Floyd Cramer 〜
19. MAGIC MOMENTS  〜 Perry Como 〜  M
20. WIVES AND LOVERS  〜 The Tony Hatch Singers and Swingers 〜  M
21. ONE LESS BELL TO ANSWER  〜 The 5th Dimension 〜  F
22. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  〜 Ed Ames 〜  M
23. ALFIE  〜 Vanessa Williams 〜  F

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約72分


BMG JAPANから2006年にリリースされた日本編集のバカラック物コンピ集です。
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BMG系レーベル(RCA Victor、Arista、Bell、Pyeあたり)のカタログからコンパイル。全23曲のうち10曲は、1996年にBMG(UK)がリリースしたバカラック物コンピ集『 MAGIC MOMENTS the classic songs of Burt Bacharach 』にも収録されてました。そのコンピ盤の記事でも触れたように、モーリン・マクガバンのT-13.「 恋するハート 」やエド・エームスのT-22.「 世界は愛を求めてる 」はレコメンドでございます(リンク先は各アーティストのアルバム記事です。以降も同様)。

一方で、5曲は他のバカラック物コンピ集では聴けないレアなカヴァー。その中ではトニー・ハッチ楽団のT-6.「 サン・ホセへの道 」がセンス良くてレコメンド。オルケスタ・デ・ラ・ルスのT-15.「 遥かなる影 」はコテコテのサルサ・アレンジが流石です。ぺトゥラ・クラークのT-17.「 恋は異なもの 」もアレンジは平凡だけど貫禄あって好カヴァーかと。

ディオンヌ・ワーウィックのT-1.「 恋よさようなら 」やアレサ・フランクリンのT-8.「 小さな願い 」といった超有名曲も入ってますが、ディオンヌのScepterとアレサのAtlanticはワーナー系。ヴァネッサ・ウィリアムスのT-23.「 アルフィー 」も、レーベルのMercuryはユニヴァーサル系。BMG系だけだと物足りなかったのかな? ま、どーでもいいけど。

監修&解説は濱田高志さん。”曲紹介”が初級〜中級者向けの内容なのに対し、”バート・バカラックに関する覚え書き”は上級者向けで読み応えがあります。バカラックの影響を受けた日本の作曲家を挙げたくだりがあって、筒美京平さんがそうだということは私も知ってたのですが、他にも大野雄二さん、渋谷毅さん、村井邦彦さん、林哲司さん、桜井順さん、越部信義さんもそうだったとは! 勉強になりました。大貫妙子さん等による特別寄稿も嬉しいですね。


【データ】
『 ウィ・ラヴ・バカラック We Love ❤︎ Bacharach | Sweet Works of Burt Bacharach
V.A.

CD:2006年2月22日リリース(監修・解説:濱田高志氏)
レーベル:BMG JAPAN
番号:BVCM-34047

This Compilation (P) 2006 BMG JAPAN, INC.

2019年9月22日 (日)

The Best of Burt Bacharach/V.A. (1972年)

RCAから1972年にリリースされた米国編集のバカラック物コンピ集です。

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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1. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD 〜 Hugo Montenegro 〜 M
2. WISHIN' AND HOPIN’ 〜 Si Zentner 〜
3. I’LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN 〜 Marilyn Maye 〜 F
4. I SAY A LITTLE PRAYER 〜 Peter Nero 〜
5. WALK ON BY 〜 Norman Luboff Choir 〜 M
6. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU 〜 Floyd Cramer 〜
7. HOW CAN I HURT YOU 〜 Lana Cantrell 〜 F
8. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE 〜 Al Hirt 〜
9. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME 〜 Peter Nero 〜
10. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE 〜 Living Strings and Living Voices 〜 FM

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約29分


RCAから1972年にリリースされた米国編集のバカラック物コンピ集です。
(コンピレーション・アルバムの紹介は約1年ぶりだ〜)

厳密には、RCA Special Products というRCAのサブレーベルからリリースされたもの。ちなみに、裏ジャケに書かれているアルバム・タイトルは Gaines presents The Best … となってます。Gaines って何やねん??
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全10曲は全てバカラック/デイヴィッド作品。オリジナル・バージョンは皆無ですし、私が所有している他のバカラック物コンピ集等では見かけず本コンピ集にしか入ってないバージョンが8曲もあります。(ピーター・ネロの2曲は紹介済み『 Love Is Blue 』『 Impressions 』

しかも、その8曲のうち5曲(A1,A3,B2,B3,B5)はiTunesにもなくてアナログ盤でしか聴けない代物。なかなか貴重なコンピ集です。

とは言え、中身は全体的にゆる〜い感じ。RCAビクターのカタログの中でもイージーリスニング系を主体にコンパイルしてるんですね。半数はインスト物ですし、メイン・ボーカル入り5曲もそのうち3曲(A1,A5,B5)はコーラス隊が歌ってるヤツですから…。

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カヴァー定番曲が並んでるなかで、異彩を放っているのがラナ・カントレルのB2.「 HOW CAN I HURT YOU(あなたの心を傷つけたら)」。ディオンヌ・ワーウィックが1965年12月にリリースした5作目アルバム『 Here I Am 』に収録されてたのがオリジナル。んで、このラナ・カントレル版しかカヴァーを聴いた事がない超レア曲でございます。リズムはオリジナルと同じポルカ。テンポは幾分速めの♩≒112(オリジナルは♩≒102)。アレンジはオリジナル版のほぼコピーですが、ティンパニやシタールを追加した独自の味付けがいいですね〜。ちょっと鼻にかかった歌声でねちっこく歌うラナ・カントレルはキレがあって軽く歌うディオンヌとかなり印象は異なりますが、好カヴァーと思います。本コンピ集の中でダントツのレコメンドでございます。

他は、ビッグバンドで速いテンポで個性的なアレンジが楽しいサイ・ゼントナーのA2.「 素晴らしき恋人たち 」、ゴージャスなオケのイントロと男声/女声コーラスの掛け合いとピアノが跳ねるエンディングのバランスが良いリヴィング・ストリングス・アンド・リヴィング・ヴォイセスのB5.「 世界は愛を求めてる 」あたりがちょっぴりレコメンドかなぁ。


【データ】
『 The Best of Burt Bacharach  "A Musical Biography" as performed by Peter Nero, Al Hirt, Lana Cantrell and other famous recording artists 』
V.A.

LP:1972年リリース
レーベル:RCA Special Products (US)
番号:PRS-410

(C) RCA Records

※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し

2018年9月 2日 (日)

BURT BACHARACH & HAL DAVID the songbook collection/V.A. (2004年)

EMIの音源からコンパイルされた欧州編集のバカラック物コンピ集です。

(画像は全てクリックすると別ウィンドウで大きくなります)
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1. WIVES AND LOVERS  〜 Julie London 〜  F
2. ALFIE  〜 Cilla Black 〜  F
3. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  〜 Matt Monro 〜  M
4. WALK ON BY  〜 Helen Shapiro 〜  F
5. TRAINS AND BOATS AND PLANES  〜 Billy J. Kramer and The Dakotas 〜  M
6. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  〜 Jackie DeShannon 〜  F
7. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  〜 Bobbie Gentry 〜  F
8. THE LOOK OF LOVE  〜 Shirley Bassey 〜  F
9. THE STORY OF MY LIFE  〜 Michael Holiday 〜  M
10. MAGIC MOMENTS  〜 Ronnie Hilton 〜  M
11. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU  〜 Des O'Connor 〜  M
12. REACH OUT FOR ME  〜 Nancy Wilson 〜  F
13. A HOUSE IS NOT A HOME  〜 Lulu 〜  F
14. LONG AFTER TONIGHT IS ALL OVER  〜 Irma Thomas 〜  F
15. 24 HOURS FROM TULSA  〜 Vince Hill 〜  M
16. ME, JAPANESE BOY I LOVE YOU  〜 Bobby Goldsboro 〜  M
17. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  〜 The Johnny Mann Singers 〜  FM
18. ANYONE WHO HAD A HEART  〜 Vikki Carr 〜  F
19. MESSAGE TO MARTHA  〜 Adam Faith 〜  M
20. THAT'S THE WAY I'LL COME TO YOU  〜 Bobby Vee 〜  M

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約57分


EMIの音源からコンパイルされた欧州編集(おそらく英国編集)のバカラック物コンピ集です。2004年リリース。
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同じくEMI系のコンピ集としては日本編集の『 ~Alfie~ バート・バカラック・ラヴ・ソングブック 』が1997年にリリースされてます。そのコンピ集との重複は、シラ・ブラックのT-2.「 アルフィー 」、ジャッキー・デシャノンのT-6.「 世界は愛を求めてる 」などド定番の4曲だけ。英国のアーティストが半数を超えており、CD後半には他のバカラック物コンピ集では見かけない超レア物が6トラックも収められています。

それら超レア物の中では、ルルのT-13.「 ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」がレコメンド。アイドルとして1964年に15歳でデビューしたルルは、この曲をレコーディングした1969年にはユーロビジョンで優勝。もうアイドルじゃないわよ…てな感じの堂々たる歌いっぷりもGoodですが、ポイントはアレンジです。バカラックが1967年のアルバム『 REACH OUT 』でセルフ・カヴァーしたバージョンをベースにしてるんですね。単なるコピーではなく、特に前半部分の繊細で柔らかいオーケストレーションは素晴らしいと思います。それともう1曲、男女コーラスのハーモニーが美しいジョニー・マン・シンガーズのT-17.「 サン・ホセへの道 」もレコメンド。この手のイージー・リスニング系コーラス物にはハイッ一丁上がり的なチープな物が多いのですが、これはそれらとは一線を画す出来。バックの演奏はまぁ平凡ですが、フルートのオブリガートなどキラッと光る部分もあります。

超レア物以外では、シャーリー・バッシーのT-8.「 恋のおもかげ 」、ナンシー・ウィルソンのT-12.「 リーチ・アウト 」などの好カヴァーもレコメンド。ヘナチョコなメロディの超レア曲T-20.「 ザッツ・ザ・ウェイ・アイル・カム・トゥ・ユー 」が聴けるのも嬉しいです。

どうにもサエないジャケットのデザインはまぁアレとして、意外とマニアックなコンピ集だと思います。


【データ】
『 BURT BACHARACH & HAL DAVID the songbook collection
V.A.

CD:2004年5月17日リリース
レーベル:EMI gold / EMI Records (EU)
番号:7243 5 77320 2 4

Concept and compilation by Kelly Gateson
(P) 2004 The copyright in this compilation is owned by EMI Records Ltd.
©️ 2004 EMI Records Ltd.

 

2018年8月19日 (日)

The Rare Bacharach 1/V.A. (2003年)

レアな曲・レアなバージョンを53曲集めたオーストラリア編集のバカラック物コンピ集です。

(画像は全てクリックすると別ウィンドウで大きくなります)
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Disc1
1. I CRY MORE  〜 Alan Dale 〜
  M
2. SITTIN' IN THE TREE HOUSE  〜 Marty Robbins 〜
  M

3. LOVE IN A GOLDFISH BOWL  〜 Tommy Sands 〜
  M

4. FROM ROCKING HORSE TO ROCKING CHAIR  〜 Pail Anka 〜
  M

5. BE TRUE TO YOURSELF  〜 Bobby Vee 〜
  M

6. THAT'S THE WAY I'LL COME TO YOU  〜 Bobby Vee 〜
  M

7. WHO'S BEEN SLEEPING IN MY BED  〜 Linda Scott 〜  F
8. TRY TO SEE IT MY WAY  〜 Peggy March 〜  F
9. FORGIVE ME  〜 Noeleen Batley 〜  F
10. WARM & TENDER  〜 Johnny Mathis 〜
  M
11. YOU'RE FOLLOWING ME  〜 Perry Como 〜
  M
12. ROME WILL NEVER LEAVE YOU  〜 Richard Chamberlain 〜
  M
13. FOREVER YOURS I REMAIN  〜 Bobby Vinton 〜
  M
14. WANTING THINGS  〜 Connie Francis 〜  F
15. THE LOVE OF A BOY  〜 Julie Rogers 〜  F
16. ANONYMOUS PHONE CALL  〜 Frank Ifield 〜  M
17. A GIRL LIKE YOU  〜 Adam Faith 〜  M
18. COUNTRY MUSIC HOLIDAY  〜 Adam Faith 〜  M
19. I WAKE UP CRYING  〜 Cliff Richard 〜  M
20. (IT'S) WONDERFUL TO BE YOUNG  〜 Cliff Richard 〜  M
21. THE ANSWER TO EVERYTHING  〜 Del Shannon 〜  M
22. FOOL KILLER  〜 Gene Pitney 〜  M
23. LITTLE BETTY FALLING STAR  〜 Gene Pitney 〜  M
24. THERE GOES THE FORGOTTEN MAN  〜 Gene McDaniels 〜  M
25. LONG AFTER TONIGHT IS ALL OVER  〜 Jimmy Radcliffe 〜  M
26. IT'S LOVE THAT REALLY COUNTS (IN THE LONG RUN)  〜 The Exciters 〜  F
27. LONG DAY, SHORT NIGHT  〜 The Shirelles 〜  F
28. SINNER'S DEVOTION  〜 Tammi Terrell 〜  F
29. I CRY ALONE  〜 Maxine Brown 〜  F
30. WAITING FOR CHARLIE (TO COME HOME)  〜 Etta James 〜  F

Disc2
1. LOOK IN MY EYES, MARIA  〜 Jay and the Americans 〜  M
2. ARE YOU THERE (WITH ANOTHER GIRL)  〜 The Buckinghams 〜  M
3. ANOTHER TEAR FALLS  〜 The Walker Brothers 〜  M
4. THE BREAKING POINT  〜 Normie Rowe 〜  M
5. THE STORY OF MY LIFE  〜 Herman's Hermits 〜  M
6. I FELL IN LOVE WITH YOUR PICTURE  〜 Freddie & the Dreamers 〜  M
7. AFTER THE FOX  〜 Peter Sellers and The Hollies 〜  M
8. KEEP AWAY FROM OTHER GIRLS  〜 Helen Shapiro 〜  F
9. IF I NEVER GET TO LOVE YOU  〜 Marianne Faithfull 〜  F
10. WINDOWS AND DOORS  〜 Jackie DeShannon 〜  F
11. LONG AGO TOMORROW  〜 B. J. Thomas 〜  M
12. SEND MY PICTURE TO SCRANTON, PA  〜 B. J. Thomas 〜  M
13. SOMETHING BIG  〜 Mark Lindsay 〜  M
14. THREE WHEELS ON MY WAGON  〜 The New Christy Minstrels 〜  M
15. LET ME BE LONELY  〜 The 5th Dimension 〜  FM
16. I'M A BETTER MAN (FOR HAVING LOVED YOU)  〜 Engelbert Humperdinck 〜  M
17. DON'T YOU BELIEVE IT  〜 Andy Williams 〜  M
18. TEN TIMES FOREVER MORE  〜 Johnny Mathis 〜  M
19. THE YOUNG GROW YOUNGER EVERY DAY  〜 Peter Yarrow with Burt Bacharach 〜  M
20. MEXICAN DIVORCE  〜 Dan Johnson 〜  M
21. ALL KINDS OF PEOPLE  〜 Jerry Butler 〜  M
22. A HOUSE IS NOT A HOME  〜 Mavis Staples 〜  F
23. I TOOK MY STRENGTH FROM YOU (I HAD NONE)  〜 Sylvester 〜  M

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間 Disc1 約74分/Disc2 約71分


レアな曲・レアなバージョンを53曲集めたオーストラリア編集のCD2枚組バカラック物コンピ集です。

オーストラリアの再発専門レーベル、Raven Records が2003年にリリース。アルバムのサブ・タイトルは 53 Elusive Songs & Versions, 1956-1978。" elusive " という単語は手持ちの辞書によれば " 理解しにくい、捕えにくい " という意味ですが、ここでは " 手に入れにくい " ということが言いたいんだと思います。

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いつもコンピ集の時に纏めるこのリスト、今回は調べるのにちょっと時間がかかりました。

53曲中、有名曲( = カヴァー定番曲)と言えるのはDisc2-22.「 ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」のみ。あと、Disc2-2.「 アー・ユー・ゼア 」とDisc2-5.「 ストーリー・オブ・マイ・ライフ 」がそこそこ知られてる曲でしょうか。残り50曲はマニアックな曲目ばかりですからねー。

Disc1は50年代〜60年代半ばまで、Diac2は60年代中心に70年代まで。インスト曲は皆無だし、重複する曲目もありません。その上、オリジナル・バージョンが29曲も入ってます。さらに加えて、他のバカラック物コンピ集では見かけず本コンピ集にしか入ってないバージョンがオリジナル/カヴァー合わせて17曲もあり、17/53 ≒ 0.32 という高打率を誇ります。編者のこだわりはスゴい!

リスト作成に精力を使い果たしてしまいました。個々のバージョンについての特記事項はリストの脚注をご覧ください。以降、個人的なレコメンドや気になった曲を箇条書きで紹介することとします。簡単ですがご勘弁を

🔸ペギー・マーチのDisc1-8.「 恋のアドヴァイス 」:『 ON THE FLIP SIDE 』でジョニー・ソマーズが歌ったのがオリジナル。張りがありちょっと甘えた感じのジョニー・ソマーズに対し、7つ年下のペギー・マーチの方が大人っぽいのが興味深い
🔸コニー・フランシスのDisc1-14.「 欠けているもの(ウォンティング・シングス) 」:レコメンド。どのカヴァーも素晴らしいバカラック集『 Connie Francis sings Bacharach and David 』より
🔸フィフス・ディメンションのDisc2-15.「 レット・ミー・ビー・ロンリー 」:彼ららしいハーモニーが素晴らしいカヴァー
🔸ジョニー・マティスのDisc2-18.「 テン・タイムス・フォーエヴァー・モア 」:1971年の曲なのに、10年前の曲じゃないかと思えるような古風な3拍子の曲
🔸ジェリー・バトラーのDisc2-21.「 オール・カインズ・オブ・ピープル 」:ゴスペルタッチのゆったりしたアレンジにジェリー・バトラーの渋い歌声。心に沁みるカヴァー
🔸メイヴィス・ステイプルズのDisc2-22.「 ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」:女性R&B/ゴスペル歌手によるこれまた渋い味わいのあるカヴァー
🔸シルヴェスターのDisc2-23.「 アイ・トゥック・マイ・ストレングス・フロム・ユー 」:男性R&B/ソウル歌手による7分近い大作。ファルセットの歌声とストリングスやフルートを多用したアレンジ。ステファニー・ミルズのオリジナル(『 FOR THE FIRST TIME 』収録)よりも個人的には好み
🔸オーストラリアのアーティスト(Disc1-9.のノエリーン・バットレイ、Disc2-4.のノルミー・ロウ、Disc2-20.のダン・ジョンソン)が入ってるのはオーストラリア編集ならでは。オーストラリアでもバカラックは人気だったんだなと。

アルバム・タイトルに " 1 " がついてるのでいずれ続編が出るものと思っていたのですが、残念ながら Raven Records はクローズしてしまった様子(Discogsによれば " Ceased operations in April 2017. ")。" 1 " のマニアックぶりに期待していたんですけどねー。


【データ】
『 The Rare Bacharach 1 53 Elusive Songs & Versions, 1956-1978
V.A.

CD:2003年7月21日リリース
レーベル:Raven Records (Australia)
番号:RVCD-150

This compilation (P)&©️ 2003, Raven Records Australia All Rights Reserved.
Album conceived and compiled by Glenn A. Baker.
Issued by arrangement with EMI Music Australia, Sony Music Australia, Universal Music Australia, BMG Music Australia, Festival Mushroom Group, Nestshare Ltd. and Dan Johnson.

 

2018年8月 5日 (日)

MO'PLEN BACHARACH/V.A. (2003年)

イタリア編集のイタリアらしいバカラック物コンピ集です。

(画像はクリックすると別ウィンドウで大きくなります)
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1. Overture da Promesse Promesse (Promises, Promises)  〜 Brunno Canfora 〜

2. I Primi Minuti (I SAY A LITTLE PRAYER)  〜 Marita 〜
  F
3. Gocce Di Pioggia Su di me (RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD)  〜 Renato e i Profeti 〜  M
4. THE PARTY  〜 The Smart Set 〜

5. Non Mi Pentiro (WALK ON BY)  〜 Jenny Luna 〜  F

6. Sola New Sole (I WAKE UP CRYING)  〜 Jenny Luna 〜  F

7. THE LOOK OF LOVE  〜 Santi Latora 〜

8. Quando Tu Vorrai (WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE)  〜 Rita Monico 〜
  F
9. Non Mi Innamoro Piu (I’LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN)  〜 Johnny Dorelli & Catherine Spaak 〜  FM

10. Un Ragazzo Che Ti Ama (THIS GUY’S IN LOVE WITH YOU)  〜 Tony Renis 〜  M

11. Quelli Che Hanno Un Cuore (ANYONE WHO HAD A HEART)  〜 Petula Clark 〜  F

12. Non Dirmi Ninety (DON'T MAKE ME OVER)  〜 Ornella Vanoni 〜  F

13. II Mondo New Tuoi Occhi ((THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME)  〜 Gianni Morandi 〜  M

14. L’ora Dell’addio (KNOWING WHEN TO LEAVE)  〜 Catherine Spaak 〜
  F
15. Non L’ascoltar (DON'T TALK TO HIM)  〜 Gianni Jalenti 〜  M

16. MAGIC MOMENTS  〜 Carla Boni & Gino Latilla 〜  FM

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約45分


イタリアの La DOUCE レーベルが2003年にリリースしたイタリア編集のバカラック物コンピ集です。ジャケットのアートワークもなんとなくその時代のラテンの香りがします(嗅いだことないけど)。

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CDケースに小さな文字で書かれたライナーノーツはイタリア語ではなく英語。翻訳ソフトと怪しげな?英語力を駆使して翻訳&要約してみました。バカラックの一般的な説明等は省いてます。

─ バカラックはその紛れもないスタイルで世界中のミュージシャンを魅了し、私たちイタリア人のロマンチックで叙情的な感受性をも魅了しました。バカラック・ベストと言ってもいい16個の宝石を集めたこのコンピ集がその証拠です。素晴らしい Bruno Canfora オーケストラによる『 プロミセス・プロミセス 』の「 序曲 」から Carla Boni と Gino Lattila によるコメディタッチの「 マジック・モーメンツ 」まで、本物のイタリアン・テイストで捉え直したものと言えるでしょう。トラック・リストには、Ennio Morricone と Cantori Moderni di Alessandroni のサポートで「 愛の思い出 」を歌ったGianni Morandi のような有名な名前がある一方、Augusto Martelli アレンジの「 小さな願い 」を歌った Marita のような無名のアーティストもあります。 ─

─ Jenny Luna は中古レコード屋ではよく見る名前で、60年代は非常に人気がありました。「 ウォーク・オン・バイ 」と「 アイ・ウェイク・アップ・クライング 」でクリアで甘美な歌声を聴かせてくれます。インスト曲のトラックのうち、このコンピ集で唯一最近のレコーディングである The Smart Set の「 The Party 」 は、ヴィンテージなサウンドで、バカラックとしては珍しくファンキーな元曲に近い出来です。 ─

─ 編者である Robert Passera と Sir Taylor の2人は、イタリア語で歌われた50年代末から70年代初めにかけてのバカラック作品から数々の素晴らしいカバーを発見しました。Mo’plen の味わいを尊重して魅力的なイタリア語の最も稀で魅力的なレコーディングがコンパイルされているこのコンピ集、世界中のオーディエンスにもお勧めします。 ─
 Lady Vanilla レディ・ヴァニラ(ライター、ジャーナリスト)

なるほど、イタリアでもバカラックの音楽は人気だったのか。でもね、話の骨を折ってレディ・ヴァニラさんには申し訳ないのですが、T-4.「 THE PARTY 」とT-15.「 Non L’ascoltar (DON'T TALK TO HIM) 」はバカラック作品じゃありません。冒頭 “ イタリアらしい ” と書いたワケはこれでして、イタリア人はテキトーだな…と(笑)

間違ってコンパイルされてしまった理由を私なりに推理してみました。以下曲目リストの注釈※2※3をご覧ください。
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英国シンガーのぺトゥラ・クラーク(イタリア語で歌っていますが)を除けばイタリア人アーティストばかり。カトリーヌ・スパークはフランス人ですが幼少期からイタリアでずっと活躍した方なんでイタリア人アーティストみたいなものでしょう。

T-1.「 序曲 」、T-9.「 恋よさようなら 」、T-14.「 去りし時を知って 」の3曲はミュージカル『 プロミセス・プロミセス 』のイタリア・キャストによる1970年のアルバム『 PROMESSE... PROMESSE... 』収録のもの。出来も良く、本コンピ集で一番のレコメンドです。他のどのバカラック物コンピ集にも入ってませんからネ。

あと、イントロのメロディがディオンヌ版とは少し違うT-2. 「 小さな願い 」とキラキラしたピアノのオブリガートが独特なT-3. 「 雨にぬれても 」を除けば、どいつもこいつもアレンジは有名バージョンのほぼコピー。そういう面での面白みは殆どありません。そこがちょっと物足りないところでしょうか。” 世界中のオーディエンスにオススメ ” とは言えないんじゃないかなぁ……。

とはいえ、” バカラックの曲はイタリア語で歌っても全く違和感がない ” ことが分かるコンピ集ではあります。


【データ】
『 MO'PLEN BACHARACH 』
V.A.

CD:2003年6月23日リリース
レーベル:La DOUCE (IT)
番号:DOUCE 511044-2

Selected by Robert Passera and Sir Taylor (the ODOCOUPLE)
Liner notes by Lady Vanilla
La DOUCE is a member label of IRMA Records group.
©️&(P) 2003 IRMA Records.

 

2018年7月22日 (日)

Bacharach At The Movies/V.A. (2002年)

映画に使われたものばかりをコンパイルした日本編集のバカラック物コンピ集です。

(画像は全てクリックすると別ウィンドウで大きくなります)
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1. OPEN YOUR HEART  〜 Vanessa Williams 〜  F

2. I’LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  〜 Burt Bacharach 〜

3. I SAY A LITTLE PRAYER  〜 Burt Bacharach 〜

4. THE WINDOWS OF THE WORLD  〜 Burt Bacharach 〜

5. LOVE IS MY DECISION  〜 Chris DeBurgh 〜  M

6. LIVING TOGETHER, GROWING TOGETHER  〜 Burt Bacharach 〜  FM

7. LOST HORIZON  〜 Shawn Phillips 〜  M

8. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  〜 Burt Bacharach 〜

9. SOMETHING BIG  〜 Burt Bacharach 〜  M

10. ON A BICYCLE BUILT FOR JOY  〜 B. J. Thomas 〜  M

11. THE APRIL FOOLS  〜 Burt Bacharach 〜

12. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  〜 Burt Bacharach 〜

13. PROMISES, PROMISES  〜 Burt Bacharach 〜

14. THE LOOK OF LOVE  〜 Dusty Springfield 〜  F

15. ALFIE  〜 Burt Bacharach 〜

16. PROMISE HER ANYTHING  〜 Tom Jones 〜  M

17. WHAT'S NEW PUSSYCAT?  〜 Tom Jones 〜  M

18. ROME WILL NEVER LEAVE YOU  〜 Richard Chamberlain 〜  M

19. WHO'S BEEN SLEEPING IN MY BED  〜 Linda Scott 〜  F

20. WIVES AND LOVERS  〜 Jack Jones 〜  M

21. FOREVER MY LOVE  〜 Jane Morgan 〜  F

22. I CRY MORE  〜 Alan Dale 〜  M

23. THESE DESPERATE HOURS  〜 Mel Tormé 〜  M

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約69分


映画に使われたものばかりをコンパイルした日本編集のバカラック物コンピ集です。

Fullsizeoutput_284日本でのバカラック研究第一人者、坂口修さんがユニバーサルの音源から選曲した本作。当の坂口さんはライナーノーツでこのように紹介しておられます。

─ バカラックが手掛けた、1955年のデビュー作から最新の2000年まで、半世紀近くにも及ぶスクリーン・ミュージックのオリジナル・サウンドトラック音源と、彼が指揮するオーケストラによる映画主題歌のセルフ・カヴァーをユニバーサル・ミュージックの豊富なカタログから集めてみた。しかし、映画音楽だけの作品集だからと言って何ら特別な事は無く、殆どがスタンダードになったヒット・チューンばかり。つまり、この1枚でバカラックのバラード・ソングの集大成アルバムとして楽しめる内容と相成っている。 ─

集大成ときましたか! 米国であればジャケットにどどーんとバカラックの写真が使われてもおかしくないところ、控えめというか意味不明というかこういうシュールなジャケットはいかにも日本らしいっす(笑)。

収録されている23曲について、邦題・アーティスト名・シングル・映像作品&どう使われたか…を整理しました。

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備考欄が薄いグレーの網かけ9曲(殆どがバカラックのセルフ・カヴァー)は、本CD収録バージョンが当該映像作品に使われていない(或いは関連性がない)ことを示しています。複数の映像作品に使われている曲もありますが、映像作品欄はライナーで紹介された代表作品を記載するに留めました、あしからず。

曲順は映像作品の時代を2000年〜1955年まで遡った形になっています。マニアックな曲が入ってるのは坂口さんの編集ならでは。T-21. 「 フォーエヴァー・マイ・ラヴ 」、T-23. 「 ジーズ・デスパレイト・アワーズ 」 の2曲は本作で初めてCD化された音源ですし、T-5. 「 ラヴ・イズ・マイ・ディシジョン 」、T-7. 「 失われた地平線 」、T-18. 「 想い出のローマ 」、T-19. 「 ベッドで泣いて 」、T-22. 「 アイ・クライ・モア 」 あたりも2002年当時はまだレアだったと思います。殆どがスタンダードになったヒット・チューンばかり…というのは些か誇張した表現だと思いますが、1999年に同様コンセプトでリリースされたバカラック物コンピ集 『 The Reel Burt Bacharach 』との重複も5曲と少なく、マニアも手を出しやすいコンピ集でしょう。

坂口さんのペンによる各曲の解説は、関連する映画の紹介/チャートアクション/曲にまつわるエピソードなどが盛り沢山。丁寧且つマニアックな内容でとっても勉強になります。しかも、ライナーには Burt Bacharach Original Soundtrack Archives と称するリストが掲載されていて、映画・TVシリーズ・ミュージカルなど54もの作品名がズラリ。知らない作品も多く、これまた貴重な情報!

バカラックのセルフ・カヴァーが多い点がちょいと引っかかりますが、それを補って余りある充実したライナーノーツが魅力の本コンピ集、オススメです。


【データ】
『 Bacharach At The Movies 』(バカラック・アット・ザ・ムーヴィーズ)
V.A.

CD:2002年9月25日リリース
レーベル:Universal Internatonal (JP)
番号:UICY-4084

Tracks selected and liner notes written by Osamu Sakaguchi(坂口 修)
This Compilation (P) & ©️ 2002 Universal International, A UNIVERSAL MUSIC COPANY.

 

2018年7月 1日 (日)

MOTOWN salutes BACHARACH/V.A. (2002年)

2002年にリリースされたモータウンのバカラック物コンピ集です。

(画像は全てクリックすると別ウィンドウで大きくなります。)
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1. THE LOOK OF LOVE  〜 Gladys Knight & The Pips 〜  F
2. I SAY A LITTLE PRAYER  〜 Martha Reeves & The Vandellas 〜  F
3. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU  〜 Jimmy Ruffin 〜  M
4. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF  〜 Smokey Robinson & The Miracles 〜  M
5. MESSAGE TO MICHAEL  〜 The Marvelettes 〜  F
6. ANY DAY NOW  〜 Eddie Kendricks 〜  M
7. ALFIE  〜 Stevie Wonder 〜
8. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  〜 The Four Tops 〜  M
9. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  〜 Tom Clay 〜
10. LET THE MUSIC PLAY  〜 Diana Ross & The Supremes 〜  F
11. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME  〜 Martha Reeves & The Vandellas 〜  F
12. ONE LESS BELL TO ANSWER  〜 Gladys Knight & The Pips 〜  F
13. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  〜 The Supremes & The Temptations 〜  F
14. ANYONE WHO HAD A HEART  〜 Martha Reeves & The Vandellas 〜  F
15. A HOUSE IS NOT A HOME  〜 Stevie Wonder 〜
16. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  〜 Diana Ross 〜  F
17. WALK ON BY  〜 Smokey Robinson & The Miracles 〜  M
18. THIS EMPTY PLACE  〜 Stephanie Mills 〜  F

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F(Female-女性)、または M(Male-男性)と表記

収録時間約63分


2002年にリリースされたモータウンのバカラック物コンピ集です(英国編集)。

モータウンの各レーベル( Motown, Talma, Gordy, Soul, Mo-west )の音源から60年代後半〜70年代半ばまでのバカラック作品をコンパイルしたものです。

─  モータウンのボス…ベリー・ゴーディの夢は、自身の黒人レーベルがメインストリームの白人マーケットにクロスオーバーすることであった。彼は在任中、レーベルのアーティストたちに様々なプロジェクトをレコーディングさせていた。実際、多くのスターが決して日の目を見ることがないようなアルバムを録音している。『 The Supremes Sing Disney 』をはじめ、『 The Four Tops On Broadway 』、『 The Supremes Rogers and Hart 』、ダイアナ・ロス&スプリームの『 Funny Girl 』といったアルバムがリリースされたが、残念ながら大きなヒットには至っていない。他のアーティストは、通常のアルバム用にスタンダードや流行のポップソング・カバーを入れるよう奨励されていた。60年代、70年代、80年代のアルバムを眺めてみると多くのビッグネームが自分たちのスタイルでバート・バカラック&ハル・デイヴィッドの曲を取り上げているが、それは決して驚くことではないのだ。 ─  (Paul Nixon、ライナーノーツより私の超意訳で)

本作に収録されている18曲は以下表の通り。
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有名曲・ヒット曲のカヴァーばかりで、マイナー曲はT-10. 「 レット・ザ・ミュージック・プレイ 」 と T-18. 「 ジス・エンプティ・プレイス 」 くらいでしょうか。アーティストもスティーヴィー・ワンダー、ダイアナ・ロス&スプリームス、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ、フォー・トップスなどのビッグ・ネームに、グラディス・ナイト&ザ・ピップス、マーサ・リーヴス&ザ・ヴァンデラスといった実力派がずらり…、なんとも壮観です。ライナーを書いたPaul Nixonさんの仰る通りです。

聴いてみると、元曲コピーに近いアレンジ+ソウル感をそれほど前面に押し出さないヴォーカル…というレシピで仕上げた曲が多い印象。ソウル・フィーリング満載なアトランティックのバカラック物コンピ集(例えば 『 アトランティック・バカラック・コレクション 』)と比べると、同じソウル系レーベルでも性格の違いが見えて面白いです。

とはいえ、レコメンドは結構あります。とにかく渋いグラディス・ナイト&ザ・ピップスのT-1. 「 恋のおもかげ 」 と T-12. 「 悲しみは鐘の音とともに 」。イントロ冒頭とエンディングでストリングスが奏でる演歌調のメロディがなんだか可笑しいエディー・ケンドリックスの T-6. 「 エニィ・デイ・ナウ 」。ヴォーカルは封印してハーモニカでメロディを吹くスティーヴィー・ワンダー(正確にはエイヴェッツ・レッドナウ名義)のT-7. 「 アルフィー 」 とT-15. 「 ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」。演奏だけでなく語りや効果音を重ねてこの曲のメッセージ性を昇華させたたトム・クレイのT-9. 「 世界は愛を求めている 」。アレンジが凝ってて転調後は演奏&ヴォーカル共にソウル色が一段と濃くなるマーサ・リーヴス&ザ・ヴァンデラスのT-14. 「 恋するハート 」。途中で金管・ピアノと女性コーラスが盛り上がりを見せ、ダイアナ・ロも結構シャウトやフェイクを繰り出すT-16. 「 遥かなる影 」、バカラック&デイヴィッドによるプロデュースでヴォーカルがパワフルなステファニー・ミルズのT-18. 「 ジス・エンプティ・プレイス 」

 

リンクは拙ブログの収録元アルバム紹介ページに飛びます。興味あればそちらもご覧ください。

尚、T-3,6,7,9,11,13,16,18. は(私が所有している)他のバカラック物コンピ集には取り上げられていないレアな音源。そういった意味では貴重なコンピ集だと思います。

ここからはオマケとして、MP3しか所有していないバカラック・カヴァーをご紹介。
R10116491293942954jpeg本コンピ集に収められているダイアナ・ロスのT-16. 「 遥かなる影 」 は、1971年4月18日のTVショウのサントラ盤 『 Diana! 』 に収録されているライヴ版です。が、ダイアナはそれより前、1970年にリリースしたソロ名義2枚目のスタジオ録音アルバム 『 Everything Is Everything 』(画像)でこの曲をカヴァーしていました。このスタジオ録音版とライヴ版と聴き比べたところ、ライヴ版のバックは女性コーラスも含めてスタジオ録音版のカラオケだったことが判明。TVショウにはよくあることですが、それでも口パクじゃないだけエライ! …ということにしておきましょう


【データ】
『 MOTOWN salutes BACHARACH 』
V.A.

CD:2002年6月17日リリース
レーベル:Universal Music Operations (UK)
番号:016 862-2

This Compilation:(P)©️ 2002 Universal Music Operations Ltd.
Sleeve designed @Bold, London
The copyright in these sound recordings is owned by Motown Records a Division of UMG Recordings and is licensed to Universal Music Operations Ltd.
Marketed and distributed in the UK by Universal Music Operations Ltd.

 

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